Glibcの脆弱性 (CVE-2015-0235)

平成 27 年 2 月 2 日
お客様 各位
日商エレクトロニクス株式会社
エンジニアリング本部
サポート・サービス部
プロダクト・サービスグループ
【Glibc の脆弱性 (CVE-2015-0235)に対するパッチリリースのご案内】
拝啓
貴社益々ご清栄の段、お慶び申し上げます。
平素は格別なるご高配を賜り厚く御礼を申し上げます。
この度、Glibc の脆弱性 (CVE-2015-0235)に於きまして、Mirapoint 製品が該当する事が確認されまし
た。この問題に対して、メーカーより対策用のパッチがリリースされましたので、以下の通り、ご報告申
し上げます。
敬具
- 記 -
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対象となるハードウェアモデル
Mirapoint 6,7 シリーズハードウェアモデル
RG160, RG600, RG6000, M600, M6000, M610, M6100, S6000
RG170, RG700, RG7000, M700, M7000, S7000, M7700

概要
Mirapoint 製品にて、Glibc GHOST の脆弱性 (CVE-2015-0235)が確認されました。
この問題に対して、メーカーより対策用のパッチがリリースされました。
本パッチを適用する事で脆弱性に対応することが出来ます。

対策パッチについて
本パッチは MOS4.3.3-GA から MOS4.4.6-GA のみ適用可能です。
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MOS4.3.x 以下の MOS バージョンを利用されている場合
MOS4.3.x 以下の場合には、MOS4.3.5 へアップデート頂き本パッチを適用してください。
< MOS4.3.5 リリースノート >
http://www.nissho-ele.co.jp/product/mirapoint_support_info/
案内名:MOS4.3.5-GA リリースのご案内

パッチダウンロード先
本パッチは以下の URL からダウンロード可能です。
 ftp://ftp.mirapoint.com/pub/updates/D4_glibc_security.mpu5
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パッチ適用時の注意事項
※ パッチ適用後に system reboot が発生します。
※ Mirapoint からアクセス可能な Anonymous の FTP または HTTP サーバをご用意して下さい。
※ パッチは事前にご用意頂いた FTP または HTTP サーバ上に保存して下さい。
※ パッチを適用するためには Mirapoint に Upgrades Allowed ライセンスが適用されている必要
があります。
CLI> license list にて Upgrades Allowed ライセンスが適用されているか確認して下さい。
※ HTTP サーバを指定してパッチを適用する場合、Mirapoint に HTTP プロキシの設定がされて
いると HTTP プロキシ経由で指定したパッチのある HTTP サーバへアクセスを行います。
update install コマンドにて http://IP アドレスのように IP を指定してもダイレクトでそのサーバ
へアクセスを行ないませんので注意して下さい。

パッチ適用手順
Mirapoint の CLI にログインして頂き、下記コマンドにてパッチを適用して下さい。
1.
ログイン
Telnet(または SSH、シリアルコンソール)にてコマンドインターフェースにログインします。
Telnet(SSH)の場合、管理者権限(Administrator)でログインして下さい。
2.
パッチのインストール
以下のコマンドにてパッチのインストールを開始します。
< FTP の場合 >
CLI> update install ftp://FTP サーバの FQDN(または IP アドレス)(/パス)/ファイル名
< HTTP の場合 >
CLI> update install http://HTTP サーバの FQDN(または IP アドレス)(/パス)/ファイル名
コマンド実行後「Note: Some updates can automatically reboot the system.
Continue?
(y/n)」と表示されますので、“y”を入力します。
< 例 >
CLI>update install http://192.168.0.1/pub/updates/ D4_glibc_security.mpu5
Note: Some updates can automatically reboot the system.
Continue? (y/n) y
|
OK Completed
“y”を入力すると自動的にパッチのダウンロード・インストールが開始されます。
インストールが完了し、「OK Completed」と表示されることを確認します。
OK Completed 表示後に system reboot が発生します。

パッチの削除手順
1.
パッチのアンインストール
CLI> update uninstall 適用したパッチ名
パッチアンインストール後に system reboot が発生します。
< 例 >
CLI> update uninstall D4_glibc_security
Note: Some updates can automatically reboot the system.
Continue? (y/n) y
bypassing locks for debug update
OK Completed
System reboot
2.
確認
CLI> update list にて、結果に「適用したパッチ名」が表示されないことを確認します。
本書に関してご不明な点が有る場合には、以下のお問い合わせ窓口にお問合せをお願します。
-----------------------------------日商エレクトロニクス株式会社
日商エレクトロニクス・プロダクト・センター
e-mail: [email protected]
----------------------------------
【改訂履歴】
2015/2/2 初版
以上