第5回八戸PTLS(Primary -care Trauma Life Support)講習会予定表 医師コース 主催:地域社会振興協会 共催:八戸市立市民病院 協力:PTLS ネットワーク コース責任者:八戸市立市民病院救命救急センター所長 今 明秀 日 時:2008年10月25日(土曜),26日(日曜) 場 所:八戸市立市民病院講堂(新幹線八戸駅よりタクシー20 分。三沢空港よりタクシー50 分) 電 話:0178−72−5012(担当:経営情報室 杉本) 受講生:25名(先着順) 受講料:地域社会振興協会 協会員15,000円 非協会員20.000円(懇親会費含む) 予定スケジュール 10月25日(土)12時30分 受付 10月25日(土)13時から17時 座学 初期評価のデモンストレーション、初期評価、、気道と換気管理、ショック、胸部外傷、腹部外傷、頭部外傷、脊椎,脊髄外傷 10月25日(土)17時30分より 懇親会 講師と受講生の大懇親会を病院食堂で開催します。医師コース、看護師コース合同。三陸海の幸、地酒、 せんべい汁など 10月26日(日)8時から12時30分 少人数(5人程度)グループ別の実習及びフィードバック(シミュレーション結果を説明) 10月26日(日)12時40分解散 ※ 受講生決定は、原則先着順。 ※ 宿泊斡旋はしません。八戸市内にホテル多数あり ※ 服装は私服で、所属のネームカードを着用してください。 ※ 聴診器を持参してください。 外傷初期診療の標準化コース PTLS(primary-care trauma life support ) の紹介 八戸市立市民病院救命救急センター 今 明秀 聖マリアンナ医科大学救急医学 箕輪良之 福井県立病院救命救急センター 林 寛之 ガイドラインに基づいた初期診療 PTLS(primary-care trauma life support ) z z z z z z 1997年より開始 地域医療振興協会および地域医師会主催で 40回開催 ガイドラインとしてATLSを採用。2002年か らJATECを採用 1日コース。対象は医師 定点開催と地方開催 テキストとDVD(動画) コース概要 PTLS 到達目 標 想定医 療施設 応援医師が到着する まで評価と初期治療 当直医師1名,看護 師1名の小規模総合 病院 受講生 研修医以上 もれなく,20∼25名 インス 5名程度 トラク 補助医師2∼5名 ター 手伝い 救急隊10名 経費 35万円程度 PTLS 座学 185分 ケースシナ 一人10分×3∼ 4例 リオ 講師1名,補助 1名 ケースシナ 山は二つ以下 リオの難易 度 30分×5 スキルス テーション 1日間でガイドライン全てを教えることはで きない。どこを省略するか。 z 実践できる z スキルステーション z 輪状甲状靭帯穿刺, 骨髄内輸液 z GCS判定 と頭部CT GCS z 頚椎X線 z 超音波,心嚢穿刺 z 胸部X線,胸腔ドレーン zケースシナリオ 試験ではなく習得してもらうことに目標を置く 1度目はPSまで,2度目はSS途中まで,3度目は最後まで。 受講生の理解度でシナリオの難易度を変更する FASTのOff the job training. 5段階学習 ①実施する実技のオリエンテーションをする 目的と意義を言葉で説明 ②指導者が実施する 参加者は最終的に何をでき るようになるか分かる ③指導者は全てを通して話す それぞれ手順を言葉で話す FASTのOff the job training. 5段階学習 ④参加者が全てを通して話す 各手順を言葉で説明させる ⑤参加者が実施する 指導者のもとで繰り返して実 施してあるレベルに達す ビデオでまとめ 心嚢穿刺の Off the job trainingの5段階学習 コーケン社製田中式心嚢穿刺モデル 心嚢穿刺の感覚は生体に類似 .穿刺成功すると赤い液体が吸引できる 18Gエラスタ針.赤インク 標準化導入により外傷性心タンポ ナーデの死亡率は減った 前期(6例) 後期(4例) 1994∼1997年 1998∼2002年 死亡率 83% 25% Unexpected death 33% 0% Unexpected survivors 0% 50% 川口市立医療センター・救命救急センター PTLSの満足度は z 講義,実技はガイドライン, 実技に沿っている:95% z コースは充分な準備がなさ れている:90% z 指導の熱意を感じた: 100% z 充分理解できた:55% 受講生 JATEC PTLS 宮城県 内6/3 2 宮城県 内20/ 20 まとめ z 地域,県ごとにコースを開催することにより受講者 の時間と費用負担が減る。 z Off the job trainingの5段階学習法を効果的に取り 入れている z 標準化導入により診療の質が上がる
© Copyright 2025 ExpyDoc