2 セットアップ 本装置のセットアップの方法について説明します。 設置と接続(→22ページ)........................................................ 本体の設置から背面のコネクタへの接続まで本体 の電源をONにできる状態にするまでの手順につ いて説明しています。 システムのセットアップ(→25ページ)............................... 本製品を使用するための初期設定の方法や、オプ ションのソフトウェアについて説明しています。 21 設置と接続 本体の設置と接続について説明します。 設 置 注意 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。指示を 守らないと、火傷やけがなどを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。 詳しくは、iiiページ以降の説明をご覧ください。 ⓦ 指定以外の場所に設置しない 本体の設置にふさわしい場所は次のとおりです。設置場所が決まったら、設置場所にゆっく りと静かに置いてください。 装置の前後に150mm以上 のスペースがとれる場所 水平でじょうぶな場所 装置の動作時に室内 温度10℃∼35℃、 湿度20%∼80%の ほこりの少ない、きれい 範囲を保てる場所* で整頓された場所 AC100V、平行二極 アース付きの壁付き コンセント * 室内温度15℃∼25℃の範囲が 保てる場所での使用をお勧めします。 次に示すような場所には設置しないでください。これらの場所に本装置を設置すると、誤動 作の原因となります。 温度変化の激しい場所(暖房器、 エアコン、冷蔵庫などの近く)。 22 強い振動の発生する場所。 腐食性ガスの発生する場所、薬品 類の近くや薬品類がかかるおそれ のある場所。 帯電防止加工が施されていない じゅうたんを敷いた場所。 物の落下が考えられる場所。 電源コードまたはインタフェース ケーブルを足で踏んだり、引っ掛 けたりするおそれのある場所。 電源ノイズ(商用電源をリレーな どでON/OFFする場合の接点ス パークなど)を発生する装置の近 くには設置しないでください。 (電源ノイズを発生する装置の近 強い磁界を発生させるもの(テレ ビ、ラジオ、放送/通信用アンテ ナ、送電線、電磁クレーンなど)の 近く(やむを得ない場合は、保守 サービス会社に連絡してシールド 本装置の電源コードを他の接地線 くに設置するときは電源配線の分 離やノイズフィルタの取り付けな (特に大電力を消費する装置など) と共用しているコンセントに接続 どを保守サービス会社に連絡して 行ってください。) しなければならない場所。 工事などを行ってください)。 本体は縦置きでも横置きでも設置することができます。 縦置きにする場合は、図のように本体を立てて、添付のスタビライザで固定してください。 装置背面 装置前面 約40mm 約40mm 横置きにする場合は、添付のゴム足(4個)を底面に貼り付けてから置いてください。 フロッピーディスクドライブ、 CD-ROMドライブが上になる ように置く 23 セ ッ ト ア ッ プ 接 続 接続するケーブルは、LANケーブルとSCSIケーブル (オプション) 、添付の電源コードです。 それ以外のコネクタには接続する必要はありません。 複数のLANケーブルを接続するときは、まずLANポート0コネクタに接続して初期設定を行 い、設定完了後に残りのコネクタに接続してください。残りのコネクタに接続する場合は、 LANポート番号の小さい順に接続してください。 警告 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。指示を 守らないと、人が死亡する、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧ください。 ⓦ ぬれた手で電源プラグを持たない ⓦ アース線をガス管につながない 注意 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。指示を 守らないと、火傷やけがなどを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。 詳しくは、iiiページ以降の説明をご覧ください。 ⓦ 指定以外のコンセントに差し込まない ⓦ たこ足配線にしない ⓦ 中途半端に差し込まない ⓦ 指定以外の電源コードを使わない ⓦ プラグを差し込んだままインタフェースケーブルの取り付けや取り外しをしない ⓦ 指定以外のインタフェースケーブルを使用しない ⓦ 本装置および接続する周辺機器の電源をOFFにしてから接続してください。ONの状態 のまま接続すると誤動作や故障の原因となります。 ⓦ NEC以外(サードパーティ)の周辺機器およびインタフェースケーブルを接続する場合 は、お買い求めの販売店でそれらの装置が本装置で使用できることをあらかじめ確認し てください。サードパーティの装置の中には本装置で使用できないものがあります。 重要 24 システムのセットアップ システムのセットアップは専用の初期設定ツールを使います。初期設定ツールは「保守・管理ツールCDROM」に格納されています。Windowsマシンにインストールしてから使用してください。 セットアップの準備 本装置を設定するにあたって本体のLANポート0に割り当てる次の情報を準備してくださ い。7ページの「各部の名称と機能」を参照して、LANポートの位置を確認してください。 ⓦ コンピュータ名 ⓦ 管理者パスワード ⓦ IPアドレスとマスク値 電源のON システムの電源をONにします。 1. 本体の電源コードがコンセントに接続されていること、および本体のLANポート0コネクタが ネットワーク環境として使用するHUBに接続されていることを確認する。 チェック 7ページの「各部の名称と機能」を参照して、LANポートの位置を確認してください。 2. 本体の電源をON にする。 本体が起動を開始します。本装置の初回 起動は、起動時のビープ音で確認しま す。ビープ音のパターン(ビープ音を2回 長く4回短く)を4回繰り返したら、正常 に起動したことになります。 25 セ ッ ト ア ッ プ 初期設定 管理ツール 「WebUI」 を使用できるようにするために、本装置の初期設定を行います。初期設 定ツールの実行は、本装置と同じネットワーク上にあるWindowsマシン(Windows 95/98/ Me、またはWindows 2000/XP、Windows NT 4.0)と添付の 「保守・管理ツールCD-ROM」 を使用します。 ヒント 詳細については、初期設定ツールのヘルプを参照してください。初期設定ツールを起動せず にヘルプを参照したい場合は、以下のファイルを開いてください。 「保守・管理ツールCD-ROM」の¥NASAP¥iStorageNSsetup.chm 1. 任意のWindowsマシンのCD-ROMドライブに「保守・管理ツールCD-ROM」をセットする。 Autorun機能によりMaster Control Menuが自動的に表示されます。表示されない場合は、CDROMドライブ内の「¥MC¥1ST.EXE」を実行してください。 2. メニューから[ソフトウェアのセットアッ プ]ー[初期設定ツール]を選択する。 初期設定ツールが起動し、エンドユー ザーライセンス契約(EULA)の確認画面 が表示されます(初回のみ)。 3. E U L A を 確 認 の 上 、 同 意 す る 場 合 は [はい]をクリックする。 自動発見ウィンドウが表示されます。 4. [開始]をクリックする。 iStorage NSの一覧が表示されます。 26 5. WebUI起動の表示が「確認中」から「可」ま たは「不可」に変わったら、本装置を選択 し、[設定変更]をクリックする。 設定変更画面が表示されます。 重要 D H C P サーバが存在する場合、 WebUI起動が「可」となりますので、 「WebUI」 を使って設定を変更してくだ さい。このとき、通常使用するブラウ ザの設定を「Inetnet Explorer 5.5以 降」にしておいてください。 セ ッ ト ア ッ プ 6. [コンピュータ名]欄にコンピュータ名を 入力する。 チェック ネットワーク上に同一のコンピュータ 名を持つマシンが存在すると、設定変 更後の再起動ができなくなります。コ ンピュータ名が重複していないことを 確認してください。 7. [IPアドレス] 欄にIPアドレス、 [サブネット マスク] 欄にサブネットマスクを入力する。 重要 ⓦ IPアドレスの設定に間違いがあると、設定変更後の再起動や、管理ツール 「WebUI」 からの 接続ができない場合があります。IPアドレスに誤りがないことを確認してください。 ⓦ 設定するIPアドレス/サブネットマスクは、初期設定ツールを動作させているマシンと同一 ネットワークになるように設定してください。 8. [適用]をクリックする。 9. 設定変更を確認するウィンドウが表示されたら、[OK]をクリックする。 サーバ設定の変更が始まり、サーバ設定状況の内容が順次更新されます。 10. 完了メッセージが表示されたら、[終了]をクリックする。 以上で、本装置の初期設定が完了し、WebUIでの管理ができる状態になりました。 ヒント 初期設定ツールウィンドウで、設定したいサーバを選択して[WebUI]をクリックすると、 WebUIが起動します。このとき、通常使用するブラウザを 「Internet Explorer 5.5以降」に設定し ておく必要があります。 27 WebUIでの設定 WebUIが起動したら、以下を参照して必要な設定を行います。 WebUIの起動方法は、19ページの「本装置への接続」を参照してください。 ヒント 1. WebUIの「ネットワーク」−「識別」の画面を開き、以下を参照して必要な設定を行う。 初期設定ツールでの初期設定を行っていない場合は、 「サーバアプライアンス名」を設定する。 2. ワークグループに参加させる場合は、 「ワークグループ」を選択し、本装置を参 加させるワークグループ名に変更する。 ドメインに参加させる場合は、「ドメイ ン」 を選択し、ドメインコントローラに登 録されている「ドメイン名」、「ユーザー 名」および「パスワード」を設定し、[OK] をクリックする。 入力したドメイン名、ユーザー名が確認 される (環境により10数分かかります) と 再起動の画面が表示されます。 ヒント 初期状態では、Workgroupというワークグループのメンバーに設定されています。 重要 ドメインに参加させる場合、 「ユーザー名」 には必ず 「ドメイン名¥」 を先頭につけて 「ドメイン名 ¥ユーザー名」と入力してください。 3. 「AppleTalk名」に、設定した本装置のコンピュータ名と同じ名前を入力する。 ヒント サーバアプライアンス名とAppleTalk名は合わせておくと便利です。 28 4. [OK]をクリックして再起動する。 再起動が完了すると、ドメインまたは ワークグループへの参加が完了します。 右の画面が表示されない場合は、次の手 順を行ってください。 セ ッ ト ア ッ プ 一度ブラウザを終了し、WebUIを再起動 してください。それでもアクセスできな い場合には、本体のPOWERスイッチを 押して終了後、あらためて電源をONにし てください。詳細は1章の「本製品につい て」の「強制電源OFF」や「電源のON」を参 照ください。 5. ワークグループに参加させて使用する場 合は、管理者パスワードを設定してくだ さい。 WebUIの「開始」−「管理者パスワードの 設定」 の画面を開き、パスワードを設定し てください。 29 その他の設定について 初期設定が完了しても、MDM(Multiple Device Management)などNASの各種機能を使用 するための詳細設定や、あらかじめインストールされている管理アプリケーションの固有の セットアップが必要です。管理者ガイドおよび4章を参照して、必要なセットアップを行っ てください。 本装置にインストール済みのアプリケーションは次のとおりです。 ⓦ ESMPRO/ServerAgent ⓦ エクスプレス通報サービス すべてのセットアップが完了したら、本装置のシステム情報のバックアップをとります。 ⓦ 本装置をCIFS(Windows)以外にNFS(UNIX)、AppleTalk(Apple Macintosh)な どのネットワークと混在したマルチプロトコル環境にて使用する場合は、384MB以上 のメモリを実装する必要があります。 ⓦ ドメイン環境で、NFS(UNIX) 接続を利用する場合、ドメインコントローラにService for UNIXをインストールする必要があります。詳細については管理者ガイドを参照し てください。 ⓦ 本装置にiStorage NSソフトウェアを再インストールする場合は107ページを参照し てください。 重要 BIOS設定の注意点 通常、BIOSの設定を変更する必要はありませんが、オプションの取り付け (または取り外し) をした場合にBIOSの設定の変更が必要になることがあります。詳しくは5章で説明していま す。 30 オプションソフトウェアの追加 本製品にはいくつかのオプションソフトウェアがあります。オプションソフトウェアは工場 出荷時にはインストールされていません。使用前にインストールする必要があります。各ソ フトウェアをインストールするには、まずは以下の手順で本装置にアクセスします。 オプションソフトウェア VERITAS NetBackup バックアップ関連 VERITAS Backup Exec アンチウィルス関連 セ ッ ト ア ッ プ Trend Micro ServerProtect ESMPRO/AutomaticRunningController UPS関連 ESMPRO/AC Enterprise 1. WebUI を起動し、「メンテナンス]を選択する。 2. [ターミナルサービス]を選択する。 3. オプションソフトウェアのCD-ROMを本体のCD-ROMドライブにセットする。 4. ターミナルサービス内でエクスプローラを起動し、CD-ROM内のセットアップ用のプログラムを 実行する。 セットアッププログラム(「X」は CD-ROMドライブのドライブレター) NetBackup .............................. X:_AutoRun_AutoRunI.exe Backup Exec .......................... X:_Browser_setup.exe ServerProtect ......................... X:_PROGRAM_setup.exe ESMPRO/Automatic RunningController ................ X:EXPSETUP.EXE* ESMPRO/AC Enterprise .... X:EXPSETUP.EXE* * Express Server Startupが起動します。インストールする各製品を選択してください。ま た、インストール作業中に各製品のFD媒体 (キーFD) をフロッピーディスクドライブに挿入す る必要があります。 ヒント 各ソフトウェアの詳細は、各ソフトウェアの説明書、オンラインヘルプなどを参照してください。 重要 アプリケーションを使用する場合はメモリの増設が必要となります。以下を目安にメモリの増 設を行ってください。 オプションソフトウェアの数 1 2∼3 必要なメモリ容量 512MB 1GB 31 ∼ Memo ∼ 32
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