バイオディーゼル燃料混合軽油(単価契約)(4-6月)仕様書 1 総則 この仕様書は、東京都交通局(以下「当局」という。)が購入する自動車用燃料のバイオディ ーゼル燃料混合軽油(以下「B5燃料」という。)に適用する。 2 受注者の責務 都営バスは、公営交通として都内の重要な交通網の一翼を担っており、仮にも燃料に起因する 不具合でバスが運行不能となり、お客様に御迷惑をおかけしては、その責務を果たすことができ ない。そのため受注者は、バスに不具合を発生させることのない高品質のB5燃料を安定供給す る義務を負わなければならない。 3 履行期間 平成27年4月1日から平成27年6月30日まで 4 納入場所・受入タンク容量 ・納入場所:渋谷自動車営業所新宿支所(新宿区西新宿三丁目19番1号) ・受入タンク容量:10㎘×1本 5 予定数量 96㎘(注1) (注1)予定数量は、運転計画等の変更により増減する場合がある。 6 品質 (1)混合前バイオディーゼル燃料 ア 自動車燃料-混合用脂肪酸メチルエステル(FAME)は、JIS K 2390 に適合し、かつ廃食 用油を主原料とするものとする。 イ 酸化安定性および低温性能については、次のとおりとする (ア)流動点 -7.5℃ 以下 (イ)目詰点(CFPP)-5℃ 以下 (ウ)酸化安定度(110℃)6hr 以上 (2)混合前軽油 ア 軽油は、JIS K 2204 に適合し、比重は0.8017から0.8762までとする。 イ 軽油の硫黄含有分は、0.001質量%(10ppm)以下とする。 ウ 軽油の種類は JIS K 2204 軽油使用ガイドラインに沿ったものとする。 (3)バイオディーゼル燃料混合軽油 ア (1)の性状を満足するバイオマス由来の脂肪酸メチルエステル(FAME)を軽油に質量 5%~質量4.5%の範囲で混合していること。 イ 「揮発油等の品質の確保等に関する法律施行規則」(昭和52年5月17日通産省令第24 号、平成21年2月25日改正施行)第23条に定めるもので、同条第1項第1号から第4号、 第5号ロ及び第6号から第10号の要件を満たしていること。 7 発注及び納入 (1)1回当たりの納入数量は原則として、2㎘以上とする。 (2)毎月1日から15日まで及び16日から月の末日(以下「半月単位」という。)までの納入予 定計画表を、それぞれの期間の初日の3日前までに原則交付する。ただし、計画以外に、緊急迅 速な納入を指示する場合がある。 (3)納入は、納入指示書により指示した日に行い、受注者は納品書を発行する(緊急の場合を除き、 原則として、日曜日及び元日以外の日すべての日) 。 (4)半月単位の納入予定計画に変更があった場合は、電話、ファックス等で連絡する(緊急の場合 を除き、原則として、納入予定日の前日の14時まで)。 (5)納入時間は、原則として午前7時30分から午後6時までの間とする。ただし、納入場所の都 合により、一時的に納入時間を指定する場合があるので、その際には、当局係員の指示に従うも のとする。 (6)納入はタンクローリー車で行い、各種交通規制に注意の上納入する。また、納入場所の状況に よっては一時的にタンクローリー車の大きさ及び形状を指定することがあるので、その際には、 当局係員の指示に従うものとする。 (7)受注者は、納入場所の給油口の形状、口径等について現地調査を行い、納入に支障が生じない よう準備する。 (8)受注者は、通常の連絡網の他に、緊急時の連絡先(下請けの運送会社を含む。)を提出する。 8 検査及び品質確認 (1)納入場所において、当局係員が行う納入量の確認検査等を受ける。 (2)受注者は、事前に「揮発油等の品質の確保等に関する法律」に基づく B5 燃料の品質確認にお ける分析結果通知書の写し及び自動車燃料-混合用脂肪酸メチルエステル(FAME)が廃食用 油を主原料としていることを証明する書類(各1部)を提出する。 9 支払 (1)受注者は、月ごとの納入量を記載した出荷証明書及び製品の品質試験成績を記載したものを提 出する。 (2)支払は、月ごとに納入量を集計し、提出された書類と照合の上、受注者からの請求により行う。 10 グリーン配送 本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は利用する場合は、都民の健康と安全を確保する 環境に関する条例(平成12年東京都条例第215号)の規定に基づき、次の事項を遵守するこ と。 (1)ディーゼル車規制に適合する自動車であること。 (2)自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特 別措置法(平成4年法律第70号)の対策地域内で登録可能な自動車利用に努めること。 なお、適合の確認のために、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質減少装置装着 証明書等の提示又は写の提出を求められた場合には、速やかに提示し、又は提出すること。 11 疑義の解釈 この仕様書に関して疑義が生じた場合は、当局と協議すること。 12 その他 (1)本件契約の目的物に係る税制改正が実施された場合は、それによるものとする。 (2)本件契約は、平成 27 年度予算が平成 27 年 3 月 31 日までに東京都議会で可決された場合に おいて、平成 27 年 4 月 1 日に確定させる。 以 上
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