社団法人 ÌÀ 電子情報通信学会 信学技報 ÁÆËÌÁÌÍÌ Ç Ä ÁÆ ÇÊÅ ÌÁÇÆ Æ ÇÅÅÍÆÁ ˹ Å ÌÊÇÆÁ ˸ Ì ÌÁÇÆ における Æ ÁÆ ÊË ÅËÃ Ä Ê ÈÇÊÌ Ç Á Á º ´¾¼¼½¹½¼µ 変調方式の性能に関する一検討 荒井 宣人 Ý〒¿ ÀÆÁ ËË̾¼¼½¹ デービッド アサノ 長野市若里 ¹½ ¹½ 信州大学 工学部 情報工学科 ¼¹ ¿ あらまし 本稿では広帯域信号に短い拡散符号系列をかけたものと狭帯域信号に長い拡散符号系列をかけた ˹ Å において、長い拡散系列を用いた方が良い性能を示す のではないかと予測し、変調方式にはより狭帯域な ÅËô Ù×× Ò ¬ÐØ Ö Å Ò ÑÙÑ Ë Ø Ã Ý Ò µ と広 帯域信号の ÈËÃ´È × Ë Ø Ã Ý Ò µ を用い、「スペクトル拡散後の帯域幅を等しくする」という条件のも ものとのトレードオフについて考察する。 と、計算機シミュレーションの波形解析により両者の性能を比較する。結果として、より大きい処理利得を 用いることで、 キーワード ÅËà が ÈËà よりも性能が良く、有効性を示した。 Å ¸ ÅËø ÈËø 処理利得¸ 帯域幅¸ ビット誤り率 È Ö ÓÖÑ Ò Ú ÐÙ Ø ÓÒ Ó Ë¹ ÆÓ ÙØÓ Ê Å Ë ¹½ ¹½ Ï Ò ÈËÃ Ò ËÝ×Ø Ñ× Á Ô ÖØÑ ÒØ Ó ÅËÃ Ú ÁÒ ÓÑ Ø ÓÒ Ë Ò Ò ÆÇ Ö Ò Ò× Ù ÍÒ Ú Ö× ØÝ × ØÓ¸ Æ ÒÓ¸ ¿ ¼¹ ¿ Â Ô Ò ×ØÖ Ø ÁÒ Ø × Ô Ô Ö¸ Ø ØÖ Ó« ØÛ Ò ×Ý×Ø Ñ× Ù× Ò Û Ò × Ò Ð Ò × ÓÖØ ×ÔÖ Ò Ó Ò ×Ý×Ø Ñ× Ù× Ò Ò ÖÖÓÛ Ò × Ò Ð Ò ÐÓÒ ×ÔÖ Ò Ó × Ü Ñ Ò º Ï ÜÔ Ø Ø Ø Ù× Ò ÐÓÒ Ó Û Ø Ò ÖÖÓÛ Ò × Ò Ð Û ÐÐ Ö ×ÙÐØ Ò ØØ Ö ÓÚ Ö ÐÐ Ô Ö ÓÖÑ Ò º Ì Ô Ö ÓÖÑ Ò Ó ÅËà ´ Ù×× Ò ¬ÐØ Ö Å Ò ÑÙÑ Ë Ø Ã Ý Ò µ¸ Û × Ò ÖÖÓÛ ÑÓ ÙÐ Ø ÓÒ Ò Û Ø ¸ Ò ÈËà ´È × Ë Ø Ã Ý Ò µ¸ Û × Û ÑÓ ÙÐ Ø ÓÒ Ò Û Ø ¸ × ÓÑÔ Ö Ý Û Ú ÓÖÑ Ò ÐÝ× × Ù× Ò ÓÑÔÙØ Ö × ÑÙÐ Ø ÓÒ× ÙÒ Ö Ø ÓÒ Ø ÓÒ Ø Ø Ø Ò Û Ø Ø Ö ×ÔÖ Ò × Ø × Ñ º Ê ×ÙÐØ× × ÓÛ Ø Ø Ù× Ò ÅËÃ Ö ×ÙÐØ× Ò ØØ Ö Ô Ö ÓÖÑ Ò Ø Ò ÈËà Ù× ÐÓÒ Ö ×ÔÖ Ò Ó Ò Ù× º Ì Ö ÓÖ Ù× Ò ÅËÃ × « Ø Ú ÓÖ Ë¹ Å ×Ý×Ø Ñ׺ à ÝÛÓÖ × Å ¸ ÅËø ÈËøÔÖÓ ×× Ò Ò¸ Ò Û Ø ¸ ¾ Ø ÖÖÓÖ Ö Ø ½ はじめに Input Data 現在、移動体通信において代表的な通信方式となった Å ´ Ó Gaussian Lawpass Filter Spectrum Spreading Ú × ÓÒ ÅÙÐØ ÔÐ ××µ を用いたセルラ 移動電話のサービスが開始されて以来、´ 年に Á Ç と Á セルラーが発売した Ñ ÇÒ を皮切りに、最近で は試験営業を行い、まもなくサービス開始となる ÆÌÌ ド コモの ÇÅ などが注目されているµ ますますモバイル FM Transmitter 図 マルチメディア社会の確立が進み、もはや音声だけでな ½ ÅËà を用いた ˹ 番目のユーザにおいて ´µ は« く、静止画像、動画像などのデータ通信が主流となり、伝 Å の送信機 番目のビットの と表示でき、またこの拡散符号は 送を行うデータ量が膨大になることから、今までよりも である。本稿では ¾ 値の入力データ 高速、かつ高品質なシステムが必要となる。 て考えている。それゆえに 本研究室では、 ˹ Transmitted Signal Modurator Å において現存のシステムよ Å 番目のチップ «´ µ ¾ ½ ½ ´ µ ¾ ½ ½ Ò とし ¾ となり各ユーザは ¾ 値 の拡散符号系列が割り当てられる。 まず入力データ りも狭帯域なディジタル変調方式を用いて、拡散率を上 げる方が優れた性能を示すのではないかと予測し、現 と拡散符号 « 在日本のセルラ移動電話の通信方式で使用されている プ間隔は Ì ´ µ ¾ ½ ½ Ò が ½ ビット入力される ´ µ の系列によって拡散され ´拡散符号のチッ Ì Æ µ 、チップ間隔 Ì の方形波パルス信 となる。 ÉÈËôÉÙ Ö ØÙÖ È × Ë Ø Ã Ý Ò )などの位相変 号 調 ´ÈËõ と、 ÈÅ´ ÓÒØ ÒÙÓÙ× È × ÅÓ ÙÐ Ø ÓÒµ を ¡« ´½µ ˹ Å に用いた性能比較が行われてきた。 ¾ この信号がガウスフィルタに送られる。 ÅËà は ÈÅ そこで本稿では、欧州の通信システムである ËÅ で の一種であり、位相の連続性を示す関数 ´Øµ は、次式で 採用され、 ÈÅ の一種である ÅËô Ù×× Ò ¬ÐØ Ö 与えられる。 ½ Å Ò ÑÙÑ × Ø Ý Ò )について取り上げ、この ÅËÃ Ì Ì を ˹ Å に用いたシステムの性能を検討していく。 ´Ø µ ´¾µ ´Øµ Ã Ö ´Ø · µ Ö ¾ ¾ ˹ Å の性能を検討するにあたり、拡散系列符号、 図 ¾ にこの ´Øµ の 区間 ÄÌ ¾ ÄÌ ¾ における周波数 ユーザ数をパラメータとし、通進路には、ガウス近似に基 づく理論式に従う熱雑音のみを考慮した回路でビット誤 パルスを示す。Ä は記憶されるチップ数 ´本稿では Ô¾ ÐÒ¾Ä、 ¿ とする µ である。このとき は定数 り率を算出する方法が良く用いられている。一般に、拡 帯 散符号系列長が長いものを用いた場合、すなわち拡散率 は ´Øµ を生成する時に用いるガウスフィルタの ¿ が大きい方がビット誤り率は良くなり、高性能と言える。 域幅 ´片側µ であり、à は ´Øµ の面積が ½ ¾ となるよう また、位相変調が周波数変調よりも占有帯域幅が広く、誤 な定数をとる。区間 ÄÌ ¾ ÄÌ ¾ において、 Ì がよ り率は良くなるわけであるが、「スペクトル拡散後の帯域 り小さいと周波数パルスは最も広がり、より帯域制限を 幅を等しくする」という条件下で拡散系列長 ´処理利得µ 行うことを意味する。 を決定し、通進路にガウス雑音を用いて、計算機シミュ レータの波形解析により、性能比較を行う。 1/2T BT=0.75 すなわち、広帯域の信号 ´ÈËõ に短い拡散系列を用い たものと、狭帯域の信号 ´ ÅËõ に長い拡散系列を用い BT=0.5 ¾ Frequency Pulse g(t) たものとのトレードオフ関係を評価する。 システムの概要 ¾º½ Ë» 図½に ˹ ÅËà 送信機 BT=0.25 1/4T Å 方式の変調方式に ÅËà を用いた 送信機のシステム構成を示す。 -1.5 このシステムにおいて各ユーザはシンボル間隔 いて Ì -1 -0.5 0 0.5 1 1.5 t/T にお ÐÓ ¾ Å ビットを送信するために符号の数 Å が割り 図 Æ チップから成り立ち、à 番 ´µ ´ µ で与えられる。à 目のユーザには拡散系列 «½ ¡ ¡ ¡ « 当てられる。拡散系列は Å ¾ ¾ ÅËô Ì ¼º¾ ¸¼º¿¸¼º µ の周波数パルスの例 2.0 1.8 −10 −20 1.6 Bb T = 0.75 2 dmin Power Spectral Density (dB) 0 −30 1.4 0.5 −40 −50 −60 1.2 0.25 0 1.0 0.5 1.5 2.0 1.0 2.5 0 0.2 0.4 (f − f c )T 図 ¿ 図 図 ÅËô Ì ¼º¾ ¸¼º¿¸¼º µ の電力スペクトル密度 図¿に Ì ¾º¾ の各値によるスペクトル特性を示す。この Ì ¿ からもわかる通り、 が小さくしていくにした により作られ、 ´Øµ Æ ¾ となり、送信信号 ½ ¼ と表せる。ここで Ë» ÅËà 受信機 に示す。 ¾ また他のユーザの干渉を受け、受信アンテナから受信さ ¼ の周波数変調 れる。受信側では、図 に示すように、送信側と同じ波 形を用意し、受信波形との相関をとることで受信データ ´µ Ø ´ Ì Ìµ ״ص は搬送波周波数 ״ص 1.0 ¿ 送信側から出力された信号は、通進路 Ï Æ を通り、 に帯域制限がかけら ´Øµ が変調指数 れ、位相連続関数 0.8 ÅËà 信号の最小符号距離 受信機のシステム構成を図 がって、より良好なスペクトル特性が得られる。このガ ウスフィルタによりデータ信号 0.6 Bb T Ó× ¾ を決定し、判定する。 ´¿µ T にのせられ、 Ø · ´Øµ は信号の振幅である。 ½ ´ µ cos(2π fc t + θ1( t )) ¾ T ״ص の帯域幅は 拡 散系列長によって決定される。拡散符号系列長 Æ による 処理利得を とする。´ Æ µ。 図 に ÅËà 送信信号 ״ص の最小距離を示す。 ½ 最小距離 ¾ はデータ信号 ½ と ½ に対して割り当て このスペクトル拡散された送信信号 . ( ) dt s(t) 0 . . . cos(2π fc t + θ2( t )) .. . T . ( ) dt Ñ Ò 0 ÅËà 波形のユークリッド距離が最小となるとき の、信号間の距離である。図 ¿ に示す通り、 Ì が小さく なるにつれ、信号間の距離も小さくなる ´より類似した信 号を送信するµ ことがわかる。以下の式 ´ µ は ÅËà の誤 られる り率の理論式である。この式からもわかるように、 . ( ) dt 0 cos(2π fc t + θΜ ( t )) Receiver ¾ 図 Ñ Ò ÅËà を用いた ˹ Å の受信機 は誤り率に影響し、この値が小さくなるにしたがい、誤 り率も劣化する。 Ô ここで、 ½ Ö ¾ ¼× ¾ ½ ¾Æ¼ は送信信号のシンボルごとの電力、 Ï Æ の雑音強度である。 ´ µ Ñ Ò Æ¼ ¿ は 性能評価の条件 スペクトル拡散システムにおいて、拡散前の帯域幅 と処理利得 ¾ とすると、 「拡散後の帯域幅を等しくする」 という条件では以下の式が成り立つ。 ¾ 電力密度から変調方式の帯域幅が求められるので、そ ÓÒ×Ø ÒØ れぞれの ´ µ ¼±、 ±帯域幅を表 ½ に示す。 表 ½ 帯域幅 ¼± 変調方式 一般に、帯域幅の広い信号はビット誤り率が良くなる が、スペクトル拡散システムにおいては、この式からも ÈËà わかる通り広帯域の信号に比べ、狭帯域の信号にはより ÉÈËà 大きい拡散系列長をかける ´拡散率を上げるµ ことが可能 ÅËô Ì ¼º µ ÅËà は ÈËà に比べて狭帯域の信号 であり、ビット誤り率は ÈËô広帯域µ に比べて悪くなる ÅËô Ì ¼º¿µ ÅËô Ì ¼º¾ µ が、拡散率を上げることができる。本稿では拡散率を上 ÅËô Ì ¼º¾µ となる。すなわち ÅËà を用いたビット誤り率が ÈËà を用いた時よりも良くなるであろうとの考えから、 それぞれの変調方式を Å に用いて性能評価を行う。 ± ¼º ¼º ¾ ¼º¿ ¼º¿¼¼ ¼º¾ ½ ¼º¾ ½¼º¾ º½ ¼º ½ ¼º ¼º ¾ ¼º¿ げることで、変調方式に 処理利得 ¿º¾ 表 ½ に示した帯域幅より処理利得が決定される。´ そのためには、それぞれの変調方式の帯域幅の特性を 知る必要がある。そして次の項目に示す帯域幅の定義に より より処理利得を求める。求めた処理利得を用いて伝送路 長 ÅËà の拡散系列長 Å Ëà は ÈËà の拡散系列 を基準にして、以下のように求められる。 を同時に使用するユーザ数をパラメータとして計算機シ ´ µ È Ëà ŠËà ミュレーションを行い、誤り率特性を検討する。 È Ëà ŠËà この ´ ¿º½ Å Ëà µ 式に ÈËÃ、 ÅËô例として Ì ¼º µ それぞ ¼± の値を代入すると、 れの 帯域幅 ¾ Å Ëà 帯域幅は本来無限大に広がっているため、どこまでを 帯域幅とするかを定義しなければならない。本稿では全 µ式 と なり ¼± ¢ ¼ ´ µ È Ëà ÅËô Ì ¼º µ は に おい ては ÈËà ¼±を含む帯域幅を ¼±帯域幅 ´ ¼± µ とし、 の ¾º ¼ 倍の処理利得を得ることができる。すなわ ±を含んだ帯域幅を ±帯域幅 ´ ± µ として定義する ち、 ÈËà の拡散系列長の ¾º ¼ 倍の拡散系列長を ことにする。 ÅËô Ì ¼º µ に用いることが可能となる。表 ¾ に 図 に本稿で使用される変調方式の電力スペクトル密 ¼± 、 ± について、 ÈËà に対しての ÉÈËÃ、 ÅËà の処理利得の比率を示す。 度を示す。 ½ ¾ 電力のうち 表¾ BPSK QPSK GMSK (BT=0.5) Normalized Power (dB) 0 ÈËà に対しての処理利得の比率 ¼± 変調方式 ÉÈËà -20 -40 ÅËô Ì ¼º µ ÅËô Ì ¼º¿µ ÅËô Ì ¼º¾ µ ÅËô Ì ¼º¾µ ¾º¼¼¾ ¾º ¼ ¾º ¿¼¼ ¿º¼¾½ ¿º¿¼¿ ± ½º ½ º ¾¾ ¾¾º ½½ ¾¿º ½ ¾ º 性能評価 º½ 拡散系列長 -60 本稿は通進路にガウス雑音 ´ Ï Æµ を用いて、計算機 シミュレータの波形解析により、ビット誤り率を算出し 0 1 2 た。これにより ÈËà と ÅËà の帯域幅と拡散率のトレー ドオフを考察する。なお、拡散系列には Å 系列を用いた。 3 Frequency ( f − fc ) Tc 図 今回は前述した処理利得 ´表 ÈËà 及び、 ÅËô Ì ¼º µ の電力スペクトル密度 ÈËà の処理利得を ¾ È Ëà ¾µ に従い、基準となる ¿½ として、それぞれの変 調方式で使用する Å 系列の拡散系列長を計算した。各変 を表 ¿ に示す。 調方式の拡散系列長 ¿½ のときの拡散系列長 È Ëà ¼± ¾ 変調方式 ÉÈËà ÅËô Ì ¼º µ ÅËô Ì ¼º¿µ ÅËô Ì ¼º¾ µ ÅËô Ì ¼º¾µ ± ½ ½ 10 10 ¿ ½¼¾ -1 □:BPSK(G=31) ◇:QPSK(G=62) ×:GMSK(BT=0.5,G=76) +:GMSK(BT=0.3,G=88) *:GMSK(BT=0.25,G=94) ○:GMSK(BT=0.2,G=102) -2 ¼ 10 º¾ 0 Pe 表¿ 10 -3 0 1 2 3 4 5 シミュレーション結果 6 7 8 9 10 9 10 SN rate Ù× Ö 図 この表 ¿ に従い、各変調方式とそれに対応した拡散率 ¸ ¿½¸ ¼± È Ëà を用いて、ËÆ 比に対するビット誤り率特性を出力した。 ¿½ という 条件での結果を示し、図 にはユーザ数 、 ±帯域幅の ¿½ という条件での結果を示している。 È Ëà 図 にはユーザ数 、 図 の ¼±帯域幅の È Ëà 10 ¼±帯域幅では ÈËÃ、ÉÈËÃ、 ÅËà との間 10 -1 -2 に性能の差はあまり見られないが、一般に通話品質の維 ½¼ ¾ において、ÉÈËà が最も Pe 持に最低限必要な誤り率 高い性能を示した。これはディジタル変調時の誤り率が ÉÈËà の方が ÅËà よりも良く、また ˹ Å にお いて ÅËà は ÉÈËà に対し、½º 倍程度の処理利得しか 10 10 -3 □:BPSK(G=31) ◇:QPSK(G=61) ×:GMSK(BT=0.5,G=618) +:GMSK(BT=0.3,G=698) *:GMSK(BT=0.25,G=743) ○:GMSK(BT=0.2,G=806) -4 得られないため、と考えられる。しかし、このグラフの ½¼ ¿ 以下では、 ÅËà は ÉÈËà の 性能を上回ると予測できる。また ÅËà において検討し た中では、 Ì ¼º¾ ´ µ の組合わせが最も高性能と 傾向として誤り率 10 -5 0 1 2 3 4 5 6 7 8 SN rate なった。 図 Ù× Ö ¸ È Ëà ¿½¸ ± ±帯域幅の図では、 ÅËà が、誤り率 ½¼ ¾ 、 それ以下においても ÈËà よりも高い性能を示した。これ は ±帯域幅では、 ÅËà が ÉÈËà に対し、½¼∼½¿ 倍 参考文献 の処理利得を得られるためである。ここでも ÅËà にお いて検討した中では Ì ¼º¾ ´ ¿µ が最も高性能と ½ º ú × ÒÓ¸ ̺À Ø×ÙÙÑ Ò ËºÈ ×ÙÔ Ø Ý¸ « ÒØ Ó Ò ÓÖ ÅËø ÈÖÓ º Ó Ø ¾½Ø ËÝÑÔÓ× ÙÑ ÓÒ なった。 図 の ÁÒ ÓÖÑ Ø ÓÒ Ì ÔÔº ¾¹ ¸ ½ ˹ Ò ÁØ× ÔÔÐ Ø ÓÒ ´ËÁÌ ³ µ¸ º ¾ 林 辰司 ˹ Å における ÈÅ 変調方式の性能 に関する研究¸ 信州大学大学院¸ 修士論文¸ ¾¼¼¼º まとめ 本稿では ÓÖÝ Å において変調方式に ÅËà と ¿ º ºÈÖÓ × Ò ÅºË Ð ¸ ÓÒØ ÑÔÓÖ ÖÝ ÓÑÑÙÒ ¹ Ø ÓÒ ËÝ×Ø Ñ׸ ÈÏË ÈÙ Ð × Ò ÓÑÔ Òݸ ÆÓÖØ ¹ ×Ø ÖÒ ÍÒ Ú Ö× Øݸ ÔÔº½ ¹¾½ ¸ ½ º ÈËà を用いたときに拡散後の帯域幅を同じにするとい う条件での性能評価を行った。帯域幅と処理利得につい てのトレードオフ関係を考察したわけであるが、 ÅËà ÈËà よりも全体的に高性能であり、 ˹ Å にお いての有効性を示せた。また ÅËà において、本稿で検 討した中では ÅËà の帯域幅を決定するパラメータが Ì ¼º¾ のとき、最も高性能となった。 が 横山 光雄¸ スペクトル拡散通信システム 出版社¸ 東京都¸ ¾ ½ º ¸ 科学技術
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