2011年度 環境活動レポート (2011年5月~2012年4月) 2012年 5月 10日 有限会社 コイケ精工 1.環境方針 環 境 方 針 有限会社コイケ精工は、プリント配線基板の製造事業のあらゆる面で 地球環境の改善及び保全活動が、人類共通の重大な責務であることを認識し 環境に配慮した事業活動を展開し、社会から信頼される企業活動を行います。 1. 事業活動及び当社の製品が与える環境負荷と、保全活動の成果を適確に 把握し、事業活動にふさわしい環境活動を実施します。 ① 消費エネルギーと資源の削減 ② 投入資源の削減 ③ 廃棄物の減量と再利用に心がけ、分別管理の徹底 ④ 使用化学薬品の安全管理と使用禁止物質の管理の徹底 2.環境目標を設定し、適切性維持のため毎年見直しを行い、環境経営 システムを継続的に改善すると共に、積極的に環境への取組みを行い 継続的な環境負荷の削減に努めます。 3.環境に関する法令や条例、その他の規制要求事項を遵守します。 4.全従業員が環境方針を理解し、自らの役割を十分に認識し、本方針に 沿った活動が行われるよう環境教育を進めます。 5.地域に貢献する企業として、地域の環境保全活動に積極的に参加する。 平成22年8月10日改定 有限会社コイケ精工 代表取締役社長 1 2.組織の概要 ① 事業所名 有限会社 コイケ精工 ② 代表者名 代表取締役社長 小池 茂治 ③設 立 1978年(昭和61年) 5月 1日 ④ 所在地 〒399-4601 長野県上伊那郡箕輪町中箕輪11372-1 TEL.0265-79-8566㈹ FAX.0265-79-0771 ⑤ 環境管理 責任者 社長兼務 TEL.0265-79-8566㈹ FAX.0265-79-0771 E-mail : [email protected] ⑥ 事業内容 プリント基板エッチング以降のフォトレジスト(写真法)工程 ・スプレー工法(板厚0.06mmより対応) ①液状レジスト ・スクリーン工法(穴埋め仕様対応) ②シルク印刷(シルク穴埋め・シルクダム対応) ⑦ 事業規模 従業員数 20名 事業所延べ面積 1,450m 2 主要設備 ・エアレススプレー塗布機(自社開発) 2台 ・全自動たて型静電塗布機(3ガン式) 1ライン ・半自動印刷機 6台 ・研磨機 2台 ・ジェットスクラブ 1ライン ・現像機(4Mチャンバー) 1台 ・露光機(オーク680GW) 2台 ・自動露光機 3ライン ・フイルムオーバーコート機 1台 ・フイルム検査機 1台 ・側長機 1台 ・セミキュア乾燥機 5台 ・ポストキュア乾燥機 5台 ・クリーンルーム(エアーシャワー付) 3室 ・排水設備 1式 2 3.環境活動組織 社 長 ・環境方針・目標の設定 ・環境経営システムの見直し (兼)社長 ・環境保全活動の実施 ・問題点の把握と改善 前処理 スプレー 事務局 管理責任者 製造G ・目標/管理計画の立案 総務G ・環境活動計画の推進 ・データ収集/管理 印刷 露光 現像 4.目標と当期実績(2011年5月~2012年4月) (注): ①温室効果ガス排出量算出に当り、購入電力の排出係数を本年度より0.470(旧0.378)を適用。 ②下表の/kB:プリント基板の生産量千ボード当りを示す。 2011年度目標 2011年度実績 過去3年の平均値 (2006~2008) 2011/5~2012/4 2011/5~2012/4 総量 /kB 総量 /kB 総量 /kB 727,015.1 1312.3 669,498 1748.0 温室効果ガス 765,279.0 1,381.4 (Kg-CO2) -5% -13% 27% 1,470,422 2,654.2 1,166,606 3,046.0 電力 Kwh 1,547,813 2,793.9 -5% -25% 9% 64,741.2 116.9 47,233 123.3 灯油 ℓ 68,148.7 123.01 -5% -31% 0% 1,788.5 3.23 1,504.0 3.93 ガソリン ℓ 1,882.7 3.40 -5% -20% 16% 23,941.6 43.2 19,857.0 51.8 排水量 25,201.7 45.5 m3 -5% -21% 14% 一般廃棄物 t 2.07 0.0042 可燃ゴミ t 2.59 0.0053 不燃ゴミ t 0.43 0.001 その他 資源ごみ t 1.37 0.003 産業廃棄物 /kB ○ × ○ △ ○ △ ○ △ ○ △ 1.96 0.004 -5% 2.46 0.005 -5% 0.41 0.001 -5% 1.30 0.003 -5% 0.57 -72% 0.31 -88% 0.65 51% 0.92 -33% 0.0015 -65% 0.0008 -85% 0.0017 94% 0.0024 -14% ○ ○ ○ ○ × × ○ ○ 13.70 -31% 3.33 -6% 12.80 175% 0.036 -12% 0.009 21% 0.033 254% ○ ○ ○ × × × (’07~’08の平均値) スラッジ t 19.95 0.041 混合廃棄物 t 3.54 0.007 t 4.65 0.009 特別管理 (廃シンナー他) 総量 (’07~’08の平均値) 紙類 (金属・廃プラ) 評 価 18.95 0.039 -5% 3.36 0.007 -5% 4.42 0.009 -5% <評価判定基準> 目標の達成 :○、目標の80%以上の達成 :△、目標の80%未満の達成 :× 3 CO2排出量と排出推移 Kg-CO2 総量 原単位 CO2年度別排出量推移 Kg-CO2 3,000 100,000 800,000 2,500 80,000 2,000 600,000 1,500 400,000 Kg-CO2/KB 1,000,000 60,000 40,000 1,000 200,000 20,000 500 0 0 0 前3年間X 2009 2010 2009年 2010年 2011年 CO2月別排出量推移 5 2011 年 6 7 8 9 10 11 12 1 2 4 月 3 注:CO2排出量算出に、購入電力の排出係数0.470(旧0.378)を2010年より採用。 環境負荷推移 万KWh 消費電力量 金額 消費電力量 200 万円 (ℓ) 3000 80000 2500 70000 灯油消費量 180 160 140 2000 120 60000 1500 100 50000 80 1000 60 40 500 40000 20 0 0 過去3年 X 2009年 2010年 30000 過去3年 X 2011年 2009年 ガソリン使用量 (ℓ) 40 2000 30 2011年 総廃棄物量 (t) 2500 2010年 1500 20 1000 10 500 0 0 過去3年 X m3 2009年 2010年 過去3年 X 2011年 2009年 2010年 CO2排出割合(’09~’11の平均値) 総排水量 30,000 廃棄物 11% ガソリン 0% 灯油 18% 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 電力 71% 0 過去3年 X 2009年 2010年 2011年 2011年 4 電力 灯油 ガソリン 廃棄物 CO2排出量と排出推移 Kg-CO2 総量 原単位 CO2年度別排出量推移 Kg-CO2 3,000 100,000 800,000 2,500 80,000 Kg-CO2/KB 1,000,000 2,000 600,000 1,500 400,000 60,000 40,000 1,000 200,000 20,000 500 0 0 0 前3年間X 2009 5 2011 年 2010 2009年 2010年 2011年 CO2月別排出量推移 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 注:CO2排出量算出に、購入電力の排出係数0.470(旧0.378)を2010年より採用。 環境負荷推移 万KWh 消費電力量 金額 消費電力量 200 (ℓ) 万円 3000 80000 2500 70000 灯油消費量 180 160 140 2000 60000 120 1500 100 50000 80 1000 60 40 40000 500 20 30000 0 0 過去3年 X 2009年 2010年 過去3年 X 2011年 2009年 ガソリン使用量 (ℓ) 40 2000 30 2011年 総廃棄物量 (t) 2500 2010年 1500 20 1000 10 500 0 0 過去3年 X 2009年 2010年 過去3年 X 2011年 m3 総排水量 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 過去3年 X 2009年 2010年 4 2011年 2009年 2010年 2011年 4 月 5.中期環境目標 (注) 過去3年の平均値 (2006~2008) 総量 /kB 温室効果ガス (Kg-CO2) 765,279.0 1,381.4 電力 Kwh 1,547,813 2,793.9 灯油 ℓ 68,148.7 123.01 ガソリン ℓ 1,882.7 3.40 排水量 m3 25,201.7 45.5 一般廃棄物 t 2.07 0.0042 可燃ゴミ t 2.59 0.0053 不燃ゴミ t 0.43 0.001 その他 資 源ごみ t 1.37 0.003 産業廃棄物 2011年度 2011/5~2012/4 総量 /kB 727,015.1 1312.3 -5% 1,470,422 2,654.2 -5% 64,741.2 116.9 -5% 1,788.5 3.23 -5% 23,941.6 43.2 -5% 2.00 0.004 1.98 -3% 2.51 0.005 2.49 -3% 0.42 1.96 0.001 0.005 0.41 2.46 0.003 0.001 1.32 0.005 -5% 0.41 -4% -3% 0.004 -5% -4% -3% 1.33 0.004 -4% 0.001 -5% 0.003 1.30 -4% 0.003 -5% (’07~’08の平均値) スラッジ t 19.95 0.041 混合廃棄物 t 3.54 0.007 t 4.65 0.009 特別管理 (廃シンナー) 2010年度 2010/5~2011/4 総量 /kB 734,667.8 1326.1 -4% 1,485,900 2,682.1 -4% 65,422.7 118.1 -4% 1,807.4 3.26 -4% 24,193.6 43.7 -4% (’07~’08の平均値) 紙類 (金属・廃プラ) 2009年度 2009/5~2010/4 総量 /kB 742,320.6 1339.9 -3% 1,501,379 2,710.1 -3% 66,104.2 119.3 -3% 1,826.2 3.30 -3% 24,445.6 44.1 -3% /kB:プリント基板の生産量千ボード当り 19.35 0.039 19.15 -3% 3.43 0.007 3.40 -3% 4.51 0.039 0.009 0.007 4.46 3.36 0.009 4.42 0.009 -5% 6.主な環境活動 6.1 CO2の削減 ・今年度の目標 : 総量5%削減(第2次中期目標の最終年度) ①電力、灯油の削減に注力する CO2排出割合(’09~’11の平均値) 電力 71% 0.007 -5% -4% 廃棄物 11% ガソリン 0% 灯油 18% 0.039 -5% -4% -3% 5 18.95 -4% 電力 灯油 ガソリン 廃棄物 6.1.1 電 力 ・今年度の目標 : 総量5%削減(第2次中期目標の最終年度) ①セミキュア、ポストキュアの設備は効率よく使用し、不使用時は電源を切る。 (ラックはなるべく満杯で使用し、設備内に入れるときも満杯を心がける) ②夏場のエアコンの温度は下げすぎないように調整する。(21℃⇒24~25℃) 6.1.2 灯油の節約 ・今年度の目標 : 総量5%削減(第2次中期目標の最終年度) ①冬場の温度設定を上げすぎないようにし、節約に努める。(22℃⇒17.5℃) (寒い場合は、ウオームビズに心がける) 6.1.3 ガソリンの節約 ・今年度の目標 : 総量5%削減(第2次中期目標の最終年度) ①日常の計画的運行でムダを省く。(燃費を考えて運行する) 6.2 節水 ・今年度の目標 : 総量5%削減(第2次中期目標の最終年度) ①水は極力少なくし、ムダに使わない。 ②地下水の再利用の推進 6.3 廃棄物の削減、リサイクルの推進 ・今年度の目標 : 総量5%削減(第2次中期目標の最終年度) ①ゴミは極力少なくする。・・・コピー紙は両面を再利用する。 ②ゴミの分別をキチンと行う。 ・廃棄するときには、分別状況を確認し、「廃棄物排出量記録表」に 排出量を測って正しく記録する。 ・分別を徹底し、資源化できるものとできないものを区分し廃棄処理する。 ③汚泥(スラッジ)及び廃シンナーの再利用への取組み。 ・産廃処理業者と脱水汚泥及び廃シンナーの再利用を推進する。 6.4 化学物質の使用量把握管理システムの構築 ・今年度の目標 ①PRTR対象化学物質の使用副資材の抽出と使用量の集計 ②使用化学物質の使用量の集計 ③MSDS及びICPデータの定期的見直しと更新処理 6.5 「グリーン購入」の推進 ・今年度の目標 ①事務用品及び副資材等の環境配慮商品の購入推進 6.6 自社生産・製品の使用禁止化学物質管理の徹底 ・今年度の目標 ①「化学物質管理規定」に基づく定期的管理のフォローアップ 6 7.環境活動計画 承認 2011年度 環境活動計画表 環境改善目標 1 省エネルギー化 ①電力使用量の5%削減 (単位 kwh/月) ②灯油使用量の5%削減 (単位 L/月) 具体的施策 11/5 ①休憩時間等作業を行っていない時に照明を消す。 目標値(kwh) 122,535 ②セミキュア・ポストキュアの設備は効率よくラック及び槽内 実績値 76,678 には満杯使用を心がけ、必要の無いときは電源を切る。 達成度 159.8% ③拡大鏡・実体顕微鏡は、使用時のみ照明を点灯するよう にする。 ④夏場のクーラーの温度を下げすぎないように調整する。 (21℃⇒24~25℃) ③ガソリン使用量の5%削減 (単位 L/月) 2 総排水量の5%削減 (単位 m3/月) 3 廃棄物排出量5%削減 (単位 t/月) ⑤冬場の温度設定を上げ過ぎないよう節約に努める。 (22℃⇒17.5℃) ①アイドリングはしない。 ②燃費を考えて運転する。 ①水は極力少なくし、ムダに使わない。 ・使用していない時は、水道の蛇口をキチンと閉める。 ・水は使用量に応じて蛇口を調整し、多く流さない。 ②排水処理水を、作業使用水に再利用。 ①ゴミは極力少なくする。 ②ゴミの分別をキチンと行なう。 ③産業廃棄物(脱水汚泥等)のリサイクル化の推進。 *リサイクル率 目標 85%以上 4 化学物質管理 ・PRTR対象化学物質の 管理 5 グリーン購入の推進 6 製品の環境配慮 ・自社生産製品の使用 禁止化学物質の管理 (2011年 5月~2012年 4月) ①PRTR対象化学物質の使用量の把握 ②継続購入化学物質のMSDSの定期的確認 ③新規購入化学物質のMSDS入手確認 ①エコ商品のカタログの活用 ②エコ商品への切り替えの推進 ①化学物質発注・購入時の「適用インク/使用化学物質 リスト」照合確認記録(発注ノート)の確認 ②ICPデータの定期的更新確認 6 122,535 99,554 123.1% 7 122,535 113,825 107.7% 8 122,535 134,579 91.1% 実績記入日 :毎月末 目標と日程 9 10 11 122,535 122,535 122,535 112,340 111,415 100,707 109.1% 110.0% 121.7% 12 122,535 88,723 138.1% 12/1 122,535 63,887 191.8% 2 122,535 84,260 145.4% 3 122,535 81,340 150.6% 4 122,535 99,298 123.4% A 5,395 2,041 264.3% A 149 80 186.3% A 1,995 1,401 142.4% A 2.74 0.531 516.0% A 52% A 5,395 1,878 287.3% A 149 203 73.4% C 1,995 1,679 118.8% A 2.74 3.746 73.1% C 89% A 5,395 1,741 309.9% A 149 107 139.3% A 1,995 2,071 96.3% B 2.74 0.742 369.3% A 33% B 5,395 3,183 169.5% A 149 212 70.3% C 1,995 1,918 104.0% A 2.74 3.213 85.3% B 88% A 5,395 3,195 168.9% A 149 56 266.1% A 1,995 2,031 98.2% B 2.74 2.185 125.4% A 82% A 5,395 4,044 133.4% A 149 95 156.8% A 1,995 1,599 124.8% A 2.74 11.054 24.8% C 29% A 5,395 4,260 126.6% A 149 107 139.3% A 1,995 1,461 136.6% A 2.74 2.954 92.8% B 86% A 5,395 5,750 93.8% B 149 147 101.4% A 1,995 1,281 155.7% A 2.74 1.772 154.6% A 83% A 5,395 6,804 79.3% C 149 113 131.9% A 1,995 1,537 129.8% A 2.74 2.491 110.0% A 92% A 5,395 5,003 107.8% A 149 93 160.2% A 1,995 1,395 143.0% A 2.74 0.407 673.2% A 42% A 5,395 4,546 118.7% A 149 149 100.0% A 1,995 1,691 118.0% A 2.74 0.461 594.4% A 19% A 5,395 4,788 112.7% A 149 142 104.9% A 1,995 1,793 111.3% A 2.74 3.754 73.0% C 90% 目標値(%) 実績値 達成度 適合性評価 目標値(%) 実績値 達成度 適合性評価 目標値(回) 実績値 達成度 適合性評価 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A A 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A C 廃棄物大 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A B 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A C 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A B 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A C 廃棄物大 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A B 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A A 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A C 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A A 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A A 100 100 100% A 100 100 100% A 1 1 100% A C 不適合の内容 ガソリン使用量大 灯油使用量大 廃棄物大 修正対策 温室効果ガス発生の70%を占める電力の消費量を、2年続きの猛暑の 最高責任者の評価コメント(6ヶ月ごとに行う) 作成 ゆかり 適合性評価 目標値(ℓ) 実績値 達成度 適合性評価 目標値(ℓ) 実績値 達成度 適合性評価 目標値(m3) 実績値 達成度 適合性評価 目標値(t) 実績値 達成度 適合性評価 リサイクル率 総合評価 環境管理責任者の確認評価(毎月行う) 計画書制定日:2011年 5月 10日 期間も、室温管理及び屋根への放水等により抑えることができた。 第2次中期目標の最終年度の総マトメとして、環境活動の主取組み としての、CO2発生の主要因である電力消費量及び灯油使用量の 環境負荷管理も目標を概ね達成でき、管理がよくできた。 削減が功を奏して、中期計画を大幅にクリヤーできた。 ◇適合性評価: A:良好(目標以上の達成)、B:やや不足(80%以上を達成)、C:不適合(達成度が80%未満) ◇総合適合性評価は、一番達成度の悪い項目の評価を記入する。 注:C判定された場合、直ちに原因を調査し、修正処置を講ずること。Cが2ヶ月以上(単一項目で)連続すれば是正処置を原則とするが、項目によっては年間評価で見直す必要がある。 実行責任者 ゆかり ゆかり ゆかり ゆかり ゆかり ゆかり ゆかり ゆかり 2011年度 環境負荷推移グラフ 電力使用量 灯油使用量 (ℓ) (kwh) 180,000 8,000 160,000 7,000 140,000 6,000 120,000 100,000 5,000 80,000 4,000 60,000 3,000 40,000 2,000 20,000 0 11/5 6 7 8 9 10 11 12 12/1 2 3 1,000 4 11/5 6 7 8 9 10 月 ガソリン使用量 (ℓ) 11 12 12/1 2 3 4 月 総排水量 (m3) 300 3,000 250 2,500 2,000 200 1,500 150 1,000 100 500 50 11/5 6 7 8 9 10 11 12 12/1 2 3 0 4 11/5 6 7 8 9 10 月 11 月 廃棄物排出量 (t) 8.00 7.00 6.00 5.00 4.00 3.00 2.00 1.00 0.00 11/5 6 7 8 9 10 11 月 7-2 12 12/1 2 3 4 12 12/1 2 3 4 8.環境活動の取組み結果とその評価 1)本年は、第2期環境取組みの中期目標(2009~2011)の最終年に当たり、環境負荷の二酸化炭素 排出量、及び総排水量の削減目標は、本年度の削減目標を総量削減で大幅にクリアーできた。 しかし、原単位評価では生産量が過去3年間(2006~2008)平均の65%前後という環境下で、目標を クリアーできなかった。 2)廃棄物排出量の削減は、本年度目標をクリアーできなかったが、特別管理産廃(廃酸・廃アルカリ等) 以外の廃棄物の排出量は目標をクリアーできた。 3)第2期環境活動の中では、エコアクション21ガイドライン2009年版での環境目標への追加必須項目 として①「化学物質使用量の削減」、②「グリーン購入」、③「自ら生産・提供する製品に関する環境 配慮」の3項目を環境目標に追加して、それぞれの課題取組みが定着できたことは評価できる。 ①項の化学物質使用量の削減に関しては、生産段階で使用しているPRTR制度対象物質の把握と 使用量の把握を毎月確認できる仕組みが構築できた。②項のグリーン購入は従来からの取組みの 継続中である。③項の生産・製品に関する環境配慮に関しては、自社生産・製品の使用禁止化学 物質の管理の徹底を図るため、「化学物質管理規定」を策定し運用管理の徹底を図っている。 管理項目 目標 実績 削減率 評価 結果 コメント 温室効果ガス(Kg-CO2)の5%削減 727,015 669,498 -13% ○ CO2発生の主要因である電力及 び灯油の使用量削減により目標 を大幅にクリアーできた。 当社の空調システムは、基本的 に暖房は灯油、冷房は電力であ り、製品品質の影響を加味しなが ら、冬場の室温を22℃⇒17.5℃に 変更し、灯油使用量の削減を図 り、更に夏場の室温は24~25℃ に設定変更し、電力使用量の削 減を図った。 購入電力の5%削減 1,470,422 1,166,606 生産に対する当期使用量(Kwh) -25% ○ 灯油使用量の5%削減 生産に対する当期使用量(ℓ) 64,741 47,233 -31% ○ ガソリン使用量の5%削減 生産に対する当期使用量(ℓ) 1,789 1,504 -20% ○ 良好 上水・地下水使用量の5%削減 生産に対する当期使用量(㎥) 23,942 18,969 -21% ○ 排水設備で原液希釈のため地下 水を使用しているが、ジェットスクラブ からの排水を再利用するよう改善 を図ったが、それ以上に生産量の 回復遅れ(基準年の65%)による 生産設備の稼動状況の影響が大 である。 産業廃棄物排出量の5%削減 当期当りの排出量(t) 32.9 33.3 39% × 排水設備の洗浄による廃アルカリが 発生し、産廃量が大となった。 月一度の工場周辺のゴミ拾い 及び環境整備 月1回 月1回 達成率 100% ○ 良好 8 9.環境関連法規への違反、訴訟等の有無 当社が遵守する環境関連法規の遵守状況をチェックしたところ、現在及び過去3年間問題ないことを 確認しました。また、関係機関からの指摘や周辺住民からの苦情等はなく、訴訟もありませんでした。 H23年 環境関連法規等遵守記録 区分 水 質 廃棄物 化学物質 名 称 要求事項 遵守評価 酸により表面処理施設保有の特定施設の届出 ○ 外部機関による水質測定と記録の保管(3年間)及び 構造等に関する基準遵守義務 ○ 水質汚濁防止法の排水基準に準拠 ○ 廃棄物置場の保管基準の順守 ○ 産業廃棄物の委託契約の締結 ○ 産業廃棄物マニフェストを収集運搬/処分委託の都度 交付し回収する ○ 産業廃棄物の委託業者の認定書の保管 ○ 産業廃棄物管理票交付等状況報告の提出 (毎年6月30日まで) ○ 労働安全衛生法 有機溶剤の取扱所での掲示 ○ (有機溶剤中毒予防規則) 有機溶剤を取扱う作業者への教育 ○ 有機溶剤作業責任者の選任 ○ 容器への表示 ○ 保管施設の表示 ○ 水質汚濁防止法 廃棄物処理法 毒物及び劇物取締法(硫酸など) 特定化学物質の排出量の把握 ・化学物質の環境への排出量・移動量の届出 及び管理の改善促進(PRTR法) ・化学物質の管理と排出や管理の状況等の理解増進 ○ RoHS指令/ELV指令 EUにおいて電子電気機器や自動車使用部品等に 重金属や臭素系難燃剤の使用を規制 ○ 危険物(シンナー等) 危険物貯蔵所、取扱所設置の届出 ○ コンプレッサー4台保有の特定施設の届出 ○ 騒音の測定 ○ 振動規制法 振動規制値の遵守 ○ 県条例 長野県地球温暖化対策条例 温室効果ガスの排出の抑制等のための措置を 自主的かつ積極的に講ずること ○ 県条例 長野県廃棄物条例第16号 廃棄物の適正な処理の確保に関する条例 ○ 消防法 騒音規制法 騒音・振動 9 10.経営者の評価と見直し 第2次(2009~2011年)中期環境活動計画の最終年度に当り、温室効果ガス(CO2) 排出量(省エネルギー)、廃棄物排出量及び総排水量等の最終年度目標を総量削減 では大幅にクリアーできた。 しかし、本業である生産活動での評価(/KB)では計画未達におわった。これはまだ 経済環境の回復が遅れ、当初計画した生産活動が約65%程度で推移したことが大きな 要因と思われる。 今後の経済動向を注視し、将来的削減計画に基づく目標値設定を 再構築する必要がある。 特に当社のCO2排出量は、電力(70%)と灯油(20%)の使用によるものが大部分を 占めているので、電力と灯油の使用量削減の長期的取り組みに注力していきたい。 更に、昨年度よりエコアクション21ガイドライン2009年版による新たな要求事項を反映 した環境目標及び環境経営システムの見直し等を実施し、更なる環境改善活動に取組 む体制を維持・構築していきたい。 10
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