公立保育園ガス冷暖房設備保守点検業務に関する仕様書 - 福井市

公立保育園ガス冷暖房設備保守点検業務に関する仕様書
本仕様は、ガス冷暖房設備を使用する福井市公立保育園において実施するガ
ス冷暖房設備保守点検業務について定めるものとする。
1 受注者は福井市(以下「発注者」という。)が別途指示する時期(概ね6月
中旬及び10月下旬)に、別表1の保育園冷暖房設備が安全かつ良好な運転状
態を保つよう、別表2の点検項目に基づき夏冬切り替え保守点検業務を実施す
るものとする。
なお、日之出保育園においては、耐震補強等の工事を平成25年3月まで
予定していることから、冬の切り替え点検はしないものとし、夏の切り替え点
検のみを行うこととする。
2
前項以外にも、委託期間中設備機器に故障が生じ、発注者から通知を受け
た場合は、保育業務に影響が出ないよう迅速に技術者を派遣し、修理、処置
等を行い、原則当日中に機器を稼動させることとする。ただし、機器の重大
な故障や部品の調達等により、当日中の稼動が不可能なときは、故障原因を
明確にした理由書を提出することとする。
3
受注者は、第1項及び第2項の業務完了後、冷暖房設備が正常に稼動する
ことを、各保育園長の確認を受けるものとし、別途作業等報告書を発注者に
提出するものとする。
4
受注者は、夏冬切り替え保守点検時に設備の不備を発見し、または設備の
不調を予見したときは、速やかに発注者に通知し指示を受ける。
5
発注者の指示により行う部品の交換に要する費用並びに運転の操作を誤っ
たため起きた事故、断水、電圧異常、燃料切れによる事故及び天災、火災に
よる事故等で修理した場合の費用は、発注者の負担とし、別途支払う。ただ
し、第1項の切り替え保守点検業務後、短期間に発生した不具合については、
受注者の責任及び負担とする。
6
業務中、受注者の過失等により発生した故障、事故については、受注者の
負担とし、責任を持って速やかに原状回復を図るものとする。
7
業務を行う際には、事前に発注者と調整をすること。
8
委託期間は、契約日から平成25年3月31日までとする。
9
委託料については、前期、後期2回に分けて支払うものとする。
別表1
ガス冷暖房設備一覧
園 名
※
住
所
メーカー
機 器 名
吸収式冷温水機
機種品番
CH-K30PS
東部保育園
手寄 2 丁目 2-27
矢崎
西部保育園
花月 2 丁目 10-10
〃
〃
CH-K20PS
北部保育園
松本 2 丁目 7-26
〃
〃
CH-K20PS
春山保育園
田原 2 丁目 11-3
〃
〃
CH-F15HP
足羽保育園
足羽 1 丁目 15-25
〃
〃
CH-K30PS
日之出保育園
日之出 5 丁目 14-1
〃
〃
CH-V20P
湊保育園
光陽 1 丁目 9-8
〃
〃
CH-K15PS
御幸保育園
御幸 2 丁目 7-29
〃
〃
CH-V20P
木田保育園
木田 1 丁目 1406
〃
〃
CH-K30PS
明里保育園
明里町 9-1
〃
〃
CH-F20HP
花堂保育園
花堂北 2 丁目 23-25
〃
〃
CH-K20PS
清明保育園
江端町 32-67
〃
〃
CH-V15PS
松本保育園
幾久町 7-17
〃
〃
CH-V20P
牧島保育園
文京 3 丁目 26-23
〃
〃
CH-K15PS
勝見保育園
勝見 3 丁目 19-1
〃
〃
CH-V20P
本機に関連する付帯設備(ポンプ類、クーリングタワー、ファンコイル)を含む。
別表2
点検項目
項 目
設
置
状
況
冷
却
塔
バ
ー
ナ
制
御
関
係
流
量
点 検 内 容
機器外観(損傷・欠品等)確認
燃焼種類・バーナー製造番号確認
溶液循環ポンプ製造番号確認
リモート・ROB・CTS等結線確認
クーリングタワー型式・製造番号確認
*油タンク設置状況確認
給排気・煙道状況確認
冷温水・冷却水ポンプ容量確認
水平調整確認
ボールタップ作動確認
散水器回転状況確認
ファン・冷却水ポンプ運転状況確認
CTSの作動確認
フローダウン量の調整
冷却水系配管水漏確認
冷却水系水抜き清掃
*燃料漏れ確認
安全遮断弁通り抜けテスト
パイロット電磁弁通り抜けテスト
ガス1次圧(燃焼中)測定
パイロット燃焼圧点検調整
*低燃焼圧(戻り油圧)点検調整
*高燃焼圧点検調整
*風圧点検調整
フレーム電流測定
排ガス分析
*SS-NO測定
燃焼制御タイマー設定
*燃焼状態確認
電源R・S・Tの確認
サーマルリレーの調整
Y-△タイマーの設定
TH温度設定、作動確認
TL 設定温度確認 TL1 設定温度確認
冷媒凍結防止弁作動確認
流星調整弁作動確認
ブロー弁作動確認 ストップ弁作動確認
稀釈弁作動確認 冷暖切替パイロット弁作動確認
溶液循環ポンプ揚程測定
溶液循環ポンプ電流値測定
冷温水圧力損失点検調整
冷却水圧力損失点検調整
冷房切替時
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暖房切替時
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項 目
各
部
温
度
水
系
関
係
真
空
F
C
U
点 検 内 容
冷温水出口温度測定
冷温水入口温度測定
冷却水出口温度測定
冷却水入口温度測定
高温再生器(GPH)温度測定
高温再生器(GPL)温度測定
中間濃溶液降り管温度測定
中間濃溶液昇り管温度測定
濃溶液降り管温度測定
濃溶液昇り管温度測定
希溶液降り管温度測定
希溶液高温再生器管温度測定
凝縮器温度測定
蒸発器温度測定
排ガス温度測定
水漏れの確認 冷温水系、冷却水系、給水系
循環水量の確認(機内圧力損失の測定)
冷温水、冷却水ポンプの運転状態確認
電磁接触器定格容量の確認 (冷温水、冷却水ポンプ)
過電流継電器(サーマルリレー)設定電流の確認
エアー抜き弁等の作動確認
シスターンの確認
給水バルブ“開”ボールタッフルの作動
真空排気量測定
真空排気時間測定
排気ガス質点検
Pdセルヒーター確認
FCUのエアー抜き点検
FCUの運転確認
冷房切替時
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暖房切替時
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△
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△
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△
△
△
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( 注 意 事 項 )
① △印真空排気は原則として行なうが、冷房時に、冷水温度、蒸発器温度、希溶液降り管温度が
正常である場合は、行わなくてもよい。
又、暖房運転が行われていれば、真空排気を行わなくてもよい。 ② 各点検項目は、点検後、チェック用紙に記入する。
③ *印は、灯油焚点検項目を示す。