【目的】 近年、 早期の探索的なヒ ト臨床試験を可能とする方法論と して

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皮 内動態 の解析 にお けるマ イク ロ ド- ズ試験 法 の有用性
○菊池 啓介 1,中野 恵介 2
,藤堂 浩 明 1,申出 正 人 2,潰通 好美3
,松井 隆雄 3,
亀 山 浩一 2,杉林 堅次 1(1城西大 ・
薬 ,2コーセー基礎研究室 ,
3
加速器分析研 )
【目的】近年 、早期 の探索的な ヒ ト臨床試験 を可能 とす る方法論 としてマイ クロ
ド-ズ (
MD)試験が確立 され、 「
早期探索的臨床試験」の指針 が発表 された。現
nv
i
t
r
o皮膚透過試験 によ り候補化合物の有効
在、
皮膚適用 医薬 品や化粧 品開発 ではi
性や安全性 を評価 してい る。 しか し、摘 出 ヒ ト皮膚 は入手が困難 であ り、また三
次元培養 ヒ ト皮膚モデル を用 いた試験 は未 だ検討段 階であることか らMD試験法
の確 立は皮膚適用 医薬 品や化粧 品開発 に有用である と考 え られ る。 そ こで本研究
では、角層 中薬物量か ら皮膚適用 医薬 品の生物学的同等性 を評価す る方法である
DPK)試験 を用い、経皮投与製剤 にお けるMD試験法の確立を 目
皮膚薬物動態学 (
LI
D) お よび 1
4
C標識塩酸 リ
指 した初期検討 を行 った。 【
方法】塩酸 リ ドカイ ン (
1
4
CLI
D) をモデル薬物 として選択 し、 ドナー溶液濃度 をLI
D は1
000、
ドカイ ン (
1
00、1
0L
l
g
/
ml
に、1
4
CLI
D(
s
pe
c
i
f
i
ca
c
t
i
vi
t
y-59Ci
/
mol
)
は1
0ng/
ml(
1
2.
4d
pm)
に調製 し
た。 ドナー溶液 を摘 出皮膚 に1
時間または5分適用後、粘着テープによ り剥離 した
角層 中LI
Dお よび 1
4
CLI
D濃度 をHPLC、LCMS/
MSお よび加速器質量分析法 (
AMS)
によ り定量 した。Fi
c
kの拡散則 を用いて 、LI
Dお よび 1
4
CLI
Dの皮膚透過パ ラメー タ
Dお よび 1
4
CLI
DはHPLC、
LCMS/
MS
を算 出 し、
比較評価 した。【
結果 ・
考察】
角層 中LI
お よびAMSで定量が可能であった。HPLCにて測定 した定常状態時の各角層深度で
MS/
MSお よびAMSにて得 られた薬物濃度 と比較 す る と高い相 関
の薬物濃度 をLCを示 した また、非定常状態時の角層 中薬物 プ ロファイル よ りFi
c
kの第2則 を用い
て皮膚透過パ ラメー タを算 出 した結果 は、皮膚透過 プ ロファイル よ り得 られた皮
MS/
MSやAMSを用いたMD試験
膚透過パ ラメー タ と同等であった。以上 よ り、LCによる皮 内動態解析 が有用であると考 え られ る
。
。