校長室だより 第1号 - 柏原市立玉手中学校

校 長 室 だ よ り
~出会い、ふれあい、助け合い~
=第1号=
平成 25 年4月9日(火)
柏原市立玉手中学校 校長
小畑 壽
TEL 072-976-1501、FAX 072-976-1680
http://www.tamate-j.city.kashiwara.osaka.jp/
玉手中学校校長の 小畑 壽 です。本年度も「校長室だより」を通して、校長とし
ての思いや考え、学校の様子をお伝えしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
=入学式 式辞=
新入生のみなさん、入学おめでとう。
今日から君たちは玉手中学校の一員です。玉手中学
校は日本一の学校をめざしています。日本一の学校を
めざすとは、先生と生徒が一緒になって日本一の学校
について話し合い、イメージし、それに近づけていく
ことです。今日から一緒に考え行動していく仲間です。
玉手中学校を日本一にしていく過程を通して、三つ
のことができるようになってください。一つ目は、自分のよさを見つけて伸ばしてくだ
さい。「自分のよさを伸ばす」ということです。二つ目は、人との出会いを大切にして、
感謝する心をもってください。
「人への感謝」です。三つ目は、自ら考えて行動できるよ
うになってください。「自主性、主体性を身につける」です。
学校生活の大半は授業です。授業を真剣に受けてください。先生から教えてもらうの
を待つのではなく、時間が来たら自分たちで授業を始められるようにしてください。人
の話をしっかり聴いて、自分で考え、発表できるようにしてください。分からないとき
には、
「分かりません」と言って、先生や仲間に自分から聞くようにしてください。分か
らない仲間がいたら、丁寧に教えて下さい。教えたり教わったりすることによって、仲
間や自分のよさが見つかります。人に感謝する気持ちもでてきます。教え上手と教わり
上手になってください。
また、学校生活には、学級活動、生徒会活動、部活動があります。部活動で、仲間と
一緒に競い合い助け合いながら自分の得意な部分を伸ばしてください。学級活動や生徒
会活動では、仲間や学級、学校のためになることを積極的にしてください。例えば、一
生懸命掃除をしたり、笑顔で元気に挨拶をしたりしてください。そうすれば、玉手中学
校は、美しく、活力にあふれ、温かい雰囲気のある学校になります。そうすれば、自分
のよさがもっともっと伸びていき、感謝の気持ちもできてきます。自主性や主体性も身
に付きます。頑張ってください。
後になりましたが、本日はご多忙の中、柏原市教育委員会教育委員長の古川様をはじ
め、多数のご来賓の皆さまにご臨席賜り、誠にありがとうございます。子どもは地域の
宝であると言われています。10 年後、20 年後の地域や日本を支える人材になることを
見据えて、職員一同、学校教育に努めて参りますので、今後とも、今までと変わらない
ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、保護者の皆さま、お子さまのご入学おめでとうございます。学
校教育の基盤は家庭教育です。中学生になって手が離れても目を離さないようにしてく
ださい。人が成長するには痛みや辛さを伴うものです。また、反抗期を迎える年頃にな
ります。頑張っている姿や耐えている姿を見たとき、
「かわいそう」と思うのではなく「た
くましい」を思って見守ったり、時には適切なアドバイスを言ってあげたりしてくださ
い。全職員、生徒の育成に向けて一緒に取り組んで参りたいと思っていますので、ご理
解ご協力をよろしくお願いします。
新入生の皆さんが、後ろで見守ってくれているすばらしい先輩達と一緒に日本一の学
校をめざしていくことを祈念して式辞とします。
平成25 年4月5日
柏原市立玉手中学校 校長
小畑
壽
=始業式の話「先輩は素晴らしいです」=
体育館に入ってくると3年生はすでに座って静かに待機していました。そこへ2年生
が静かに入ってきて整列して座りました。最後に1年生が入ってきて、同じように座り
ました。沈黙は緊張感があっていいですね。今、全員の顔が私の方を向いて話を聴いて
くれています。安心します。素晴らしいです。
入学式の日の午後、グランドに出るとソフトボール部と野球部の生徒が丁寧に挨拶を
してくれました。東門の方へ歩いていくとテニス部と陸上部の生徒も挨拶してくれまし
た。そこに、26 期の卒業生がいました。男子テニス部の OB です。その卒業生が「校長
先生、クラブの挨拶がとても丁寧でいいですね」と言ってくれました。
それから、校門に行くと、入学式の看板が飾られていたままでした。そこへ、3年生
の女子がクラブの練習に来ていたので、片づけるようお願いしました。すると、笑顔で
「ハイ」と返事をして、テキパキと楽しそうに片づけてくれました。気持ちいいもので
すね。色々なところで玉手中学校の良いところが出ていてうれしく思いました。
1年生の皆さん、3年生はすごいですよ。昨年度の校外学習で奈良に行ったときのこ
とです。移動は1列になって無言で移動し、列車のホームでも3列になって無言で座っ
て待機していました。緊張感がありました。そこへ、他校の生徒達がやってきました。
少し騒がしかったのですが、3年生の隣に並ぶとその生徒達も静かになったくらいです。
3年生は、何が素晴らしいのかをきちんと知っていて、実行する力があります。2年生
もすごいですよ。昨年度の宿泊学習の登山では、運動が苦手な生徒も仲間の励ましで全
員最後まで歩ききりましたよ。仲間の力がすごいのです。このような素晴らしい先輩に
追いついて追い越していけるよう頑張って欲しいと思います。
3年生の皆さん、10 か月後に入学試験があります。高校によっては面接があります。
その面接では、日常と同じ服装、態度、言葉遣いで十分合格できるよう学校生活を送っ
て欲しいと思います。そして、後輩の見本となる史上最高の3年生になってください。
君たちなら十分できると思います。これを達成するためには、1、2年生が3年生に追
いつけるよう努力していく必要があります。全校生徒が先生方と一緒に素晴らしい玉手
中学校を作っていけるように頑張って欲しいと思います。
次の問題が解けたら校長室に来てください。
【問題】
ある数 x から3を引いた数の絶対値が2になった。この数 x の値をすべて求めな
さい。
(平成 25 年度大阪府公立高校 前期入試問題)