三山くずしの法則

H3136 廣畑
慶祐
三山崩しとは?
必勝形
考察
三つの山に分かれた石の山があります。二人が交互
このゲームには必勝形というものが存在します。
なぜ、偶数にして相手に渡す必要があるの
に山から石をとります。
一般的な必勝形は次の通りです、各山の数を
一つの山からは任意の個数取ることができますが、
(A,B,C)とします。A,B,C をそれぞれ二進数にしま
二つの山に跨ってとることや,一つも取らないこと
す。このとき各山の桁毎にたして全て桁の数が偶数
必ず排他的論理和で1になって返ってくるか
は許されません。石を取ることが出来なくなった方
(0)になればこれを必勝形といいます。
らです。
が負けです。
排他的論理和が 0 になれば勝ちます。
かというと、
ゲームの目的は最後に石を取った方が勝
ち、そして最後に取る石は個数に関係なく2
例
進数で表したならば必ず排他的論理和で1
排他的論理和とは?
になるからです。
ゲームは,例えば,次のように進行します。3 つの数
0→1→0→1→・・・・・・ すなわち、
が、実行後の各山の数です。
排他的論理和は、入力値が異なる場合に 1 を出力
偶数→奇数→偶数→奇数→・・・・・・・
し、それ以外の場合(入力値が同じとき)には
と繰り返していけば自然と最後の石が取れ
を出力します。
ます。
このゲームでは、
偶数が・・・0
奇数が・・・1
になります。
(4)
(3)
(2)
A が青色の山から2個石をと
(2)
(3)
式
真理値表
A eor B
A xor B
A・B+A・B
(A∨B)∧
¬(A∧B)
入 入
出
力 力
力
A B
(2)
0
0
0
0
1
1
1
0
1
1
1
0
ベン図
排他的理論和の図
B が赤色の山から3個石をとる。
逆ルール
勝つまでの流れ
最後の石を取ったほうが負けというルールで考えます。
和が1であ
(2)
(0)
(2)
るか?
このルールは最後に石を取った方が負けなので、最後にと
A が青色の山から2個石をとる。
YES
る石つまり一個を最初から引いて考えたらいいです。
NO
しかし、石を引いて考えるのは一番石の数が多い所から考
えます。
この理由は石を一個ずつ引いて行ったとき、最後まで石が
(0)
(0)
(2)
前半を
後半を
選択
選択
残るのは当たり前ですが、一番石が多い山になります。
各山の石の数を(3,2,1)とします。
B が緑色の山から2個石をとる。
一番多い山から石を一個引きます。
和を0にして相手に渡す。
これを繰り返す。
各山の石の数は(2,2,1)になります。
排他的理論は奇数になって1になります。
(0)
(0)
よって上記と同じ方法で勝つことができます。
(0)
これで、B の勝ちです!!
最後の石を取って勝ち。