「高校生活をふりかえって」 氏名 M.N(中部中学校出身) 私が八百津高校に入学を希望した理由は、兄が八百津高校のボート部でいろいろな大会 に出場し結果を残している姿を見て、あこがれと同時にライバル意識が芽生えて「兄貴を 越えたい」と思ったからです。 とはいうものの、実際の練習は並大抵のものではなく、一年中ほぼ休みもなく毎日毎日 帰宅するのは9時を過ぎていました。授業中はどうしても眠くなって、睡魔との戦いの日 々でした。あらためて兄の存在が大きく見えるときが何度もあり、そのたびに歯を食いし ばって頑張りました。 そんな苦しい練習にも、仲間と互いに励まし合って乗り越えてきました。また、顧問の 先生には、部活動だけではなく学習面、生活面でも厳しくも暖かい指導をしていただきま した。特に、部活での結果を残すだけではなく、強い選手の前に良い高校生になるよう指 導されたことは大変印象的でした。誰からも好かれる人間になれば、みんなが応援してく れるという考え方は、私の人間力を向上させてくれました。 結果としては、3年生のときのインターハイ6位、国体での優勝という輝かしいもので した。ペアの Y.K 君はもちろんのこと、ボート部の仲間たち、顧問の先生を含めたみんな で勝ち取った栄冠だと思っています。そして、兄の存在、家族の支えがなくては、絶対に ありえない経験であり、みんなに感謝しています。さらに、私にはこの学校の1年生にボ ート部の弟がおり、彼がまた兄や私を越えるような成績を残してくれることを願っていま す。 進路については、カヤバ工業に内定をいただきました。地元に残り地域に貢献できるよ うな社会人になりたいと思い、希望しました。正直に言えば、進路実現のために特別に何 かを心がけたり、努力したというわけではありません。しかし、部活動を一心不乱にやり 続け、部活動を通して勝負の世界の厳しさや人間関係の難しさ、そして努力の先にある成 功を学びました。結局、何か1つでもやり遂げることで必ず道は開けるのだと確信してい ます。 人それぞれに興味や関心が違うので一概には言えませんが、後輩の皆さんにはぜひ高校 時代にやり切ったといえる何かを作って欲しいと思います。2年生の人も遅くはありませ ん。今からでもやれることはあるはずです。やりたいことがなければ、やらないといけな いことをやりましょう。そうすれば、自ずと課題は見えてきます。がんばってください。
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