News Release 2011 年7月5日 株式会社CSK セブン銀行、海外送金モニタリング対応として CSKの総合口座取引モニタリングシステム「BankSavior®」を採用 ~ アンチマネーロンダリング対応を強化 ~ 株式会社CSK(本社:東京都港区、代表取締役社長:中西 毅、以下CSK)は、株式会社セ ブン銀行(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二子石 謙輔、以下セブン銀行)が、同行の インターネット・モバイルバンキングおよび ATM での海外送金サービスを開始するにあたり、C SKの総合口座取引モニタリングシステム「BankSavior®」が採用されたことをお知らせします。 1.背景 近年における振り込め詐欺や犯罪者によるマネーロンダリング(資金洗浄)などの不正取引被 害の問題を受け、セブン銀行では2008年7月より、CSKが提供する総合口座取引モニタリング システム「BankSavior®」を利用し、国内における不正口座取引のモニタリングを行っています。 2008年のFATF※1の対日相互審査結果を受けて、アンチマネーロンダリング(AML)対応強化が 各金融機関における課題となっている中、セブン銀行では2011年3月の海外送金サービス開始、 また2011年7月19日のATMによる海外送金サービス開始に伴って、導入済み「BankSavior®」に、 海外送金モニタリング機能の追加、モニタリング範囲の拡張を実施することが決定されました。 2.概要 「BankSavior®」は、CSKが10年来開発を続けてきたルールマッチング機能をコア技術とした、 純国産のトランザクション(取引)モニタリングシステムです。ATM 入出金、ネット取引などをリアル タイムに取り込み、口座名義人の取引動向をプロファイル情報として分析・数値化します。分析した プロファイル情報、および取引情報・口座などの属性情報を検知条件として、モニタリング業務部門で 柔軟に検知ルールを設定することができます。また、設定したルールはシミュレーション機能により 精度を確認することができます。これらの機能により、日々多様化する不正手口に対して、常に適切 なモニタリング対策を提供いたします。 このたびセブン銀行に追加提供した海外送金モニタリング機能は、国内における口座取引だけ でなく、海外送金もモニタリングの対象に広げた検知ルールの設定が可能な「BankSavior®」のオ プション機能です。金融機関における AML 対応強化策として有効にご利用いただけます。 セブン銀行では、2011年3月のインターネット・モバイルバンキングでの海外送金サービス開 始から、このモニタリング機能を利用しておりますが、2011年7月19日からは、ATMでの海外送金 サービスにも利用を開始します。 《「BankSavior®」の特長》 (1)柔軟な検知ルールの設定機能による高度なモニタリング ・300 以上にもおよぶルール項目の設定が可能 ・マネーロンダリングや振り込め詐欺、偽造利用などの不正取引に対応した実績の ある初期設定条件を多数用意 ・検知ルールの設定はプログラム開発をせずに、Web 画面から検知担当者が容易に かつ自由に設定可能 ・新たに設定したルールは、シミュレーション機能を利用して、ルール適用前に検 証することが可能 ・設定した検知ルールを即時適用することでタイムリーなモニタリングを実現 1 (2)リアルタイム処理をサポートするさまざまな接続形態 ・不正取引が行われたその瞬間に検知するリアルタイム・モニタリング ・リアルタイム(即時)処理以外にもディレード(蓄積)処理、バッチ(一括)処 理など、用途に応じた接続をサポート (3)ケース管理、金融当局向け届出など、豊富な機能を搭載 ・日本仕様に合わせた調査フロー管理機能 ・JAFIC※2ツールに連動し、金融当局向けに疑わしい取引の届出を支援する機能 ・検知ルール作成時に、精度・業務負荷検証をサポートするシミュレーション機能 ・不正検知後の業務をサポートするナビゲーション機能 《「BankSavior®」利用イメージ図》 以上 ※1:FATF(Financial Action Task Force:金融活動作業部会) マネーロンダリング対策における国際協調を推進するために、1989 年に設立された政府間会合。 ※2:JAFIC(Japan Financial Intelligence Center) 警察庁刑事局組織犯罪対策部に置かれた犯罪収益移転防止管理官。 ※記載された内容は発表日現在の情報です。また、文中に記載された会社名および製品名などは該当する各社の 登録商標または商標です。 ■本サービスに関するお問い合わせ先 株式会社CSK 金融営業本部 金融システム第一営業部 第一営業課 横山 TEL:03-6438-3376 / FAX:03-6438-3204 ■報道関係お問い合わせ先 株式会社CSK 広報・IR部 広報課 神谷 Tel:03-6438-3050 / Fax:03-6438-3054 Email:[email protected] 2
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