教員および主な担当科目 外国語・情報・身体を駆使して世界を知ろう

University Center for Intercultural Education
外国語・情報・身体を駆使して世界を知ろう
との意義について、
スポーツを通して体得することも
国際教育センターは、外国語教育、情報処理教育、
地球規模で巡らされた情報網の中で活動する世
健康・体力科学教育という三分野の授業科目を提供し
界市民に欠かせない能力として、情報機器を自在に
重要な目標としています。自然環境に恵まれた本学
ています。世界市民として、地球規模で活動する能力
活用し、情報を世界のどこからでも受信したり、
どこ
で科学的な健康体力増進の世界に臨んでください。
と人間性を育てるという理念に基づいて、
全学共通基
へでも発信したりできるコンピュータ・リテラシーが
礎教育に関わるこれらの授業が展開されています。
求められますが、情報処理教育がこの分野を担当し
外国語、情報処理、健康・体力科学はいずれも、スコ
ます。単に機器の操作法を学ぶのではなく、地球規
アや記録の向上を目指すあまり、技術(スキル)のみが
ことばを通して、
人は仲間を作ったり、
仲違いしたり
模で情報を操作する者の守るべきモラルを身に付
重視されがちですが、人間同士、互いの個を尊重し合
します。ましてや外国のことばとなれば、気をつけな
けることを目標としています。情報機器を活用して、
える世界市民としての自覚をしっかりと身に付けるこ
ければならないことが多くあります。外国語を学ぶこ
内外の文化や科学や技術等について多くのことを知
とも極めて重要であることは言うまでもありません。
とは、国際社会について明瞭な認識をもち、国際社
り、
新しい世界へ挑戦されることを望んでいます。
会で活躍するための最も有効な手段です。外国のこ
とばを知るにつれて、その国の文化にも関心が傾き、
健康・体力科学教育は健康や体力に対する認識を
そしてそこから今度は逆に、自国のことばや文化を
深め、健康の増進や体力の向上のために生活習慣の
見直すことになるはずです。英語だけではなく、多く
改善を図り、体力作りの実践方法を理解するととも
の外国語を履修することによって、新たな世界が発
に、各種のスポーツによって運動能力を高め、
スポー
見されることを望んでいます。
ツを生涯にわたって継続する能力や態度の養成を図
ることを目指しています。また世界市民として、国際
ルールにしたがい、
フェアプレイの精神で活動するこ
情報処理演習Ⅰ
英語Ⅱ
センター長 上村 盛人
健康・体力科学
(運動処方コース)
ドイツ語Ⅱ
教員および主な担当科目
全学共通基礎科目
□ 情報処理
□ 英語
センターの構成
英語教育系
第二外国語教育系
国際教育センター
情報処理教育系
健康・体力科学教育系
05
CAMPUS GUIDE 2006
寺島廸子
Ⅰ、
Ⅲ∼Ⅵ
上村盛人
Ⅰ、
Ⅲ∼Ⅵ
石田法雄
Ⅰ、
Ⅲ∼Ⅵ
外狩章夫
Ⅰ、
Ⅲ∼Ⅵ
小栗裕子
Ⅰ、
Ⅲ∼Ⅵ
亀田彰喜
情報科学概論
情報処理演習Ⅰ、
Ⅱ
宮城茂幸
情報科学概論
情報処理演習Ⅰ、
Ⅱ
ウォルター クリンガー Ⅱ
□ 健康・体力科学
山本 薫
寄本 明
健康・体力科学Ⅰ、
Ⅱ
岡本 進
健康・体力科学Ⅰ、
Ⅱ
Ⅰ、
Ⅲ、
Ⅳ
□ 第二外国語
吉村淳一
ドイツ語Ⅰ∼Ⅲ
長島律子
フランス語Ⅰ∼Ⅲ
地蔵堂貞二
中国語Ⅰ、Ⅱ
呉 凌非
中国語Ⅰ、Ⅱ
2006 CAMPUS GUIDE
06
University Center for Intercultural Education
□ 英語Ⅰ∼Ⅳ
情 報 処 理
かつて読み、書き、そろばんが教養の代名詞で
視聴覚教材を利用したリスニング学習、英語での文章表
現、英語で考える訓練を行い、国際社会に生きるにふさわし
い教養と、専門分野におけるコミュニケーションの活動に
あったころ紙、筆、そろばんが文房具としての必需
品でした。情報技術の発達により現在ではそれらが
さらに学びたい学生は
上級コースⅤ、Ⅵ が受講できます
必要な学力を身につけることを目標とする。英語Ⅱは、外国
人教員の担当で、
英語を実際に使う能力を身につける。
ワープロソフト、表計算ソフトに置き換わり、
パソコン
が現代の文房具となりました。
パソコン自身の用途は広いですが、
まずは文房具
として使いこなせることが必要です。そのためには
練習がかかせません。特に初学年では、パソコンの
オフィスアプリケーションの演習
︵情報処理演習Ⅰ︶
U N I V E R S I T Y C E N T E R F O R I N T E R C U LT U R A L E D U C AT I O N
英 語
ションソフトを徹底的に繰り返し練習します。
1年を通して、色々なスタイルの授業を行っています。テキストもあ
メールソフトを利用し手紙を送ったとしても、そこに
ネットワーク環境下でのウィンドウシス
テムを備えた情報処理装置の利用方法を学
ぶ。コミュニケーションツールとしてのイ
ンターネット利用、ワープロソフトや表計
算ソフトの利用を通じて現在の情報技術に
関する理解を深める。また、工学部生に対
しては文字端末による計算機の操作や文書
扱い方、情報技術に関する基礎知識、情報化社会の
フォーマッタなど情報工学的な要素を盛り
倫理やモラルなどを学習するとともに、アプリケー
Let's Enjoy English!
情報処理演習Ⅰ、
情報科学概論
込んだ演習も行う。
一方でパソコンは道具に過ぎません。例えば電子
書かれている内容は、直筆の手紙と何ら変わること
いと思います。
はありません。このように道具の差こそあれ、表現さ
4 月なら自己紹介。10 月は夏の思い出、
といったように、授業では
れたものは人によって生み出されているのです。情
身近な話題をとりあげていきます。まずは学生に、
テキストをもとにし
報技術は表現方法の多彩さをもたらしましたが、本
て、身近な話題のスピーチやオリジナル・ダイアローグなどを作文して
来最も大切なのは表現されたものの中身、技術に振
もらい、学生が書いた原稿を私が添削して、実際に話してもらいます。
り回されて中身がおろそかにされてしまうようでは
もちろん、生きた英語として身につけるには、
できるだけ覚えていくこ
本末転倒です。そのようなことのないよう、表現力や
とも大切です。映画のシナリオや新聞記事、音楽も素材になります。と
コミュニケーション能力の向上にも配慮した演習を
きにはゲームを取り入れたりして、楽しみながら学んでもらえるように
行います。
統合開発環境によるプログラム開発
︵情報処理演習Ⅱ︶
りますが、様々なテーマを盛り込んでいきますから、退屈することはな
情報処理演習Ⅱ
現在では工学だけでなく、あらゆる分野
の問題が計算機上で解かれている。その時
必要となる計算機言語についての基礎的な
演習を行う。身近な問題を例として、問題
の定式化を行い、計算機言語を用いてプロ
グラミングするという過程を通じ、計算機
の動作そのものについてより深い理解を進
める。
工夫しています。
Walter Klinger(英語Ⅱ)
健康・体力科学
第二外国語
□ ドイツ語Ⅰ、
Ⅱ
Ⅱ
□ フランス語Ⅰ、
Ⅱ
□ 中国語Ⅰ、
Ⅱ
□ 朝鮮語Ⅰ、
健康・体力科学Ⅰ、Ⅱ
健康や体力、
スポーツ文化に対する認識を深め、生涯を通じた生活習慣の改善、体力づくりの定着化を図るため、講義
視聴覚教材を利用して、生きた言語に慣れ親
と実技を一体化して体得する。実技においては、
スポーツ科学の知識を生かし、安全かつ理にかなった身体運動の実践
しみながら、文法体系の基本を学ぶ。また辞書を
自由に検索できるように訓練し、次第に語彙、文
法両面の学力を充実させて、高度なコミュニケー
ションの活動に必要な学力を身につけることを
能力、実践態度の育成をめざす。
さらに学びたい学生は
「これまで感覚的に滑っていること
ドイツ語Ⅲ・フランス語Ⅲ
種目は、選択制で、球技コース
(バレー、バドミント
が受講できます
目標とする。
ン、バスケットボール、サッカー、テニス、ソフトボー
ル、ニュースポーツ)
、身体表現コース
(ダンス・エクサ
サイズ)
、運動処方コース(健康運動プログラム、体力
トレーニング)
、野外活動コース(スキー・スノーボー
湖南師範大学短期語学研修
辻 沙織 さん
小菅 和恵 さん
人間文化学部 地域文化学科2回生
人間文化学部 生活文化学科4回生
世界遺産のある張家界に
行ったとき、中国の歴史の奥
深さや大陸の広大さを肌で
感じることができました。誰も
が温かく親切にもてなしてく
ださり、感謝の気持ちでいっ
ぱいです。私たちにとってこ
の経験は貴重な財産となりま
した。
07
CAMPUS GUIDE 2006
スキー・スノーボード実習に
参加した学生のコメント
ド、
海洋、
ゴルフ)
が開講されている。
が多かったが、スキーの回転の原理が
よく理解でき、技術の向上に大いに役
立った。はじめて体験するスノーボード
は、思っていた以上に上達して自信が
ついた。この実習は技術獲得だけでな
く、友達と楽しく過ごすことができて大
(I.K)
変満足している。」 環境科学部
フランス語検定
にもチャレンジ!
八塚 和幸 さん
ゴルフのラウンド実習に
参加した学生のコメント
工学研究科 機械システム工学専攻
博士前期課程1回生
「思うようにボールが飛んでくれな
フランス語の受講当初は、発音練習をみっちり行い、
ちっ放しの練習よりは達成感があっ
発音ができるだけでうれしかったものです。もちろん今
でも文章を読むことは大好きです。そして、4回生でつい
にフランス語検定3級に合格し、次は2級を目指していま
くて大変苦労したが、コースの方が打
て楽しかった。歩数を計測しながらの
ラウンドプレーだったが、運動量の多
さを実感した。
」
人間文化学部
(S.S)
す。2 級に合格したら、一度フランスに行きます。その時
が楽しみです。
2006 CAMPUS GUIDE
08