平成23年11月定例会 代表質問事項 - 磐田市

平成23年11月定例会 代表質問事項
発言順位1
1
創志会
24番
鈴 木 昭 二 議員
平成24年度歳入見通しと歳出について
リーマンショックから立ち直りを見せ始めたわが国経済の平成22年の
景気の状況はかなり改善したと思われます。歳入のうち市税として徴収さ
れる個人・法人所得の状況をお聞きするとともに歳入全般についての見通
しについてお聞きしたいと思います。また、歳出についても決算の状況か
らその根本的な考え方について今一度お尋ねをしたいと思います。
⑴
22年度決算において、市税、交付税、国・県支出金、繰入金、市債
は歳入の構成比が82.6%となった。24年度のこれらの歳入見通し
についての説明を。また、歳入総額はどの程度になるかお伺いします。
⑵
基準財政需要額は23年度と比べ変化はありそうか。変化があるとす
れば本市に与える影響はどのようなものか。
⑶
現在市の遊休資産を積極的に売却し財源・基金とする政策が採られて
いるが東日本大震災を教訓とするとき災害時における避難地、仮設住宅
用地、瓦礫一時保管用地等多くの公有地の確保が必要と思われます。ま
た、公共工事などの移転、交換、代替用地としての必要性も考えられ遊
休資産の有効活用策は売却以外にもあると思うが見解をお伺い致します。
⑷
22年度決算において、実質収支が約37億3,497万円となった
歳出のあり方について見解を。
⑸
各事業の積算についてはより適格・厳正に行い予算の有効活用を図る
べきと思うが見解を。
⑹
当初予算主義にとらわれず、入札差金等の発生時にはその都度柔軟な
財政運用が寛容と思うが見解をお伺い致します。
⑺
財政の効率的な運用は行革を推進することだが、費用対効果を高める
ための改善策を24年度はどのように取り組もうとされているかお伺い
致します。
2
市民の生命・財産を守るための安全・安心の施策の充実について
3.11東日本大震災は国民の多くにショックを与えました。歴史的に
も近年まれに見る大惨事は人々の心に刻み込まれたと思います。いま、地
方自治体にとっては市民の安全安心を確保することが至上命題であるとい
っても過言ではない。今11月定例会には「磐田市災害に強い地域づくり
条例」の制定も上程されているが、災害の「温故知新」の発想を減災につ
なげたいと社説で報じたメディアもあり我々がいま取り組めることは何か
真剣に考える時であると思う。
⑴
調査・研究・計画等について
①
「 東 海 」「 東 南 海 」「 南 海 」 の 三 連 動 型 の マ グ ニ チ ュ ー ド 9 . 0 ク ラ
スの地震が近い将来発生するとされているがこれらについての市の対
応はどのように考えているか見解を。
②
地震・津波・原発事故や大雨による水害の発生が心配されている。
今一度早期に危険エリアの見直し等調査・研究をして、それぞれの防
災対策を再検討し計画の見直しをすべきと思うがお考えは。また、こ
れらの情報を市民に対し正確・確実・早期に発信すべきと思うがどう
か。
③
原子力安全委員会は、浜岡原発で事故が発生した場合の「防災対策
重 点 地 域 ( E P Z )」 を 「 緊 急 防 護 措 置 区 域 ( U P Z ) 」と し て 3 0
km圏と拡大の方針とされた。磐田市としては30km圏内の地域防
災計画の見直しも必要となると思うが見解を。また、30km圏外の
磐田市民に対する対応策はいかにするかお伺いします。また30km
圏外の放射線測定は国が主体的な役割を担うべきとしているが見解を。
④
3.11以降自然風水害や原発事故に対する市民の安心・安全に関
心が高まっている。そのような中、担当課としての自治防災課の役割
が以前より重要と思うがいまの組織で対応は可能か。国・県との調整
等が重要になると思うがどうか。また、原子力に関する専門職員を設
置する必要があると思うがどうか。
⑤
災害に罹災するおそれのある地域から安心して生活できる地域へ生
活拠点移転等の指導を市として積極的に取り組むべきと思うがどうか。
⑥
住宅密集地においては火災発生時の被害拡大を防御する為の空間区
域として火除地を計画的に配置すべきと思うがどうか。
⑵
施設整備について
①
防災計画を早期に見直し、合併特例債5年間延長政策の積極的な活
用により防災施設の拡充に努めるべきと思うが見解を。
②
津波対策として、緊急避難場所整備と避難ビル協定締結先の拡大を
して空白地域の解消をすべきと思うがどうか。
③
学校、幼稚園、保育所他公共施設の更なる耐震補強の強化・移転等
の早期検討および避難所としての適合性の再検討をすべきと思うがど
うか。また、避難所のバックアップ機能を含めた機能の充実を図るべ
きと思うがどうか。
④
耐震防火水槽・消防設備についてはまだまだ万全とはいえないと考
えるが充足の度合いはどうか。
⑤
水道管の耐震化や石綿管・鉛管の布設替えを促進し地震災害に備え
るべきと思うが現在の状況はどうか。
⑥
水害対策としての排水機場・ポンプ場の整備などの総合内水対策の
さらなる推進が必要と思うがどうか。停電時の対処についての体制は
どのようになっているか。
⑶
市民との連携について
①
一般木造住宅の耐震補強に対する支援の拡充、市単独助成の復活・
拡大をすべきと思うがどうか。
②
自主防災組織の機能強化と防災対策の見直し、再検討とあわせあら
たに原発事故にも対応できる防災資機材・備蓄品の整備拡充をすべき
と思うがどうか。
③
想定される被害に対し、市が対応できることには限界があると思わ
れるがそれらの対応策を見直すべきと思うがどうか。また、その限界
を市民に明らかにすべきと思うがどうか。
④
発災前後における情報の確実な伝達手段として同報無線の増設や難
聴地域に対し戸別受信機を支給すべきと思うがどうか。
⑷
民間事業者との相互応援協定について
①
大規模災害の発生時における民間事業者との相互応援協定はインフ
ラ 関 係 の 事 業 者 と は 締 結 さ れ て い る と 思 う が 現 状 は ど の よ う か 。ま た 、
東日本大震災以後市として新たな業種との連携が必要と思われるもの
は何か。
②
市民生活に直接かかわりのあるガソリン・軽油など自動車用燃料、
家庭の日常生活に必要な灯油・ガスなど業者の備蓄について市はどの
様に把握されているか、相互応援協定の締結はされているのかお聞き
します。
⑸
消防団の再編協議が行われていると聞くが、市民の安心安全を損なう
ことが無いような再編をすべきであり、いざという時の為には地域の実
情にあった再編とすべきだがどの様な再編となるのかお伺いします。
3
教育・子育ての充実について
教育の原点は次代を担う人材を育成することにあるがいまの教育環境は
時代の変遷とともに厳しいものと認識している。特に経費の面においてよ
り厳しさが増していると思われる。教育関係者には余裕が持てるようなな
かで教育が出来るよう配慮すべきと思うが以下の点についてお尋ねをし
ます。
⑴
学校配当予算の充実を図るべきと思うがどうか。また、若手教育スタ
ッフの人員の強化と合わせ育成を図るべきと思うがどうか。
⑵
放課後児童クラブ・子ども教室は充足しているか。
⑶
地 域 の 特 性 に 配 慮 し た 幼 保 一 体 化 を 進 め る べ き と 思 う が ど う か 。ま た 、
幼稚園の時間延長や保育所の増設等適正配置による待機児童の解消をす
べきと思うがどうか。
⑷
発達障害や情緒障害の子どもや保護者が笑顔あふれる生活ができるよ
う指導やサポートなどの特別支援体制の強化を図るべきと思うがどうか。
⑸
ゼロ歳児から中学3年生までの子どもを対象とした発達障害、情緒障
害など専門的な治療が必要とされているが、専門医の現状はどの様であ
るか。また、対象者に対して充足しているか伺います。
⑹
発達障害、情緒障害の専門医を育成する為の中東遠の拠点医療機関と
して磐田市立病院に専門診療科を設置すべきと思うがどうか。
⑺
児童・生徒が安心して登下校できる通学路の安全確保は交通安全対策
上また、防犯上非常に重要である現況はどうか。未整備の解消策を何か
講じようとしているかお伺いします。
⑻
友好都市の駒ヶ根市及び災害時相互応援協定都市の玉野市から、定期
的交流事業として、スポーツ少年団の交流を望まれているがお考えをお
聞きします。
4
高齢者をはじめとした弱者対策の強化について
世界の人口は70億人を超えたと報道されたがわが国の人口は減少し始
めている。少子高齢化が益々進み、将来の産業生産活動を危ぶむ声もあり
当市にとっても地域によっては25%近くの高齢化率や複式学級を余儀
なくされている現状を見ると安閑としていられない状況であり特に高齢
者対策については喫緊の課題である。
⑴
本 市 に お け る 高 齢 者 対 策 の 現 状 に つ い て 説 明 を 。ま た 充 足 し て い る か 。
⑵
世帯によっては老老介護を余儀なくされている方たちがいらっしゃる
と思うが負担軽減策を市として明確に打ち出すべきと思うがどうか。
⑶
今後の介護施設の設置の計画はどうか。積極的に設置すべきと思うが
どうか。
⑷
本市の一人暮らしの高齢者あるいは生活弱者の実態はどうか。どのよ
うに把握されているか。快適に生活できる環境となっているか。場合に
よっては支援を必要とされている方もあると思うが支援強化策はなにか。
地域とのかかわり特に自治会との連携は十分に機能しているか。
⑸
介護事業を十分に機能させるには介護施設の職員能力を発揮させるこ
とにあると思う。仕事の内容の割には評価が受けにくい介護従事者もい
ると聞きます。安心して介護を受けられる施設にする為の環境のために
施設職員の労働条件等待遇改善を図るべきと思うがどうか。市だけの問
題でなく国・県への積極的な提言も必要と思うがどうか。
⑹
民生児童委員の活動環境について
高齢化社会や核家族化が加速する昨今、地域の福祉を担う民生児童委
員の活動が重要であると認識します。民生委員法第3条により市町村に
おくことが定められている本市の定数は318人とされているが、定数
は充足しているか、充足されていないとすればその理由は何か、民生児
童委員の苦悩等相談の受け入れや助言をする環境は整っているかお尋ね
いたします。
5
産業振興のための施策の充実について
農、工、商の振興策については後期基本計画にもうたわれているが農工
商が連携した6次産業化の創出が言われている。しかしながら行政のかか
わりなくしては進まないことも現実である。
⑴
農林水産業を軸とした工業、商業連携による新産業創出には行政の支
援が重要と思うが見解を。また、市として係われることはどの様なもの
を考えられているか。
⑵
耕作放棄地対策としての施策は今後も重要課題と思う。対策として専
業農家の育成や新規就農者に市として支援策を打ち出す必要があると思
うがどうか。また、これ以外に考えられる対策は何か。
⑶
地産地消は食の安全の確保と地域農業振興に効果を発揮でき積極的に
推進しPRすべきと思う。今までの取り組みと今後についてお伺いしま
す。
⑷
産業の空洞化回避と雇用対策上企業誘致には積極的な姿勢が必要と思
う。また、災害の危険地域から移転の計画をされている企業もありその
ための受け皿づくりが大切で第2、第3の工場適地の創生を早期に立ち
上げていくことが重要と思うがどうか。
⑸
現在の土地利用に関してはハードルが高く、即効性のある事業展開が
出来るよう国・県や関係機関への働きかけは重要と思うがどうか。
⑹
今、商店街はシャッター通りと呼ばれ栄華は過去のものとなりつつあ
る。魅力ある商店街作りは個人の力では限度があり商店会組織へは今以
上の支援を積極的に行い地域の高齢者や買い物弱者に対し商店街対策を
積極的にすべきと思うがどうか。
⑺
環太平洋連携協定(TPP)について
野田総理は環太平洋連携協定(TPP)に参加をする方向で関係国と
協議に入る意向を示した。参加は時間的にはまだ先のことと思われるが
現時点で参加するとすれば磐田市に与える影響をどのように捉えられて
いるか。影響のおそれのある産業とはどの様な業種が考えられるか。影
響に対する対策としてどの様なことが考えられるかお伺い致します。市
長個人として国内産業の振興と対外的なかかわり方についてお考えをお
聞かせください。
6
インフラ整備について
財政難の折とはいえインフラの整備は重要な施策である。移動時間を短
縮し行動範囲を広め交通安全対策上道路網の整備は市民生活にとっても
大事である。また、風水害・自然災害に強い安心できるまちづくり、快適
で環境に配慮した居住地の創出など今後も整備は続くものと思われます。
⑴
合併合意事項としての高木蛭池幹線、大藤下神増線にかわる県道横川
磐田線バイパスの整備促進は進捗が見られず現在に至っている。今後に
ついて市の考えをお聞きします。
⑵
県道横川磐田線バイパスについては過日の自民党政調会の現地視察の
際に県の説明では一歩後退したような印象を受けたが前向きな協議がな
されているのかお聞きします。また、県道横川磐田線バイパスは平成
24年初夏頃の供用開始であるとされている新東名との利便性を図る上
でも早期に整備すべきと思うがお伺いします。
⑶
国道150号バイパスについては建設促進と同時に津波対策としての
防潮機能を付加すべきと思うが市としての考えは。
⑷
津波発生時の避難ルートとして海岸部からの南北道路を重点的に整備
すべきと思うがどうか。
⑸
津波対策として海岸防潮堤及び河川堤防のかさ上げ整備をすべきと思
うがどうか。
⑹
海岸保全整備に向けて国との積極的な協議をすべきと思うがどうか。
⑺
下水道未整備区域がまだまだあり今後も整備は進むものと思うが計画
に対する進捗はどうか。
⑻
鎌田新駅予定地付近のインフラ整備は、南部方面からのアクセス向上
のためにも早期にすべきと思うがどうか。
⑼
305自治会からの要望は多岐にわたると思うが地域住民が必要不可
欠な事案を申請されているはずであり、市は応えるべきである。積極果
敢な採択を行うべきと思うがどうか。