平成26年度(2014年度) 「『命を大切にする心』を育む指導プログラム」 指導ユニット一覧 玉名高等学校・玉名高等学校附属中学校 ・附属中学校における指導ユニット、指導内容 ・高等学校における各教科から提案された授業一覧 ・高等学校における指導ユニット、指導内容 【玉名高校附属中学校における指導ユニット】 道徳2時間、保健体育1時間、国語1時間、学級活動1時間 中学校ユニット(第1学年) ステージ4 生命を見つめる 6月 6月 1 道徳の時間 2 守る生命・育てる生命・受け継ぐ生命 ステージ2 7月 保健体育 3 共に生きる 12月 国語 4 2月 道徳の時間 5 学級活動 「 命 に つ い て 「性機能の成熟」 「碑」 「三六五×十四 「命について語 考える人権集 回分のありがと り合う人権集 会」 う」 会」 自尊感情 自己肯定感 自己有用感 共 生命の社会的・客観的認知 ステージ4 1 道徳の時間 2 保健体育 (保健分野) 生 生命を見つめる 主題名 命について考える人権集会 学習指導要領の内容 3-(1)生命の尊重 ねらい 先生方による「命」についての講話を聞き、自分や他人の 「命」を大切にしようとする意識を高める。 資 料 ・「自分の番 展 開 1 2 3 4 5 題材名 「性機能の成熟」 学習指導要領の内容 (1)心身の機能の発達と心の健康 イ生殖にかかわる機能の成熟 目 標 生殖機能が発達し妊娠が可能になることを理解できるように し、生命誕生の尊さについて考えることができる。 資 料 ・中学保健体育(学研)、新中学保健体育ノート、ビデオ 展 開 1 いのちのバトン」(相田みつを) 副校長先生のお話 人権教育担当より集会の趣旨説明 生徒会役員・人権ボランティア委員からの話 生徒による感想発表 集会を終えての感想記入 月経、射精、妊娠はどのような仕組みで起こるのか理解 する。 2 妊娠から出産までの成長の過程を考える。 3 出産における母体や胎児の様々な変化や働きを知る。 4 出産後の赤ちゃんの生活について考える。 5 周囲の温かい祝福と生命の神秘によって今があることを 考える。 -1- 3 国語 題材名 「碑」 学習指導要領の内容 ステージ2 4 道徳の時間 5 学級活動 C(1)カ 読書と情報活用 目 標 広島の空襲によって亡くなった生徒の様子が書かれた文章 を読み、平和について考えさせる。 資 料 ・基礎の学習 グラフィック資料「原爆の悲劇と文学」 ・読書案内「15歳のナガサキ原爆」「ガラスのうさぎ」など 展 開 1 2 3 4 小学校の修学旅行での平和学習を振り返る。 広島の原爆投下について、資料を見ながら理解する。 本文を通読し、題名に込められた思いについて考える。 感想を書き、伝え合う。 共に生きる 主題名 「三六五×十四回分のありがとう」 学習指導要領の内容 4-(6)家族のきずな ねらい 家族の深い愛情に守られて今日があることに気づき、感謝 の心で家族の愛に応えようとする道徳的心情を育む。 資 料 ・中学生の道徳1 展 開 1 2 3 4 題材名 命について語り合う人権集会 学習指導要領の内容 (2)適応と成長及び健康安全 目 標 「命を大切にする心を育む」授業を通して考えたことや学 んだことを語り合うことで、自分の命や他の人の命を大切に しようとする意識を高め、より良い自分の生き方について考 え、行動しようとする。 自分を見つめる(あかつき) 家族がいてくれてよかった、と思う時を考える。 手紙で印象に残ったところを発表する。 佐江子さんを支え励ますお母さんの思いについて考える。 「三六五×十四回分のありがとう」を言いたい、と書い た佐江子さんの思いを想像する。 5 佐江子さんに手紙を書く。 資 料 展 開 1 2 3 4 5 副校長先生のお話 人権教育担当より集会の趣旨説明 生徒による「命」についての作文発表 感想発表(意見交流) 集会を終えての感想記入 -2- 【玉名高校附属中学校における指導ユニット】 道徳2時間、美術1時間、英語1時間、学級活動1時間 中学校ユニット(第2学年) ステージ4 生命を見つめる 6月 6月 1 道徳の時間 2 守る生命・育てる生命・受け継ぐ生命 ステージ2 8月 共に生きる 12月 美術 3 英語 4 「命について 「ゲルニカ、明 「A 考える人権集 日への願い」 Pet Animals」 Shelter 道徳の時間 2月 5 学級活動 「美しい母の顔」 「命について語 for り合う人権集 会」 会」 自尊感情 自己肯定感 自己有用感 共 生 生命の社会的・客観的認知 ステージ4 1 道徳の時間 2 美術 生命を見つめる 主題名 命について考える人権集会 学習指導要領の内容 3-(1)生命の尊重 ねらい 先生方による「命」についての講話を聞き、自分や他人の 「命」を大切にしようとする意識を高める。 資 料 ・「自分の番 展 開 1 2 3 4 5 題材名 「ゲルニカ、明日への願い」 目 標 ピカソのゲルニカの鑑賞を軸に、「生きること」や「命」 について考える。 資 料 ・美術2・3上(光村図書)「ゲルニカ、明日への願い」 ・ワークシート ・パワーポイント 展 開 1 いのちのバトン」(相田みつを) 副校長先生のお話 人権教育担当より集会の趣旨説明 生徒会役員・人権ボランティア委員からの話 生徒による感想発表 集会を終えての感想記入 ゲルニカを鑑賞し、「音・色・描かれている様子」に注 目し自由に意見を述べる。 2 ピカソの生き様や、ゲルニカを描いた経緯を知る。ピカ ソの思いや「生きること」について感想を書く。 3 ゲルニカと同様に「生きること」に強い衝撃を受けた、 現代の作家の作品を紹介し、自分にとって生きることとは どのようなことだったのか考える。 4 自分にとって「生きること」や「命」について感想を書 き、発表する。 -3- 3 英語 ステージ2 4 道徳の時間 題材名 「A Shelter for Pet Animals」 学習指導要領の内容(1)ーウ 目 標 人間と動物の絆を考えるとともに、お互いの命を尊重する 態度を育てる。 資 料 ・電子黒板 展 開 1 2 3 4 題材の内容を理解する。 動物救護センターを開設した人々の気持ちを考える。 新しい家族に引き取られたペットの気持ちを考える。 日常生活における人間と動物の共存について考える。 共に生きる 主題名 「美しい母の顔」 学習指導要領の内容 5 学級活動 読むこと(オ) 4-(6)家族愛 ねらい 家族の深い愛情によって育てられたことに感謝し、より充 実した家庭生活を築こうとする道徳的態度を育成する。 資 料 ・中学生の道徳「自分を考える」(あかつき) ・心のノートp112~113 展 開 1 2 3 4 5 題材名 命について語り合う人権集会 学習指導要領の内容 (2)適応と成長及び健康安全 目 標 「命を大切にする心を育む」授業を通して考えたことや学 んだことを語り合うことで、自分の命や他の人の命を大切に しようとする意識を高め、より良い自分の生き方について考 え、行動しようとする。 自分と家族の関係について振り返る。 誕生日に友達を呼ぼうとする母親の気持ちを考える。 母親の顔を恥じる私の気持ちを考える。 ヤケドの真相を知った私の心と変化を捉える。 内面から出る美しさを感じ取る。 資 料 展 開 1 2 3 4 5 副校長先生のお話 人権教育担当より集会の趣旨説明 生徒による「命」についての作文発表 感想発表(意見交流) 集会を終えての感想記入 -4- 【玉名高校附属中学校における指導ユニット】 道徳2時間、理科1時間、技術・家庭1時間、学級活動1時間 中学校ユニット(第3学年) ステージ4 生命を見つめる 6月 6月 1 道徳の時間 2 守る生命・育てる生命・受け継ぐ生命 ステージ2 9月 理科 3 「 命 に つ い て 「生命の連続性」 共に生きる 12月 技術・家庭 4 2月 道徳の時間 5 「幼児との交流」 「ひまわり」 考える人権集 学級活動 「命について語 り合う人権集会」 会」 自尊感情 自己肯定感 自己有用感 自己効力感 共 生 生命の社会的・客観的認知 ステージ4 1 道徳の時間 2 理科 生命を見つめる 主題名 命について考える人権集会 学習指導要領の内容 3-(1)生命の尊重 ねらい 先生方による「命」についての講話を聞き、自分や他人の 「命」を大切にしようとする意識を高める。 資 料 ・「自分の番 展 開 1 2 3 4 5 題材名 「動物の有性生殖」 学習指導要領の内容 いのちのバトン」(相田みつを) 副校長先生のお話 人権教育担当より集会の趣旨説明 生徒会役員・人権ボランティア委員からの話 生徒による感想発表 集会を終えての感想記入 第2分野2ー(5)生命の連続性 目 標 生命の誕生や子から親に成長するまでの過程をふりかえ り、生命を尊重する態度を養う。 資 料 ・「カエルの発生」「精子のでき方」「卵のでき方」について の資料 展 開 1 2 3 カエルの発生を題材に動物の有性生殖について学ぶ。 精子のでき方、卵のでき方について学ぶ。 これまでに学習した体細胞分裂、減数分裂、受精、発生 を振り返り、命の誕生や成長についてまとめる。 -5- ステージ2 3 技術・家庭 (家庭分野) 4 道徳の時間 共に生きる 題材名 「幼児との交流」 学習指導要領の内容 A 家族・家庭と子どもの成長 目 標 幼児との触れあいを通して、幼児をはじめとする異世代に 関心を持ち、他の人々との関わりを主体的にできる態度を養 う。 資 料 ・訪問する保育園のしおり 展 開 1 保育園訪問の事前指導~幼児とのかかわり方を考えよう~ ・幼児の1日の生活の流れを知る ・幼児とのかかわり方を考える ・課題を設定する ・保育園訪問の心構えと諸注意 2 保育園訪問~幼児と触れ合おう~ 3 事後指導とまとめ ・保育園訪問レポート ・発表 主題名 「ひまわり」 学習指導要領の内容 5 学級活動 (3)幼児の生活と家族 3-(3)生きる喜び ねらい 病気による手術後、重度の障がいを抱え死ぬことまで考え た少女が、周囲の支えに気づき、生きる希望や喜びを見いだ す姿を通して、生命の尊さを考えることができる。 資 料 ・中学生の道徳3 展 開 1 題材名 命について語り合う人権集会 学習指導要領の内容 (2)適応と成長及び健康安全 ねらい 「命を大切にする心を育む」授業を通して考えたことや学 んだことを語り合うことで、自分の命や他の人の命を大切に しようとする意識を高め、より良い自分の生き方について考 え、行動しようとする。 自分をのばす(あかつき) 元気だった自分の体が、ある日突然動かなくなったらど うか考える。 2 資料を読み、病気で重い障がいを持つことになった筆者 と、その母親の気持ちを考える。 3 筆者を支えたもの(自然の生命の美しさ、周囲の人々の 支え)と、筆者の気付き(自分の命の価値)について考え、 発表する。 4 筆者の生き方を通して、自分や周囲の人々の命の大切さ について考えたことをまとめる。 資 料 展 開 1 2 3 4 5 副校長先生のお話 人権教育担当より集会の趣旨説明 生徒による「命」についての作文発表 感想発表(意見交流) 集会を終えての感想記入 -6- 平成26年度「『命を大切にする心』を育む指導プログラム」に関係する各教科・分掌の単元 <1年> 1 題材名 生物の多様性と共通性 生物 目標(内容) 地球には多種多様な生物が生活している。多様な生物が出現してく 基礎 る中で、多くの生物種が絶滅してきたこと、現在もその状態にあるこ とにもふれる。 2 題材名 「命を大切にする心」 LHR 目標(内容) いじめを受けた中学生の作文を基に、いじめの構造を学び傍観者に ならずいじめをなくすよう行動できる心をもつこと、自分の命を大切 にすることをについて考える。 3 題材名 応急手当 保健 目標(内容) 傷病者を発見したときに、確認観察するポイントをあげて、理解す る。 4 題材名 PROMINENCE English Communication I 英語 Nothing but Love to You, Chirori 目標(内容) 日本初のセラピードッグ「チロリ」について読み、動物虐待、動物 と人間のあるべき関係、人間に対するセラピードッグの力を知る 5 題材名 心肺蘇生法 保健 目標(内容) 胸骨圧迫、人工呼吸、AEDによる除細動の原理を理解する。 実施日 4月 実施予定日 5月 実施予定日 5月 実施予定日 5~6 月 実施予定日 6月 6 題材名 遺伝情報とDNA 実施予定日 生物 目標(内容) DNA、セントラルドグマ、遺伝を通して、過去の祖先、先祖との 6月 基礎 繫がりや生物が存在することの神秘性を示すことで、生命とは何かを 考えさせる。 7 題材名 交通講話 実施予定日 生 徒 指 目標(内容) 交通社会において、ひとつ間違えば自分の命を失ったり、他人の命 6月 導部 を奪ったりすることにつながるという自覚と生命尊重の態度を養う。 8 題材名 キャリア教育講演会 実施予定日 進 路 指 目標(内容) 著名な方をお招きし、その方々からそれぞれの人生の歩みを語って 9月 導部 いただくことにより、自分がよりよく生きるということを考えさせる 3月 契機とする。 9 題材名 薬物乱用と健康 実施予定日 保健 目標(内容) 薬物乱用が心身の健康や社会に与える影響を理解する。防止のため 9月 の個人や社会環境への対策を理解する。 10 題材名 PROMINENCE English Communication I Teammates 実施予定日 英語 目標(内容) 初の黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンとチームメー 9月 トについて読み、当時の黒人差別の実態やそれに屈しない人々の信念 について学ぶ 11 題材名 性教育講演会 実施予定日 保 健 環 目標(内容) 命の現場からの声を聴くことで、体や命の大切さを中心に、人と人 9月 境部 との関わりも含め、高校生の交際で大切なことは何かを考える。 12 題材名 体内環境と恒常性 実施予定日 生物 目標(内容) 循環系や腎臓、肝臓の構造と働きを学習することで、生命がどのよ 11月 基礎 うに生きていくために恒常性を保っているかを理解させる。 13 題材名 免疫 実施予定日 生物 目標(内容) 生物は常に外界からの病原体により、生命の危機にさらされている。 12月 基礎 命を守る方法として免疫機能が働いていることを学ぶ。 14 題材名 愛着、子どもの育つ力を知る 実施予定日 家 庭 目標(内容) 乳幼児期における保育者による愛着形成は、その後の心身の成長に 12月 科 大きな影響をもたらすことを認識させる。 15 題材名 子どもの権利と福祉、これからの保育環境 実施予定日 家 庭 目標(内容) 「こうのとりのゆりかご」(慈恵病院田尻看護部長の講演)のレジ 1月 科 メを読み、親として、子どもの発達を見守る社会の一員として、子ど もの権利と福祉を知る。 16 題材名 熱と熱エネルギー 実施予定日 物理 不可逆変化と熱機関 目標(内容) 人間のエネルギー利用の歴史に触れ、自然と共存しながらエネルギ 1月 ー利用をしていくことについて考えさせる。 -7- 17 題材名 英語 目標(内容) PROMINENCE English Communication I 実施予定日 The Last Lecture 余命半年と診断された大学教授が語る「人生への賛歌」を読み、ど 2月 う生きるべきか、生と死をどう捉えるか、人生における壁の意義を考 える 18 題材名 「命を大切にする心」特設コーナー 実施予定日 図 書 目標(内容) 「命を大切にする心」に関連する本などを随時ピックアップし、特 通年 部 設コーナーを作る。図書だより「考人」で紹介する。 平成26年度「『命を大切にする心』を育む指導プログラム」に関係する各教科・分掌の単元 <2年> 1 題材名 LHR 目標(内容) 「命を大切にする心」 実施予定日 いじめをしていた生徒の告白文をもとに、いじめの構造を学び傍観者になら 5月 ずいじめをなくすよう行動できる心をもつこと、自分の命を大切にすることな どについて考える。 2 題材名 物質の構成(混合物と純物質) 実施予定日 化 学 目標(内容) 物質の性質の違いを利用して、混合物から目的の物質を分離する。 5月 基礎 (実験を通して協力し合い、事故の無い安全な生活を学ぶ。 ) 3 題材名 交通講話 実施予定日 生徒 6月 指 導 目標(内容) 交通社会において、ひとつ間違えば自分の命を失ったり、他人の命を奪った 部 りすることにつながるという自覚と生命尊重の態度を養う。 4 題材名 妊娠・出産と健康 実施予定日 保 健 目標(内容) 新しい生命誕生について学び、様々な健康課題や社会的課題について理解と 6月 体育 責任を深める。 5 題材名 生態系のバランス 実施予定日 生 物 目標(内容) 生態系のバランスを保つことが生物にとって大切なことであることを知り、 6月 基礎 ヒトがこれからどのように取り組んでいくかを考えさせる。 6 題材名 避妊法の選択と人工妊娠中絶 実施予定日 保 健 目標(内容) 人工妊娠中絶の条件、および人工妊娠中絶が女性の心身におよぼす影響につ 7月 体育 いて学び、望まない妊娠・家族計画等の私たちがとるべき行動を考える。 7 題材名 エネルギーとその利用 実施予定日 物理 目標(内容) 限りある資源とエネルギーの利用のあり方について考え、人間と自然との共 7月 生や生命の起源について考える。 8 題材名 地球的規模の環境問題 実施予定日 地理 目標(内容) 身近な生活環境および地球的規模の環境問題の課題を知り、生命を育むため 9月 の自然環境を守るためにどのように行動すべきか考える。 9 題材名 キャリア教育講演会 実施予定日 進路 指 導 目標(内容) 著名な方をお招きし、その方々からそれぞれの人生の歩みを語っていただく 9月末 部 ことにより、自分がよりよく生きるということを考えさせる契機とする。 10 題材名 健康で安全な社会づくり 実施予定日 保 健 目標(内容) すべての人が生活の質を高く保ってよりよく生きるためには、何が必要なの 10月 体育 か考える。 11 題材名 Haiti's Mother Teresa 実施予定日 英語 目標 「ハイチのマザーテレサ」と呼ばれる須藤昭子さんの生き方やメッセージを 11月 (内容) 通じて、自らの生き方について考えさせる。 12 題材名 性教育講演会 実施予定日 保 健 目標(内容) 保健医療の現場に携わる講師による講演会を実施することにより、生と性の 12月 環境 大切さや性に関する諸問題を理解し、適切に対応する力を育む。 部 13 題材名 日本の自然災害 実施予定日 地学 目標(内容) 日本の自然災害の特徴を知り、それに対する予測や防災について触れること 3月 で自分やまわりの人の命を守る手段を知る。 14 題材名 「命を大切にする心」特設コーナー 実施予定日 図 書 目標(内容) 「命を大切にする心」に関連する本などを随時ピックアップし、特設コーナ 通年 部 ーを作る。図書だより「考人」で紹介する。 -8- 平成26年度「『命を大切にする心』を育む指導プログラム」に関係する各教科・分掌の単元 <3年> 1 題材名 LHR 目標(内容) 「命を大切にする心」 実施予定日 北朝鮮による拉致問題を一つの人権課題として捉え、人は生命や暮ら 5月 し、家族関係などを奪われずに幸せに暮らす権利を持っていることを学 ぶ。 2 題材名 動物の配偶子形成と受精 実施予定日 生物 目標(内容) 動物の配偶子形成と発生を扱う中で命の始まりについて触れる。 5月 3 世界 史 4 英語 5 生徒 指導 部 6 化学 7 保健 環境 部 8 地理 9 進路 指導 部 10 生物 11 英語 12 倫理 13 物理 14 図書 部 題材名 目標(内容) 第2次世界大戦 実施予定日 数千万人ともいわれる尊い命が失われたこととその歴史的背景を学 5月 び、自他の存在や生命を尊重する姿勢を育む。 題材名 No Greater Love 実施予定日 目標(内容) ベトナム戦争中、友だちのために命を投げ打つ覚悟で輸血を申し出た 6月 少年の話。友人を思いやる心の偉大さを少年の行動を通して学ぶ。 題材名 交通講話 実施予定日 6月 目標(内容) 交通社会において、ひとつ間違えば自分の命を失ったり、他人の命を 奪ったりすることにつながるという自覚と生命尊重の態度を養う。 題材名 非金属元素・金属元素・有機化合物 実施予定日 目標(内容) 物質の性質を学習し、有害性の有無や取り扱い方、保存法などを理解 6~9 することで、日常生活に活かす。 月 題材名 DV未然防止教育 実施予定日 「お互いを大切にしてよりよい関係を築くために」 7月 目標(内容) 「自分を大切に、相手も大事にすることの大切さ」を考える 自分を大切にして初めて相手を大切にできることを学び、家族や生き方 をとらえていく。 題材名 世界の民族・領土問題 実施予定日 (単元名) ~民族の共生についての課題~ 9月 目標(内容) 現在も様々な民族どうしの争いで多くの命が失われている。それぞれ の文化や生活習慣を相互理解し、生命を尊重する姿勢を育む。 題材名 キャリア教育講演会 実施予定日 目標(内容) 著名な方をお招きし、その方々からそれぞれの人生の歩みを語ってい 9月 ただくことにより、自分がよりよく生きるということを考えさせる契機 とする。 題材名 生命の起源と進化 実施予定日 目標(内容) 地球上の生命の起源と進化の流れから、これまで命がつながってきた 10月 ことを実感させる 題材名 Body Imperfect 実施予定日 目標(内容) 健常者から一転障がい者となった筆者が経験した、世間一般の障がい 10月 者に対する偏見についての話。筆者の体験から、自らの障がい者に対す る態度や考え方を検証するとともに、人間の尊厳について考える。 題材名 生命倫理~先端医療技術の発達により、人間の生と死のあり方が変化 実施予定日 (単元名) した。このような視点から人間の生命のあり方を考える~ 11月 目標(内容) 人工授精や出生前診断などの生命の誕生に関わる問題や、脳死や臓器 移植法について終末医療のあり方から生命を見つめる。 題材名 原子と原子核 実施予定日 (単元名) 核反応と核エネルギー 11月 目標(内容) エネルギー活用を人間生活のつながりを考え、地球で自然と共存しな がら生きていく意味を考えさせる。 題材名 「命を大切にする心」特設コーナー 実施予定日 目標(内容) 「命を大切にする心」に関連する本などを随時ピックアップし、特設 通年 コーナーを作る。図書だより「考人」で紹介する。 -9- 【玉名高校における指導ユニット】 高校ユニット(第1学年) ステージ4 社会の中で輝く生命 生命を見つめる ステージ3 1LHR 2講演 3講演 4 講演 「命を大 切にする 心」 「交通講 話」 「性教育 講演会」 「キャリ ア教育講 演会」 生命を輝かせる 5英語 「Teammates」 生命の社会的・客観的認知 6家庭 「 子ども の育つ力 を知る・ 愛着」 自己実現 共 7家庭 「 これか らの保育 環境・子 どもの権 利 と 福 祉」 生 自尊感情 自己肯定感 ステージ4 1 自己有用感 生命を見つめる LHR 主題名 「命を大切にする心を育む」 ねらい いじめを受けた中学生の作文を基に、いじめの構造を学び傍観者に ならずいじめをなくすよう行動できる心をもつこと、自分の命を大切 にすることをについて考える。 資 ・ 「命を大切にする心」をはぐくむためのアピール ・平成18年11月14日 熊本県教育長の返信 ・中学生の作文「いじめのスパイラル」 料 ○ 班を作り班長を中心に意見を出し合い、班毎の意見交換を行う。 ○ 担任によるまとめを行い次の人権LHRへとつなげる。 2 講演 「交通講話」 題材名 「交通講話」 目 標 交通社会において、ひとつ間違えば自分の命を失ったり、他人の命 を奪ったりすることにつながるという自覚と生命尊重の態度を養う。 資 料 DVDによる映像資料 展 開 ○荒尾玉名管内で交通死亡事故が頻繁に起きている事実を知り、交通 事故を他人事ではなく自分の事として考える。 ○交通ルールに関する映像資料を見て、知っているはずであるが見落 としがちな基本的な交通ルール・マナーを再確認する。 ○スタントマンによる事故再現の映像資料を見て、交通事故の危険性 や危険な状況を詳しく知る。 ○映像資料についてのまとめの説明を聞き、交通事故は自分の生命を 危うくするだけでなく、加害者となって相手の生命を奪ってしまう 危険性があることを心に刻みつける。 ○感想を書かせ、生徒自身のこれからの生き方を再確認する。 - 10 - 3 講演 「性教育講演 会」 ステージ3 題材名 「命や自他を大切にする心を育む」 目 標 命の現場からの声を聴くことで、体や命の大切さを中心に、人と人 との関わりも含め、高校生の交際で大切なことは何かを考える。 資 料 講師の準備する資料、パワーポイント・映像などの視聴覚資料 展 開 ○保健医療の現場に携わる講師のお話を通して、かけがえのない命に ついて考える。 ○1回の性交でも妊娠や性感染症の可能性があることを考え、望まし い意志決定や行動選択ができるようにする。 ○感想を書き、これからの生き方を考える。 命を輝かせる 4 講演 「キャリア 教育 講演会」 5 英語(コ ミュニケーシ ョン英語Ⅰ) 主題名 「キャリア教育講演会」 目 標 日本や世界のトップで活躍中の方にその経験や知識を披瀝して頂 き、生徒の自己向上に内的刺激を与えることで、 「職業観」 「自尊感情」 「コミュニケーション能力」を育み、自らの生き方ひいては「生命の 輝かせ方」を考えさせる。 資 料 各講師の準備する資料、パワーポイント・映像などの視聴覚資料 展 開 ○講師の方に、自分自身の今までの経験、知識、現在の高校生に望む ことなどを講演して頂く。 ○校長や教諭からの講演に関するコメントを聞き、特にポイントとな る部分を再確認する。 ○生徒代表の挨拶をし、生徒全員が感謝の意を示し、講演者に対する 敬意の念を払う。 ○感想を書かせ、生徒自身のこれからの生き方を再確認する。 題材名 「Teammates ジャッキー・ロビンソン」 目 標 初の黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンとチームメー トについて読み、当時の黒人差別の実態やそれに屈しない人々の信念 について学ぶ。 資 料 教科書「PROMINENCE English Communication 「Teammates ジャッキー・ロビンソン」 展 開 ○ Part1 ジャッキーがメジャーリーグでの最初の年に直面した困難に ついて読み、孤独を理解する。 ○ Part2「自分の成功は、後進の黒人選手に道を切り開くと同時に、黒 人のアメリカにおける地位向上につながり、差別への抵抗になる」と 考えて差別に耐え成功する決意をしたジャッキーの闘志を読み取る。 ○ Part3 ジャッキーの受けた厳しい差別と彼の苦悩についてを読んで、 実態を理解する。 ○ Part4 チームメートであるピー・ウィー・リースの取った行動につ いて読み、真の仲間や友人のあり方、差別に果敢に向き合う人々の高 潔さや、公正・公平のあり方について考える。 - 11 - Ⅰ」Lesson 5 6 7 家庭科 家庭科 主題名 子どもの育つ力を知る「愛着」 ねらい 乳幼児期における保育者による愛着形成は、その後の心身の成長に 大きな影響をもたらすことを認識させる。 資 料 教科書「家庭基礎」 副教材「2014生活学Nav i」 展 開 ○ DVD「NHK 赤ちゃんこのすばらしい生命」 を視聴し、胎児の能力 について理解する。 ○人間の発達の特徴について理解する。 ・他の動物の赤ちゃんにくらべて未熟に生まれてくる(生理的早産) のため、子育てにおける親が必要であることを認識する。 ・未熟に生まれてくるからこそ、保育・教育の重要性を知る。 ○子どもの心身の発達の特徴を理解する。 ・身体の発育や運動機能の発達を知る。 ・乳幼児の心の発達を支えるのは、人と乳幼児による強い情緒的な結 びつき(アタッチメント)であり、身体接触の暖かさであることを認 識させる。 題材名 これからの保育環境「子どもの権利と福祉」 目 標 「こうのとりのゆりかご設置」が問うものについて考え、親として、 子どもの発達を見守る社会の一員として、子どもの権利と福祉を知る。 資 料 教科書「家庭基礎」 副教材「2013生活学Nav i」 熊本県高等学校教育研究会家庭部会編 展 開 学習ノート ○題材に関する基礎知識を教科書で学習する。 ・現代の育児環境が育児不安を生み、さらに児童虐待につながること を認識させる。 ・子どもにとって最善の利益とは何か、子どもの権利を通して考える。 ○慈恵病院田尻看護部長の講演レジメを読み、「こうのとりのゆりか ご」が設置された経緯、子育てにとって大切なことは何かを理解する。 なぜ赤ちゃんを託さなければならないほど 母親は追い詰められるの か、「こうのとりのゆりかご」が不要な社会にするためにはどうした らいいかについて、グループ別に話し合う。 ○子どもに関わる法律(児童福祉法・児童憲章・子どもの権利条約・ 児童虐待防止法)について知る。 - 12 - 高校ユニット(第2学年) ステージ4 社会の中で輝く生命 生命を見つめる 1LHR 2 講 演 「命を大 切にする 心」 「交通講 話」 ステージ3 3保健・ 体 育 4 講 演 「キャリ ア教育講 演会」 「妊娠・ 出産と健 康」 生命の社会的・客観的認知 生命を輝かせる 5保健・ 体 育 「健康で 安全な社 会づくり」 6 英 語 7 理 科 「 H a i t i 's Mother Teresa」 「日本の 自然災 害」 自己実現 共 生 自尊感情 自己肯定感 ステージ4 1 自己有用感 生命を見つめる LHR 2 講演 「交通講話」 主題名 「命を大切にする心」 目 標 1986年に東京の中学校で起きたいじめ自殺事件の証言を通し て、いじめをする者、いじめられる者、傍観者としての立場にいる 者の心理状況を客観的に捉え、自分のこととして考えさせる。また、 いじめを防ぎ、命を救う手立てを自らの日頃の言動を省みる中で、 その解決策を模索すると共に生命について考え大切にしていこうと する心情を育てる。 資 料 ・「命を大切にする心」をはぐくむためのアピール熊本県教育委員会 ・平成25年4月熊日新聞など ・「葬式ごっこ」鹿川裕君いじめ自殺事件・「葬式ごっこ」8年後の 証言より 展 開 ○新聞記事やアピール文を読み、現在の熊本県・日本の現状を考え、 本時の目標を確認する。 ○「葬式ごっこ」に関する資料を読み、班ごとに岡山君がなぜ自分 の気持ちを綴ったのか、何を伝えたかったのかなどについての意見 を交換する。 ○各班毎に意見を発表させながら、認め、ほめるコメントを添える。 ○出た意見を採り上げながら、解決策を探り、授業者によるまとめ を行う。 ○今後の「命を大切にする心」育成プログラムについて触れる。 題材名 「交通講話」 目 標 交通社会において、ひとつ間違えば自分の命を失ったり、他人の 命を奪ったりすることにつながるという自覚と生命尊重の態度を養 う。 資 料 DVDによる映像資料 展 開 ○荒尾玉名管内で交通死亡事故が頻繁に起きている事実を知り、交 通事故を他人事ではなく自分の事として考える。 ○交通ルールに関する映像資料を見て、知っているはずであるが見 落としがちな基本的な交通ルール・マナーを再確認する。 ○スタントマンによる事故再現の映像資料を見て、交通事故の危険 - 13 - 性や危険な状況を詳しく知る。 ○映像資料についてのまとめの説明を聞き、交通事故は自分の生命 を危うくするだけでなく、加害者となって相手の生命を奪ってしま う危険性があることを心に刻みつける。 3保健・体育 「妊娠・出産 と健康」 ステージ3 題材名 「妊娠・出産と健康」 目 標 受精・妊娠・出産の一連の過程、胎児や母親の心身の健康課題、 予防や健康のための支援について学習し、生命誕生における神秘的 な現象と新たな生命の尊さに触れ、生命の重さについて理解を深め る。 資 料 保健体育教科書・図説 展 開 ○妊娠出産の仕組みについて学ぶ。 ○担当者の体験談を用い、新しい命の誕生の喜びと感動を伝え、命 の尊さ、ありがたさについて考える。 ○自分が生まれたことについて、また、将来、親として、今後どの ような行動、態度が必要か考える。 命を輝かせる 4 講演 「キャリア教 育講演会」 5保健・体育 「健康で安全 な社会づくり」 主題名 「キャリア教育講演会」 目 標 日本や世界のトップで活躍中の方にその経験や知識を披瀝して頂 き、生徒の自己向上に内的刺激を与えることで、「職業観」「自尊感 情」「コミュニケーション能力」を育み、自らの生き方ひいては「生 命の輝かせ方」を考えさせる。 資 料 各講師の準備する資料、パワーポイント・映像などの視聴覚資料 展 開 ○講師の方に、自分自身の今までの経験、知識、現在の高校生に望 むことなどを講演して頂く。 ○校長や教諭からの講演に関するコメントを聞き、特にポイントと なる部分を再確認する。 ○生徒代表の挨拶をし、生徒全員が感謝の意を示し、講演者に対す る敬意の念を払う。 ○感想を書かせ、生徒自身のこれからの生き方を再確認する。 題材名 「健康で安全な社会づくり」 目 標 私たちが生涯を通じて、健康でいきいきと暮らしていくために必 要となる、生活の質を維持するための個人の努力と社会的対策につ いて理解する。 資 料 保健体育教科書・図説 展 開 ○保健、医療、福祉の連携が健康な暮らしを支えていることを学習 する。身近で行われている保健医療サービスを考える。 ○将来、いきいきと暮らすために必要な資質と態度を養い、生徒自 身の今後の生き方について考えを深める。 - 14 - 6 英語 7 理科 (地学基礎) 「日本の自然 災害」 主題名 Haiti's Mother Teresa ねらい 「ハイチのマザー・テレサ」と呼ばれる須藤昭子さんの生き方や メッセージを通じて、自らの生き方について考えさせる。 資 料 教科書「Perspective English Communication II」 展 開 ○ Part1 を読み、ハイチの現状を知る。 ○ Part2 を読み、カナダ人が不治の病と言われた日本の結核患者を献 身的に看病する姿を読み取る。 ○ Part3 を読み、医師となった須藤さんが医療だけではなく現地の人 の生活環境を整えながら支援する姿を読み取る。 ○ Part4 の須藤さんの「自分自身の人生を生きることは、すばらしい ことではないですか。私たち一人ひとりが特別なのです。」という言 葉や、須藤さんの生き方を振り返りながら自らの生き方について考 える。 題材名 「日本の自然災害」 目 標 日本の自然災害の特徴を知り、それに対する予測や防災について ふれることで自分やまわりの人の命を守る手段を知る。 資 料 教科書『地学基礎』(数研出版)、『新地学図表』(浜島書店) 展 開 ○日本で起こる自然災害やそれに伴う災害について、話し合い、発 表をする。 ○予測や防災については、火山噴火対策を取り上げる。具体的には、 火山噴火の前兆現象やハザードマップ等についてふれる。その他の 災害に対しても必要な限りふれておく。 ○ハザードマップ等の防災マップの正しい見方を知ることで、自分 やまわりの人の命を守ることができることに気づく。 - 15 - 高校ユニット(第3学年) ステージ4 社会の中で輝く生命 生命を見つめる ステージ3 生命を輝かせる 1LHR 2講演 3講演 4生物 5講演 6倫理 「命を大 切にする 心」 「交通講 話」 「DV未 然防止教 育」 「生命の 起源と進 化」 「キャリ ア教育講 演会」 「生命倫 理」 7英語 「 Body Imperfec t」 生命の社会的・客観的認知 自己実現 共 生 自尊感情 自己肯定感 ステージ4 1 自己有用感 生命を見つめる LHR 2 講演 「交通講話」 主題名 「命を大切にする心」~北朝鮮拉致問題~ 目 標 北朝鮮による拉致問題を一つの人権課題として捉え、人は生命や暮ら し、家族関係などを奪われず幸せに暮らす権利を持っていることを学ぶ。 資 料 子どもの権利条約、北朝鮮拉致問題資料・被害者の声 展 開 ○これまでの人権教育を振り返り、新たな人権課題である拉致問題につ いて考え、「子どもの権利条約」を参照し、第8.9.11.36条と の関連を学ぶ。 ○アニメ「めぐみ」の視聴をし、それぞれの場面と自分の生活を重ねて 考えさせ、何が大切にされなければならないかを考えさせる。 ○資料を配付し、拉致問題の概要について理解させ、拉致問題をはじめ、 様々な人権問題について認識を深めさせるとともに、自ら行動していこ うとする意識を高める。 題材名 「交通講話」 目 標 交通社会において、ひとつ間違えば自分の命を失ったり、他人の命を 奪ったりすることにつながるという自覚と生命尊重の態度を養う。 資 料 DVDによる映像資料 展 開 ○荒尾玉名管内で交通死亡事故が頻繁に起きている事実を知り、交通 事故を他人事ではなく自分の事として考える。 ○交通ルールに関する映像資料を見て、知っているはずであるが見落と しがちな基本的な交通ルール・マナーを再確認する。 ○スタントマンによる事故再現の映像資料を見て、交通事故の危険性や 危険な状況を詳しく知る。 ○映像資料についてのまとめの説明を聞き、交通事故は自分の生命を危 うくするだけでなく、加害者となって相手の生命を奪ってしまう危険性 があることを心に刻みつける。 - 16 - 3 講演 「DV未然防 止教育」 4 生物 「生命の起源 と進化」 ステージ3 題材名 「お互いを大切にしてよりよい関係を築くために」 目 標 DVは、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害であり、若年からの 対策が必要である。自分を大切にして初めて相手を大切にできることを 学び、家族や生き方をとらえていく。 資 料 講師の準備する資料、パワーポイント・映像などの視聴覚資料 展 開 ○佐賀県DV総合対策センターの先生のお話を通して、DVの知識と視 点を持つ。 ○将来DVの被害者にも加害者にもならず、自分らしい人生を送れるよ う、望ましい意志決定や行動選択ができるようにする。 ○感想を書き、これからの生き方を考える。 題材名 「生命の起源と進化」 目 標 生命は約38億年の歴史があると言われている。私たちはその脈々と 続く生命の進化の歴史の上にいることを感じつつ、これまでの生命の進 化について学んでいく。 資 料 教科書、図説 展 開 ○原始生命は約38億年前に出現したことを学ぶ。物質とは異なる生命 の本質について学ぶ。 ○地球環境の変化に伴い、進化を繰り返した。特に、大きな生物絶滅が これまでに5回あった。その度毎に生き残った生物が適応放散し、生態 系の中で様々な役割を担ってきたことを学ぶ。 ○今生きている生物は幾多の困難を乗り切り、現在に至ったものである。 私たち一人一人が自らの命を大切にし、命のバトンを後世に伝えること が大切であることを考える。 生命を輝かせる 5 講演 「キャリア教 育講演会」 主題名 「キャリア教育講演会」 目 標 日本や世界のトップで活躍中の方にその経験や知識を披瀝して頂き、 生徒の自己向上に内的刺激を与えることで、「職業観」「自尊感情」「コ ミュニケーション能力」を育み、自らの生き方ひいては「生命の輝かせ 方」を考えさせる。 資 料 各講師の準備する資料、パワーポイント・映像などの視聴覚資料 展 開 ○講師の方に、自分自身の今までの経験、知識、現在の高校生に望むこ となどを講演して頂く。 ○校長や教諭からの講演に関するコメントを聞き、特にポイントとなる 部分を再確認する。 ○生徒代表の挨拶をし、生徒全員が感謝の意を示し、講演者に対する敬 意の念を払う。 ○感想を書かせ、生徒自身のこれからの生き方を再確認する。 - 17 - 6 7 倫理 英語 題材名 「生命倫理」 目 標 先端医療技術の発達により、人間の生と死のあり方が変化した。この ような視点から人間の生命のあり方を考えさせる。 資 料 教科書「高校倫理」 展 開 ○人間の生殖や出生はかつては人間の力を超えた生命の神秘であった が、人工授精や体外受精などの生殖技術の進歩が見られる事を学ぶ。 ○医療技術の発達は死のむかえ方も変えつつあり、生命の質の観点から 生き方死に方を含めた患者の同意を含めた医療行為も必要であり、安楽 死の是非について自分自身の意見を主張できるようになる。 ○脳死を人の死と考えるかどうか、1997 年の臓器移植法の成立や 2009 年の改正の内容を学び、自らの生命と共に人の生命の大切さも考える。 主題名 「Body Imperfect」 目 標 健常者から突然身体障がい者となった筆者の経験から、社会の身体障 がい者に対する偏見を読み取らせると同時に、真の人間性とは何かにつ いて考えさせる。 資 料 Reading の教科書(Element Reading Skills Based) 展 開 ○テキストの第 1,第 2 段落を読む。筆者が健常者から身体障がい者に なったとき、困難を克服し、新しい自分になろうと努力する自分自身に 誇りを持っていたことを読み取る。 ○第 2,第 3 段落を読む。筆者が、初めて身体障がい者として社会にで たときに感じたことを読み取る。疎外感、よそよそしさ、哀れみ、不快 感、恐怖感など。 ○第 5,第 6 段落を読む。筆者に対する子どもと大人の反応の違いを読 み取る。子どもは好奇心、無邪気さ、公平さ。大人は恐怖心、不快感。 ○第 7 段落を読む。筆者が、子ども達から学び実践していることを読み 取る。人間としての尊厳とは何か、真の人間の価値とは何か、について 考えさせる。 - 18 -
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