シールドエアー企業行動指針 ールドエアー企業行動指針 - Sealed Air

シールドエアー企業行動指針
シールドエアーはこれまで道義観念の強い企業としての定評をいただいてまいりました。 この
伝統は将来に向けても大切にしなければなりません。
この評価を維持するためには、当社および世界中の子会社の社員の一人一人が努力しなければな
りません。これからも社員一人一人が企業倫理を会社の重要事項として理解し、高水準の倫理に
のっとって行動していただきたいと考えています。 当社では、人の上に立つ役職にある者が当
社の行動指針を破ってもよいと下の者に指示する権限はありません。
各社員が法を遵守することは当然ですが、当社の理念はそれを越えています。当社の目指す倫理
観、良識、高い倫理規範、法の遵守という行動は、単純にリストを作ればよいというものではあ
りません。もし行動するとき迷った場合は、次のように考えてみてください。 それが公になっ
たとき、倫理的に、良識的に、そして法律的に社員と会社が恥ずべきことは何もないと言いきれ
るだろうか?と。もし「Yes」と言い切れるのであれば、当社行動指針に沿うものであると考え
いただいて良いはずです。少しでも疑いがある場合は、事前に上司あるいは社内の法務部にご相
談ください。
高水準の倫理規範は、日頃のコミュニケーションといざというときの勇気ある通報を通じて維持
できるものであり、会社理念に反する行為の発生リスクを回避することは、会社・社員・役員・
株主を保護する手段であると当社は考えます。 また当社行動指針に背く行為を見かけたり、上
司からそのような指示を受けた場合にもしかるべき上長または役員に報告相談してください。
相談しても解決に至っていないと思われる場合、あるいは上長や役員に相談することがはばから
れる場合は、本行動指針の末尾の記載をご覧下さい。
通報対象事実については調査を行い、当社として違反を認めた件については適宜対策を検討しま
す。 当社では違反を通報した人物の責任感を認め、仕返しや報復からの保護に務めます。 反対
に行動指針に違反する事実の隠蔽や虚偽の申告については解雇を含めた処分の対象とします。
ガイドラインにあらゆる場面を想定し、全てのことを記述することは不可能です。 本行動指針
は世界各地のシールドエアー及び子会社に適用します。 特定の問題については当社で別途声明
を発表し、行動指針に追加修正を加える可能性もあります。 国際取引に従事するシールドエア
ー社員は適用法規を遵守した上で当社行動指針に基づいて業務を行ってください。 適用法規と
行動指針に矛盾衝突が有る場合は法規が優先します。
シールドエアー社員の業務行動は、行動指針の範囲内でお客様のご要望に応えることをめざして
います。 会社そして社員の発展は、お客様にいかにご満足いただけるかに依拠しています。
社内で、また取引業者や顧客、株主などの会社関係者と業務を行う際は、各人が高い責任意識を
持って対応してください。
プロとしての責任意識に基づいてお互いを尊重し、相手への敬意は常に忘れないでください。
特に影響力のある立場にある者は、人を尊重し敬意を払う態度を忘れてはなりません。 これら
には性差別や性的嫌がらせ、人種差別や宗教、信条、国籍、性別、年齢、身体障害などで相手に
被差別感を与えることのないように行動する責任も含まれます。この責任には、性差別やセクハ
ラ、或いは人種、宗教、信条、出身国、性別、性指向、年齢、障害などに関する差別や嫌がらせ
行為の防止の責任も含む。
当社はグローバル組織としての多様性を重視しています。 特に社員の各々の貢献には大きな価
値を認めており、 一人一人の社員の可能性を発揮できるような職場作りを通じて、各人の素質
や意欲や創造力を引き出したいと願っています。
シールドエアーは雇用の機会均等を守ります。 当社には合衆国政府の請負業者としてのアファ
ーマティブアクション(積極的差別是正措置)遵守義務も課されています。 シールドエアーの
募集採用や昇任など人事の役割のある社員は全て雇用機会均等と被差別是正の指針を守る必要が
あります。
当社は業務上の取引や社員間の関係における公正と誠実の心を大切にしています。 人には真摯
に接してください。 社内や社外(顧客、取引業者、金融機関、政府官庁機関、その他情報を入手
すべき組織や人物の全て)に対する報告や返答を行う際は企業秘密の外部漏洩を回避しつつも真
実に基づいて正確かつ偽りなく行って下さい。
当社における業務取引判断や支払い、外部機関や株主・政府機関向けの情報などは全て社内記録
に基づいて行われるため、その内容は正確でなければなりません。 社内記録や顧客情報、第三
者情報や報告などに虚偽または誤解を招く記載があってはなりません。
当社製品はその質をもって認められるべきであり、 業界での競争は公正かつ自由に行うものと
します。 競争においても自他相互に尊重の態度で臨みます。 競争相手や他社との間で不正取引
などの不法行為に踏み込んではなりません。
競争相手に関する情報を不法・不当手段で入手することは禁じます。 社員や中途採用者を介し
て他社の機密情報の漏洩開示を試みるなども禁じます。
当社は安全な職場環境を整え、製品の安全な設計と取扱いを図り、環境保護法令の遵守をめざし
ていますので、 社員もこれを念頭に各自の担当業務に携わってください。
合衆国をはじめとする政府機関との取引は、通常の商取引よりも厳格な法規制の対象となります。
政府機関との取引業務に携わる社員は適用法を十分に把握した上でこれに準拠してください。
法律や規制への準拠を怠った場合、社内における当該社員への懲戒処分はもとより民法・刑法に
ふれる可能性もあります。
業務遂行上、他の社員の履歴書や報酬手当などの個人情報に接する場合がありますが、 こうし
た情報は正規の目的において必要時のみにしか開示することのないよう機密の保護に心がけてく
ださい。
会社の資材、機器、施設、在庫品のほか、ノウハウや技術、製品・成分情報、市場情報、事業計
画などは全て貴重な会社の資産です。 悪用や漏洩で当社に不利をきたすことのないよう、当社
の資産や機密情報を保護する責任は社員一人一人にあります。
シールドエアー社員は自己の利益よりもまず会社の利益を優先させなければなりません。 利害
相反の噂や印象は社員本人にも当社にとっても不利をきたすため、 利害相反の可能性がある場
合は上司または当社法務部にご相談ください。 利害相反の事態に至る前に相互解決の可能な場
合もあります。
事実無根であっても利害相反の印象を与えてしまう場合もあります。 例えば以下のような場合
です。
2
当社の業務取引を社員の知人や友人にあたる人物を相手に行ったとき。
社員が当社や顧客または当社取引先に関する機密情報を自己や親類知人の個人的利益
のために用いたとき(入手した情報を証券取引に用いる場合も含む)。
• 社員が競合他社や取引業者、顧客企業を財務的に支配できる立場にあるとき、または
経済的利益を得る立場にあるとき。
• 融資や保証などの社外の第三者からの恩恵を、当社における地位を利用することによ
り社員が得たとき。
社員は当社の利益のために働いていただきます。 当社社員である限りは当社と競争するような
行為やその準備は行ってはなりません。 また当社役員の事前許可を得ない限り、社員は当社の
資産・情報・地位を通じて得たチャンスを個人的な利益に用いてはなりませんし、会社の資産・
情報・地位を用いて個人利益を得ることはできません。
シールドエアー社員は当社方針に基づいて慣習の範囲内で業務上必要な接待は顧客・取引業者と
の間に授受することが許されています。 ただし法律で明示的に許可されていない限り、合衆国
政府や他の国の政府役員に対する一切の接待授受を禁じます。
シールドエアーでは社員は合衆国における汚職行為防止に関する諸法、ならびに海外における同
様の法律をかたく守るよう義務づけられています。 顧客や取引業者、自国政府や海外政府の官
僚に対する不正な賄賂や謝礼金を用いてシールドエアーの便宜を図ってはなりません。 仲介を
通じて便宜を図ることも一切禁じます。 不正な賄賂や謝礼金と見なされるような授受に関する
法律は高度に複雑なため、こうした状況に遭遇した社員は上司または当社法務部に必ず相談して
ください。
特に合衆国では政府事業受注や契約継続の是非判断を不正に左右する目的で、海外政府の官僚や
政党、立候補者に金銭や贈答品の支払いや受け渡しを行ったり、それを行う旨の約束や実行命令
をすることは直接的・間接的・仲介などの手段を問わず犯罪となります。 当社が業務を行って
いる多くの国では、同様の法規制があります。当社では不正の印象を招く恐れのある行為を賛助
するものではありませんが、主に事務系職務に携わる公務員に対する少額の謝礼やチップであれ
ば、その当人の必要業務遂行の目的のみにおいて、担当職務を逸した判断を工作する目的を伴わ
ない限り地元の法律に抵触しない範囲で認めています。 ただしこうした支払いについては社内
に正確な記録を残さなければなりません。
取引業者や顧客など当社の取引先からの贈答品の受領は、利害相反や不正の印象を与える恐れが
あります。 このためシールドエアー社員は当社と取引のある人物からの現金は一切受け付けて
はなりません。 ただし賄賂や謝礼金に誤解される恐れのない、ごく少額価値の現金以外の贈答
品であれば、当社との取引のある企業や人物からのものであっても構いません。
当社はいかなる国においても政治献金は行いません。 ただし当社社員の個人的な政治活動は、
国家レベルであれ地域レベルであれ奨励しています。
社外未公開の内部情報に基づいたシールドエアー株の社員による売買は、合衆国の連邦法違反で
す。
事業に関連する諸法への準拠は当社の方針です。 社員は自己の担当任務に関わる法律の原則を
理解して当社の法律準拠に助力し、関係諸法に不明な点があれば上司や法務部の指示をあおぐ責
任があります。
•
•
3
シールドエアーの法務部では当社業務に関する法律アドバイスを行っています。 社員が法務部
に相談する場合は、法務部が正しい判断を下せるだけの事実を正確に伝える必要があります。
仮に検討中の案件が違法または本行動指針に逸脱の恐れがあると法務部が判断指示した場合には、
社員はその指示に従い、自身の上司にもその指示を伝達しなければなりません。 上記も含め、
本行動指針に違反した社員は懲戒処分の可能性に加えて解雇や民事・刑事処罰の対象となります。
当社の行動指針は当社社員のほか、当社子会社の役員も全員が適用対象となります。 当社の役
員には社外の組織においても重要な責務を担う人物もあります。 こうした組織は当社の取引業
者や顧客にあたる場合もあります。 その場合、その関係事実が当社に開示されており、さらに
当該役員の判断能力に支障をきたさないとの旨が役員会において認められた場合には、これを利
害相反と見なす必要はありません。 ただし利害相反回避のため、当該役員はこうした個人的取
引については役員会の判断をあおぎ、当社利益に相反する可能性をふまえて判定会議への参加は
自粛するものとします。 役員または管理職に対する本行動指針の適用除外判断は当社の役員会
または役員会の委員会でのみ決定できるものとします。 適用除外は事前に認められている必要
があり、さらに特殊な状況にのみ許されるものであり、適用法に基づき株主に対して速やかに開
示するものとします。
当社ガイドラインと連邦法規により、当社管理職及び役員への融資は禁じられています。
当社主要役職者に課せられた義務については当社ウェブサイト www.sealedair.com に別途記載の
財務役員に関する倫理綱領 をご覧下さい。
当社の高い信頼を維持するためには、社員一人一人の協力が大切です。
よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
Jerome A. Peribere
社長兼 CEO
本行動指針違反の疑いに関する手続きは以下の通りです。
行動指針違反の疑いに関する手続きは以下の通りです。
• あなたの上司にご相談ください。
• それでも解決されていないとき、あるいはその上司に知られたくない場合は、次のいずれか
の人物に相談してください。
o 他部門の上長やマネージャー
o 法務部の職員
o 人事(People & Performance Department)の職員
それでも事態が解決しないとき、または上記のいずれの人物にも報告することがはばかられる場
合には、中立的外部企業による委託運営の倫理通報窓口であるインテグリティラインを通じてご
報告ください。ただしこのホットラインは地元の法律の規制を受ける場合もあります。 インテ
グリティライン(倫理通報窓口)の利用方法は以下の通りです。
電話による通報: 1-888-760-3137
合衆国とカナダ以外の国からの通報は
4
直通コード(国別)をダイヤルした後、上記の番号にダイヤルするか、ま
たはオペレーターに上記番号を口頭で伝えてください。 AT&T 直通コードのリストはこちらを
ご覧下さい。
AT&T
http://www.business.att.com/bt/access.jsp
インターネット: https://integrityline.sealedair.com
郵送先:
Integrity Line, PMB 3767
13950 Ballantyne Corporate Place, Suite 300
Charlotte, NC 28277
不正会計または監査に関するトラブルは当社役員会の監査委員会までご連絡ください。
メールアドレス: [email protected]
監査委員会宛ての郵送先: Audit Committee
c/o Corporate Secretary
Sealed Air Corporation
200 Riverfront Boulevard
Elmwood Park, New Jersey 07407 (USA)
シールドエアーの社長、ジェローム・ペリベルまで直接お知らせ頂くこともできます。郵送先は
Jerome Peribere, the President of Sealed Air Corporation, 200 Riverfront Boulevard, Elmwood Park, New
Jersey 07407 (USA)。 メールのアドレスは [email protected] です。
2013
年 3 月改訂
5