Symantec NetBackup™ インストールガイド: Windows

Symantec NetBackup™ イン
ストールガイド
Windows
リリース 7.1
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マニュアル バージョン: 7.1
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び準備をお願いします。
Symantec Corporation
350 Ellis Street
Mountain View, CA 94043
http://www.symantec.com
目次
第1章
インストールの準備 ............................................................... 9
NetBackup 7.1 での変更について ....................................................... 9
OpenStorage の最適化された複製に対するアップグレードの注意事
項 .................................................................................. 10
NetBackup 7.0 での変更について ..................................................... 11
バージョンが異なる NetBackup のサポートについて ................................ 14
NetBackup 7.1 の入手について ........................................................ 15
NetBackup メディアキットについて ................................................ 15
NetBackup の電子ソフトウェア配布 (ESD) イメージについて ................ 18
Windows 版 NetBackup サーバーのインストール要件 ............................. 18
Windows サーバーを NetBackup 7.1 にアップグレードするための要
件 ........................................................................................ 21
NetBackup のインストール前の環境チェッカーについて ........................... 23
インストール前の環境チェッカーの実行 .......................................... 23
ストレージデバイスの構成について ..................................................... 27
サポートされているロボット形式の検索 ........................................... 28
NetBackup 7.x でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換
について ............................................................................... 29
サポート外の NetBackup マスターサーバーを置換する方法 ................ 31
サポート外の NetBackup メディアサーバーを置換する方法 ................. 32
NetBackup をインストールする方法 .................................................... 33
第2章
NetBackup ライセンス ......................................................... 35
NetBackup のライセンスキーの要件について ........................................
NetBackup のライセンスの互換性について .....................................
ライセンスキーエントリについて ....................................................
ライセンスキーについてのよく寄せられる質問 ..................................
第3章
35
36
36
38
サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグ
レード ................................................................................ 43
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレード ........................
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード ..........................
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件 ...........................
クラスタ環境でのサーバーのインストールまたはアップグレード ..............
43
53
64
65
6
目次
アップグレードによるファイルの自動変更について ...................................
NetBackup サーバーのサイレントインストールまたはサイレントアップグレー
ド .........................................................................................
サイレントインストールまたはサイレントアップグレード後のシステムの
再起動 ............................................................................
NetBackup Server から NetBackup Enterprise Server へのアップグレー
ド .........................................................................................
第4章
83
84
85
86
88
89
89
90
91
92
NetBackup サーバーソフトウェアの削除 ........................ 95
Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除につい
て ........................................................................................
Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除 .................
クラスタ環境での NetBackup サーバーソフトウェアの削除 .........................
Windows システムからの NetBackup LiveUpdate の削除 ........................
第6章
81
代替管理インターフェースのインストール ....................... 85
Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要 ...........................
NetBackup リモート管理コンソールのインストール .............................
NetBackup リモート管理コンソールのサーバーリストの構成 .................
既存の NetBackup リモート管理コンソールから管理するリモートサー
バーの追加 ......................................................................
NetBackup-Java 管理コンソールの概要 ..............................................
Windows でのバージョン 7.1 の NetBackup-Java 管理コンソールの
インストール ......................................................................
Windows での複数バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールの
インストールおよび削除 .......................................................
複数バージョンの NetBackup サーバーを管理する方法 .....................
第5章
79
95
96
99
99
NetBackup クライアントソフトウェアのインストー
ル ....................................................................................
101
NetBackup クライアントのインストールについて ....................................
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて .................
Windows クライアントのシステム要件について ...............................
Windows クライアントのインストール方式について ...........................
NetBackup Windows クライアントのローカルインストール ..................
NetBackup Windows クライアントのリモートインストール ...................
NetBackup Windows クライアントのサイレントインストール .................
NetBackup クライアントの構成方法 .............................................
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて ......................
UNIX クライアントのインストール方式について ................................
UNIX クライアントのローカルインストール ......................................
101
102
103
104
105
109
115
116
116
118
119
目次
UNIX クライアントのリモートインストール方式について ...................... 120
サーバーの初期インストール後の UNIX クライアントの追加 ................ 127
第7章
NetBackup クライアントソフトウェアの削除 ................... 129
UNIX クライアントでの NetBackup ソフトウェアの削除について ................. 129
UNIX クライアントからの NetBackup の削除 .................................. 129
NetBackup Windows クライアントソフトウェアの削除 .............................. 133
第8章
NetBackup サーバーの構成 ............................................ 135
NetBackup の構成について ...........................................................
NetBackup 管理コンソールの起動 ..............................................
デバイスの構成ウィザードについて ..............................................
ボリュームの構成ウィザードについて ............................................
カタログバックアップウィザードについて ........................................
バックアップポリシーの構成ウィザードについて ...............................
索引
135
136
138
140
141
142
.................................................................................................................... 145
7
8
目次
1
インストールの準備
この章では以下の項目について説明しています。
■
NetBackup 7.1 での変更について
■
NetBackup 7.0 での変更について
■
バージョンが異なる NetBackup のサポートについて
■
NetBackup 7.1 の入手について
■
Windows 版 NetBackup サーバーのインストール要件
■
Windows サーバーを NetBackup 7.1 にアップグレードするための要件
■
NetBackup のインストール前の環境チェッカーについて
■
ストレージデバイスの構成について
■
NetBackup 7.x でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について
■
NetBackup をインストールする方法
NetBackup 7.1 での変更について
次に、NetBackup バージョン 7.1 でのいくつかの重要な変更について説明します。詳し
くは、バージョン 7.1 の『NetBackup リリースノート』を参照してください。
メモ: 現在 NetBackup 6.x を使っていてバージョン 7.1 にアップグレードする場合は、
NetBackup バージョン 7.0 が多くの変更と拡張を含んでいたことに注意してください。
バージョン 6.x から 7.1 にアップグレードする前に、7.1 の 『NetBackup リリースノート』を
参照してください。NetBackup 7.0 での変更の概略については、p.11 の 「NetBackup
7.0 での変更について」 を参照してください。
10
第 1 章 インストールの準備
NetBackup 7.1 での変更について
NetBackup アクセス制御
NetBackup 7.1 以降、このオプションは NetBackup サーバー
パッケージとクライアントパッケージとともにインストールされます
(製品がプラットフォームでサポートされている場合)。別のインス
トールまたはアップグレード手順は必要なくなりました。ただし、こ
のオプションを使うための構成が必要です。
コンポーネントは NetBackup Product Authentication and
Authorization と名前を変更されました。
UNIX システム
■
Windows システム
■
NetBackup クライアントのネーティブパッケージ
NetBackup 7.1 は次の NetBackup クライアントをネーティブ
パッケージ形式で提供します。
AIX、HP-UX、Linux および Solaris。
これらのシステムへのインストールは変わっていません。従っ
てパッケージはスタンドアロンではありません。ただし、これら
のシステムから NetBackup を削除する場合はネーティブコ
マンドを使う必要があるようになりました。
他のすべての UNIX クライアントパッケージは以前のバージョ
ンと同じ形式で提供されます。
インストール前の新しい環境チェッカー機能
この機能は NetBackup 7.1 をインストールするか、または
NetBackup 7.1 にアップグレードするコンピュータのチェック
を可能にします。環境チェッカーを実行した後、結果の概略
に正常なインストールかアップグレードを妨げる可能性がある
潜在的な問題が識別されます。また、詳細な結果を示し、
NetBackup 7.1 をインストールするか、または NetBackup
7.1 にアップグレードする前に対応する必要がある領域を識
別するログが生成されます。
p.23 の 「NetBackup のインストール前の環境チェッカーに
ついて」 を参照してください。
■ クラスタのインストールとアップグレードの統合処理の改善
クラスタのインストール処理とアップグレード処理は、お客様
にフィードバックを提供し、構成が反映される前にクラスタ環
境を検証するように改善されています。
p.65 の 「クラスタ環境でのサーバーのインストールまたはアッ
プグレード」 を参照してください。
OpenStorage の最適化された複製に対するアップグレードの注意事項
OpenStorage を使う NetBackup の 2 つの機能は、正しく構成せずに両方を使うと競合
する場合があります。機能が正しく構成されていない場合、予測不能な複製結果になる
ことがあります。
表 1-1 は 2 つの機能を記述します。
第 1 章 インストールの準備
NetBackup 7.0 での変更について
表 1-1
機能
OpenStorage の複製機能
説明
リモートマスターサー リモートマスターサーバーへの複製は NetBackup 7.1 の新しい機能です。
バードメインへの複 この機能を使うと、異なるマスターサーバードメインにバックアップイメージを
製
複製できます。
リモートマスターサーバードメインへの複製については、『Symantec
NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
最適化された複製
OpenStorage の最適化された複製では、同じ NetBackup マスターサー
バードメイン内の異なるストレージにバックアップイメージがコピーされます。
OpenStorage の最適化された複製については、『NetBackup 共有ストレー
ジガイド』を参照してください。
重複排除されたデータの最適化された複製については、『NetBackup 重複
排除ガイド』を参照してください。NetBackup の重複排除では OpenStorage
フレームワークが使われます。
両方の機能を使う場合、重要な構成の詳細はターゲットストレージサーバーを選択する
ときに出てきます。リモートマスターサーバーへの複製では、ターゲットストレージサーバー
を同時にソースドメインのストレージサーバーにしないでください。従って、ターゲットスト
レージサーバーは慎重に選択してください。
これらの複製機能は次の環境でサポートされます。
■
ディスク装置間。
ディスク装置は Symantec OpenStorage API をサポートしている必要があります。
■
NetBackup メディアサーバー重複排除プール間。
NetBackup 7.0 での変更について
現在 NetBackup 6.x を使っていてバージョン 7.1 にアップグレードする場合は、バージョ
ン 7.0 が多くの変更と拡張を含んでいたことに注意してください。次に、NetBackup バー
ジョン 7.0 でのいくつかの重要な変更について説明します。詳しくは、バージョン 7.0 の
『NetBackup リリースノート』を参照してください。
Veritas Storage Migrator
(VSM)
この製品は廃止され、サポートされなくなりました。
NetBackup Operations
Manager (NOM)
NetBackup 7.0 以降、NOM は OpsCenter に置き換えられてい
ます。
現在の 6.x の NetBackup 環境に NOM 6.x が含まれている場
合は、NetBackup 7.0 にアップグレードすることによって NOM
を OpsCenter にアップグレードできます。
11
12
第 1 章 インストールの準備
NetBackup 7.0 での変更について
プラットフォームとオペレーティ NetBackup 7.0 以降、次のプラットフォームサポートの変更が適
ングシステムのサポートの変更 用されます。
■
FreeBSD クライアントと Mac クライアントを除いて、すべての
32 ビットの UNIX システムがサポートされなくなりました。
これらのシステムを NetBackup 7.0 にアップグレードするに
は、最初に、サポート対象の 64 ビットのプラットフォームを搭
載するシステムに現在の NetBackup 6.x カタログとデータ
ベースをマイグレートしてください。
ただし、NetBackup 6.x を使う 32 ビットのメディアサーバーと
クライアントは NetBackup 7.0 の 64 ビットのマスターサーバー
と互換性があります。
また、NetBackup は OpenStorage ベンダーのプラグインが
64 ビットであるように要求します。OpenStorage に使用され
るメディアサーバーを NetBackup 7.0 にアップグレードする
場合は、ベンダーのプラグインも 64 ビット版に更新する必要
があります。
現在これらのサポート外のプラットフォームを使うサーバーを
置換する方法について詳しくは、次のセクションを参照してく
ださい。
p.29 の 「NetBackup 7.x でサポートされない種類の
NetBackup サーバーの置換について」 を参照してください。
■ IRIX と Tru64 はサポートされなくなりました。
NetBackup 6.x を使う、これらのオペレーティングシステムを
搭載したサーバーとクライアントは NetBackup 7.0 サーバー
と互換性があります。
■ FreeBSD クライアントおよび Mac クライアントを除き、すべて
の 64 ビット版プラットフォームがサポートされます。
■ Windows IA64 はクライアントとしてのみサポートされます。
Linux SuSE と Linux RedHat Itanium のマスターまたはメ
ディアサーバーとしての使用はサポートされなくなりました。こ
れらのプラットフォームはクライアントとしてのみサポートされ
ます。
■ HP-UX PA-RISC は、マスターサーバーとしてサポートされな
くなりました。このプラットフォームは完全なメディアサーバー
(EMM サーバーのないメディアサーバー) または完全なクラ
イアントとしてのみサポートされます。
■ Novell NetWare のメディアサーバーとしての使用はサポー
トされなくなりました。このプラットフォームはクライアントとして
のみサポートされます。
■
第 1 章 インストールの準備
NetBackup 7.0 での変更について
UNIX パッケージの統合
NetBackup 7.0 以降、アドオン製品およびデータベースエージェ
ントのほとんどは NetBackup サーバーかクライアントパッケージ
とともにインストールされるようになりました。これらの製品を個別
にインストールする必要はなくなりました。
次の製品が NetBackup サーバーパッケージに含まれるようにな
りました (製品がプラットフォームでサポートされている場合)。
■
BMR マスターサーバー
■
NDMP
■
NetBackup Vault
次の製品が NetBackup クライアントパッケージに含まれるように
なりました (製品がプラットフォームでサポートされている場合)。
■
BMR ブートサーバー
■
DB2
■
NetBackup Encryption
■
Informix
■
LiveUpdate エージェント
■
Lotus Notes
■
Oracle
■
SAP
■
Snapshot Client
■
Sybase
リストにある製品のバイナリはサーバーかクライアントパッケージと
ともに配置されます。ただし、製品を有効にするには、有効なライ
センスが必要です。製品構成が前に必要であった場合
(db2_config など) は、構成も必要となります。
メモ: Solaris サーバーのアップグレードの場合、このリストの製
品の古いバージョンは NetBackup 7.0 へのアップグレードの前
に削除する必要があります。たとえば、VRTSnbdb2、
SYMCnbdb2、VRTSnbenc、SYMCnbenc などです。インストー
ルスクリプトは、削除する必要があるパッケージを検出すると、そ
のパッケージのリストを表示します。
フランス語、日本語、中国語の言語パッケージは別のアドオンの
ままです。これらの製品をインストールし、アップグレードする処
理は変わりません。
NetBackup Product
Authentication and
Authorization (NetBackup ア
クセス制御)
NetBackup 7.0 以降、この機能は NetBackup に含まれ、
NetBackup とともにインストールされます。ただし、製品を有効に
するには、有効なライセンスが必要です。この機能を使うには、構
成を行う必要もあります。
13
14
第 1 章 インストールの準備
バージョンが異なる NetBackup のサポートについて
クラスタ化されたメディアサー
バーのサポートの変更
新しい NetBackup 7.0 メディアサーバーのインストールはクラス
タ化できません。ただし、クラスタ化された既存の 6.x メディアサー
バーは、バージョン 7.0 にアップグレードしてクラスタ化されたま
まにできます。
p.14 の 「バージョンが異なる NetBackup のサポートについて」 を参照してください。
p.15 の 「NetBackup 7.1 の入手について」 を参照してください。
バージョンが異なる NetBackup のサポートについて
マスターサーバー、メディアサーバー、およびクライアントの間で、バージョンが異なる
NetBackup を実行できます。この旧バージョンのサポートによって、NetBackup サーバー
を 1 つずつアップグレードして、全体的なシステムパフォーマンスに与える影響を最小限
に抑えることができます。サーバーとクライアントの特定の組み合わせのみがサポートされ
ています。
表 1-2 は、NetBackup 7.1 のサポート対象のバージョンが混在する構成をリストします。
表 1-2
サポート対象の NetBackup のバージョンが混在する構成
構成
マスターサーバーの メディアサーバーの クライアントのバー
バージョン
バージョン
ジョン
1
7.1
7.1
7.1
2
7.1
7.1
6.5.x、6.0.x、または
7.0.x
3
7.1
6.5.x、6.0.x、または
7.0.x
6.5.x、6.0.x、または
7.0.x
この構成のクライアント
では、メディアサー
バーのバージョン以降
のバージョンを使う必
要があります。
NetBackup バージョン 7.0 以降は Windows 2000 システムをサポートしません。ただし、
NetBackup 7.x サーバーを使用して、Windows 2000 クライアントで NetBackup バー
ジョン 6.x を使うことができます。
Windows 2000 を実行するクライアントがある場合に実行する処置の種類は、次のとお
りです。
第 1 章 インストールの準備
NetBackup 7.1 の入手について
NetBackup バージョン 6.x で Windows
2000 クライアントを使用する既存の
NetBackup ユーザー
処置は必要ありません。これらのクライアントは、
NetBackup バージョン 7.x のマスターサーバーおよ
びメディアサーバーと互換性があります。
ただし、今後の互換性を確保するために、これらのシ
ステムをより新しいオペレーティングシステムを使用す
るクライアントに置き換えることをお勧めします。
Windows 2000 システムを使用する新規 Windows 2000 システムに、NetBackup バージョン
の NetBackup ユーザー
6.x のクライアントソフトウェアをインストールする必要
があります。
NetBackup バージョン 6.x を入手するには、
Symantec NetBackup の担当者またはテクニカルサ
ポートに問い合わせます。
バージョンが混在する場合のサポートの詳細は、バージョン 7.1 の『Symantec NetBackup
リリースノート UNIX、Windows および Linux』を参照してください。NetBackup の下位
互換性に関する項を参照してください。
p.9 の 「 NetBackup 7.1 での変更について」 を参照してください。
p.11 の 「NetBackup 7.0 での変更について」 を参照してください。
p.15 の 「NetBackup 7.1 の入手について」 を参照してください。
NetBackup 7.1 の入手について
NetBackup 7.1 は次の形式で入手可能です。
■
DVD メディアキット
すべての必要なソフトウェアとマニュアルファイルは複数の DVD で提供されます。
p.15 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照してください。
■
電子ソフトウェア配布 (ESD) イメージ
[FileConnect]Web サイトにある DVD イメージファイルをダウンロードできます。
p.18 の 「NetBackup の電子ソフトウェア配布 (ESD) イメージについて」 を参照してく
ださい。
NetBackup メディアキットについて
メディアキットは各々のサポート対象の UNIX プラットフォームまたはオペレーティングシ
ステム用の DVD と Windows 用の 1 枚の DVD を含んでいます。各 DVD のラベルに
は、内容についての簡潔な説明が記載されています。
NetBackup のマニュアルも含まれています。このリリースの NetBackup ソフトウェア製品
のすべてのマニュアルが含まれています。
15
16
第 1 章 インストールの準備
NetBackup 7.1 の入手について
印刷資料はスタートガイドを含んでいます。DVD のマニュアルは PDF (Portable
Document Format) 形式です。ファイルを開き、表示し、印刷するために Acrobat Reader
を使うことができます。
自動再生機能が Windows システムで有効になっている場合は、マニュアルのリストを含
む Web ページが表示され、参照するマニュアルを選択できます。UNIX または Linux
システムの場合、または自動再生機能が Windows システムで無効になっている場合
は、DVD ドライブに移動して DVD の内容を表示します。そのドライブから、参照するマ
ニュアルを選択するか、ローカルドライブにコピーすることができます。
次の表は各 DVD の内容を記述したものです。
表 1-3
NetBackup 7.1 の DVD の内容
DVD 番号
プラットフォーム OS
内容
1
AIX 64 ビット
■
2
HP-UX IA64
■
3
HP-UX PA-RISC
■
4
Linux RedHat x86_64
■
5
Linux SUSE x86_64
■
6
Solaris SPARC64
■
7
Solaris x86-64
■
サーバーとサポート対象のオプショ
ン
■ NetBackup のマニュアル
サーバーとサポート対象のオプショ
ン
■ NetBackup のマニュアル
サーバーとサポート対象のオプショ
ン
■ NetBackup のマニュアル
サーバーとサポート対象のオプショ
ン
■ NetBackup のマニュアル
サーバーとサポート対象のオプショ
ン
■ NetBackup のマニュアル
サーバーとサポート対象のオプショ
ン
■ NetBackup のマニュアル
サーバーとサポート対象のオプショ
ン
■ NetBackup のマニュアル
第 1 章 インストールの準備
NetBackup 7.1 の入手について
DVD 番号
プラットフォーム OS
内容
8
Windows X86 と X64
■
9
Linux zSeries RedHat x64
■
10
Linux zSeries SUSE x64
■
11
UNIX クライアント
■
すべての UNIX クライアント
■
NetBackup のマニュアル
サーバーとサポート対象のオプショ
ン
■ すべての X86、X64 と IA64 クライア
ント
■ NetBackup のマニュアル
サーバーとサポート対象のオプショ
ン
■ NetBackup のマニュアル
サーバーとサポート対象のオプショ
ン
■ NetBackup のマニュアル
12
LiveUpdate 形式のクライアント
■
13
OpsCenter (3 の 1)
■
すべての Windows プラットフォーム
■
ICS (NBAC)
■
Red Hat
■
SUSE
■
Solaris x86
■
ICS (NBAC)
■
AIX
■
HP-UX IA64
■
Solaris SPARC
■
ICS (NBAC)
14
15
OpsCenter (3 の 2)
OpsCenter (3 の 3)
LiveUpdate 形式のすべての UNIX
クライアントと Windows クライアント
■ Readme 文書
NetBackup の DVD に加えて、メディアキットはまた以下の項目を含んでいます。
■
OpenVMS クライアント (CD)
■
リアルタイム 7.1 (DVD)
p.18 の 「NetBackup の電子ソフトウェア配布 (ESD) イメージについて」 を参照してくだ
さい。
p.15 の 「NetBackup 7.1 の入手について」 を参照してください。
17
18
第 1 章 インストールの準備
Windows 版 NetBackup サーバーのインストール要件
NetBackup の電子ソフトウェア配布 (ESD) イメージについて
NetBackup 7.1 の ESD イメージは[FileConnect]の Web ページからダウンロード可能
です。イメージは 1.8G のサイズ制限に従っています。
次に、各プラットフォームのイメージをどのようにダウンロードできるか記述します。
UNIX
圧縮済みの .tar ファイル (gzip) が掲示されます。
[FileConnect]の README ファイルは次のポイントを記述します。
NetBackup か OpsCenter をインストールするためにダウン
ロードする必要があるイメージ。
■ 複数のプラットフォームへの NetBackup、OpsCenter とクラ
イアントのインストールを可能にするディレクトリ構造を持つ
ローカルファイル共有を作成する方法。
■
Windows
DVD イメージはより小さいファイルに分割されます。
Windows のイメージと関連付けられるすべてのファイルをダウン
ロードする必要があります。
[FileConnect]の README ファイルは単一の .zip ファイルに
これらのファイルをまとめる方法を記述します。
p.15 の 「NetBackup 7.1 の入手について」 を参照してください。
p.15 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照してください。
Windows 版 NetBackup サーバーのインストール要件
NetBackup をインストールする前に、バックアップ環境が次の要件を満たすことを確認し
ます。
他のバックアップソフトウェア
現在システムに構成されている他のベンダーのバックアップソフ
トウェアをすべて削除します。他のベンダーのバックアップソフト
ウェアによって、NetBackup のインストールおよび機能に悪影響
が及ぼされる場合があります。
OS の更新
NetBackup 製品をインストールする前に、オペレーティングシス
テムの最新のパッチおよび更新版が適用されていることを確認し
ます。オペレーティングシステムが最新のものかどうか不明な場
合は、ご購入先にお問い合わせのうえ、最新のパッチおよび更
新版を入手してください。
ストレージデバイス
ロボットおよびスタンドアロンテープドライブなどのデバイスが製
造元の指示どおりに取り付けられ、Windows ソフトウェアから認
識されている必要があります。
第 1 章 インストールの準備
Windows 版 NetBackup サーバーのインストール要件
バックアップ環境の通信
ネットワークがすべてのサーバーおよびクライアントから認識され、
相互に通信できるように構成されていることを確認します。
通常は、ping コマンドを実行してサーバーからクライアントにアク
セスできるように設定されていれば、NetBackup でも正しく動作
します。
サーバーの構成
サーバーのシステム構成は次の通り従う必要があります。
オペレーティングシステム
Windows Server 2003/XP、Windows Server 2008/Vista、
または Windows Server 2008 R2/Windows 7。
■ メモリ
一般にマスターサーバーの最小のメモリの要件は CPU ごと
に 2GB RAM です。
メモリの要件についての追加情報に関しては、『NetBackup
Backup Planning and Performance Tuning Guide』を参
照してください。
■ 画面解像度
1024 x 768、256 色以上に構成されるべきです。
■
ディスク領域の要件
■
NTFS パーティション。
サーバーソフトウェア (512 MB) および NetBackup カタログ
(512 MB 以上) に適用する 1 GB 以上のストレージ領域。
NetBackup カタログには、バックアップについての情報が含
まれているため、製品の使用に伴ってサイズが大きくなりま
す。カタログのディスク領域の要件は、主にバックアップの構
成内容によって異なります。たとえば、バックアップ対象のファ
イル数、バックアップの間隔およびバックアップデータの保持
期間などによって異なります。
■ アップグレードの場合は、Windows がインストールされてい
るドライブに、さらに 500 MB のディスク領域が必要になりま
す。アップグレードの完了後は、この領域は不要です。
■
一般要件
以下の項目すべてがあることを確認します。
■
NetBackup インストール DVD か ESD イメージ
■
適切なライセンスキー
■
すべてのサーバーの管理者アカウントとパスワード
メモ: Windows 2008/Vista および 2008 R2/7 の UAC が有効
な環境で NetBackup をインストールするには、正規の管理者と
してログオンする必要があります。管理者グループに割り当て済
みであり、正規の管理者ではないユーザーは、UAC が有効な環
境で NetBackup をインストールできません。管理者グループの
ユーザーが NetBackup をインストールできるようにするには、
UAC を無効化します。
19
20
第 1 章 インストールの準備
Windows 版 NetBackup サーバーのインストール要件
サーバー名
サーバー名の入力を求められたら、適切なホスト名を常に入力し
てください。IP アドレスを入力しないでください。
バージョンの混在
使用を計画しているクライアントの最新バージョンと同じかそれ以
上のリリースレベルの NetBackup サーバーをインストールしてく
ださい。サーバーソフトウェアのバージョンが古い場合、新しい
バージョンのクライアントソフトウェアとともに使用すると、問題が
発生する可能性があります。
CIFS マウントされたファイルシ
ステム
CIFS マウントされたディレクトリへの NetBackup のインストール
はサポートされていません。CIFS マウントしたファイルシステムの
ファイルロックは確実でない場合があります。
Windows Server 2008 Server NetBackup はこれらのシステムでサイレントインストール方式の
Core でのインストール
使用によってのみインストールすることができます。
p.81 の 「NetBackup サーバーのサイレントインストールまたはサ
イレントアップグレード」 を参照してください。
NetBackup 通信
NetBackup サービスおよびポート番号は、ネットワーク全体で同
じである必要があります。
NetBackup サービスおよびインターネットサービスのポートには、
デフォルトのポート設定を使用することをお勧めします。ポート番
号を変更する場合は、すべてのマスターサーバー、メディアサー
バーおよびクライアントに対して同じ値を設定する必要がありま
す。ポートエントリは、次のファイルに格納されています。
%SYSTEMROOT%¥system32¥drivers¥etc¥services
デフォルト設定を変更するには、NetBackup のカスタムインストー
ルを行うか、services ファイルを手動で編集する必要がありま
す。
リモート管理コンソールのインス マスターサーバーのインストール中に、リモート管理コンソールホ
トール
ストの名前を入力する必要があります。
第 1 章 インストールの準備
Windows サーバーを NetBackup 7.1 にアップグレードするための要件
リモートインストールおよびクラ
スタインストール
リモートインストールおよびクラスタインストールには、前述のすべ
てのインストール要件に加えて、次のガイドラインが適用されま
す。
インストール元のシステム (またはプライマリノード) では、
Windows Server 2003、Windows Server 2008、または
Windows Server 2008 R2 を実行している必要があります。
■ インストール先の PC (またはクラスタノード) に Windows
Server 2003、Windows Server 2008、または Windows
Server 2008 R2 がインストールされている必要があります。
■ インストールのアカウントには、すべてのリモートシステムまた
はクラスタ内のすべてのノードの管理者権限が必要です。
■ クラスタ内のすべてのノードで、同じオペレーティングシステ
ム、同じバージョンの Service Pack および同じバージョンの
NetBackup を実行している必要があります。サーバーのオペ
レーティングシステムに異なるバージョンを混在させることは
できません。
■
Windows サーバーを NetBackup 7.1 にアップグレード
するための要件
Windows サーバーの一般的なアップグレード要件を次に説明します。
サポート対象のアップグレード
方法
■
NetBackup 7.1 への直接アップグレード
任意の 6.x バージョンか 7.0 バージョンから NetBackup 7.1
に直接アップグレードできます。
このインストールガイドは 6.x または 7.0 から 7.1 にアップグ
レードするための手順を含んでいます。
■ 5.x バージョンからのアップグレード
現在 NetBackup 5.x バージョンを使用している場合は、7.1
に直接アップグレードできません。最初に、NetBackup 6.0
または 6.5 にアップグレードしてください。シマンテック社は
6.5 にアップグレードすることを推奨します。
アップグレードガイドは次の場所のアップグレードポータルに
掲載されています。
http://seer.entsupport.symantec.com/docs/290185.htm。
6.5 にアップグレードした後、7.1 にアップグレードできます。
データベースのバックアップ
アップグレード手順に進む前に、既存の NetBackup データベー
スを必ずバックアップしてください。アップグレード中にエラーが
発生した場合は、以前のバージョンにリストアして、データベース
バックアップの情報を保持できます。
21
22
第 1 章 インストールの準備
Windows サーバーを NetBackup 7.1 にアップグレードするための要件
インストール要件の確認
NetBackup サーバーのインストール要件の多くは、NetBackup
のアップグレードにも適用されます。アップグレードする前にこれ
らの要件を確認します。
p.18 の 「Windows 版 NetBackup サーバーのインストール要
件」 を参照してください。
Windows Server 2008 Server NetBackup はこれらのシステムでサイレントインストール方式の
Core でのアップグレード
使用によってのみアップグレードすることができます。
p.81 の 「NetBackup サーバーのサイレントインストールまたはサ
イレントアップグレード」 を参照してください。
マスターサーバーのメディア
サーバーへの変換
アップグレードの実行時に、マスターサーバーをメディアサーバー
に変更することはできません。この変更を行うには、以前のバー
ジョンの NetBackup をアンインストールしてから新規インストー
ルを実行する必要があります。
フェールオーバー非対応サー
バーの NetBackup フェール
オーバー (クラスタ) サーバーへ
のアップグレード
NetBackup Enterprise のアップグレードにおいては、既存の
フェールオーバー非対応サーバーを、高可用性 NetBackup
フェールオーバー (クラスタ) サーバーにアップグレードすること
はできません。
サーバーとクライアント間のバー 各サーバーの NetBackup のバージョンが、すべてのクライアン
ジョンのサポート
トのバージョンと同じかそれ以上であることを確認してください。
サーバーのソフトウェアバージョンが古い場合、クライアントの新
しいソフトウェアバージョンとともに使用すると、問題が発生する
可能性があります。
p.14 の 「バージョンが異なる NetBackup のサポートについて」
を参照してください。
アドオン製品のバージョン
アドオン製品は、インストール先の NetBackup サーバーまたは
クライアントと同じバージョンにする必要があります。
NetBackup アクセス制御
(NBAC)
NetBackup 7.1 以降、NetBackup アクセス制御 (NBAC) は
NetBackup とともにインストールされます。個別のアップグレード
は必要なくなりました。バージョン 7.1 にアップグレードすると、
NetBackup 内に埋め込まれている新しい NBAC ファイルがイン
ストールされます。
現在 NetBackup 以外の製品で NBAC を使っている場合、既存
の NBAC ファイルは共有ディレクトリにあります。これらのファイル
は、それらの製品で NBAC を使い続けることができるように
NetBackup 7.1 へのアップグレード時にアップグレードされませ
ん。
第 1 章 インストールの準備
NetBackup のインストール前の環境チェッカーについて
以前のバージョンのクライアント NetBackup 7.x でサポートされていない NetBackup クライアン
と新しい機能との競合
トが存在する場合、今回のリリースの新しい機能で問題が発生す
ることがあります。これらの以前のバージョンのクライアントをアッ
プグレードしない場合は、別のポリシーにそれらを移動します。
NetBackup 管理コンソール
NetBackup 管理コンソールは、NetBackup をアップグレードす
るとき閉じる必要があります。これを行わないと、NetBackup によ
り、手順の再度実行を強制するエラーが発生することがあります。
NetBackup のインストール前の環境チェッカーについて
NetBackup 7.1 以降、NetBackup サーバーの正常なインストールかアップグレードを妨
げる可能性がある問題の識別に役立つように環境チェッカーが含まれています。
環境チェッカーは DVD ブラウザのリンクとして利用可能で、インストールかアップグレー
ドの前に実行するスタンドアロンの機能です。
環境チェッカーでは次のことができます。
■
新しい NetBackup のインストールまたはアップグレードの準備ができているかどうか
を判断するためのシステムの評価。
■
ローカルとリモートの Windows システムの評価の実行。
■
手動またはネットワークの参照による、チェックするリモートコンピュータのリストの作
成。
■
NetBackup をマスターサーバーかメディアサーバーとしてサポートするすべてのサ
ポート対象の Windows プラットフォーム (x86 と x64) での環境チェッカーの実行。
■
即時表示用の HTML レポートの生成。
p.23 の 「 インストール前の環境チェッカーの実行」 を参照してください。
インストール前の環境チェッカーの実行
環境チェッカーを実行し、コンピュータで NetBackup のインストールの準備ができている
かどうかを評価するには、次の手順を使います。
環境チェッカーを実行する方法
1
次の方法のいずれかを使用して、NetBackup インストールウィザードを起動します。
■
DVD メディア
ドライブに Windows 版 NetBackup の DVD を挿入します。自動再生機能が無
効になっている場合は、DVD ドライブに移動して Browser.exe を実行します。
■
ESD イメージ (ダウンロード済みファイル)
23
24
第 1 章 インストールの準備
NetBackup のインストール前の環境チェッカーについて
イメージが存在するディレクトリに移動して、Browser.exe を実行します。
2
[Home]画面で、[Preinstallation]をクリックします。
3
[Preinstallation]画面で、[Run the preinstallation Environment Checker]を
クリックします。
第 1 章 インストールの準備
NetBackup のインストール前の環境チェッカーについて
4
[Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。
5
[Choose]画面で、チェックするシステムを次の通り選択します。
Local Environment Check (デ ローカルコンピュータのみをチェックするためには、このオ
フォルト)
プションのチェックマークを付けたままにして[Next]をクリッ
クします。
コンピュータのチェックが完了した後、結果を示す概略ペー
ジが表示されます。
25
26
第 1 章 インストールの準備
NetBackup のインストール前の環境チェッカーについて
Remote Environment Check ■ 1 つ以上のリモートコンピュータをチェックするためには、
このオプションを選択し、[Next]をクリックします。
メモ: ローカルコンピュータを含めるために[Local
Environment Check]オプションを保持できます。また、
除外するためにこのオプションを選択解除することもで
きます。
■
[Remote]画面で、チェックするコンピュータを次の通り
追加するか、または削除します。
■ Add Server From List
ネットワークで利用可能なシステムのリストからコン
ピュータを選択するためにこのオプションをクリックし
ます。次に[Next]をクリックします。
選択したコンピュータの適切なユーザー名とパスワー
ドを入力し、そして[OK]をクリックします。
■ Add Server Manually
コンピュータ名を手動で追加するためにこのオプショ
ンをクリックします。
[Manual Remote Computer Selection]ダイアロ
グボックスで、適切なドメイン名とサーバー名を入力
し、そして[OK]をクリックします。
[Remote Computer Login Credentials]ダイアロ
グボックスで、適切なユーザー名とパスワードを入力
し、そして[OK]をクリックします。
■ Remove
[Remote Computers]リストからコンピュータを削
除するために、リストからコンピュータを選択し、
[Remove]をクリックします。
■
チェックするすべてのコンピュータが[Remote
Computers]リストに追加された後、[Next]をクリックし
ます。
環境チェッカーは各リモートコンピュータの検証プロセ
スを実行します。すべてが完了した後、リストにあるすべ
てのコンピュータに対してチェックを開始するために
[Next]をクリックします。
第 1 章 インストールの準備
ストレージデバイスの構成について
6
すべてのコンピュータがチェックされたら、チェックされたシステムのリストが各コン
ピュータ名の下に簡潔な結果が示された状態で[Results]画面に表示されます。そ
のコンピュータの完全な結果を参照するにはコンピュータ名をクリックします。次は概
略に表示される記号の説明です。
緑色のチェックマーク
項目が NetBackup のインストールまたはアップグレードの
要件を満たしていることを示します。
黄色い感嘆符
NetBackup のインストールまたはアップグレードで問題を
起こす可能性がある潜在的な問題が検出されたことを示し
ます。
赤い X
項目が NetBackup のインストール要件を満たしていないこ
とを示します。NetBackup のインストールかアップグレード
を試みる前に赤い X が付いているすべての概略レポートの
項目を訂正する必要があります。
メモ: シマンテック社は黄色い感嘆符と赤い X でマーク付けされているすべての項
目に対応することを推奨します。それから環境チェッカーを再び実行してください。
7
結果ファイルを保存するために、次のいずれかを実行します。
■
結果をデフォルトの場所に保存するためには、[Save Results To]チェックボッ
クスのチェックマークをそのまま残しておきます。
■
結果を異なる場所に保存するためには、[Change Path]をクリックし、適切な場
所を入力してから[Save]をクリックします。
結果ファイルを保存しない場合には、チェックマークをはずすために[Save Results
To]チェックボックスをクリックします。
8
環境チェッカーを終了するために、[Finish]をクリックします。
p.23 の 「NetBackup のインストール前の環境チェッカーについて」 を参照してください。
ストレージデバイスの構成について
NetBackup の信頼性は、ストレージデバイスの構成に依存します。信頼性の高いバック
アップおよびリストアを確実に行うには、オペレーティングシステムで動作するように最初
にデバイスをインストールおよび構成する必要があります。
NetBackup 7.1 をインストールする前、または NetBackup 7.1 にアップグレードする前
に、次のガイドラインを使用してオペレーティングシステムで動作するようにストレージデ
バイスを構成します。
27
28
第 1 章 インストールの準備
ストレージデバイスの構成について
新しいインストールとアップグ
レード
NetBackup 7.1 をインストールする前、または NetBackup 7.1 に
アップグレードする前に、最新バージョンのドライバでデバイスを
インストールおよび構成することをお勧めします。
接続と設定
新しいデバイスを準備し、接続するために、次のタスクを実行しま
す。
SCSI ID (ターゲット) を設定します。利用可能な SCSI ID に
設定されていることを確認してください。
■ この SCSI ID によって利用可能な互換性のあるホストバスア
ダプタに、デバイスを物理的に接続します。
互換性とは、デバイスとホストバスアダプタの両方が同じ形式
であることを意味します。たとえば、シングルエンド、HVD、
LVD、ファイバーチャネルなどの形式があります。
■
構成
オペレーティングシステムで動作するようにストレージデバイスを
構成するには、次のマニュアルを参照してください。
NetBackup のインストール
■
デバイスとオペレーティングシステムのベンダーからの指示。
■
『Symantec NetBackup デバイス構成ガイド UNIX、Windows
および Linux』。ご使用のオペレーティングシステムに該当す
る章を参照してください。
オペレーティングシステムで動作するようにすべてのストレージデ
バイスがインストール、構成、および検証された後、NetBackup
をインストールできます。
警告: デバイスが適切に構成されていないと、バックアップが失敗したり、データが損失す
る場合があります。
p.28 の 「サポートされているロボット形式の検索」 を参照してください。
p.18 の 「Windows 版 NetBackup サーバーのインストール要件」 を参照してください。
サポートされているロボット形式の検索
サポートされているロボット形式のリストについては、『Symantec NetBackup Enterprise
Server and Server 7.x Hardware Compatibility List』を参照してください。
シマンテック社はこのマニュアルの更新版を定期的にシマンテック社のサポート Web サ
イトに掲載しています。
このリリースでサポートされている最新のロボット形式を検索する方法
◆
次のリンクをクリックして『Symantec NetBackup Enterprise Server and Server 7.x
Hardware Compatibility List』にアクセスします。
http://www.symantec.com/docs/TECH76495
第 1 章 インストールの準備
NetBackup 7.x でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について
NetBackup 7.x でサポートされない種類の NetBackup
サーバーの置換について
ある特定のハードウェアとオペレーティングシステムは NetBackup 7.x でサポートされな
くなりました。これらのシステムは NetBackup 7.x へのアップグレード前にサポート対象
のシステムと置換する必要があります。
NetBackup バージョン 7.x のハードウェアとオペレーティングシステムのサポートについ
て詳しくは、次のマニュアルを参照してください。
■
7.1 の『NetBackup リリースノート』
http://www.symantec.com/docs/DOC3412
プラットフォームとオペレーティングシステムのサポートの変更に関する項、および
NetBackup 互換性リストに関する項を参照してください。
■
『NetBackup Enterprise Server and Server 7.x OS Software Compatibility List』
http://entsupport.symantec.com/docs/337048
■
『NetBackup server 7.x hardware compatibility list』
http://www.symantec.com/docs/TECH76495
次に、NetBackup 7.x にアップグレードする前にサポート外のサーバーを置換するため
の一般的なガイドラインを記述します。
29
30
第 1 章 インストールの準備
NetBackup 7.x でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について
プラットフォームとオペレーティ 次のルールを順守すれば、新しいシステムのプラットフォームと
ングシステム
アーキテクチャは、置換するシステムと異なるものにできます。
サポート外の Windows サーバー (ハードウェアかオペレー
ティングシステム) はサポート対象の Windows サーバーに
置換する必要があります。
■ サポート外の UNIX か Linux サーバー (ハードウェアかオペ
レーティングシステム) は他のサポート対象の UNIX または
Linux サーバープラットフォームとオペレーティングシステム
に置換する必要があります。ただし、Red Hat Linux のマス
ターサーバーは例外です (以下の項目を参照してください)。
■ Red Hat Linux のサポート外のマスターサーバーは Red Hat
Linux の別のマスターサーバーに置換される必要がありま
す。Red Hat Linux のバージョンとサーバーアーキテクチャ
は異なっていてもかまいません。
■
プラットフォームとオペレーティングシステムに関する NetBackup
サーバーの置換について詳しくは、シマンテック社のサポート
Web サイトで次の文書を参照してください。
Windows マスターサーバー:
http://entsupport.symantec.com/docs/337969
■ UNIX マスターサーバー:
http://entsupport.symantec.com/docs/337970
■ メディアサーバー:
http://entsupport.symantec.com/docs/338425
■ OpenStorage のユーザーは、NetBackup 7.x へのアップグ
レードに関する特定の注意事項の詳細について、次の文書
も参照してください。
http://entsupport.symantec.com/docs/338426
■
NetBackup エラーデータベー 新しいサポート対象のシステムは古いシステムとまったく同じバー
スログエントリのバージョン
ジョンの NetBackup を使う必要があります。ある NetBackup バー
ジョンから異なるバージョンにカタログとデータベースをマイグレー
トできません。
たとえば、古いサーバーが NetBackup 6.5.2 を使っている場合
は、アップグレードする前に新しいサーバーでこの同じバージョ
ンをインストールしてください。
第 1 章 インストールの準備
NetBackup 7.x でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について
ホットカタログバックアップ
古いシステムで、ホットカタログバックアップを作成してください。
このバックアップは、カタログを新しいサポート対象のシステムに
リストアし、マイグレーションを完了するために使われます。
カタログバックアップを作成するために使う方式によって、新しい
システムでのリストア方法が異なる場合があります。次に例を示し
ます。
カタログをテープにバックアップするか、またはディスクにバッ
クアップするか
■ カタログをマスターサーバーにバックアップするかメディアサー
バーにバックアップするか
■
ホットカタログバックアップを作成する方法について詳しくは、
『Symantec NetBackup トラブルシューティングガイド UNIX、
Windows および Linux』を参照してください。
サポート外の NetBackup マスターサーバーを置換する方法
次の手順はサポート外のマスターサーバーを置換するための主要なタスクのみ記述しま
す。
詳しい手順については、シマンテック社のサポート Web サイトの次に挙げる文書を参照
してください。
http://entsupport.symantec.com/docs/337969
http://entsupport.symantec.com/docs/337970
OpenStorage のユーザーは、NetBackup 7.x へのアップグレードに関する特定の注意
事項の詳細について、次の文書も参照してください。
http://entsupport.symantec.com/docs/338426
サポート外のマスターサーバーを置換する方法
1
古いサポート外のマスターサーバーと同じ名前で新しいサポート対象のマスターサー
バーを構成します。
p.29 の 「NetBackup 7.x でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換
について」 を参照してください。
2
新しいマスターサーバーに、古いマスターサーバーで使われているものと同じバー
ジョンの NetBackup をインストールします。
古いサーバーとまったく同じパスと場所に NetBackup をインストールします。
3
古いマスターサーバーで、ホットカタログバックアップを作成します。
ホットカタログバックアップを作成する方法について詳しくは、『Symantec NetBackup
トラブルシューティングガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。
4
古いマスターサーバーを停止し、バックアップ環境から削除します。
31
32
第 1 章 インストールの準備
NetBackup 7.x でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について
5
バックアップ環境に新しいマスターサーバーをインストールします。
6
カタログバックアップをリストアします。
7
テストバックアップとリストアを実行し、操作が正常に実行されることを検証します。
操作が正常に実行されることを検証した後、NetBackup 7.x にアップグレードできま
す。
サポート外の NetBackup メディアサーバーを置換する方法
次の手順はサポート外のメディアサーバーを置換するための主要なタスクのみ記述しま
す。
詳しい手順については、シマンテック社のサポート Web サイトの次に挙げる文書を参照
してください。
http://entsupport.symantec.com/docs/338425
OpenStorage のユーザーは、NetBackup 7.x へのアップグレードに関する特定の注意
事項の詳細について、次の文書も参照してください。
http://entsupport.symantec.com/docs/338426
サポート外のメディアサーバーを置換する方法
1
NetBackup 管理コンソールを通して、または次のコマンドを実行することによって古
いメディアサーバーを無効にします。
nbemmcmd -updatehost -machinename <Media Server> -machinestateop
set_admin_pause -machinetype media -masterserver <Master Server>
2
古いメディアサーバーを停止します。
3
古いメディアサーバーと同じ名前と IP アドレスで新しいサポート対象のメディアサー
バーを構成します。
メモ: 新しい IP アドレスを使うには、DNS を更新する必要があります。
4
新しいメディアサーバーにすべてのバックアップストレージデバイスを接続します。
5
新しいメディアサーバーに、古いメディアサーバーで使われているものと同じバー
ジョンの NetBackup をインストールします。古いサーバーとまったく同じパスと場所
に NetBackup をインストールします。
また、古いサーバーで指定されていたものと同じ追加サーバーのリストを指定してく
ださい。
6
バックアップ環境に新しいメディアサーバーをインストールします。
第 1 章 インストールの準備
NetBackup をインストールする方法
7
NetBackup 管理コンソールを通して、または次のコマンドを実行することによって新
しいメディアサーバーを有効にします。
nbemmcmd -updatehost -machinename <Media Server> -machinestateop
clr_admin_pause -machinetype media -masterserver <Master Server>
8
すべての接続されたバックアップストレージデバイスが認識されるように新しいメディ
アサーバーでデバイス検出を実行します。
9
テストバックアップとリストアを実行し、操作が正常に実行されることを検証します。
操作が正常に実行されることを検証した後、NetBackup 7.x にアップグレードできま
す。
NetBackup をインストールする方法
NetBackup を新規にインストールするには、次の順序でソフトウェアをインストールしま
す。
手順 1
マスターサーバーソフトウェアをインストールします。
手順 2
メディアサーバーソフトウェア (NetBackup Enterprise のみ) をインストール
します。
手順 3
NetBackup リモート管理コンソールをインストールします。
手順 4
クライアントソフトウェアをインストールします。
手順 5
NetBackup のすべてのアドオン製品 (言語パッケージなど) をインストール
します。
インストール手順に進む前に、インストール要件を確認してください。
p.18 の 「Windows 版 NetBackup サーバーのインストール要件」 を参照してください。
33
34
第 1 章 インストールの準備
NetBackup をインストールする方法
2
NetBackup ライセンス
この章では以下の項目について説明しています。
■
NetBackup のライセンスキーの要件について
NetBackup のライセンスキーの要件について
NetBackup マスターサーバーまたはメディアサーバーのソフトウェアをインストールする
には、NetBackup 製品のライセンスキーを入力する必要があります。
ライセンスキーを入手するには、NetBackup 製品を発注するときにライセンスの SKU を
発注する必要があります。
発注後、シマンテック社は次の情報を含んでいるライセンス証明書を添付した電子メー
ルを送信します。
購入済みの NetBackup のライ このリストは発注した製品のライセンスすべてを含んでいます。
センスのリスト
安全な場所にこのリストを保管してください。テクニカルサポート
に問い合わせる場合に、製品のライセンスキーが必要になること
があります。
NetBackup 製品をダウンロード DVD メディアキットの代わりに、NetBackup 製品インストール用
するためのアクセス用のシリア の電子ソフトウェア配布 (ESD) イメージをダウンロードするために
ル番号
このシリアル番号を使うことができます。
次の Web サイトに移動し、システムに ESD イメージをダウンロー
ドするためにこのシリアル番号を入力します。
https://fileconnect.symantec.com/LangSelection.jsp
NetBackup をインストールするとき、メッセージが表示されたらマスターサーバーで他の
製品のライセンスキーをすべて入力することを推奨します。これらのライセンスキーを後で
追加することもできますが、マスターサーバーのソフトウェアをインストールするときにそれ
らを入力する方が簡単です。
36
第 2 章 NetBackup ライセンス
NetBackup のライセンスキーの要件について
NetBackup のライセンスキーの管理方法について詳しくは、『Symantec NetBackup 管
理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
p.36 の 「NetBackup のライセンスの互換性について」 を参照してください。
p.38 の 「ライセンスキーについてのよく寄せられる質問」 を参照してください。
NetBackup のライセンスの互換性について
現在の NetBackup のライセンスキーを使用して、サーバー、アドオン製品およびデータ
ベースエージェントを NetBackup 7.1 にアップグレードするには、次のものが必要です。
■
NetBackup バージョン 6.x か 7.0.x がすでにインストールされている必要があります。
■
すべてのライセンス取得済みの NetBackup 製品に対する有効な保守契約が必要で
す。
メモ: 現在インストールされているバージョンが NetBackup 5.x の場合は、NetBackup
7.1 にアップグレードできません。最初に NetBackup 6.0 または 6.5 にアップグレードす
る必要があります。その後、NetBackup 7.1 にアップグレードできます。どの 6.x バージョ
ンでも 7.1 に直接アップグレードできます。
アップグレードのライセンスおよびソフトウェアは、次の Web サイトの Symantec Licensing
Portal から入手できます。
https://licensing.symantec.com/acctmgmt/index.jsp
ライセンスキーの管理方法の詳しい情報と手順については、『Symantec NetBackup 管
理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
p.36 の 「ライセンスキーエントリについて」 を参照してください。
ライセンスキーエントリについて
NetBackup SKU のライセンスキーはすべてマスターサーバーで入力する必要がありま
す。メディアサーバーで必要となる機能によっては、一部の SKU のライセンスキーをメ
ディアサーバーでも入力する必要があります。
表 2-1 は各サーバーで入力する必要があるライセンスキーを記述したものです。
第 2 章 NetBackup ライセンス
NetBackup のライセンスキーの要件について
表 2-1
NetBackup メディアサーバーで必要なライセンスキー
メディアサーバー形式
必要なライセンス (メディアサーバーの機能に基づく)
Enterprise メディアサーバー
■
NetBackup Enterprise Server 7.1 UNX
■
NetBackup Enterprise Server 7.1 WIN/LNX/SOLX64
NetBackup Standard Infrastructure 7.1 XPLAT1 Front
End TBYTE
■ NetBackup Enterprise Infrastructure 7.1 XPLAT1 Front
End TBYTE
■ NetBackup Platform Base
■
■
NetBackup Option Library Based Tape Drive 7.1 XPLAT
■
NetBackup Option Shared Storage Option 7.1 XPLAT
■
NetBackup Option NDMP 7.1 XPLAT
NetBackup Media Server Encryption Option for
Enterprise Server 6.1 UNX
■ NetBackup Media Server Encryption Option for
Enterprise Server 6.1 WIN/LNX/SOLX64
■
SAN メディアサーバー
■
NetBackup Enterprise Client, UNX
■
NetBackup Enterprise Client, WIN/LNX/SOLX64
Media Server Encryption Option for SAN Media Server
(Enterprise Client) UNX
■ Media Server Encryption Option for SAN Media Server
(Enterprise Client) WIN/LNX/SOLX64
■
次の方式のいずれかを使用してライセンスキーを入力します。
■
NetBackup マスターサーバーとメディアサーバーのインストール時 (推奨)
インストールスクリプトはインストールすることを計画するすべての NetBackup 製品の
ライセンスキーを入力するように求めるメッセージを表示します。
■
NetBackup 管理コンソール
NetBackup マスターサーバーまたはメディアサーバーのインストールの後で、コン
ソールを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]をクリックします。
■
コマンドラインインターフェース (CLI) (UNIX のみ)
NetBackup マスターサーバーまたはメディアサーバーのインストールの後で、次のコ
マンドを使います。
/usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key
37
38
第 2 章 NetBackup ライセンス
NetBackup のライセンスキーの要件について
メモ: システム内のほぼすべてのサーバーから NetBackup サーバーにログオンして、ラ
イセンスキーの表示、入力および管理を行うことができます。ライセンスキーをリモート管
理する場合は、変更対象のシステムのライセンスを確実に表示します。間違ったサーバー
にライセンスキーを追加または変更しないように注意してください。
p.38 の 「ライセンスキーについてのよく寄せられる質問」 を参照してください。
p.35 の 「NetBackup のライセンスキーの要件について」 を参照してください。
ライセンスキーについてのよく寄せられる質問
次に、ライセンスキーの管理方法について頻繁に寄せられる質問事項を示します。
NetBackup のライセンスシステ
ムは、他のシマンテック製品の
ライセンスシステムと同じです
か。
NetBackup では、他のシマンテック製品でも使用される共通の
ライセンスシステムを使用しています。ただし、共通のライセンス
システムによって、各製品のライセンス機能の採用方法が柔軟に
なっています。たとえば、NetBackup ではノードロックライセンス
システムを採用していませんが、他のいくつかの製品ではノード
ロックライセンスシステムを採用しています。
メディアキットしか持っていない いいえ。メディアキットだけでは、NetBackup にアクセスできませ
場合、NetBackup を使用でき ん。必ず正規または評価版のライセンスキーが必要です。ライセ
ますか。
ンスキーは、メディアキットとともに提供されるため、メディアキット
を持っている場合はキーも持っているはずです。
ライセンスキーはどのような形式 ライセンスキーは複数桁の英数字による文字列です
ですか。また、ライセンスキーに (8EPP-ABCD-9XYZ-XYZ9-8881-VCF4-OIUF-AJDC など)。ライ
はどのような情報が含まれてい センスキーには次の情報が含まれています。
ますか。
■ NetBackup サーバーまたは NetBackup Enterprise サー
バーのいずれのキーであるか
■ サーバー、クライアント、エージェントまたは別ライセンス製品
のいずれのキーであるか
■ 正規または評価版のいずれのキーであるか
■
キーの生成方法および生成場所に関する情報
ライセンスキーにはシリアル番 はい。シリアル番号情報がキーに埋め込まれています。
号が割り当てられていますか。
第 2 章 NetBackup ライセンス
NetBackup のライセンスキーの要件について
所有しているライセンスキーに はい。ライセンスキーに関する情報はマスターサーバーに格納さ
関するレポートを表示できます れています。
か。
情報にアクセスするには、NetBackup 管理コンソールを開き、
[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]を選択しま
す。
UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。
/usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key
レポートの表示方法について詳しくは、『Symantec NetBackup
管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
別ライセンス製品およびエー
NetBackup のインストール時に、すべての別ライセンス製品およ
ジェントを使用可能にする方法 びエージェントのライセンスキーを入力するように求められます。
を教えてください。
エージェントまたは他のアドオン製品を後から購入した場合は、
ライセンスキーを手動で入力できます。NetBackup 管理コンソー
ルを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]を
選択します。
UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。
/usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key
追加のバイナリをインストールする必要があるため、一部の別ライ
センス製品をインストールする際に、製品版の NetBackup DVD
セットが必要になります。NetBackup DVD は、安全な場所に保
管しておいてください。
ライセンスキーは入力後も保管 はい。ライセンスキーのコピーは安全な場所に保管しておいてく
する必要がありますか。
ださい。
ライセンスキーを紛失した場合、 シマンテック社では、ユーザーに発行したすべてのライセンスキー
どうすればよいですか。
を記録しています。ライセンスキーを紛失した場合は、ご購入先
にお問い合わせいただくと、キーのコピーを入手できます。
アメリカ大陸、環太平洋地域、オーストラリアの場合:
650-318-4265 FAX: 650-335-8428
■ ヨーロッパ、中東、アフリカの場合:
00-353-61-365232 FAX: 00-353-61-365223
■
シマンテック社の提携会社から NetBackup を購入した場合は、
キーに関する情報はその提携会社にお問い合わせください。
39
40
第 2 章 NetBackup ライセンス
NetBackup のライセンスキーの要件について
大量注文の場合のライセンス NetBackup のインストールの多くは非常に大規模で、長いライセ
キーにはどのように対応してい ンスキーが使用されます。ライセンスキーを何度も入力することは
ますか。
時間のかかる作業です。購入する NetBackup コンポーネントの
種類ごとに 1 つのライセンスキーを要求できます。たとえば、50
の Oracle エージェントを使用するために、1 つのライセンスキー
を入手できます。サイトライセンスでは、特定の NetBackup エー
ジェントまたは別ライセンス製品を無制限に使用できます。
ただし、購入する NetBackup コンポーネントの種類ごとに固有
のライセンスキーが必要になります。個別のライセンスキーは
NetBackup サーバー、Lotus Notes エージェント、または NDMP
オプションのようなコンポーネントに必要になります。
サイトライセンスの場合のライセ サイトライセンスは大量注文の場合と同様の対応になります。サ
ンスキーにはどのように対応し イトライセンスの証明書には、無制限の数に対して有効なライセ
ていますか。
ンスキーであることが明記されます。
NetBackup リモート管理コン
いいえ。NetBackup リモート管理コンソールには、特別なライセ
ソールを使用可能にするにはラ ンスキーは必要ありません。NetBackup リモート管理コンソール
イセンスキーが必要ですか。
は、マスターサーバーにアクセス可能な任意のコンピュータにイ
ンストールできます。
ライセンスキーは何回でも使用 はい。ライセンスキーは何回でも使用できます。ただし、購入した
できますか。
ライセンス数を超える NetBackup サーバー、クライアント、エー
ジェントおよび別ライセンス製品をインストールしたり使用すること
は法律的に認められていません。
既存のユーザーの場合、ライセ シマンテック社と現行の保守契約を締結しているすべての
ンスキーを入手する方法を教え NetBackup ユーザーは、最新バージョンの NetBackup を自動
てください。
的に入手できます。NetBackup メディアキットを受け取り、ライセ
ンスを購入したコンポーネントごとのライセンスキーを受け取りま
す。
シマンテック社の提携会社と保守契約を締結している場合は、提
携会社を介してアップグレードを行います。詳しくは、提携会社
にお問い合わせください。
正しいライセンスキーを入手し 正しいライセンスキーを受け取っていない場合は、ライセンスキー
ていない場合の対処方法を教 の証明書に記載されている注文管理部門の電話番号にお問い
えてください。
合わせください。テクニカルサポートでは、正規のライセンスキー
は発行できません。ライセンスキーは、注文管理部門からのみ受
け取ることができます。テクニカルサポートでは、正規のライセン
スキーに関する問題が解決するまで、1 か月間有効の一時ライ
センスキーを発行できます。
評価版のライセンスキーでは何 評価版のライセンスキーを使用すると、事前に決定されている期
が有効になりますか。
間は、NetBackup と、そのエージェントおよび別ライセンス製品
を無制限に使用できます。
第 2 章 NetBackup ライセンス
NetBackup のライセンスキーの要件について
評価版の期限切れが近づいた ライセンスキーの有効期限を調べるには、NetBackup 管理コン
ら通知されますか。
ソールを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]
を選択します。
UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。
/usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key
評価版のライセンスキーの期限 NetBackup サービスまたはデーモンが停止されます。製品を使
が切れるとどうなりますか。
用しようとすると評価期間が終了したことが通知されます。
評価版のライセンスキーの期限 はい。NetBackup の評価版に正規のライセンスキーを追加する
が切れた場合、バックアップ構 と、すぐにカタログ情報および構成情報にアクセスできるようにな
成とカタログ情報は保存されま ります。
すか。
評価版のライセンスを正規のラ 正規のライセンスを購入して NetBackup に追加します。評価版
イセンスにアップグレードする方 の構成情報とカタログデータはすべて保持されています。
法を教えてください。
正規のライセンスキーを入力するには、NetBackup 管理コンソー
ルを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License Keys)]を
選択します。
UNIX サーバーでは、次のコマンドを実行することもできます。
/usr/openv/netbackup/bin/admincmd/get_license_key
p.35 の 「NetBackup のライセンスキーの要件について」 を参照してください。
p.36 の 「NetBackup のライセンスの互換性について」 を参照してください。
p.36 の 「ライセンスキーエントリについて」 を参照してください。
41
42
第 2 章 NetBackup ライセンス
NetBackup のライセンスキーの要件について
3
サーバーソフトウェアのイン
ストールまたはアップグレー
ド
この章では以下の項目について説明しています。
■
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレード
■
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
■
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
■
アップグレードによるファイルの自動変更について
■
NetBackup サーバーのサイレントインストールまたはサイレントアップグレード
■
NetBackup Server から NetBackup Enterprise Server へのアップグレード
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレー
ド
ローカルコンピュータで NetBackup 7.1 をインストールするか、または NetBackup 7.1
にアップグレードするためには、次の手順を使います。
NetBackup サーバーソフトウェアを Windows にローカルインストールする方法
1
NetBackup をインストールするシステムにログオンします。管理者権限でログオンし
てください。
2
この手順はアップグレードにのみ適用されます。新規インストールの場合は、次の手
順へスキップします。
44
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレード
■
すべての NetBackup ポリシーとストレージライフサイクルポリシーを次のように無
効にします。
メモ: 6.5 より前のバージョンの NetBackup からのアップグレードの場合、無効に
するストレージライフサイクルポリシーはありません。
NetBackup 管理コンソールを
使用する場合
マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを
開きます。
■ 左側のツリーで[ポリシー (Policies)]を選択します。
■
右ペインに表示される NetBackup ポリシーをすべ
て選択します。
■ 強調表示されているポリシーを右クリックし、[無効
化 (Deactivate)]を選択します。
■
ストレージライフサイクルポリシーを無効にするには、次
のコマンドライン手順を参照してください。
コマンドラインを使用する場合
該当するポリシーのコマンドを次のように入力します。
■ NetBackup ポリシーの場合は、次のコマンドを入力
します。
install_path¥NetBackup¥bin¥admincmd¥
bpplinfo policy_name -modify -inactive
■
■
ストレージライフサイクルポリシーの場合は、次のコ
マンドを入力します。
install_path¥NetBackup¥bin¥admincmd¥nbstlutil
inactive -lifecycle policy name
ディスクステージングストレージユニットを次のように無効にします。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレード
NetBackup 管理コンソールを
使用する場合
■
■
■
■
■
■
■
コマンドラインを使用する場合
■
マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを
開きます。
左側のツリーで、[NetBackup の管理 (NetBackup
Management)]>[ストレージユニット (Storage
Units)]を展開します。
右ペインで、ディスクステージングストレージユニッ
トをダブルクリックします。
[ストレージユニットの変更 (Change Storage Unit)]
ウィンドウが表示されたら、[ステージングスケジュー
ル (Staging Schedule)]を選択します。
[ディスクステージングスケジュール (Disk Staging
Schedule)]ウィンドウが表示されたら、[除外日の
設定 (Exclude Dates)]タブをクリックします。
システムのアップグレードの日付と一致するカレン
ダーの日付を選択します。
ディスクステージングストレージユニットごとに、これ
らの手順を繰り返します。
次のコマンドを入力します。
install_path¥netbackup¥bin¥admincmd¥
bpschedulerep schedulename -excl
mm/dd/yyyy
■
すべてのメディアサーバーを次のように無効にします。
NetBackup 管理コンソールを
使用する場合
■
マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを
開きます。
■ 左側のツリーで、[メディアおよびデバイスの管理
(Media and Device Management)]>[デバイス
(Devices)]>[メディアサーバー (Media Servers)]
を選択します。
■ 右ペインに表示されるすべてのメディアサーバーを
選択します。
■ 強調表示されているサーバーを右クリックし、[無効
化 (Deactivate)]を選択します。
コマンドラインを使用する場合
■
次のコマンドを入力します。
install_path¥Volmgr¥bin¥vmoprcmd
-deactivate_host -h device_host
■
NetBackup 管理コンソールが開いている場合は、ここで閉じる必要があります。
45
46
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレード
3
4
次の方法のいずれかを使用して、NetBackup インストールウィザードを起動します。
■
DVD メディア
ドライブに Windows 版 NetBackup の DVD を挿入します。自動再生機能が無
効になっている場合は、DVD ドライブに移動して Browser.exe を実行します。
■
ESD イメージ (ダウンロード済みファイル)
イメージが存在するディレクトリに移動して、Browser.exe を実行します。
ブラウザの初期画面 ([Home])で、[Installation]をクリックします。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレード
5
[Installation]画面で、[Server Software Installation]をクリックします。
6
[Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。
7
[License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。
47
48
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレード
8
[Symantec NetBackup Installation Type]画面で、次の情報を入力します。
Where to install
ローカルインストールの場合、[Install to this computer
only]を選択します。
Typical
NetBackup のデフォルトの機能および設定をインストール
するには、このオプションを選択します。
Custom
インストールする NetBackup 機能と必要な設定を選択す
るには、このオプションを選択します。
[Next]をクリックします。
9
[NetBackup License Key and Server Type]画面で、次の情報を入力します。
License Key
製品購入時に提供された基本製品のライセンスキーを入力
します。
新規インストールの場合、入力するライセンスキーによって、
選択可能なコンポーネントが決定されます。たとえば、マス
ターサーバーのライセンスを入力した場合にのみ、
「NetBackup Master Server」の隣にあるアイコンをクリック
できます。
アップグレードの場合、すでにインストールされている製品
のライセンスによって、選択可能なコンポーネントが決定さ
れます。
NetBackup Master Server
マスターサーバーソフトウェアをインストールするには、この
アイコンをクリックします。
NetBackup Media Server
メディアサーバーソフトウェアをインストールするには、この
アイコンをクリックします。
10 この手順は[Custom]インストールにのみ適用されます。[Typical]インストールの
場合は、次の手順へスキップします。
この手順では、[NetBackup Features]、[NetBackup Port Numbers]、および
[NetBackup Services]を選択し構成する方法について記述します。
■
NetBackup Features
この画面では、インストールする機能、および NetBackup ファイルがインストー
ルされる場所を選択できます。
Feature List
機能の隣にあるアイコンをクリックすると、ドロップダウンメ
ニューが表示されます。
[Install]か[Do not install]を選択します。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレード
Destination Folder
デフォルトでは、NetBackup ファイルは次の場所にインス
トールされます。
C:¥Program Files¥VERITAS
NetBackup のインストール先のフォルダを変更する方法
■
[Change]をクリックします。
優先の場所を参照し、新規または既存のフォルダを指
定します。
■ [Next]をクリックします。
■
メモ: アップグレードの場合は宛先を変更できません。
[Next]をクリックします。
■
NetBackup Port Numbers
構成に必要な場合は、この画面からポート番号を変更できます。
NetBackup と他社製品が同じポートを共有しようとして競合が発生した場合、
ポート番号の変更が必要になることがあります。また、ファイアウォールでセキュ
リティの問題を引き起こすポートの競合が発生している場合にも変更できます。
ポート番号を変更するには、置き換えるポート番号を選択し、新しい番号を入力
します。
[Next]をクリックします。
■
NetBackup Services
この画面で、次の NetBackup サービスの起動アカウントおよび起動の種類を指
定します。
Use the built-in system
account
デフォルトでは、このボックスにチェックマークが付けら
れており、NetBackup は組み込みシステムアカウントを
使います。このボックスにチェックマークが付いている場
合、その下のフィールドは無効になります。
異なるシステムアカウントを指定する方法
■ このボックスをクリックしてチェックマークを外します。
■
Startup
次のフィールドにアカウント情報を入力します。
Username
Password
Domain
このオプションは、NetBackup ホストを再起動する必要
がある場合、NetBackup サービスが自動的に開始す
るかどうかを判断します。デフォルトは[Automatic]で
す。
再起動後、NetBackup サービスを手動で開始するに
は、[Manual]を選択します。
49
50
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレード
Start NetBackup Server
Services After Install
インストールが完了した後、NetBackup サービスが自
動的に開始するようにするには、このチェックボックスを
オンにします。
インストール後にサービスが起動しないようにするには、
このチェックボックスのチェックを外したままにします。
Terminate NetBackup
processes
リモートインストールの実行中に再ブートを回避するに
は、このチェックボックスをチェックします。このチェック
ボックスをチェックすると、NetBackup 実行可能ファイ
ルおよび DLL 実行可能ファイルを使用しているプロセ
スが停止します。
警告: Oracle ユーザーでこのオプションを選択した場
合、インストールを続行する前にデータベースを停止す
る必要があります。
Abort install if a reboot is
required
このオプションは、インストールかアップグレードの一部
として再起動が必要な場合、どのようにインストールを
続行するかを判断します。
このオプションを選択した場合、インストール処理で再
起動が必要であると判断されると、インストール (または
アップグレード) は停止します。システムは元の状態に
ロールバックされます。
このオプションを選択しない場合、インストール処理で
再起動が必要であると判断されても、インストール (また
はアップグレード) は続行します。
[Next]をクリックします。
11 [NetBackup System Names]画面で、次の情報を入力します。
Master Server Name
マスターサーバーのインストールの場合は、ローカルコン
ピュータの名前を入力します。
メディアサーバーのインストールの場合は、この名前を、そ
のメディアサーバーが構成されるマスターサーバー名に変
更する必要があります。
Additional Servers
このサーバーと通信する追加の NetBackup マスターサー
バーおよびメディアサーバーの名前を入力します。後で
NetBackup をインストールするコンピュータの名前を含め
ます。
複数の名前を入力するには、それぞれの名前をカンマで区
切るか、またはそれぞれの名前の後で Enter キーを押しま
す。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレード
Media Server Name
このフィールドは NetBackup Enterprise メディアサーバー
のインストールの場合にのみ表示されます。
メディアサーバーソフトウェアをインストールする場合、この
フィールドはデフォルトでローカルサーバー名になります。
Enterprise Media Manager
Server
EMM サーバーには、NetBackup ボリューム構成およびデ
バイス構成についてのすべての情報が含まれます。
デフォルトでは、NetBackup はマスターサーバーに EMM
サーバーをインストールします ([Master Server Name]を
入力すると、このフィールドに自動的に表示されます)。この
構成は推奨構成であり、最も効率的です。
メモ: EMM サーバーはメディアサーバーに配置できます
が、マスターサーバーに保持することをお勧めします。メディ
アサーバーに EMM サーバーを配置するには、別の手順
を実行する必要があります。すべての NetBackup サーバー
ソフトウェア (マスターとメディア) がインストールされた後、
指定されたメディアサーバーに NetBackup データベース
と EMM サーバーを移動する必要があります。詳しくは、
『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 Windows』を
参照してください。あるホストから別のホストへの NetBackup
データベースの移動に関する項を参照してください。
EMM サーバーに関して次を考慮します。
CIFS マウントへの EMM サーバーのインストールはサ
ポートされていません。
■ Shared Storage Option (SSO) を使用してドライブを共
有する場合、すべての NetBackup サーバーでデバイ
ス情報の格納に同じホストを使用する必要があります。
■
EMM サーバーおよび EMM データベースについて詳しく
は、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 Windows』
を参照してください。
OpsCenter Server
OpsCenter は NetBackup Operations Manager (NOM)
に代わって導入されました。
OpsCenter サーバーを使用しているか、またはインストー
ルする場合は、そのサーバーのサーバー名か IP アドレス
をここに入力します。
[Next]をクリックします。
12 [Ready to Install the Program]画面で、前述の手順での選択を示す
[Installation Summary]を確認します。次のオプションから 1 つ選択します。
■
インストールを開始するには、[Install]をクリックします。
51
52
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
ローカルへのサーバーのインストールまたはアップグレード
■
前の画面を表示して変更するには[Back]をクリックし、その後、この画面に戻っ
て[Install]をクリックします。
■
インストールをキャンセルするには、[Cancel]をクリックします。
[Install]をクリックすると、インストール処理が開始され、インストールの進捗状況を
示す画面が表示されます。この処理には数分かかる場合があります。
13 [Installation Complete]画面で、次のオプションから選択します。
Add Keys
インストールする他の NetBackup 製品の追加のライセンス
キーをここに入力してください。
追加のライセンスキーを入力するには、[Add Keys]を
クリックします。
■ [Current License Keys]のリストが表示されたら、[Add
Key]をクリックして新規のライセンスキーを入力し、次に
[Add]をクリックします。
■ すべてのライセンスキーを入力したら、[Current
License Keys]ウィンドウを閉じます。
■
View Log
インストールログファイルは、詳しいインストール情報を提供
し、エラーが発生したかどうかを表示します。
次の場所にあるインストールログを確認します。
%ALLUSERSPROFILE%¥Symantec¥NetBackup¥InstallLogs¥
インストールログを検索し、次のエラーが表示されているか
どうかを確認します。
Finish
■
Return Value 3 を含む文字列。
■
NetBackup 7.0 以降では、重要なログメッセージは次
のように色分けされます。
黄色 = 警告。
赤 = エラー。
インストールを完了するために次のいずれかを選択します。
すべてのサーバーにソフトウェアをインストールした場合
は、[Launch NetBackup Administration Console
now]の隣にあるボックスをクリックして、[Finish]をクリッ
クします。
NetBackup 管理コンソールを使用して構成ウィザード
を起動すると、NetBackup 環境を構成できます。
■ インストールするサーバーソフトウェアが他にも存在する
場合は、[Finish]をクリックします。
次のコンピュータに移動して、必要なサーバーソフトウェ
アをインストールできます。
■
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
14 他のすべてのサーバーでこの手順のステップを繰り返します。
15 アップグレードの場合は、すべてのサーバーがアップグレードされた後、次のような
順序で再度有効にします。
■
すべてのメディアサーバー
■
すべてのディスクステージングストレージユニット
■
すべての NetBackup ポリシー
■
すべてのストレージライフサイクルポリシー
16 すべてのサーバーソフトウェアがインストールまたはアップグレードされると、クライア
ントソフトウェアをインストールするか、またはアップグレードできます。
クライアントソフトウェアのインストールに関する章を参照してください。
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレー
ド
ネットワーク内の複数のコンピュータで NetBackup 7.1 をインストールするか、または
NetBackup 7.1 にアップグレードするためには、次の手順を使います。
リモートで NetBackup サーバーをインストールまたはアップグレードする方法
1
NetBackup をインストールしたいホストすべてへのネットワークアクセスを持つシス
テムにログオンします。管理者権限でログオンしてください。
2
この手順はアップグレードにのみ適用されます。新規または初期インストールの場合
は、次の手順へスキップします。
■
すべての NetBackup ポリシーとストレージライフサイクルポリシーを次のように無
効にします。
メモ: 6.5 より前のバージョンの NetBackup からのアップグレードの場合、無効に
するストレージライフサイクルポリシーはありません。
NetBackup 管理コンソー
ルを使用する場合
マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを開き
ます。
■ 左側のツリーで[ポリシー (Policies)]を選択します。
■
右ペインに表示される NetBackup ポリシーをすべて選
択します。
■ 強調表示されているポリシーを右クリックし、[無効化
(Deactivate)]を選択します。
■
ストレージライフサイクルポリシーを無効にするには、次のコ
マンドライン手順を参照してください。
53
54
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
コマンドラインを使用する場 該当するポリシーのコマンドを次のように入力します。
合
■ NetBackup ポリシーの場合は、次のコマンドを入力しま
す。
install_path¥NetBackup¥bin¥admincmd¥
bpplinfo policy_name -modify -inactive
■
■
ストレージライフサイクルポリシーの場合は、次のコマン
ドを入力します。
install_path¥NetBackup¥bin¥admincmd¥nbstlutil
inactive -lifecycle policy name
ディスクステージングストレージユニットを次のように無効にします。
NetBackup 管理コンソー
ルを使用する場合
■
■
■
■
■
■
■
マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを開き
ます。
左側のツリーで、[NetBackup の管理 (NetBackup
Management)]>[ストレージユニット (Storage Units)]
を展開します。
右ペインで、ディスクステージングストレージユニットをダ
ブルクリックします。
[ストレージユニットの変更 (Change Storage Unit)]ウィ
ンドウが表示されたら、[ステージングスケジュール
(Staging Schedule)]を選択します。
[ディスクステージングスケジュール (Disk Staging
Schedule)]ウィンドウが表示されたら、[除外日の設定
(Exclude Dates)]タブをクリックします。
システムのアップグレードの日付と一致するカレンダー
の日付を選択します。
ディスクステージングストレージユニットごとに、これらの
手順を繰り返します。
コマンドラインを使用する場 ■ 次のコマンドを入力します。
合
install_path¥netbackup¥bin¥admincmd¥
bpschedulerep schedulename -excl
mm/dd/yyyy
■
すべてのメディアサーバーを次のように無効にします。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
NetBackup 管理コンソー
ルを使用する場合
マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを開き
ます。
■ 左側のツリーで、[メディアおよびデバイスの管理 (Media
and Device Management)]>[デバイス (Devices)]>[メ
ディアサーバー (Media Servers)]を選択します。
■ 右ペインに表示されるすべてのメディアサーバーを選択
します。
■ 強調表示されているサーバーを右クリックし、[無効化
(Deactivate)]を選択します。
■
コマンドラインを使用する場 ■ 次のコマンドを入力します。
合
install_path¥Volmgr¥bin¥vmoprcmd
-deactivate_host -h device_host
3
4
次の方法のいずれかを使用して、NetBackup インストールウィザードを起動します。
■
DVD メディア
ドライブに Windows 版 NetBackup の DVD を挿入します。自動再生機能が無
効になっている場合は、DVD ドライブに移動して Browser.exe を実行します。
■
ESD イメージ (ダウンロード済みファイル)
イメージが存在するディレクトリに移動して、Browser.exe を実行します。
ブラウザの初期画面 ([Home])で、[Installation]をクリックします。
55
56
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
5
[Installation]画面で、[Server Software Installation]をクリックします。
6
[Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。
7
[License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
8
[Symantec NetBackup Installation Type]画面で、次の情報を入力します。
Where to install
リモートインストールの場合、[Install to multiple
computers on your network]をクリックします。
Typical
NetBackup のデフォルトの機能および設定をインストール
するには、このオプションを選択します。
Custom
インストールする NetBackup 機能と必要な設定を選択す
るには、このオプションを選択します。
[Next]をクリックします。
9
[NetBackup License Key and Server Type]画面で、次の情報を入力します。
57
58
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
License Key
製品購入時に提供された基本製品のライセンスキーを入力
します。
新規インストールの場合、入力するライセンスキーによって、
選択可能なコンポーネントが決定されます。たとえば、マス
ターサーバーのライセンスを入力した場合にのみ、
「NetBackup Master Server」の隣にあるアイコンをクリック
できます。
アップグレードの場合、すでにインストールされている製品
のライセンスによって、選択可能なコンポーネントが決定さ
れます。
メモ: ここに入力するライセンスキーは、他のノードに送信さ
れます。ライセンスキーによってアドオン製品を使用できる
ようになります。アドオン製品がすでにインストールされてい
るノードに NetBackup をプッシュインストールした場合、
キーはアドオン製品に対して機能します。
インストール処理中、ユーザーが、リモートインストールを実
行するための適切なクレデンシャルを所有していることを確
認するために、次の操作が実行されます。
インストール先のクラスタシステムを選択すると、クラスタ
のすべてのノードに対する適切な管理クレデンシャルを
所有しているかどうかが確認されます。適切なクレデン
シャルを所有していない場合は、そのシステムはリストに
追加されません。
■ 適切なクレデンシャルを所有している場合は、ライセン
スキーが必要かどうかが再度確認されます。必要なキー
が入力されなかった場合は、そのシステムはリストに追
加できません。そのノードにインストールするために、有
効なライセンスキーを入力する必要があります。無効な
ライセンスキーを入力すると、この画面は有効なキーを
入力するまで表示されたままになります。
■
NetBackup Master Server
マスターサーバーソフトウェアをインストールするには、この
アイコンをクリックします。
NetBackup Media Server
メディアサーバーソフトウェアをインストールするには、この
アイコンをクリックします。
10 この手順は[Custom]インストールにのみ適用されます。[Typical]インストールの
場合は、次の手順へスキップします。
この手順では、[NetBackup Port Numbers]と[NetBackup Services]を選択し
構成する方法について記述します。
■
NetBackup Port Numbers
構成に必要な場合は、この画面からポート番号を変更できます。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
NetBackup と他社製品が同じポートを共有しようとして競合が発生した場合、
ポート番号の変更が必要になることがあります。また、ファイアウォールでセキュ
リティの問題を引き起こすポートの競合が発生している場合にも変更できます。
ポート番号を変更するには、置き換えるポート番号を選択し、新しい番号を入力
します。
[Next]をクリックします。
■
NetBackup Services
この画面で、次の NetBackup サービスの起動アカウントおよび起動の種類を指
定します。
Use the built-in system
account
デフォルトでは、このボックスにチェックマークが付けら
れており、NetBackup は組み込みシステムアカウントを
使います。このボックスにチェックマークが付いている場
合、その下のフィールドは無効になります。
異なるシステムアカウントを指定する方法
■ このボックスをクリックしてチェックマークを外します。
■
Startup
次のフィールドにアカウント情報を入力します。
ユーザー名 (User name)
パスワード (Password)
Domain
このオプションは、NetBackup ホストを再起動する必要
がある場合、NetBackup サービスが自動的に開始す
るかどうかを判断します。デフォルトは[Automatic]で
す。
再起動後、NetBackup サービスを手動で開始するに
は、[Manual]を選択します。
Start NetBackup Server
Services After Install
インストールが完了した後、NetBackup サービスが自
動的に開始するようにするには、このチェックボックスを
オンにします。
インストール後にサービスが起動しないようにするには、
このチェックボックスのチェックを外したままにします。
Terminate NetBackup
processes
リモートインストールの実行中に再ブートを回避するに
は、このチェックボックスをチェックします。このチェック
ボックスをチェックすると、NetBackup 実行可能ファイ
ルおよび DLL 実行可能ファイルを使用しているプロセ
スが停止します。
警告: Oracle ユーザーでこのオプションを選択した場
合、インストールを続行する前にデータベースを停止す
る必要があります。
59
60
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
このオプションは、インストールかアップグレードの一部
として再起動が必要な場合、どのようにインストールを
続行するかを判断します。
Abort install if a reboot is
required
このオプションを選択した場合、インストール処理で再
起動が必要であると判断されると、インストール (または
アップグレード) は停止します。システムは元の状態に
ロールバックされます。
このオプションを選択しない場合、インストール処理で
再起動が必要であると判断されても、インストール (また
はアップグレード) は続行します。
[Next]をクリックします。
11 [NetBackup System Names]画面で、次の情報を入力します。
Additional Servers
インストールするサーバーすべてと通信する追加の
NetBackup サーバーの名前を入力します。後で
NetBackup をインストールするコンピュータの名前を含め
ます。
複数の名前を入力するには、それぞれの名前をカンマで区
切るか、またはそれぞれの名前の後で Enter キーを押しま
す。
Enterprise Media Manager
Server
EMM サーバー名が自動的に表示されます。インストール
するサーバーの形式に基づいてそれを変更する必要があ
る場合もあります。
次のサーバーインストール形式に記述されているように
EMM サーバーを指定します。
マスターサーバーインストールの場合:
すべてのマスターサーバーで同じ EMM サーバーを使
うように割り当てる場合は、[Each system uses the EMM
specified above]を選択します。
各マスターサーバーで独自の EMM サーバーを使用す
ることを許可する場合は、[Each system uses its own
EMM server]オプションを選択したままにします (デフォ
ルト)。
■ メディアサーバーインストールの場合:
これらのメディアサーバーによって使われる EMM サー
バーを指定します。
■
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
OpsCenter Server
OpsCenter は NetBackup Operations Manager (NOM)
に代わって導入されました。
OpsCenter サーバーを使用しているか、またはインストー
ルする場合は、そのサーバーのサーバー名か IP アドレス
をここに入力します。
[Next]をクリックします。
12 [Symantec NetBackup Remote Hosts and Features]画面で、NetBackup と選
択した機能をインストールするホストを指定します。
■
Windows Destination Systems
[Windows Destination Computers]を右クリックし、ドロップダウンメニューから
選択するか、または次の方式を使ってください。
Browse
NetBackup をインストールしたいホストのネットワークを
検索するためにここをクリックします。
■ [Available Systems]ダイアログボックスで追加す
るコンピュータを選択し、[Next]をクリックします。
■ [Remote Computer Login Credentials]ダイア
ログボックスで、リモートコンピュータのインストール
を実行するために使われるアカウントの[User
Name]と[Password]を入力します。
■ 複数のリモートコンピュータにインストールする場合
は、[Remember User Name and Password]の隣
にあるボックスをクリックします。このオプションを選
択すると、各リモートコンピュータにこの情報を入力
する必要がなくなります。
■ [OK]をクリックします。
■
[Remote Destination Folder]ダイアログボックス
で、NetBackup がインストールされる[Destination
Folder]を確認または変更します。
デフォルトでは、この場所は C:¥Program
Files¥Veritas になります。
複数のリモートコンピュータにインストールする場合、
同じ場所を使うには、[Use this folder for
subsequent systems]の隣にあるボックスをクリック
します。このオプションを選択すると、各リモートコン
ピュータにこの場所を入力する必要がなくなります。
Import
ホスト名のリストを含んでいるテキストファイルをインポー
トするためにここをクリックします。テキストファイルを作
成する場合、ホスト名は次の形式で定義する必要があ
ります。
Domain¥ComputerName
61
62
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
Add
ホストを手動で追加するためにここをクリックします。
■ [Manual Remote Computer Selection]ダイアロ
グボックスが表示されたら、[Domain]と[Computer
Name]を入力し、[OK]をクリックします。
[Remote Computer Login Credentials]ダイア
ログボックスで、リモートコンピュータのインストール
を実行するために使われるアカウントの[User
Name]と[Password]を入力します。
複数のリモートコンピュータに追加およびインストー
ルする場合は、[Remember User Name and
Password]の隣にあるボックスをクリックします。この
オプションを選択すると、各リモートコンピュータにこ
の情報を入力する必要がなくなります。
■ [OK]をクリックします。
■
■
[Remote Destination Folder]ダイアログボックス
で、NetBackup がインストールされる[Destination
Folder]を確認または変更します。
デフォルトでは、この場所は C:¥Program
Files¥Veritas¥ になります。
複数のリモートコンピュータにインストールする場合、
同じ場所を使うには、[Use this folder for
subsequent systems]の隣にあるボックスをクリック
します。このオプションを選択すると、各リモートコン
ピュータにこの場所を入力する必要がなくなります。
■ [OK]をクリックします。
Remove
[Destination Systems]リストからホストを削除するに
は、ホストを選択し、ここをクリックします。
Change
選択したリモートホストの NetBackup ファイルのインス
トールの宛先を変更するためにここをクリックします。
■
Features
機能アイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから[Install]か[Do not install]
を選択します。
■
[Next]をクリックします。
13 [Ready to Install the Program]画面で、前述の手順での選択を示す
[Installation Summary]を確認します。次のオプションから 1 つ選択します。
■
インストールを開始するには、[Install]をクリックします。
■
前の画面を表示して変更するには[Back]をクリックし、その後、この画面に戻っ
て[Install]をクリックします。
■
インストールをキャンセルするには、[Cancel]をクリックします。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
リモートへのサーバーのインストールまたはアップグレード
[Install]をクリックすると、インストール処理が開始され、各コンピュータのインストー
ルの進捗状況を示すダイアログボックスが表示されます。インストールの状況を確認
するには、ダイアログボックスに表示されているシステムを右クリックします。
インストールは 5 つまで並行して行われます。1 つのインストールが完了すると別の
インストールが開始し、最大 5 つのインストールが進行中となります。
14 すべてのリモートインストールが完了したら、[Finish]をクリックします。
15 次の場所にあるインストールログを確認します。
%ALLUSERSPROFILE%¥Symantec¥NetBackup¥InstallLogs¥
インストールログファイルは、詳しいインストール情報を提供し、エラーが発生したか
どうかを表示します。
メモ: 複数のコンピュータにリモートインストールを実行する場合、このオプションで
は、ローカルコンピュータのログのみを表示できます。インストールのために選択し
た各コンピュータにそれぞれのインストールログファイルが含まれています。リモート
コンピュータのログファイルを表示するためには、Windows エクスプローラのウィン
ドウを開き、¥¥<COMPUTERNAME> と入力します。
インストールログを検索し、次のエラーが表示されているかどうかを確認します。
■ Return Value 3
■
を含む文字列。
NetBackup 7.0 以降では、重要なログメッセージは次のように色分けされます。
黄色 = 警告。
赤 = エラー。
16 アップグレードの場合は、すべてのサーバーがアップグレードされた後、次のような
順序で再度有効にします。
■
すべてのメディアサーバー
■
すべてのディスクステージングストレージユニット
■
すべての NetBackup ポリシー
■
すべてのストレージライフサイクルポリシー
17 すべてのサーバーソフトウェアがインストールまたはアップグレードされると、クライア
ントソフトウェアをインストールするか、またはアップグレードできます。
クライアントソフトウェアのインストールに関する章を参照してください。
63
64
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
通常のサーバー要件に加えて、NetBackup のクラスタインストールは特別な配慮を必要
とします。
次に、Windows システムで NetBackup のクラスタインストールおよびアップグレードを
行う場合のガイドラインを記述します。
サーバーのオペレーティングシ インストール元およびインストール先のシステムでは、Windows
ステム
Server 2003、Windows Server 2008、または Windows Server
2008 R2 を実行している必要があります。
権限
クラスタインストールを実行するには、クラスタ内のすべてのリモー
トノードの管理者権限を持っている必要があります。クラスタ内の
すべてのノードと各ノードの既存のソフトウェアを記録しておくこと
をお勧めします。
NetBackup の仮想名と IP アド NetBackup で利用可能な仮想名および IP アドレスを用意しま
レス
す。インストール中に、この情報を入力する必要があります。
ノードのオペレーティングシステ すべてのクラスタノードで、同じバージョンのオペレーティングシ
ム
ステム、同じ Service Pack レベル、および同じバージョンの
NetBackup を使用する必要があります。クラスタ環境では、異な
るバージョンのサーバーは実行できません。
メディアサーバーのクラスタのサ 新しい NetBackup 7.1 メディアサーバーはクラスタ化できませ
ポートの変更
ん。
ただし、クラスタ化された既存の 6.x メディアサーバーは 7.1 に
アップグレードして、クラスタ化されたままにできます。
MSCS クラスタ
■
NetBackup グループによって使用される共有ディスクがクラ
スタ内で構成され、アクティブノードでオンラインになっている
必要があります。
■ NetBackup を共有ディスクが存在するノード (アクティブノー
ド) からインストールします。
■ コンピュータ名またはホスト名は 15 文字より長い名前には設
定できません。
VCS クラスタ
■
SFW-HA 4.1 と SFW-HA 4.2 の場合:
バージョン 7.x をインストールするか、またはバージョン 6.x
からアップグレードする前に、次の Web サイトからパッチをイ
ンストールしてください。
http://entsupport.symantec.com/docs/278307
■ NetBackup をインストールする前に、すべての NetBackup
ディスクリソースを、Veritas Enterprise Administrator (VEA)
で構成しておく必要があります。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
クラスタノードのデバイス構成と クラスタをアップグレードする場合、ltid およびロボットデーモン
アップグレード
は、特定のクラスタノードのデバイス構成を EMM データベース
から取得します。EMM データベースでのデバイス構成の格納ま
たは取得は、クラスタノード名 (gethostname を使用して表示)
によって行われます。クラスタノード名は、デバイス構成の更新時
(ltid によるドライブ状態の更新など) に使用されます。クラスタ
ノード名は、デバイスの接続先を示す場合にのみ使用されます。
NetBackup の仮想名は、ロボット制御ホストなど、他の目的にも
使用されます。
クラスタ環境でのサーバーのインストールまたはアップグレード
クラスタ環境で NetBackup 7.1 をインストールするか、または NetBackup 7.1 にアップグ
レードするためには、次の手順を使います。
クラスタ環境で NetBackup サーバーのインストールまたはアップグレードを実行する方
法
1
アクティブノード (共有ディスクが存在するノード) にログオンします。管理者権限で
ログオンしてください。
2
この手順は、アップグレードの場合にのみ適用されます。
■
すべての NetBackup ポリシーとストレージライフサイクルポリシーを次のように無
効にします。
メモ: 6.5 より前のバージョンの NetBackup からのアップグレードの場合、無効に
するストレージライフサイクルポリシーはありません。
NetBackup 管理コンソールを
使用する場合
マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを
開きます。
■ 左側のツリーで[ポリシー (Policies)]を選択します。
■
右ペインに表示される NetBackup ポリシーをすべ
て選択します。
■ 強調表示されているポリシーを右クリックし、[無効
化 (Deactivate)]を選択します。
■
ストレージライフサイクルポリシーを無効にするには、次
のコマンドライン手順を参照してください。
65
66
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
コマンドラインを使用する場合
該当するポリシーのコマンドを次のように入力します。
■ NetBackup ポリシーの場合は、次のコマンドを入力
します。
install_path¥NetBackup¥bin¥admincmd¥
bpplinfo policy_name -modify -inactive
■
■
ストレージライフサイクルポリシーの場合は、次のコ
マンドを入力します。
install_path¥NetBackup¥bin¥admincmd¥nbstlutil
inactive -lifecycle policy name
ディスクステージングストレージユニットを次のように無効にします。
NetBackup 管理コンソールを
使用する場合
■
■
■
■
■
■
■
コマンドラインを使用する場合
■
マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを
開きます。
左側のツリーで、[NetBackup の管理 (NetBackup
Management)]>[ストレージユニット (Storage
Units)]を展開します。
右ペインで、ディスクステージングストレージユニッ
トをダブルクリックします。
[ストレージユニットの変更 (Change Storage Unit)]
ウィンドウで、[ステージングスケジュール (Staging
Schedule)]を選択します。
[ディスクステージングスケジュール (Disk Staging
Schedule)]ウィンドウで、[除外日の設定 (Exclude
Dates)]タブをクリックします。
システムのアップグレードの日付と一致するカレン
ダーの日付を選択します。
ディスクステージングストレージユニットごとに、これ
らの手順を繰り返します。
次のコマンドを入力します。
install_path¥netbackup¥bin¥admincmd¥
bpschedulerep schedulename -excl
mm/dd/yyyy
■
すべてのメディアサーバーを次のように無効にします。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
NetBackup 管理コンソールを
使用する場合
■
マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを
開きます。
■ 左側のツリーで、[メディアおよびデバイスの管理
(Media and Device Management)]>[デバイス
(Devices)]>[メディアサーバー (Media Servers)]
を選択します。
■ 右ペインに表示されるすべてのメディアサーバーを
選択します。
■ 強調表示されているサーバーを右クリックし、[無効
化 (Deactivate)]を選択します。
コマンドラインを使用する場合
■
次のコマンドを入力します。
install_path¥Volmgr¥bin¥vmoprcmd
-deactivate_host -h device_host
■
3
次の NetBackup リソースをオフラインにします。
MSCS クラスタ
ディスクを除くすべての NetBackup グループのリソー
スをオフラインにします。クラスタアドミニストレータイン
ターフェースを使用して NetBackup グループのリソー
スをオフラインにする方法については、Microsoft のク
ラスタアドミニストレータに関するマニュアルを参照して
ください。
VCS クラスタ
NetBackup リソースをオフラインにします。
次の方法のいずれかを使用して、NetBackup インストールウィザードを起動します。
■
DVD メディア
ドライブに Windows 版 NetBackup の DVD を挿入します。自動再生機能が無
効になっている場合は、DVD ドライブに移動して Browser.exe を実行します。
■
ESD イメージ (ダウンロード済みファイル)
イメージが存在するディレクトリに移動して、Browser.exe を実行します。
67
68
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
4
ブラウザの初期画面 ([Home])で、[Installation]をクリックします。
5
[Installation]画面で、[Server Software Installation]をクリックします。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
6
[Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。
7
[License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。
8
[Symantec NetBackup Installation Type]画面で、次の情報を入力します。
Where to install
クラスタインストールの場合は、[Install a clustered Master
Server]を選択します。
このオプションは、システムが Windows MSCS または VCS クラ
スタ環境用に構成されていることがインストール処理で判断され
た場合にのみ表示されます。
Typical
NetBackup のデフォルトの機能および設定をインストールする
には、このオプションを選択します。
Custom
インストールする NetBackup 機能と必要な設定を選択するに
は、このオプションを選択します。
[Next]をクリックします。
9
[NetBackup License Key and Server Type]画面で、次の情報を入力します。
69
70
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
License Key
製品購入時に提供された基本製品のライセンスキーを入力
します。
新規インストールの場合、入力するライセンスキーによって、
選択可能なコンポーネントが決定されます。たとえば、マス
ターサーバーのライセンスを入力した場合にのみ、
「NetBackup Master Server」の隣にあるアイコンをクリック
できます。
アップグレードの場合、すでにインストールされている製品
のライセンスによって、選択可能なコンポーネントが決定さ
れます。
メモ: ここに入力するライセンスキーは、他のノードに送信さ
れます。ライセンスキーによってアドオン製品を使用できる
ようになります。アドオン製品がすでにインストールされてい
るノードに NetBackup をプッシュインストールした場合、
キーはアドオン製品に対して機能します。
インストール処理中、ユーザーが、リモートインストールを実
行するための適切なクレデンシャルを所有していることを確
認するために、次の操作が実行されます。
インストール先のクラスタシステムを選択すると、クラスタ
のすべてのノードに対する適切な管理クレデンシャルを
所有しているかどうかが確認されます。適切なクレデン
シャルを所有していない場合は、そのシステムはリストに
追加されません。
■ 適切なクレデンシャルを所有している場合は、ライセン
スキーが必要かどうかが再度確認されます。必要なキー
が入力されなかった場合は、そのシステムはリストに追
加できません。そのノードにインストールするために、有
効なライセンスキーを入力する必要があります。無効な
ライセンスキーを入力すると、この画面は有効なキーを
入力するまで表示されたままになります。
■
Master Server
マスターサーバーソフトウェアをインストールするには、この
アイコンをクリックします。
10 この手順は[Custom]インストールまたはアップグレードにのみ適用されます。
[Typical]インストールまたはアップグレードの場合は、次の手順へスキップします。
この手順では、[NetBackup Port Numbers]と[NetBackup Services]を選択し
構成する方法について記述します。
■
NetBackup Port Numbers
構成に必要な場合は、この画面からポート番号を変更できます。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
NetBackup と他社製品が同じポートを共有しようとして競合が発生した場合、
ポート番号の変更が必要になることがあります。また、ファイアウォールでセキュ
リティの問題を引き起こすポートの競合が発生している場合にも変更できます。
ポート番号を変更するには、置き換えるポート番号を選択し、新しい番号を入力
します。
[Next]をクリックします。
■
NetBackup Services
この画面で、次の NetBackup サービスの起動アカウントおよび起動の種類を指
定します。
Use the built-in system
account
デフォルトでは、このボックスにチェックマークが付けら
れており、NetBackup は組み込みシステムアカウントを
使います。このボックスにチェックマークが付いている場
合、その下のフィールドは無効になります。
異なるシステムアカウントを指定する方法
■ このボックスをクリックしてチェックマークを外します。
■
Startup
次のフィールドにアカウント情報を入力します。
Username
Password
Domain
このオプションは、NetBackup ホストを再起動する必要
がある場合、NetBackup サービスが自動的に開始す
るかどうかを判断します。デフォルトは[Automatic]で
す。
再起動後、NetBackup サービスを手動で開始するに
は、[Manual]を選択します。
Start NetBackup Server
Services After Install
インストールが完了した後、NetBackup サービスが自
動的に開始するようにするには、このチェックボックスを
オンにします。
インストール後にサービスが起動しないようにするには、
このチェックボックスのチェックを外したままにします。
Terminate NetBackup
processes
リモートインストールの実行中に再ブートを回避するに
は、このチェックボックスをチェックします。このチェック
ボックスをチェックすると、NetBackup 実行可能ファイ
ルおよび DLL 実行可能ファイルを使用しているプロセ
スが停止します。
警告: Oracle ユーザーでこのオプションを選択した場
合、インストールを続行する前にデータベースを停止す
る必要があります。
71
72
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
Abort install if a reboot is
required
このオプションは、インストールかアップグレードの一部
として再起動が必要な場合、どのようにインストールを
続行するかを判断します。
このオプションを選択した場合、インストール処理で再
起動が必要であると判断されると、インストール (または
アップグレード) は停止します。システムは元の状態に
ロールバックされます。
このオプションを選択しない場合、インストール処理で
再起動が必要であると判断されても、インストール (また
はアップグレード) は続行します。
[Next]をクリックします。
11 [NetBackup System Names]画面で、次の情報を入力します。
Master Server Name
クラスタインストールの場合は、クラスタの仮想サーバー名
を入力します。
Additional Servers
前に指定したマスターサーバーと通信する追加の
NetBackup マスターサーバーおよびメディアサーバーの
名前を入力します。NetBackup をインストールすることを計
画するクラスタノードの実際のホスト名を含んでください。
複数の名前を入力するには、それぞれの名前をカンマで区
切るか、またはそれぞれの名前の後で Enter キーを押しま
す。
Media Server Name
このフィールドはメディアサーバーのアップグレードの場合
にのみ表示され、クラスタの仮想ホスト名が自動的に表示さ
れます。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
Enterprise Media Manager
Server
EMM サーバーには、NetBackup ボリューム構成およびデ
バイス構成についてのすべての情報が含まれます。
デフォルトでは、NetBackup はマスターサーバーに EMM
サーバーをインストールします ([Master Server Name]を
入力すると、このフィールドに自動的に表示されます)。この
構成は推奨構成であり、最も効率的です。
メモ: EMM サーバーはメディアサーバーに配置できます
が、マスターサーバーに保持することをお勧めします。メディ
アサーバーに EMM サーバーを配置するには、別の手順
を実行する必要があります。すべての NetBackup サーバー
ソフトウェア (マスターとメディア) がインストールされた後、
指定されたメディアサーバーに NetBackup データベース
と EMM サーバーを移動する必要があります。詳しくは、
『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 Windows』を
参照してください。あるホストから別のホストへの NetBackup
データベースの移動に関する項を参照してください。
EMM サーバーに関して次を考慮します。
CIFS マウントへの EMM サーバーのインストールはサ
ポートされていません。
■ Shared Storage Option (SSO) を使用してドライブを共
有する場合、すべての NetBackup サーバーでデバイ
ス情報の格納に同じホストを使用する必要があります。
■
EMM サーバーおよび EMM データベースについて詳しく
は、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 Windows』
を参照してください。
OpsCenter Server
OpsCenter は NetBackup Operations Manager (NOM)
に代わって導入されました。
OpsCenter サーバーを使用しているか、またはインストー
ルする場合は、そのサーバーのサーバー名か IP アドレス
をここに入力します。
クラスタシステムでは、仮想名を使わないでください。その
代わり、クラスタノードの実際のホスト名を使います。
[Next]をクリックします。
12 [NetBackup Remote Hosts and Features]画面で、インストールを行うコンピュー
タのリモートシステム情報を指定します。
■
初期画面で、[Browse]を右クリックします。
■
[Available Systems]ダイアログボックスで、追加するコンピュータを選択しま
す。複数のコンピュータを選択する場合は、Ctrl キーを押しながらクリックします。
[Next]をクリックします。
73
74
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
■
[Remote Computer Login Credentials]ダイアログボックスで、リモートシステ
ム上の NetBackup で使用されるユーザー名、パスワードおよびドメインを入力
します。
さらにリモートコンピュータを追加する場合は、[Remember User Name and
Password]の隣にあるチェックボックスをクリックします。
クレデンシャルを指定したら、クラスタノードを選択し、[Windows Destination
Systems]リストに追加します。NetBackup のリモートインストールは、これらの
ノードで実行されます。インストール先のシステムを選択する場合、ローカルホス
トも忘れずに選択してください。
NetBackup では、システムを選択するたびに、システムおよびライセンスの確認
が実行されます。たとえば、次のように、サーバーインストール先のリモートシス
テムが、選択した種類と一致するかどうかが確認されます。
■
NetBackup がインス
トールされていない場
合
リモートシステムは確認済みと見なされます。
■
NetBackup がインス
トールされている場合
そのシステム上のインストールの種類と要求しているインス
トールの種類が比較されます。
■
無効な組み合わせの場 問題があることが通知され、そのシステムは選択できませ
合
ん。無効な組み合わせの例として、すでにマスターサーバー
になっているリモートシステムにリモート管理コンソールをイ
ンストールしようとしている場合があります。
■
リモートシステムがサ
ポートされていないプ
ラットフォームまたはレ
ベルの場合
問題があることが通知され、そのシステムは選択できませ
ん。
また、インストール処理では、リモートシステムに対して適切な管理クレデンシャ
ルが所有されていることも確認されます。管理クレデンシャルを所有していない
場合は、[Enter Network Password]画面が表示され、管理者のユーザー名
およびパスワードの入力を求められます。
[OK]をクリックし、インストール先のシステムの選択を続けます。
選択するノードごとに、この処理を繰り返します。ユーザー名およびパスワードは保
持することができます。その場合、ユーザー名またはパスワードが無効な場合にの
み、そのユーザー名またはパスワードが求められるようになります。
次に、クラスタ環境でのプッシュインストールに関連する注意事項を示します。
■
NetBackup は、複数のノードにインストールできます。ただし、クラスタのノード
数に対する制限は、NetBackup ではなくクラスタサービスによって設定されま
す。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
■
言語パッケージなどの NetBackup のアドオン製品は、プッシュ方式でインストー
ルを行うことができません。アドオン製品は、クラスタグループのノードごとにイン
ストールする必要があります。これらの製品のインストール方法については、各
製品のマニュアルを参照してください。
■
インストールの開始時に入力したライセンスキーだけが、他のノードに送信され
ます。ライセンスキーによってアドオン製品を使用できるようになります。アドオン
製品がすでにインストールされているノードに NetBackup をプッシュインストー
ルした場合、キーはその製品に対して機能します。
[Next]をクリックします。
13 [Cluster Settings]画面で、仮想ネットワーク情報および物理ネットワーク情報を指
定します。
新規インストールおよびアップグレードの場合、入力する次の構成設定がすべての
ノードに適用されます。
Create a new Cluster
Group
新しいクラスタサーバーをインストールする場合は、このオプショ
ンを選択します。
Upgrade existing Cluster 現在のクラスタサーバーか既存のクラスタサーバーをアップグ
Group
レードするためには、このオプションを選択します。
Add node(s) to existing
Cluster Group
既存のクラスタグループにホストを追加するためには、このオプ
ションを選択します。
このオプションを選択すると、[Public Network]を除いて他の
すべてのフィールドが自動的に入力されます。適切なネットワー
クを手動で選択してください。
IPv4 Clusters
デフォルトのクラスタ設定は IPv4 です。
次のアドレスを入力します。
Virtual IPv4 Address
仮想サーバー名の解決結果となるべき IP アドレス。
新しいクラスタインストールの場合は、アドレスを手動で入力
してください。
アップグレードする場合または現在のクラスタに新しいノード
を追加する場合、アドレスフィールドは自動的に入力されま
す。
■ IPv4 Subnet Mask
サブネットワークを識別し、ローカルエリアネットワークで IP
アドレスを共有できるようにするために使用されます。この数
値は、クラスタの仮想 IP アドレスに直接関連付けられていま
す。
■
75
76
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
IPv6 Clusters
IPv6 クラスタを有効にするためには、このオプションを選択しま
す。
次の IP アドレスを入力します。
■
Virtual IPv6 Address
IPv6 アドレスは CIDR 形式で入力する必要があります。
NB Cluster Group Name NetBackup のサービスグループまたはリソースグループを識別
するための名前。リソースグループ内のリソースは、依存関係を
持ちます。
Virtual Host Name
クラスタで認識される NetBackup の名前。
クライアントソフトウェアをインストールするとき、このホスト名は
[NetBackup System Names]画面の[Additional Servers]
フィールドに追加する必要があります。
この名前は、クライアントノードへの通信時にサーバーによって
使用されます。
Path to Shared Data
クラスタ内のいずれかの共有ディスク上にある、NetBackup の
構成情報が格納されるディレクトリ。ディスク (またはドライブ) を
示す文字がプルダウンリストに表示されない場合は、その文字
を入力します。
Public Network
NetBackup のクラスタ環境では、クラスタのノードに割り当てら
れているパブリックネットワークを選択します。
警告: このクラスタに割り当てられているプライベートネットワー
クは選択しないでください。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
Cluster Configuration
すべてのパラメータを設定した後で、このアイコンをクリックして
NetBackup で使えるようにクラスタを設定します。[Next]アイコ
ンはクラスタを正常に構成するまで利用できません。
テキストボックスは構成について次の情報を提供します。
既存のクラスタまたは NetBackup クラスタグループを識別
します。
■ 正常に構成されたことを示します。
■
■
構成中に起きた問題かエラー (構成エラー) を識別します。
メモ: 新しいインストールまたはアップグレードのクラスタ構成が
正常に行われた後、[Cancel]をクリックすると、ポップアップメッ
セージが表示されます。このメッセージは取り消しを続行するか
どうかを尋ねます。インストールを取り消し、新しいクラスタグルー
プを削除するには、[Yes]をクリックします。インストールを続行
し、新しいクラスタグループを保持するには、[No]をクリックし、
次に[Next]をクリックします。
クラスタ構成が失敗した場合に問題を解決する方法について
は、『NetBackup マスターサーバーのクラスタ化 管理者ガイド』
を参照してください。
クラスタ構成が正常に行われたことを示すメッセージが表示されたら、[Next]をクリッ
クします。
14 [Ready to Install the Program]画面で、前述の手順での選択を示す
[Installation Summary]を確認します。次のオプションから 1 つ選択します。
■
インストールを開始するには、[Install]をクリックします。
■
前の画面を表示して変更するには[Back]をクリックし、その後、この画面に戻っ
て[Install]をクリックします。
■
インストールをキャンセルするには、[Cancel]をクリックします。
[Install]をクリックすると、インストール処理が開始され、各コンピュータのインストー
ルの進捗状況を示すダイアログボックスが表示されます。インストールの状況を確認
するには、ダイアログボックスに表示されているシステムを右クリックします。
インストールは 5 つまで並行して行われます。1 つのインストールが完了すると別の
インストールが開始し、最大 5 つのインストールが進行中となります。
15 次の場所にあるインストールログを確認します。
%ALLUSERSPROFILE%¥Symantec¥NetBackup¥InstallLogs¥
インストールログファイルは、詳しいインストール情報を提供し、エラーが発生したか
どうかを表示します。
77
78
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
メモ: 複数のコンピュータにクラスタインストールを実行する場合、このオプションで
は、ローカルコンピュータのログのみを表示できます。インストールのために選択し
た各コンピュータにそれぞれのインストールログファイルが含まれています。リモート
コンピュータのログファイルを表示するためには、Windows エクスプローラのウィン
ドウを開き、¥¥<COMPUTERNAME> と入力します。
インストールログを検索し、次のエラーが表示されているかどうかを確認します。
■ Return Value 3
■
を含む文字列。
NetBackup 7.0 以降では、重要なログメッセージは次のように色分けされます。
黄色 = 警告。
赤 = エラー。
16 アップグレードの場合は、すべてのサーバーがアップグレードされた後、次のような
順序で再度有効にします。
■
すべてのメディアサーバー
■
すべてのディスクステージングストレージユニット
■
すべての NetBackup ポリシー
■
すべてのストレージライフサイクルポリシー
17 すべてのサーバーソフトウェアがインストールまたはアップグレードされると、クライア
ントソフトウェアをインストールするか、またはアップグレードできます。
クライアントソフトウェアのインストールに関する章を参照してください。
p.78 の 「NetBackup クラスタ環境のインストール後の作業」 を参照してください。
p.79 の 「Windows クラスタのインストールまたはアップグレードの確認」 を参照してくだ
さい。
NetBackup クラスタ環境のインストール後の作業
NetBackup サーバーソフトウェアがクラスタにインストールされた後、実行が必要となる場
合もある処理に注意します。
再起動
インストールの完了後、各クラスタノードの再起動が必要になる場
合があります。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
アップグレードによるファイルの自動変更について
MSCS と VCS クラスタ
通常の状況では、クラスタ環境での NetBackup のインストール
の最終手順の 1 つとしてクラスタが構成されます。この手順が完
了していないか、または正常に完了しなかった場合は、アクティ
ブノードから bpclusterutil コマンドを使用して、この手順を
実行できます。
bpclusterutil を実行する方法の詳細は、『Symantec
NetBackup High Availability 管理者ガイド UNIX、Windows
および Linux』を参照してください。
MSCS クラスタ
オフラインにした NetBackup リソースが自動的にオンラインに戻
ります。
p.79 の 「Windows クラスタのインストールまたはアップグレードの確認」 を参照してくだ
さい。
Windows クラスタのインストールまたはアップグレードの確認
クラスタアドミニストレータコンソールを使用して、インストールまたはアップグレードを確認
し、現在のシステム構造を表示することができます。
クラスタアドミニストレータコンソールを使用して、MSCS クラスタのインストールまたは
アップグレードが正常に行われたことを確認する方法
1
クラスタのインストール中に、クラスタアドミニストレータコンソールを開き、現在の構
造を確認できます。
2
インストールおよび構成処理が完了すると、コンソールには新しいクラスタグループ
構成が表示されます。
クラスタアドミニストレータコンソールを使用して、VCS クラスタのインストールまたはアッ
プグレードが正常に行われたことを確認する方法
1
クラスタのインストール中に、クラスタアドミニストレータコンソールを開き、現在の構
造を確認できます。
2
インストールおよび構成処理が完了すると、コンソールには新しいクラスタグループ
構成が表示されます。
p.135 の 「NetBackup の構成について」 を参照してください。
アップグレードによるファイルの自動変更について
以前のバージョンの NetBackup からアップグレードする場合、特定のカスタマイズ可能
なスクリプトが上書きされます。NetBackup では、これらのスクリプトを上書きする前にス
クリプトのコピーが保存され、すべての変更が保持されます。
この処理の例を次に示します。
79
80
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
アップグレードによるファイルの自動変更について
例 1:goodies ディレクトリ
現在の NetBackup のバージョンは 6.5 であり、goodies ディレク
トリのファイルを変更しました。次に例を示します。
C:¥Program
Files¥Veritas¥NetBackup¥bin¥goodies
NetBackup 7.x へアップグレードすると、次のディレクトリが自動
的に作成され、以前のバージョンの変更されたファイルが含まれ
ます。
C:¥Program
Files¥Veritas¥NetBackup¥goodies.6.5
このディレクトリのスクリプトを使用して、アップグレード時にインス
トールされた新しいデフォルトのバージョンを置き換えることがで
きます。
例 2:bin ディレクトリ
現在の NetBackup のバージョンは 6.5 であり、bin ディレクトリの
ファイルを変更しました。次に例を示します。
C:¥Program Files¥Veritas¥NetBackup¥bin
NetBackup 7.x へアップグレードすると、次のディレクトリが自動
的に作成され、以前のバージョンの変更されたファイルが含まれ
ます。
C:¥Program Files¥Veritas¥NetBackup¥bin.6.5
このディレクトリのスクリプトを使用して、アップグレード時にインス
トールされた新しいデフォルトのバージョンを置き換えることがで
きます。
表 3-1 に、以前の Windows バージョンの NetBackup からアップグレードする場合に上
書きされるファイルとスクリプトを示します。
表 3-1
上書きされるファイルとスクリプト
パス (Path)
影響を受けるファイルとスクリプト
C:¥Program
Files¥Veritas¥NetBackup¥bin
すべてのファイル
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
NetBackup サーバーのサイレントインストールまたはサイレントアップグレード
パス (Path)
影響を受けるファイルとスクリプト
C:¥Program
すべてのファイル
Files¥Veritas¥NetBackup¥bin¥goodies メモ: NetBackup 7.0 以降、nbmail.cmd は
c:¥Program Files¥Veritas¥NetBackup¥bin
から c:¥Program
Files¥Veritas¥NetBackup¥bin¥goodies に
移動されました。将来のアップグレードでこのスクリプ
トを使用できるようにするには、nbmail を
c:¥Program Files¥Veritas¥NetBackup¥bin
にコピーして、そこで変更します。
NetBackup サーバーのサイレントインストールまたはサ
イレントアップグレード
サイレントインストールまたはサイレントアップグレードを実行すると、リモートインストール
を実行する場合と同様に、対話形式での入力が不要になります。NetBackup のサイレン
トインストールとサイレントアップグレードは、NetBackup サービスをローカルシステム以
外のユーザーで実行する場合はサポートされません。
サイレントインストールかサイレントアップグレードを実行するためには、最初に該当する
NetBackup スクリプトを修正してください。スクリプトの修正の後で、そのスクリプトを実行
してサイレントインストールかサイレントアップグレードを開始できます。
アップグレードの場合、このスクリプトはアップグレードが開始できるようにすべての
NetBackup サービスを停止します。ただし、このスクリプトを実行する前に、すべてのスト
レージライフサイクルポリシーを手動で無効にしてください。
他のシステムプロセスで NetBackup ファイルに対する処理が保持されていることをスクリ
プトが検出すると、ダイアログボックスが表示され、それらのプロセスを識別します。それら
のプロセスを手動で終了してアップグレードを再試行するか、またはアップグレードを取
り消すことを求めるプロンプトが表示されます。
メモ: Windows Server 2008 Server Core システムの場合、この手順でのみ NetBackup
をインストールまたはアップグレードできます。
81
82
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
NetBackup サーバーのサイレントインストールまたはサイレントアップグレード
NetBackup サーバーソフトウェアをサイレントインストールする方法
1
NetBackup をインストールするシステムに管理者としてログオンします。
2
次のコマンドを入力してすべてのストレージライフサイクルポリシーを無効にします。
メモ: 6.5 より前のバージョンの NetBackup からのアップグレードの場合、無効にす
るストレージライフサイクルポリシーはありません。
install_path¥NetBackup¥bin¥admincmd¥nbstlutil inactive -lifecycle
policy name
3
NetBackup インストール DVD を挿入するか、または ESD イメージ (ダウンロード済
みのファイル) が存在する場所にナビゲートします。
4
Windows エクスプローラを開き、X86、X64 または IA64 ディレクトリの内容を、ハー
ドドライブの一時ディレクトリにコピーします。インストールしたいプラットフォームの形
式と関連付けられたディレクトリを選択します。
5
ソースファイルが読み取り専用であるので、コピーされたファイルの権限を変更して、
インストールまたは更新できるようにします。
6
コピーされたファイルが存在する一時ディレクトリで、変更する適切なスクリプトを選
択します。
■
マスターサーバーのインストールまたはアップグレード時: silentmaster.cmd
■
メディアサーバーのインストールまたはアップグレード時: silentmedia.cmd
■
NetBackup リモート管理コンソールのインストールまたはアップグレード時:
silentadmin.cmd
7
次の行をインストールの必要に応じて編集します。
■ SET ADDITIONALSERVERS=media1,media2,media3
このホストと通信する追加の NetBackup マスターサーバーおよびメディアサー
バーの名前を入力します。後で NetBackup をインストールするサーバーの名前
を含めます。
他のサーバーがこのホストと通信しない場合は、スクリプトからこの行を削除しま
す。
■ SET ABORT_REBOOT_INSTALL=0
この行では、再起動が必要になった場合のインストールの続行方法を指定でき
ます。次の設定から選択します。
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
NetBackup サーバーのサイレントインストールまたはサイレントアップグレード
0 (デフォルト)
デフォルトでは、再起動が必要であると判断された場合
でもサイレントインストールは中止されません。この設定
を 0 のままにした場合、次のタスクの 1 つを選択しま
す。
インストール完了後、インストールログを調べて再起
動が必要かどうかを確認します。
文字列 in use がログ内に表示されれば、システム
を手動で再起動する必要があります。
■ インストール完了後、自動再起動を強制します。
自動再起動を強制するには、インストールスクリプト
を実行する前に、サイレントインストールのコマンド
スクリプト (silent*.cmd) から次のオプションを削
除します。
■
REBOOT="ReallySuppress"
警告: 強制再起動はユーザーに警告なしで起きます。
インストールは取り消されず、システムが元の状態にロー
ルバックされることもありません。
1
再起動が必要であると判断されたらインストールを中止
する場合にこの設定を選択します。
再起動が必要な場合、この設定によってインストールが
取り消されて、システムが元の状態にロールバックされ
ます。
8
スクリプトを保存して実行します。
9
次の場所にあるインストールログを確認します。
%ALLUSERSPROFILE%¥Symantec¥NetBackup¥InstallLogs¥
インストールログを検索し、次のエラーが表示されているかどうかを確認します。
■ Return Value 3
■
を含む文字列。
NetBackup 7.0 以降では、重要なログメッセージは次のように色分けされます。
黄色 = 警告。
赤 = エラー。
サイレントインストールまたはサイレントアップグレード後のシステムの再
起動
クライアントまたはサーバーでアップグレードまたは更新のインストールを実行する場合
は、バックアップ処理が実行中でないことを確認してください。まれに、再起動が必要とな
る場合があります。
83
84
第 3 章 サーバーソフトウェアのインストールまたはアップグレード
NetBackup Server から NetBackup Enterprise Server へのアップグレード
再起動が必要かどうか判断する方法
1
サイレントインストールのスクリプトを実行した後、次の場所でインストールログを開き
ます。
%ALLUSERSPROFILE%¥Symantec¥NetBackup¥InstallLogs¥
2
in use という文字列を検索します。ファイルが使用中 (in use) の場合は、再起動
が必要です。
NetBackup Server から NetBackup Enterprise Server
へのアップグレード
NetBackup Server から NetBackup Enterprise Server へアップグレードするには、現
在の NetBackup 管理コンソールで有効なライセンスキーを入力する必要があります。
NetBackup Server から NetBackup Enterprise Server へアップグレードする方法
1
NetBackup Enterprise Server のライセンスキーを準備します。
2
NetBackup 管理コンソールを開き、[ヘルプ (Help)]>[ライセンスキー (License
Keys)]を選択します。[NetBackup のライセンスキー (NetBackup License Keys)]
ダイアログボックスが表示されます。
3
[新規 (New)]アイコンをクリックします。
4
[新しいライセンスキー (New license key)]フィールドにライセンスキーを入力し、
[追加 (Add)]をクリックします。
ダイアログボックスの下部のフィールドに、新しいライセンスキーが表示されます。
Windows で、NetBackup Server の評価用ライセンスキーから NetBackup
Enterprise Server の基本製品の正規ライセンスキーにアップグレードする際は、
NetBackup サービスを再起動してください。サービスを再起動すると、[ヘルプ
(Help)]>[NetBackup 管理コンソールのバージョン情報 (About NetBackup
Administration Console)]メニューを選択したときに新しいライセンス情報が表示
されます。
ライセンスキーの追加、削除または変更を行う場合は、NetBackup 管理コンソール
を再起動する必要があります。
5
再ブートを求められたら、システムを再ブートします。
4
代替管理インターフェースの
インストール
この章では以下の項目について説明しています。
■
Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要
■
NetBackup-Java 管理コンソールの概要
Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要
NetBackup サーバーにグラフィックスの表示機能がない場合、代替管理インターフェー
スをインストールする必要があります。また、Windows プラットフォームと UNIX プラット
フォームを使用する混在環境など、各種の構成で、このインターフェースをインストール
することをお勧めします。
メモ: NetBackup サーバーを Windows 版 NetBackup クライアントからリモートで管理
する必要がない場合、この項をお読みになる必要はありません。
NetBackup リモート管理コンソールは、別のコンピュータからの NetBackup サーバーの
管理に使用できる、インターフェースのみのバージョンの Windows 版 NetBackup で
す。NetBackup リモート管理コンソールを実行するコンピュータは NetBackup ソフトウェ
アを必要としません。
次に、NetBackup リモート管理コンソールの操作の概要を示します。
■
このコンソールを使用すると、ローカルの Windows NetBackup サーバー上での
NetBackup 管理コンソールとまったく同様に、すべての NetBackup の操作を実行
できます。バックアップポリシーの作成、ボリュームの管理、状態の表示、テープドライ
ブの監視、およびその他の操作を実行できます。
■
コンソールには、ローカルホスト名ではなく、管理対象のサーバー名が表示されます。
86
第 4 章 代替管理インターフェースのインストール
Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要
■
コンソールでは、他の NetBackup サーバーの管理のみが可能です。マスターサー
バーまたはメディアサーバーとしては機能できません。
p.86 の 「NetBackup リモート管理コンソールのインストール」 を参照してください。
p.89 の 「NetBackup-Java 管理コンソールの概要」 を参照してください。
p.90 の 「Windows でのバージョン 7.1 の NetBackup-Java 管理コンソールのインストー
ル」 を参照してください。
NetBackup リモート管理コンソールのインストール
NetBackup リモート管理コンソールは Windows Server 2003/XP、Windows Server
2008/Vista、Windows Server 2008 R2/Windows 7 でサポートされます。
インストール処理には、次の 2 つの手順があります。
■
NetBackup リモート管理コンソールをインストールします。
■
管理したいホストのサーバーリストに NetBackup リモート管理コンソールのホスト名を
追加します。
また、リモートコンソールをインストールするホストのサーバーリストに、管理したいサー
バーのホスト名を追加してください。
次の表は各ホストの必須のサーバーリストエントリの例を示したものです。RAC1 はリ
モート管理コンソールを指します。
ホスト名
必須のサーバーリストエントリ
Master1
RAC1
Media1
RAC1
Media2
RAC1
RAC1
Master1、Media1、Media2
NetBackup リモート管理コンソールをインストールする方法
1
2
NetBackup リモート管理コンソールをインストールしたいコンピュータで、次の方式
のいずれかを使用して NetBackup インストールウィザードを起動します。
■
DVD メディア
ドライブに Windows 版 NetBackup の DVD を挿入します。自動再生機能が無
効になっている場合は、DVD ドライブに移動して Browser.exe を実行します。
■
ESD イメージ (ダウンロード済みファイル)
イメージが存在するディレクトリに移動して、Browser.exe を実行します。
初期画面で、[Installation]をクリックします。
第 4 章 代替管理インターフェースのインストール
Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要
3
[Installation]画面で、[Server Software Installation]をクリックします。
4
[Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。
5
[License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。
6
[Installation Type]画面で、[Install to this computer only]を選択して[Typical]
をクリックし、[Next]をクリックします。
7
[NetBackup License Key and Server Type]画面で、[NetBackup Remote
Administration Console]を選択します。リモート管理コンソールのインストールに
ライセンスキーは必要ありません。
8
[NetBackup System Names]画面で、次の情報を入力します。
9
Client Name
リモートコンソールをインストールするローカルコンピュータ
の名前を入力します。(この名前はデフォルトで表示されま
す。)
Master Server
NetBackup マスターサーバーの名前を入力します。
(NetBackup マスターサーバーソフトウェアがこのコンピュー
タにインストールされている場合、名前はデフォルトで表示
されます。)
Additional Servers
このサーバーへのアクセスを許可する他の NetBackup サー
バーの名前を入力します。複数の名前を入力するには、そ
れぞれの名前をカンマで区切るか、またはそれぞれの名前
を入力した後に Enter キーを押します。
[Ready to Install the Program]画面で、選択の概略を見直します。それから、
[Install]をクリックします。
10 インストール完了後、次の手順を実行します。
■
[View Log]をクリックして、インストール詳細を見直します。
■
[Finish]をクリックします。
[Launch NetBackup Administration Console now]の隣にあるボックスをク
リックした場合は、リモート管理コンソールが表示されます。このボックスをクリック
しなかった場合は、[スタート]>[プログラム]>[Symantec NetBackup]>
[NetBackup Administration Console]を選択することによってコンソールを起
動します。
この処理では、ローカルホストでコンソールが起動され、リモートホストでは起動
されません。
11 すべてのホストのサーバーリストに、必須のホスト名を追加します。
p.88 の 「NetBackup リモート管理コンソールのサーバーリストの構成」 を参照して
ください。
87
88
第 4 章 代替管理インターフェースのインストール
Windows 版 NetBackup リモート管理コンソールの概要
NetBackup リモート管理コンソールのサーバーリストの構成
NetBackup リモート管理コンソールのサーバーリストの構成には次の方式を使用できま
す。
■
NetBackup 管理コンソールを使用します。
■
UNIX サーバーでは、bp.conf ファイルを編集します。
■
Windows サーバーでは、システムレジストリを編集します。
NetBackup リモート管理コンソールのサーバーリストを NetBackup 管理コンソールの
使用によって構成する方法
1
[NetBackup 管理コンソール (NetBackup Administration Console)]の左ペイ
ンで、[ホストプロパティ (Host Properties)]>[マスターサーバー (Master Servers)]
をクリックします。
2
右ペインの[マスターサーバー (Master Servers)]画面のホストサーバー名を右ク
リックし、[プロパティ (Properties)]を選択します。
3
[マスターサーバープロパティ (Master Server Properties)]画面で、左ペインのツ
リーから[サーバー (Servers)]アイコンをクリックします。
4
[サーバー (Servers)]画面で、[追加 (Add)]をクリックします。
5
NetBackup リモート管理コンソールを実行するホスト名を入力します。
6
[追加 (Add)]をクリックします。[追加サーバー (Additional Servers)]のリストにホ
スト名が表示されます。
7
[閉じる (Close)]をクリックし、[OK]をクリックします。
UNIX サーバーで bp.conf の編集によって NetBackup リモート管理コンソールのサー
バーリストを構成する方法
1
root ユーザーとしてマスターサーバーにログインします。
2
次のファイルを編集します。
/usr/openv/netbackup/bp.conf
3
「SERVER =」行の最後に次の行を追加します。
SERVER = Remote-Administration-Console-machine-name
Remote-Administration-Console-machine-name は、NetBackup リモート管
理コンソールがインストールされているコンピュータ名です。
Windows サーバーでシステムレジストリの編集によって NetBackup リモート管理コン
ソールのサーバーリストを構成する方法
1
マスターサーバーに管理者としてログオンします。
2
[スタート]>[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
第 4 章 代替管理インターフェースのインストール
NetBackup-Java 管理コンソールの概要
3
regedit.exe を入力し、[OK]をクリックします。
4
[レジストリ エディタ]ウィンドウで、次のファイルを見つけてください。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥VERITAS¥NetBackup¥CurrentVersion¥Config
5
右ペインで、[サーバー]をダブルクリックします。
6
[複数行文字列の編集]ウィンドウで、リモート管理コンソールホストの名前を入力し、
[OK]をクリックします。
7
[レジストリ エディタ]ウィンドウを閉じます。
既存の NetBackup リモート管理コンソールから管理するリモートサー
バーの追加
NetBackup リモート管理コンソールがすでにインストールされていて、管理するリモート
マスターサーバーを追加する場合は、次の手順を実行します。
既存の NetBackup リモート管理コンソールから管理するリモートサーバーを追加する方
法
1
NetBackup リモート管理コンソールがインストールされているホストにログオンし、コ
ンソールを開きます。
2
NetBackup リモート管理コンソールの左ペインで、[ホストプロパティ (Host
Properties)]>[マスターサーバー (Master Server)]を選択します。
3
右ペインの[マスターサーバー (Master Servers)]画面のホストサーバー名を右ク
リックし、[プロパティ (読取り/書込み) (Properties(Read/Write))]を選択します。
4
[マスターサーバープロパティ (Master Server Properties)]画面で、[サーバー
(Servers)]タブをクリックします。
5
[グローバル操作 (Global Operations)]フィールドの[すべてのリストへの追加 (Add
to all lists)]フィールドに、ホスト名を入力します。NetBackup リモート管理コンソー
ルを実行するホスト名を入力する必要があります。
6
[+]アイコンをクリックして ([追加サーバー (Additional Servers)]のリストにホスト名
が表示されます)、[OK]をクリックします。
NetBackup-Java 管理コンソールの概要
NetBackup-Java 管理コンソールは、1 台以上の UNIX 版または Windows 版の
NetBackup サーバーの管理に使用できます。このコンソールは、すべての標準の
NetBackup サーバーインターフェースを提供します。また、バックアップポリシーの作成、
ボリュームの管理、状態の表示、テープドライブの監視などの操作に使用されます。
Java を実行可能な UNIX ホスト (サーバーおよびクライアント) では、NetBackup をイン
ストールすると、このコンソールが自動的にインストールされます。
89
90
第 4 章 代替管理インターフェースのインストール
NetBackup-Java 管理コンソールの概要
Windows ホストでは、このコンソールは個別にインストールする必要があります。
メモ: NetBackup サーバーを Windows 版 NetBackup クライアントからリモートで管理
する必要がない場合、この項をお読みになる必要はありません。
p.90 の 「Windows でのバージョン 7.1 の NetBackup-Java 管理コンソールのインストー
ル」 を参照してください。
p.91 の 「Windows での複数バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールのインストー
ルおよび削除」 を参照してください。
Windows でのバージョン 7.1 の NetBackup-Java 管理コンソールのイン
ストール
コンソールのバージョン 7.1 をインストールするときは次のガイドラインを使います。
■
Windows 用の NetBackup DVD または ESD (ダウンロード済み) ファイルからコン
ソールをインストールします。
■
コンソールを実行するコンピュータには、512 MB 以上の物理メモリが必要です。
Windows でバージョン 7.1 の NetBackup-Java 管理コンソールをインストールする方法
1
コンソールをインストールしたいコンピュータで、次のいずれかを実行します。
■
NetBackup ソフトウェアを含んでいる適切な DVD を挿入します。
自動再生機能が有効になっている Windows システムでは、インストールが自
動的に開始されます。
自動再生機能が無効になっている Windows システムでは、DVD ディレクトリに
移動して Browser.exe を実行します。
■
ダウンロード済みのファイルが存在する場所に移動して、Browser.exe を実行
します。
2
初期画面で、[Installation]を選択します。
3
[Installation]画面で、[Java Windows Administration Console Installation]
を選択します。
4
[Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。
5
[License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。
6
[NetBackup Installation Type]画面で、[Install to this computer only]およ
び[Typical]を選択します。
7
[Ready to Install the Program]画面で、[Installation Summary]を確認して、
[Install]をクリックします。
第 4 章 代替管理インターフェースのインストール
NetBackup-Java 管理コンソールの概要
8
[Installation Complete]画面で、[Finish]をクリックします。
9
コンソールを開くには、[スタート]>[プログラム]>[Symantec NetBackup]>
[NetBackup Java version 7.1]をクリックします。
Windows での複数バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールのイン
ストールおよび削除
NetBackup 環境は、複数バージョンの NetBackup がインストールされた複数のサーバー
を含むことがあります。この項では、複数バージョンの NetBackup-Java 管理コンソール
のインストールおよび削除方法について説明します。
Windows での複数バージョンの NetBackup-Java 管理コンソー
ルのインストール
バージョンが混在する環境で NetBackup インターフェースの複数のバージョンをインス
トールするには、次の制限とガイドラインに注意します。
更新
更新 (またはパッチを適用) できるのは、最新バージョンの
NetBackup-Java 管理コンソールのみです。
auth.conf ファイル
NetBackup-Java 機能認可構成ファイルの auth.conf は、常
に、install_path¥java に存在する必要があります。たとえ
ば、C:¥Program Files¥Veritas¥java に存在する必要
があります。このファイルは、インストールされているコンソールの
バージョン数やインストール先のディレクトリに関係なく、この場所
に存在している必要があります。
このファイルは、この Windows ホストでの NetBackup の管理に
のみ使用され、存在しない場合はデフォルト設定が使用されま
す。これらのデフォルトについて詳しくは、『Symantec NetBackup
管理者ガイド Vol. 1 Windows』の NetBackup-Java ユーザーの
認可に関する項を参照してください。
コンソールのバージョンの場所 各バージョンの Java コンソールを異なるフォルダにインストール
する必要があります。
旧バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールをインストールする方法
1
インストールする NetBackup-Java 管理コンソールを含む適切なバージョンの
NetBackup Windows インストール CD または DVD を挿入します。
2
NetBackup のバージョンに基づいて、次のいずれかのコンソールを選択します。
■
NetBackup 6.0 バージョンの場合、[NetBackup Installation]を選択し、[Install
Java Administration Console]をクリックします。インストールするコンソール
(32 ビットまたは 64 ビット) を選択します。
91
92
第 4 章 代替管理インターフェースのインストール
NetBackup-Java 管理コンソールの概要
3
■
NetBackup 6.5 バージョンの場合、[NetBackup Installation]を選択し、[Install
Java Windows Administration Console]をクリックします。インストールするコ
ンソール (32 ビットまたは 64 ビット) を選択します。
■
NetBackup 7.0 バージョンの場合、[Installation]を選択し、[Java Windows
Administration Console Installation]をクリックします。
異なるバージョンの Java コンソールがすでにインストールされている場合、以前の
インストールの上書きを回避するため、新しいフォルダを指定します。
たとえば、バージョン 6.5 の Java コンソールの場合は、C:¥Program
Files¥Veritas¥nbjava65 と指定します。
4
インストールを完了するには、[Finish]をクリックします。
Windows 上の旧バージョンの NetBackup-Java 管理コンソール
の削除
場合によっては、[プログラムの追加と削除]機能の使用によって旧バージョンの
NetBackup-Java 管理コンソールを削除できます。削除したいバージョンがプログラムの
リストに表示されればこの方式を使うことができます。
削除したいバージョンがプログラムのリストに表示されなければ、手動でそれを削除する
必要があります。次の手順を実行します。
旧バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールを手動で削除する方法
1
旧バージョンの NetBackup-Java 管理コンソールをインストールしたフォルダを削除
します。
2
[スタート]>[プログラム]>[Veritas NetBackup]メニューから、該当するメニュー項
目を削除します。
3
関連するデスクトップのショートカットを削除します。
複数バージョンの NetBackup サーバーを管理する方法
表 4-1 は旧バージョンのコンソールがある NetBackup 7.1 を管理するために利用可能
な方法を記述します。表示されている方法は、順不同です。
第 4 章 代替管理インターフェースのインストール
NetBackup-Java 管理コンソールの概要
表 4-1
複数バージョンの NetBackup サーバーを管理する方法
方式
注意事項
UNIX プラットフォーム上の旧バージョンの
NetBackup-Java 管理コンソール
リリースで利用可能な旧バージョンは、現
在のリリースで、バージョンが混在した環境
でサポートされているすべてのバージョン
です。たとえば、すべての旧バージョンお
よび最新のメジャーリリースバージョンが含
まれます。
NetBackup 7.1 リリースでは、バージョン
7.0、6.5.x、6.0.x のコンソールが利用可能
です。
Windows プラットフォーム上の旧バージョンの
NetBackup-Java 管理コンソール
p.91 の 「Windows での複数バージョンの
NetBackup-Java 管理コンソールのインス
トールおよび削除」 を参照してください。
UNIX サーバーからのリモートディスプレイバック
Windows コンピュータから、接続ソフトウェ
アアプリケーションの使用によって UNIX
版 NetBackup サーバーの Java ベースの
Windows 管理コンソールにアクセスでき
ます。
NetBackup サーバーのコンソール
旧バージョンのコンソールがインストールさ
れている NetBackup サーバーの適切な
NetBackup-Java 管理コンソールを使用し
ます。
93
94
第 4 章 代替管理インターフェースのインストール
NetBackup-Java 管理コンソールの概要
5
NetBackup サーバーソフト
ウェアの削除
この章では以下の項目について説明しています。
■
Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除について
■
Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除
■
クラスタ環境での NetBackup サーバーソフトウェアの削除
■
Windows システムからの NetBackup LiveUpdate の削除
Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェ
アの削除について
NetBackup サーバーソフトウェアを削除するとき、処理によってサーバーから
VERITAS/NetBackup ディレクトリが削除されます。標準インストールでは、NetBackup
のアドオン製品とカタログはこの同じディレクトリパスにあり、これらも削除されます。
NetBackup サーバーソフトウェアを次のように削除できます。
■
サーバーソフトウェア、構成とカタログ情報を削除します。
■
サーバーソフトウェアを削除し、NetBackup 構成とカタログ情報を保存します。
NetBackup を再インストールする場合は、この手順を使用して、NetBackup を削除
する前に構成、カタログおよびログファイルの情報を保存しておいてください。
p.96 の 「Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除」 を参照
してください。
96
第 5 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除
Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除
Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェ
アの削除
NetBackup サーバーソフトウェアと NetBackup の構成情報とカタログ情報を削除するに
は、次の手順を使います。
NetBackup サーバーソフトウェアと NetBackup 構成とカタログ情報を削除する方法
1
NetBackup 管理コンソールが開いている場合は、閉じます。
NetBackup を削除しようとしたときにコンソールセッションが開いていると、この手順
の再開を強制するエラーが発生することがあります。
2
[スタート]>[設定]>[コントロール パネル]を選択します。
3
[コントロール パネル]画面で[プログラムの追加と削除]をクリックします。
4
[現在インストールされているプログラム]のリストで、[Symantec NetBackup]をク
リックします。
5
[削除 (Remove)]をクリックします。
Windows 2008/Vista 以降のシステムの場合、[はい]をクリックして続行した後、
PBX がまだ動作していることを知らせる別のダイアログボックスが表示されます。
シマンテック社は[アプリケーションを終了しない (再起動が必要)]をクリックして
NetBackup の削除を続行することを推奨します。PBX は削除のために必要に応じ
て自動的に停止し、再起動します。
6
次の通り NetBackup の重複排除ユーザーディレクトリを削除します。
Documents and Settings ディレクトリで、purediskdbuser ディレクトリを削除しま
す。
NetBackup サーバーソフトウェアを削除して NetBackup の構成情報とカタログ情報を
保存するには、次の手順を使います。
NetBackup サーバーソフトウェアを削除して NetBackup 構成とカタログ情報を保存す
る方法
1
NetBackup 管理コンソールが開いている場合は、閉じます。
NetBackup を削除しようとしたときにコンソールセッションが開いていると、この手順
の再開を強制するエラーが発生することがあります。
2
[スタート]>[設定]>[コントロール パネル]を選択します。
3
[コントロール パネル]画面で[プログラムの追加と削除]をクリックします。
4
[現在インストールされているプログラム]のリストで、[Symantec NetBackup]をク
リックします。
第 5 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除
Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除
5
[変更]をクリックします。これによって、NetBackup の変更、修復および削除を実行
できます。
6
[Program Maintenance]ダイアログボックスで、[削除 (Remove)]を選択します。
7
[NetBackup のすべての構成、カタログおよびログファイルを削除する (Remove all
NetBackup Configuration, Catalog, and Log files)]の横にあるチェックボックスの
チェックを外して、この機能を無効にします。(このチェックボックスには、デフォルトで
チェックマークが付いています。)
8
[次へ]をクリックします。
9
NetBackup アクセス制御機能が有効になっている場合、クライアントおよびサーバー
にいくつかのファイルが配置されます。これらのファイルは、次のカテゴリに分類され
ます。
NetBackup アプリケーションの このファイルは、NetBackup とともに削除されます。
一時ファイル
97
98
第 5 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除
Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除
個々のユーザーのキャッシュ
ファイル
ユーザーのキャッシュファイルは、削除されずに次のような
ホームディレクトリに残ります。
user¥Local Settings¥Application
Data¥VERITAS¥NetBackup
ファイルは、NetBackup 管理コンソールでのシングルサイ
ンオン操作によってのみ、コンソールが実行されているホス
ト上の ¥NetBackup ディレクトリに生成されます。これらの
ファイルは、終了機能を実行すると、NetBackup 管理コン
ソールによって削除されるため、通常、このディレクトリには
一時ファイルは格納されません。ただし、システムがクラッ
シュした場合、このディレクトリのファイルは削除されません。
データを損失せずにこれらのファイルを安全に削除するに
は、コンソールを停止してください。
また、NetBackup では、クライアントとサーバーの
NetBackup アプリケーションのキャッシュ済みの証明書も
作成されます。これらのファイルは、¥NetBackup ディレク
トリ内に存在します。通常、これらのファイルには、ネットワー
クインターフェースの DNS エントリとの一貫性がある名前
(machine.company.com など) が付けられます。次に、
ディレクトリエントリの例を示します。
user¥Local Settings¥Application
Data¥VERITAS¥NetBackup¥pc.comp.com
user¥Local Settings¥Application
Data¥VERITAS¥NetBackup¥dhcp
これらのファイルは、bpnbat -LoginMachine コマンドを実
行すると、作成されます。このコンピュータに、後で
NetBackup の再インストールを行う予定がある場合は、次
のいずれかを実行します。
■
証明書を ¥NetBackup ディレクトリに保持します。
■
証明書を保持しない場合は、Root+AB ブローカーで最
初に設定されたコンピュータの ID パスワードを入力す
る必要があります。または、再インストール時に、
Root+AB ブローカーでパスワードをリセットすることもで
きます。『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』
を参照してください。
10 次の通り NetBackup の重複排除ユーザーディレクトリを削除します。
Documents and Settings ディレクトリで、purediskdbuser ディレクトリを削除しま
す。
第 5 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除
クラスタ環境での NetBackup サーバーソフトウェアの削除
クラスタ環境での NetBackup サーバーソフトウェアの削
除
次に示すクラスタ化されたマシンから NetBackup ソフトウェアを削除する次の手順では、
他のマニュアルを参照しています。
クラスタ環境から NetBackup を削除する方法
1
グループを削除する場合は、クラスタのマニュアルの説明に従います。
2
クラスタ内の各ノードから NetBackup を削除します。
p.96 の 「NetBackup サーバーソフトウェアと NetBackup 構成とカタログ情報を削
除する方法」 を参照してください。
複数のノードから NetBackup を一度に削除することはできません。
Windows システムからの NetBackup LiveUpdate の削
除
NetBackup LiveUpdate と Symantec LiveUpdate は同じ LiveUpdate エージェントを
共有します。LiveUpdate を削除すると、NetBackup の更新やその他のシマンテック製
品の更新を自動的に配布できなくなります。
LiveUpdate を削除する前に、インストールされた他のシマンテック製品が LiveUpdate
を使わないことを確認してください。
次の手順を使用して Windows システムの LiveUpdate ファイルを削除します。
Windows システムの NetBackup LiveUpdate を削除する方法
1
[スタート]>[コントロール パネル]を選択します。
2
[プログラムの追加と削除]を選択します。
3
[LiveUpdate (LiveUpdate)]をクリックし、[削除]を選択します。
99
100
第 5 章 NetBackup サーバーソフトウェアの削除
Windows システムからの NetBackup LiveUpdate の削除
6
NetBackup クライアントソフ
トウェアのインストール
この章では以下の項目について説明しています。
■
NetBackup クライアントのインストールについて
■
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
■
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
NetBackup クライアントのインストールについて
定義上では、NetBackup サーバーはクライアントでもあります。NetBackup サーバーソ
フトウェアをインストールすると、クライアントソフトウェアもインストールされます。
クライアントソフトウェアをインストールするときは、サーバーソフトウェアがインストールされ
ないため、本当のクライアントインストールを実行します。
クライアントソフトウェアは個々のコンピュータにローカルインストールするか、またはリモー
トインストールできます。オペレーティングシステムはどのクライアントがリモートでインス
トールできるか判断します。
Windows
Windows ホストは Windows クライアントにのみクライアントソフ
トウェアをプッシュできます。
クライアントのリモートインストールを実行するために使われるホス
トに NetBackup をインストールする必要はありません。
UNIX
NetBackup の UNIX サーバーは UNIX クライアントにのみクラ
イアントソフトウェアをプッシュできます。
NetBackup ソフトウェアとクライアント形式のソフトウェアを、クライ
アントのリモートインストールを実行するために使われるサーバー
にインストールする必要があります。
102
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
p.102 の 「Windows での NetBackup クライアントのインストールについて」 を参照してく
ださい。
p.103 の 「Windows クライアントのシステム要件について」 を参照してください。
p.104 の 「Windows クライアントのインストール方式について」 を参照してください。
p.116 の 「UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて」 を参照してくださ
い。
p.118 の 「UNIX クライアントのインストール方式について」 を参照してください。
Windows での NetBackup クライアントのインストールに
ついて
Microsoft Windows 版 NetBackup クライアントのインストールウィザードを使用すると、
一連のウィザード画面からセットアップおよびインストールについての適切なオプションを
選択することができます。オプションを選択した後、インストールが始まる前に選択項目を
検証することを可能にするウィンドウが表示されます。
インストール中、ダイアログボックスにはインストールおよびセットアップの進捗状況の詳
細が表示されます。インストールが完了すると、最後に表示されるウィンドウにインストー
ルの結果が表示されます。
Windows システムに NetBackup クライアントソフトウェアをインストールするとき次を注
意します。
クライアントのインストール制限 NetBackup サーバーソフトウェアがインストールされているコン
ピュータには、NetBackup クライアントソフトウェアをインストール
できません。この場合は、まず NetBackup サーバーソフトウェア
を削除する必要があります。
p.96 の 「Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェ
アの削除」 を参照してください。
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
ユーザー権限
Windows Server 2003、2008、および 2008 R2 システムで
は、デフォルトで、管理者のみが Program Files ディレク
トリに対する書込み権限を持っています。
■ NetBackup は次の場所にログファイルと進捗ファイルを書き
込みます。
Program Files¥VERITAS¥NetBackup¥Logs
■
バックアップおよびリストアを実行するために、バックアップ、
アーカイブおよびリストアインターフェースを使用する場合、
ユーザーが Logs ディレクトリへの書き込み権限を持ってい
る必要があります。ユーザーがこのディレクトリへの書き込み
権限を持たない場合、エラーメッセージが表示され、バック
アップまたはリストアは取り消されます。管理者アカウントはデ
フォルトで書き込み権限を持っていますが、管理者以外の
ユーザーが書き込み権限を持っていることを確認する必要が
あります。
p.101 の 「NetBackup クライアントのインストールについて」 を参照してください。
p.103 の 「Windows クライアントのシステム要件について」 を参照してください。
p.104 の 「Windows クライアントのインストール方式について」 を参照してください。
Windows クライアントのシステム要件について
この項では、NetBackup クライアントソフトウェアを正常にインストールするためのハード
ウェアおよびソフトウェアの要件について説明します。
ローカルインストール
NetBackup クライアントソフトウェアをローカルインストールするに
は、システムが次の構成要件を満たしている必要があります。
Microsoft Windows 2003/XP、Windows 2008/Vista、ま
たは Windows 2008 R2/Windows 7
■ Windows Sockets 準拠の TCP/IP プロトコルスタック(サー
バーまたはオペレーティングシステムに付属の TCP/IP プロ
トコルスタックを使用することをお勧めします)
■ ご使用の TCP/IP プロトコルスタックがサポートするネットワー
クアダプタ (NIC)
■
103
104
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
リモートインストール
NetBackup クライアントソフトウェアをリモートインストールするに
は、システムが次の構成要件を満たしている必要があります。
■
ローカルインストールのすべての要件を満たしている必要が
あります。
インストール元のシステムでは、Windows Server 2003、
Windows Server 2008、または Windows Server 2008 R2
を実行している必要があります。
■ リモートインストールを実行するユーザーには、管理者権限
が必要です。
■
NetBackup バージョンの互換
性
インストールする NetBackup クライアントのバージョンが
NetBackup サーバーソフトウェアのインストールされたバージョ
ンと同じか、またはそれよりも古いことが必要です。サーバーの
バージョンよりも新しいバージョンのクライアントを使用することは
できません。
p.14 の 「バージョンが異なる NetBackup のサポートについて」
を参照してください。
p.104 の 「Windows クライアントのインストール方式について」 を参照してください。
Windows クライアントのインストール方式について
次の方式を使用して、Windows システムに NetBackup クライアントをインストールでき
ます。
ローカルインストール
インストールウィザードでは、インストールを実行するコンピュータ
にのみクライアントソフトウェアがインストールされます。
p.105 の 「NetBackup Windows クライアントのローカルインストー
ル」 を参照してください。
リモートインストール
インストールウィザードによって、クライアントソフトウェアをインス
トール可能なクライアントがネットワーク上でスキャンされます。
インストール元のコンピュータでは、Windows Server 2003、
Windows Server 2008、または Windows Server 2008 R2 を
実行している必要があります。
また、リモートインストールはシステム管理者権限を必要とします。
メモ: NetBackup の Windows サーバーから UNIX のコンピュー
タにクライアントをリモートでインストールできません。
p.109 の 「NetBackup Windows クライアントのリモートインストー
ル」 を参照してください。
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
サイレントインストール
サイレントインストールとは、対話形式の入力を必要としない処理
です。ただしそれを実行する前に、silentclient.cmd ファイ
ルを編集する必要があります。
p.115 の 「NetBackup Windows クライアントのサイレントインス
トール」 を参照してください。
p.101 の 「NetBackup クライアントのインストールについて」 を参照してください。
NetBackup Windows クライアントのローカルインストール
NetBackup クライアントソフトウェアをローカルの Windows システムにインストールする
には、次の手順を実行します。インストール処理は、[Cancel]をクリックするといつでも中
止でき、[Back]をクリックすると前のウィンドウに戻ります。
メモ: クライアントのインストール後、変更内容を有効にするために、システムを再起動す
る必要がある場合があります。
NetBackup クライアントソフトウェアを Windows システムにローカルインストールする方
法
1
クライアントソフトウェアをインストールするホストに管理者としてログオンします。
2
次の方法のいずれかを使用して、NetBackup インストールウィザードを起動します。
■
DVD メディア
ドライブに Windows 版 NetBackup の DVD を挿入します。自動再生機能が無
効になっている場合は、DVD ドライブに移動して Browser.exe を実行します。
■
ESD イメージ (ダウンロード済みファイル)
イメージが存在するディレクトリに移動して、Browser.exe を実行します。
3
初期画面で、[Installation]を選択します。
4
[Installation]画面で、[Client Software Installation]を選択します。
5
[Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。
6
[License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。
105
106
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
7
[Symantec NetBackup Client Installation Type]画面で、次の情報を入力しま
す。
Where to install
ローカルインストールの場合、[Install to this computer
only]を選択します。
Typical
NetBackup のデフォルトの機能および設定をインストール
するには、このオプションを選択します。
Custom
インストールする NetBackup 機能と必要な設定を選択す
るには、このオプションを選択します。
[Next]をクリックします。
8
この手順は[Custom]インストールにのみ適用されます。[Typical]インストールの
場合は、手順 10 へスキップします。
[Symantec NetBackup Client Features]画面では、インストールする機能、およ
び NetBackup ファイルがインストールされる場所を選択できます。
Feature List
機能の隣にあるアイコンをクリックすると、ドロップダウンメ
ニューが表示されます。
[Install]か[Do not install]を選択します。
Destination Folder
デフォルトでは、NetBackup ファイルは次の場所にインス
トールされます。
C:¥Program Files¥VERITAS
NetBackup のインストール先のフォルダを変更する方法
■
[Change]をクリックします。
優先の場所を参照し、新規または既存のフォルダを指
定します。
■ [Next]をクリックします。
■
メモ: アップグレードの場合は宛先を変更できません。
9
この手順は[Custom]インストールにのみ適用されます。[Typical]インストールの
場合は、次の手順へスキップします。
[NetBackup Options]画面で、次のオプションから選択します。
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
At System Startup
次のオプションを有効または無効にします。
Start NetBackup Client Service Automatically
デフォルトでは、システムの起動直後に NetBackup
サービスが利用可能となるように、このオプションは有効
になっています。
■ Start NetBackup Client Job Tracker Automatically
デフォルトでは、このオプションは無効に設定されてい
ます。インストール後にこのオプションを手動で起動す
るには、[スタート]>[すべてのプログラム]>[Symantec
NetBackup]>[NetBackup Client Job Tracker]をク
リックします。
■
Start NetBackup Client
Service After Install
デフォルトでは、このオプションはインストールの直後に
NetBackup サービスが利用可能となるように有効になって
います。
インストール後に NetBackup サービスが自動的に起動し
ないようにするには、このボックスをクリックしてチェックマー
クを外します。
Ports
構成に必要な場合は、この画面からポート番号を変更でき
ます。
NetBackup と他社製品が同じポートを共有しようとして競
合が発生した場合、ポート番号の変更が必要になることが
あります。また、ファイアウォールでセキュリティの問題を引
き起こすポートの競合が発生している場合にも変更できま
す。
ポート番号を変更するには、置き換えるポート番号を選択
し、新しい番号を入力します。
[Next]をクリックします。
10 [NetBackup Services]画面で、NetBackup Client Service の起動アカウントおよ
び起動の種類を指定します。
107
108
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
Use the built-in system
account
デフォルトでは、このボックスにチェックマークが付けられて
おり、NetBackup は組み込みシステムアカウントを使いま
す。このボックスにチェックマークが付いている場合、その
下のフィールドは無効になります。
異なるシステムアカウントを指定する方法
Abort install if a reboot is
required
■
このボックスをクリックしてチェックマークを外します。
■
次のフィールドにアカウント情報を入力します。
Username
Password
Domain
このオプションは、インストールかアップグレードの一部とし
て再起動が必要な場合、どのようにインストールを続行する
かを判断します。
このオプションを選択した場合、インストール処理で再起動
が必要であると判断されると、インストール (またはアップグ
レード) は停止します。システムは元の状態にロールバック
されます。
このオプションを選択しない場合、インストール処理で再起
動が必要であると判断されても、インストール (またはアップ
グレード) は続行します。
11 [NetBackup System Names]画面で、次のフィールドが自動的に入力されます。
通常、変更は必要になりません。[Client Name]を除いて、構成の必要に応じて変
更を加えることができます。
Client Name
この名前を変更しないでください。
Master Server Name
必要に応じて、クライアントバックアップイメージが格納され
ている適切なマスターサーバーにこの名前を変更します。
Additional Servers
このクライアントからアクセスするすべてのマスターサーバー
とメディアサーバーの名前を入力します。
12 [Ready to Install the Program]画面で、前述の手順での選択を示す
[Installation Summary]を確認します。次のオプションから 1 つ選択します。
■
インストールを開始するには、[Install]をクリックします。
■
前の画面を表示して変更するには[Back]をクリックし、その後、この画面に戻っ
て[Install]をクリックします。
■
インストールをキャンセルするには、[Cancel]をクリックします。
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
[Install]をクリックすると、インストール処理が開始され、インストールの進捗状況を
示す画面が表示されます。この処理には数分かかる場合があります。
13 [Installation Complete]画面で、[Finish]をクリックします。
NetBackup Windows クライアントのリモートインストール
ローカルコンピュータを含むネットワーク上の複数のコンピュータに NetBackup クライア
ントソフトウェアをインストールするためにこの手順を使います。インストール処理は、
[Cancel]をクリックするといつでも中止できます。
Windows クライアントをリモートインストールするとき、次を注意します。
要件
Windows クライアントのインストールの要件を見直します。
p.103 の 「Windows クライアントのシステム要件について」 を参
照してください。
権限
NetBackup を正常にインストールするには、リモートクライアント
に対する管理者権限が必要です。
クライアント名エントリ
インストール時に、クライアント名が小文字でレジストリに書き込ま
れます。バックアップを機能させるには、NetBackup サーバーの
ポリシーに、クライアント名を小文字で指定する必要があります。
インストールの後の再ブート
変更内容を有効にするために、ローカルまたはリモートシステム
を再起動する必要がある場合があります。再起動が必要な場合
はアラートメッセージが表示されます。
NetBackup クライアントソフトウェアを Windows システムにリモートインストールする方
法
1
管理者としてホストまたはシステムサーバーにログオンします。
2
次の方法のいずれかを使用して、NetBackup インストールウィザードを起動します。
■
DVD メディア
ドライブに Windows 版 NetBackup の DVD を挿入します。自動再生機能が無
効になっている場合は、DVD ドライブに移動して Browser.exe を実行します。
■
ESD イメージ (ダウンロード済みファイル)
イメージが存在するディレクトリに移動して、Browser.exe を実行します。
初期画面 ([Home]) で、[Installation]を選択します。
3
[Installation]画面で、[Client Software Installation]を選択します。
4
[Welcome]画面で内容を確認し、[Next]をクリックします。
5
[License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。
109
110
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
6
[Symantec NetBackup Client Installation Type]画面で、次の情報を入力しま
す。
Where to install
リモートインストールの場合、[Install to multiple
computers on your network]を選択します。
この手順では、インストール先のシステムのリストにローカル
ホストを追加しないかぎり、クライアントはローカルホストにイ
ンストールされません。
7
Typical
NetBackup のデフォルトの機能および設定をインストール
するには、このオプションを選択します。
Custom
インストールする NetBackup 機能と必要な設定を選択す
るには、このオプションを選択します。
この手順は[Custom]インストールにのみ適用されます。[Typical]インストールの
場合は、次の手順へスキップします。
[NetBackup Options]画面で、次のオプションから選択します。
At System Startup
次のオプションを有効または無効にします。
Start NetBackup Client Service Automatically
デフォルトでは、システムの起動直後に NetBackup
サービスが利用可能となるように、このオプションは有効
になっています。
■ Start NetBackup Client Job Tracker Automatically
デフォルトでは、このオプションは無効に設定されてい
ます。インストール後にこのオプションを手動で起動す
るには、[スタート]>[すべてのプログラム]>[Symantec
NetBackup]>[NetBackup Client Job Tracker]をク
リックします。
■
Start NetBackup Client
Service After Install
デフォルトでは、このオプションはインストールの直後に
NetBackup サービスが利用可能となるように有効になって
います。
インストール後に NetBackup サービスが自動的に起動し
ないようにするには、このボックスをクリックしてチェックマー
クを外します。
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
構成に必要な場合は、この画面からポート番号を変更でき
ます。
Ports
NetBackup と他社製品が同じポートを共有しようとして競
合が発生した場合、ポート番号の変更が必要になることが
あります。また、ファイアウォールでセキュリティの問題を引
き起こすポートの競合が発生している場合にも変更できま
す。
ポート番号を変更するには、置き換えるポート番号を選択
し、新しい番号を入力します。
8
[NetBackup Services]画面で、NetBackup Client Service の起動アカウントおよ
び起動の種類を指定します。
Use the built-in
system account
デフォルトでは、このボックスにチェックマークが付けられており、
NetBackup は組み込みシステムアカウントを使います。このボックスに
チェックマークが付いている場合、その下のフィールドは無効になりま
す。
異なるシステムアカウントを指定する方法
Terminate
NetBackup
processes
■
このボックスをクリックしてチェックマークを外します。
■
次のフィールドにアカウント情報を入力します。
ユーザー名 (Username)
パスワード (Password)
Domain
リモートインストールの実行中に再ブートを回避するには、このチェック
ボックスをチェックします。このチェックボックスをチェックすると、
NetBackup 実行可能ファイルおよび DLL 実行可能ファイルを使用し
ているプロセスが停止します。
警告: Oracle ユーザーでこのオプションを選択した場合、インストー
ルを続行する前にデータベースを停止する必要があります。
Abort install if a
このオプションは、リモートシステムでのインストールまたはアップグレー
reboot is required ドの一部として再起動が必要な場合に、インストールを続行する方法
を指定します。
このオプションを選択した場合、インストール処理で再起動が必要であ
ると判断されると、インストール (またはアップグレード) は停止します。
システムは元の状態にロールバックされます。
このオプションを選択しない場合、インストール処理で再起動が必要で
あると判断されても、インストール (またはアップグレード) は続行しま
す。
111
112
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
9
[NetBackup System Names]画面で、次のフィールドが自動的に入力されます。
独自のニーズを満たすためにこれらのフィールドを変更します。
Master Server Name
必要に応じて、クライアントバックアップイメージが格納され
ている適切なマスターサーバーにこの名前を変更します。
Additional Servers
クライアントからアクセスするすべてのマスターサーバーとメ
ディアサーバーの名前を入力します。
10 [Symantec NetBackup Remote Hosts and Features]画面で、NetBackup と選
択した機能をインストールするホストを指定します。
■
Destination Systems
[Windows Destination Computers]アイコンを右クリックし、ドロップダウンメ
ニューから選択するか、または次のアイコンを使います。
Browse
NetBackup をインストールしたいホストのネットワークを
検索するためにここをクリックします。
■ [Available Systems]ダイアログボックスで追加す
るコンピュータを選択し、[Next]をクリックします。
■ [Remote Computer Login Credentials]ダイア
ログボックスで、リモートコンピュータのインストール
を実行するために使われるアカウントの[User
Name]と[Password]を入力します。
■ 複数のリモートコンピュータにインストールする場合
は、[Remember User Name and Password]の隣
にあるボックスをクリックします。このオプションを選
択すると、各リモートコンピュータにこの情報を入力
する必要がなくなります。
■ [OK]をクリックします。
■
[Remote Destination Folder]ダイアログボックス
で、NetBackup がインストールされる[Destination
Folder]を確認または変更します。
デフォルトでは、この場所は C:¥Program
Files¥Veritas になります。
複数のリモートコンピュータにインストールする場合、
同じ場所を使うには、[Use this folder for
subsequent systems]の隣にあるボックスをクリック
します。このオプションを選択すると、各リモートコン
ピュータにこの場所を入力する必要がなくなります。
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
Import
ホスト名のリストを含んでいるテキストファイルをインポー
トするためにここをクリックします。テキストファイルを作
成する場合、ホスト名は次の形式で定義する必要があ
ります。
Domain¥ComputerName
Add
ホストを手動で追加するためにここをクリックします。
■ [Manual Remote Computer Selection]ダイアロ
グボックスが表示されたら、[Domain]と[Computer
Name]を入力し、[OK]をクリックします。
■ [Remote Computer Login Credentials]ダイア
ログボックスで、リモートコンピュータのインストール
を実行するために使われるアカウントの[User
Name]と[Password]を入力します。
複数のリモートコンピュータに追加およびインストー
ルする場合は、[Remember User Name and
Password]の隣にあるボックスをクリックします。この
オプションを選択すると、各リモートコンピュータにこ
の情報を入力する必要がなくなります。
■ [OK]をクリックします。
■
[Remote Destination Folder]ダイアログボックス
で、NetBackup がインストールされる[Destination
Folder]を確認または変更します。
デフォルトでは、この場所は C:¥Program
Files¥Veritas になります。
複数のリモートコンピュータにインストールする場合、
同じ場所を使うには、[Use this folder for
subsequent systems]の隣にあるボックスをクリック
します。このオプションを選択すると、各リモートコン
ピュータにこの場所を入力する必要がなくなります。
■ [OK]をクリックします。
Remove
[Destination Systems]リストからホストを削除するに
は、ホストを選択し、ここをクリックします。
Change
選択したリモートホストの NetBackup ファイルのインス
トールの宛先を変更するためにここをクリックします。
■
Features
機能アイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから[Install]か[Do not install]
を選択します。
■
[Next]をクリックします。
11 [Ready to Install the Program]画面で、前述の手順での選択を示す
[Installation Summary]を確認します。次のオプションから 1 つ選択します。
113
114
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
■
インストールを開始するには、[Install]をクリックします。
■
前の画面を表示して変更するには[Back]をクリックし、その後、この画面に戻っ
て[Install]をクリックします。
■
インストールをキャンセルするには、[Cancel]をクリックします。
[Install]をクリックすると、インストール処理が開始され、各コンピュータのインストー
ルの進捗状況を示す画面が表示されます。この処理には数分かかる場合がありま
す。
リモートインストールは 5 つまで並行して行われます。1 つのリモートインストールが
完了すると別のリモートインストールが開始し、最大 5 つのインストールが進行中と
なります。
[Install]をクリックした後に[Cancel]をクリックしても、インストールはすぐに停止しま
せん。インストールはインストールがすでに開始してしまったすべてのリモートホスト
で続行します。ただし、その時点以降に指定されたホストにはクライアントソフトウェ
アはインストールされません。
NetBackup では、[Cancel]をクリックしたときに完了していたリモートインストールは
すべて正常に終了したものと見なされます。
12 次の場所にあるインストールログを確認します。
%ALLUSERSPROFILE%¥Symantec¥NetBackup¥InstallLogs¥
インストールログファイルは、詳しいインストール情報を提供し、エラーが発生したか
どうかを表示します。
メモ: 複数のコンピュータにリモートインストールを実行する場合、このオプションで
は、ローカルコンピュータのログのみを表示できます。インストールのために選択し
た各コンピュータにそれぞれのインストールログファイルが含まれています。リモート
コンピュータのログファイルを表示するためには、Windows エクスプローラのウィン
ドウを開き、¥¥<COMPUTERNAME> と入力します。
インストールログを検索し、次のエラーが表示されているかどうかを確認します。
■ Return Value 3
■
を含む文字列。
NetBackup 7.0 以降では、重要なログメッセージは次のように色分けされます。
黄色 = 警告。
赤 = エラー。
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
NetBackup Windows クライアントのサイレントインストール
サイレントインストール処理は対話形式の入力を必要としません。ただし、
silentclient.cmd ファイルを実行する前に、そのファイルを編集しておく必要がありま
す。
NetBackup クライアントのサイレントインストールは、NetBackup サービスをローカル管
理者以外のユーザーで実行する場合はサポートされません。
カスタムのサービスアカウントを使用して NetBackup をインストールする場合は、次の項
を参照してください。
p.105 の 「NetBackup Windows クライアントのローカルインストール」 を参照してくださ
い。
p.109 の 「NetBackup Windows クライアントのリモートインストール」 を参照してください。
ローカル NetBackup クライアントのサイレントインストールを実行するために次の手順を
使います。
Windows で NetBackup クライアントソフトウェアのサイレントインストールを実行する方
法
1
ドライブに NetBackup のインストール DVD を挿入するか、または ESD イメージ (ダ
ウンロード済みのファイル) が存在する場所にナビゲートします。
2
Microsoft Windows エクスプローラウィンドウで、DVD ドライブに移動します。
3
ハードディスクドライブの一時フォルダに次のいずれかのディレクトリの内容をコピー
します。たとえば、C:¥temp にコピーします。
■ PC_Clnt¥x86
■ PC_Clnt¥x64
■ PC_Clnt¥IA64
4
コピー元のファイルは読み取り専用であるため、ハードディスクドライブにコピーした
ファイルの権限を変更して、更新できるようにします。
5
一時ディレクトリで、テキストエディタを使用して silentclient.cmd ファイルを編集
し、スクリプトによって必要なクライアントソフトウェアがインストールされるようにしま
す。
6
silentclient.cmd スクリプトを実行します。
7
インストールが正常だったことを検証するには、次のディレクトリのインストールログ
ファイルを調べます。
%ALLUSERSPROFILE%¥Symantec¥NetBackup¥InstallLogs
115
116
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
NetBackup クライアントの構成方法
次のいずれかの操作を実行して、NetBackup クライアントを構成することができます。
サーバーまたはメディアサー
バーの追加方法
バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを起
動します。
■ [ファイル (File)]>[NetBackup マシンの指定 (Specify
NetBackup Machines)]を選択します。
■
クライアントプロパティを表示お ■ バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを起
よび変更する方法
動します。
■ [ファイル (File)]>[NetBackup クライアントのプロパティ
(NetBackup Client Properties)]をクリックします。
サーバープロパティを表示およ ■ NetBackup 管理コンソールを開きます。
び変更する方法
■ [ホストプロパティ (Host Properties)]を展開し、[クライアント
(Clients)]をクリックします。
■ 右ペインで、クライアントを右クリックし、[プロパティ
(Properties)]を選択します。
表示されるダイアログボックスの[サーバー (Servers)]タブ
に、Windows クライアントへのアクセスが必要である
NetBackup のすべてのサーバーが一覧表示されます。
クライアント構成について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してくださ
い。
UNIX での NetBackup クライアントのインストールにつ
いて
UNIX クライアントのインストールは、クライアントコンピュータのローカルで実行するか、
または UNIX 版 NetBackup サーバーからリモートで実行することができます。UNIX
NetBackup サーバーからクライアントソフトウェアをリモートインストールするには、クライ
アント形式のソフトウェアを UNIX サーバーに最初にインストールする必要があります。
メモ: Macintosh OS X クライアントは UNIX ベースのクライアントです。この項の UNIX
クライアントのインストールと同じ手順に従ってください。
UNIX システムで NetBackup クライアントソフトウェアをインストールするとき次を注意し
ます。
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
UNIX パッケージの統合
NetBackup 7.0 以降、アドオン製品およびデータベースエージェ
ントの多くは NetBackup クライアントパッケージとともにインストー
ルされるようになりました。これらの製品を個別にインストールす
る必要はなくなりました。
次の製品が NetBackup クライアントパッケージに含まれるように
なりました (製品がプラットフォームでサポートされている場合)。
■
BMR ブートサーバー
■
DB2
■
NetBackup Encryption
■
Informix
■
LiveUpdate エージェント
■
Lotus Notes
■
Oracle
■
SAP
■
Snapshot Client
■
Sybase
リストにある製品のバイナリはクライアントパッケージによって配置
されます。ただし、製品を有効にするには、有効なライセンスが必
要です。製品構成が前に必要であった場合 (db2_config な
ど) は、構成も必要となります。
フランス語、日本語、中国語の言語パッケージは別のアドオンの
ままです。これらの製品をインストールし、アップグレードする処
理は変わりません。
gzip および gunzip コマンド gzip および gunzip コマンドが各システムにインストールされ
ている必要があります。これらのコマンドがインストールされてい
るディレクトリは、root ユーザーの PATH 環境変数設定に含まれ
ている必要があります。
NetBackup-Java 互換性
UNIX クライアントからバックアップまたはリストアを開始するには、
次のグラフィカルインターフェースが利用可能です。
■
NetBackup-Java と互換性があるクライアントでは、
NetBackup-Java インターフェース (jbpSA)を使用できます。
NetBackup-Java を実行可能なホストのリストについては、
『NetBackup リリースノート』を参照してください。
■ NetBackup-Java と互換性がないクライアントでは、bp イン
ターフェースを使用できます。また、jbpSA コマンドを使用し
た、NetBackup 7.1 UNIX サーバーの NetBackup クライア
ントコンソールからのログインもサポートされます。
NetBackup-Java と互換性がないクライアントは、Macintosh
OS X、IBM 社の zSeries Linux、IBM 社の pSeries Linux、
および FreeBSD です。
117
118
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
UNIX クライアントのインストール方式について
次の方式を使用して、UNIX システムで NetBackup クライアントをインストールできます。
ローカルインストール
この方式はインストールスクリプトを実行するコンピュータにク
ライアントソフトウェアをインストールします。
■ クライアントをデフォルト以外の場所にインストールするには、
クライアントソフトウェアをインストールする前にディレクトリを作
成して、リンクさせる必要があります。まず、ソフトウェアを保存
するディレクトリを作成してから、そのディレクトリへのリンクとし
て /usr/openv を作成します。
■
■
IBM 社の zSeries Linux クライアントでは、NetBackup の
DVD または ESD イメージの内容を仮想 Linux 環境で読み
込むことができる場所に転送する必要があります。イメージ
は、FTP または NFS マウントコマンドを使用して転送できま
す。
p.119 の 「UNIX クライアントのローカルインストール」 を参照して
ください。
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
リモート (プッシュ) インストール ■ UNIX 版 NetBackup サーバーから UNIX クライアントコン
ピュータにクライアントソフトウェアをプッシュインストールでき
ます。UNIX クライアントは、メディアサーバーまたはマスター
サーバーではなく、完全なクライアントである必要があります。
クライアントソフトウェアのプッシュインストールは、推奨インス
トール方式です。
■ UNIX クライアントにプッシュする前にサーバーで最初に
NetBackup クライアントの形式のソフトウェアをインストールす
る必要があります。それから、クライアント名を含むポリシーを
作成する必要があります。
『Symantec NetBackup インストールガイド UNIX および
Linux』を参照してください。マスターサーバーへのクライアン
ト形式のソフトウェアのインストールに関する項を参照してくだ
さい。
■ NetBackup UNIX サーバーから Windows クライアントソフト
ウェアをリモートインストールすることはできません。また、ファ
イアウォールによってクライアントのリモートインストールを実
行できない場合もあります。
■ IBM 社の zSeries Linux のようなクライアントはローカルにマ
ウントされた DVD デバイスを持たなかったり、NetBackup
DVD または ESD イメージにアクセスできなかったりすること
があります。このような場合は、UNIX のマスターサーバーま
たはメディアサーバーからクライアントソフトウェアをプッシュ
する必要があります。
■ 次のリモートインストール方式を利用できます。
p.123 の 「ftp の方法を使用したクライアントソフトウェアのイン
ストール」 を参照してください。
p.121 の 「rsh の方法を使用したクライアントソフトウェアのイン
ストール」 を参照してください。
p.125 の 「ssh の方法を使用したクライアントソフトウェアのイン
ストール」 を参照してください。
p.126 の 「sftp の方法を使用したクライアントソフトウェアのイ
ンストール」 を参照してください。
p.101 の 「NetBackup クライアントのインストールについて」 を参照してください。
UNIX クライアントのローカルインストール
NetBackup クライアントソフトウェアをローカルコンピュータにインストールするには、次の
手順を実行します。
クライアントソフトウェアを UNIX クライアントにローカルインストールする方法
1
インストールスクリプトを開始するには、次のいずれかの方法を使用します。
119
120
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
DVD
■
ドライブに NetBackup UNIX クライアントの DVD を挿
入します。
p.15 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照し
てください。
■
必要に応じて、DVD をマウントします。
■
次のコマンドを入力します。
cd_directory/install
cd_directory は、DVD にアクセス可能なディレクトリの
パスです。
ESD イメージ (ダウンロード済み ■ インストールイメージが存在する場所に移動します。
ファイル)
■ 次のコマンドを入力します。
./install
2
次のメッセージが表示されたら、Enter キーを押して続行します。
Installing NetBackup Client software.
Do you wish to continue? (y/n) [y]
クライアントのバイナリは、バイナリがコンパイルされたオペレーティングシステムの
バージョンを表します。通常、バイナリは、より新しいバージョンのオペレーティング
システム上で問題なく動作します。たとえば、HP PA-RISC 11.11 バイナリは、HP
PA-RISC 11.23 レベルのオペレーティングシステムでも使われます。インストール手
順によって、システムに適したバイナリのコピーが試行されます。スクリプトでローカ
ルのオペレーティングシステムが認識されない場合は、選択肢が表示されます。
3
プロンプトに従って、インストールを完了します。
4
インストール完了後、[Exit from this script]を選択します。
UNIX クライアントのリモートインストール方式について
次の方法を使用して、クライアントソフトウェアを UNIX マスターサーバーからクライアント
ホストに送信できます。
■ rsh
p.121 の 「rsh の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール」 を参照してく
ださい。
■ ftp
p.123 の 「ftp の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール」 を参照してく
ださい。
■ ssh
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
p.125 の 「ssh の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール」 を参照してく
ださい。
■ sftp
p.126 の 「sftp の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール」 を参照してく
ださい。
メモ: クラスタ環境でのインストールの場合、NetBackup サーバーの実際のローカルホス
ト名ではなく仮想名を入力します。クライアントソフトウェアのプッシュインストールを実行
できるのは、アクティブノードからだけです。
rsh の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール
この手順を実行する前に、次のガイドラインを参照してください。
クライアントの /.rhosts ファ
イル
この方法を使用するには、UNIX クライアントの /.rhosts ファ
イルにサーバーのエントリを含める必要があります。/.rhosts
エントリ情報は、ソフトウェアのインストールのためには必要です
が、NetBackup ソフトウェアの操作時には特に必要ではありませ
ん。
クライアントソフトウェアの場所
クライアントソフトウェアをデフォルト以外の場所にインストールす
る場合、まず、目的のディレクトリを作成して、リンクさせる必要が
あります。クライアントソフトウェアを保存するディレクトリを作成し
てから、そのディレクトリへのリンクとして /usr/openv を作成し
ます。
バックアップポリシー
クライアントがバックアップポリシーに割り当てられていることを確
認します。
Macintosh OS X の場合
このオペレーティングシステムのバージョンでは、デフォルトでリ
モートシェルデーモン (rshd) が無効になっています。次のコマ
ンドを実行して、デーモンを有効にします。
/sbin/service shell start
121
122
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
rsh の方法を使用して UNIX マスターサーバーから UNIX クライアントにクライアントソフ
トウェアをインストールする方法
1
NetBackup 管理コンソールを起動します。
2
[ログイン (Login)]ダイアログボックスで、クライアントのポリシー構成を含む
NetBackup サーバー名を入力します。
クライアントソフトウェアをインストールできるのは、インターフェース起動時に[ログイ
ン (Login)]ダイアログボックスで指定した NetBackup サーバーから実行する場合
だけです。クライアントは、この NetBackup サーバー上のポリシーに定義されてい
る必要があります。
3
[NetBackup 管理コンソール (NetBackup Administration Console)]画面で
[NetBackup の管理 (NetBackup Management)]アイコンをクリックして、利用可
能なオプションを表示します。
4
左ペインで、[ポリシー (Policies)]をクリックします。
5
[すべてのポリシー (All Policies)]ペインのマスターサーバーを選択します。
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
6
[処理 (Actions)]>[UNIX クライアントソフトウェアのインストール (Install UNIX
Client Software)]をクリックします。
7
[インストール対象外のクライアント (Don't install these clients)]リストでインストー
ルするクライアントを選択して、[追加 (Add)>>]をクリックします。
クライアントが[インストール対象のクライアント (Install these clients)]リストに移動
します。
8
[クライアントソフトウェアのインストール (Install Client Software)]をクリックして、イ
ンストールを開始します。
インストールは一度開始されると停止できません。
クライアントソフトウェアのインストールには、1 つのクライアントにつき数分かかる場
合があります。インストールの進捗状況に従って、[進捗状況 (Progress)]フィールド
にメッセージが書き込まれます。
インストール中に、サーバーの /usr/openv/netbackup/client からクライアント
の /usr/openv にクライアントソフトウェアがコピーされます。
クライアントに正常にインストールされなかった場合、ユーザーに通知されますが、
そのクライアントはポリシー内に保持されます。
9
インストールが完了したら、[閉じる (Close)]をクリックします。
ftp の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール
この手順を実行する前に、次のガイドラインを参照してください。
123
124
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
クライアントへのアクセス
FTP 経由でのクライアントへのアクセスに使用可能なログイン ID
およびパスワードが必要です。
クライアントソフトウェアの場所
クライアントソフトウェアをデフォルト以外の場所にインストールす
る場合、まず、目的のディレクトリを作成して、リンクさせる必要が
あります。ソフトウェアを保存するディレクトリを作成してから、その
ディレクトリへのリンクとして /usr/openv を作成します。
バックアップポリシー
クライアントがバックアップポリシーに割り当てられていることを確
認します。
Macintosh OS X
■
このオペレーティングシステムのバージョンでは、必要な FTP
デーモン (ftpd) がデフォルトで無効になっています。
[System Preferences]アプリケーションの共有ペインの
[Allow FTP access]を選択して ftpd を有効にします。
■
ファイアウォールが有効になっている場合、FTP アクセスを有
効にする必要があります。[System Preferences]共有ペイ
ンの[Firewall]で、[FTP access]を選択して FTP 接続を有
効にします。
ftp の方法を使用して UNIX マスターサーバーから UNIX クライアントにクライアントソフ
トウェアをインストールする方法
1
サーバーからクライアントの /tmp ディレクトリにクライアントソフトウェアを移動するに
は、NetBackup サーバーで install_client_files スクリプトを実行します。
次のいずれかのコマンドを使用します。
■
1 つのクライアントにソフトウェアを一度に移動するためには、次のコマンドを入
力します。
/usr/openv/netbackup/bin/install_client_files ftp client user
client は、クライアントのホスト名です。
user は、クライアントの FTP で必要なログイン ID です。
■
ソフトウェアをすべてのクライアントに一度に移動する方法
/usr/openv/netbackup/bin/install_client_files ftp ALL user
ALL オプションは、サーバーのバックアップポリシーに構成されているすべての
クライアントのインストールを指定します。
user は、クライアントの FTP で必要なログイン ID です。
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
.netrc ファイルを設定していない場合は、install_client_files スクリプト
によって各クライアントのパスワードの入力を求められます。
2
スクリプトが実行された後、各クライアントコンピュータの root ユーザーは、次のスク
リプトを実行する必要があります。
sh /tmp/bp.<pid>/client_config
pid はプロセス ID です。client_config スクリプトはバイナリをインストールします。
ssh の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール
この手順を実行する前に、次のガイドラインを参照してください。
SSH デーモン (sshd)
ssh の方法を使用するには、UNIX クライアントの sshd を有効
にして root ユーザーログインできるように構成する必要がありま
す。
クライアントソフトウェアの場所
クライアントソフトウェアをデフォルト以外の場所にインストールす
る場合、まず、目的のディレクトリを作成して、リンクさせる必要が
あります。クライアントソフトウェアを保存するディレクトリを作成し
てから、そのディレクトリへのリンクとして /usr/openv を作成し
ます。
バックアップポリシー
クライアントがバックアップポリシーに割り当てられていることを確
認します。
Macintosh OS X
■
デフォルトでは、このオペレーティングシステムのバージョン
は sshd を有効にしません。次の手順を正常に実行するに
は、まず、このデーモンを有効にする必要があります。
[System Preferences]共有ペインの[Remote Login]を選
択して sshd を有効にします。
■
ファイアウォールが有効になっている場合、SSH 接続を有効
にする必要があります。[System Preferences]共有ペインの
[Firewall]で、[Remote Login - SSH]を選択して SSH 接
続を有効にします。
ssh の方法を使用して UNIX マスターサーバーから UNIX クライアントにクライアントソフ
トウェアをインストールする方法
◆
NetBackup サーバーで、install_client_files スクリプトを実行します。
次のいずれかのコマンドを使用します。
■
一度に 1 つのクライアントにのみソフトウェアを移動する方法
/usr/openv/netbackup/bin/install_client_files ssh client
client は、クライアントのホスト名です。
■
ソフトウェアをすべてのクライアントに一度に移動する方法
125
126
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
/usr/openv/netbackup/bin/install_client_files ssh ALL
ALL オプションは、サーバーのバックアップポリシーに構成されているすべての
クライアントのインストールを指定します。
sftp の方法を使用したクライアントソフトウェアのインストール
この手順を実行する前に、次のガイドラインを参照してください。
SSH デーモン (sshd)
この方法を使用するには、UNIX クライアントの sshd を有効に
して root または root 以外のユーザーログインができるように構
成する必要があります。
クライアントファイルの場所
クライアントソフトウェアをデフォルト以外の場所にインストールす
る場合、まず、目的のディレクトリを作成して、リンクさせる必要が
あります。ソフトウェアを保存するディレクトリを作成してから、その
ディレクトリへのリンクとして /usr/openv を作成します。
バックアップポリシー
クライアントがバックアップポリシーに割り当てられていることを確
認します。
Macintosh OS X
■
デフォルトでは、これらのオペレーティングシステムのバージョ
ンは ssh を有効にしません。次の手順を正常に実行するに
は、まず、このデーモンを有効にする必要があります。
[System Preferences]共有ペインの[Remote Login]を選
択して sshd を有効にします。
■
ファイアウォールが有効になっている場合、SSH 接続を有効
にする必要があります。[System Preferences]共有ペインの
[Firewall]で、[Remote Login - SSH]を選択して SSH 接
続を有効にします。
sftp の方法を使用して UNIX マスターサーバーから UNIX クライアントにクライアントソ
フトウェアをインストールする方法
1
サーバーからクライアントの /tmp ディレクトリにクライアントソフトウェアを移動するに
は、NetBackup サーバーで install_client_files スクリプトを実行します。
次のいずれかのコマンドを使用します。
■
ソフトウェアを 1 つのクライアントに一度に移動する方法
/usr/openv/netbackup/bin/install_client_files sftp client user
client は、クライアントのホスト名です。
user は、クライアントの SSH で必要なログイン ID です。
■
ソフトウェアをすべてのクライアントに一度に移動する方法
/usr/openv/netbackup/bin/install_client_files sftp ALL user
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
ALL オプションは、サーバーのバックアップポリシーに構成されているすべての
クライアントのインストールを指定します。
user は、クライアントの FTP で必要なログイン ID です。
2
スクリプトが実行された後、各クライアントコンピュータの root ユーザーは、次のスク
リプトを実行する必要があります。
sh /tmp/bp.<pid>/client_config
pid はプロセス ID です。client_config スクリプトはバイナリをインストールします。
サーバーの初期インストール後の UNIX クライアントの追加
インストール中に選択しなかった UNIX クライアントが存在する場合、サーバーのインス
トール後に、その UNIX クライアントを追加することができます。また、バックアップ環境に
新しい UNIX クライアントを追加することもできます。
クライアントソフトウェアを後でインストールするには、まず、NetBackup サーバーに
NetBackup クライアントソフトウェアをインストールする必要があります。
初期インストール後にサーバーに UNIX クライアントを追加する方法
1
インストールスクリプトを開始するには、次のいずれかの方法を使用します。
DVD
ドライブに NetBackup UNIX クライアントの DVD を挿
入します。
p.15 の 「NetBackup メディアキットについて」 を参照し
てください。
■ 必要に応じて、DVD をマウントします。
■
■
次のコマンドを入力します。
cd_directory/install
cd_directory は、DVD にアクセス可能なディレクトリの
パスです。
127
128
第 6 章 NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
UNIX での NetBackup クライアントのインストールについて
ESD イメージ (ダウンロード済み ■ インストールイメージが存在する場所に移動します。
ファイル)
■ 次のコマンドを入力します。
./install
2
次のメッセージが表示されたら、Enter キーを押して続行します。
Installing NetBackup Client software.
Do you wish to continue? (y/n) [y]
クライアントのバイナリは、バイナリがコンパイルされたオペレーティングシステムの
バージョンを表します。通常、バイナリは、より新しいバージョンのオペレーティング
システム上で問題なく動作します。たとえば、HP PA-RISC 11.11 バイナリは、HP
PA-RISC 11.23 レベルのオペレーティングシステムでも使われます。インストール手
順によって、システムに適したバイナリのコピーが試行されます。スクリプトでローカ
ルのオペレーティングシステムが認識されない場合は、選択肢が表示されます。
3
コピーするクライアント形式を選択し、プロンプトに従ってそのクライアント形式をイン
ストールします。目的のクライアント形式がすべてインストールされるまで、必要に応
じて繰り返します。
サーバーからリモートインストールを行うすべての形式の UNIX クライアントのソフト
ウェアをコピーしたことを確認してください。
4
インストールが完了したら、DVD のマウントを解除します。
5
指定したクライアントに NetBackup クライアントソフトウェアをインストールします。
p.120 の 「UNIX クライアントのリモートインストール方式について」 を参照してくださ
い。
7
NetBackup クライアントソフ
トウェアの削除
この章では以下の項目について説明しています。
■
UNIX クライアントでの NetBackup ソフトウェアの削除について
■
NetBackup Windows クライアントソフトウェアの削除
UNIX クライアントでの NetBackup ソフトウェアの削除に
ついて
UNIX クライアントから NetBackup を削除する場合は、次のガイドラインを使います。
NetBackup クライアントソフトウェアを削除しても、PBX は削除されません。PBX を手動
で削除する必要があります。このマニュアルのクライアントソフトウェアの削除手順には、
このタスクを実行する方法を記述する手順が含まれています。
警告: PBX を実行する必要がある他のシマンテックソフトウェア製品をクライアントで使用
している場合、PBX を削除しないでください。
UNIX クライアントからの NetBackup の削除
UNIX クライアントからすべての NetBackup クライアントソフトウェアコンポーネントを削除
するために次の手順を使います。
UNIX クライアントから NetBackup ソフトウェアを削除する方法
1
root ユーザーとしてクライアントシステムにログインします。
2
次のコマンドの入力によって NetBackup デーモンを停止します。
/usr/openv/netbackup/bin/bp.kill_all
130
第 7 章 NetBackup クライアントソフトウェアの削除
UNIX クライアントでの NetBackup ソフトウェアの削除について
3
PureDisk エージェントをサポートするクライアントの場合、次のコマンドを実行して
すべての PureDisk ファイルを削除します。
/opt/pdde/pddeuninstall.sh -forceclean
4
5
6
NetBackup-Java ディスプレイコンソールをサポートするクライアントの場合、適切な
コマンドを次の通り実行してコンソールを削除します。
AIX
installp -u SYMCnbjava
HP-UX
swremove SYMCnbjava
Linux
rpm -e SYMCnbjava
Solaris
pkgrm SYMCnbjava
NetBackup Java Runtime Environment をサポートするクライアントの場合、適切
なコマンドを次の通り実行してコンソールを削除します。
AIX
installp -u SYMCnbjre
HP-UX
swremove SYMCnbjre
Linux
rpm -e SYMCnbjre
Solaris
pkgrm SYMCnbjre
適切なコマンドを次の通り使って NetBackup クライアントを削除します。
ネーティブパッケージク
ライアントの場合
■
AIX
installp -u SYMCnbclt
■
HP-UX
swremove SYMCnbclt
■
Linux
rpm -e SYMCnbclt
■
Solaris
pkgrm SYMCnbclt
第 7 章 NetBackup クライアントソフトウェアの削除
UNIX クライアントでの NetBackup ソフトウェアの削除について
非ネーティブパッケージ /usr/openv ディレクトリに移動します。
クライアントの場合
■ /usr/openv が物理ディレクトリの場合は、次のコマンドを実
行します。
rm -rf /usr/openv
■
/usr/openv がリンクの場合は、次のコマンドを実行します。
cd /usr/openv
pwd
ls
警告: 次の手順に進む前に、現在のディレクトリおよびサブ
ディレクトリが削除対象であることを確認します。異なるディレク
トリを削除しないように注意してください。そのために、ファイル
を削除する前に、最初のコマンドを実行して、現在のディレクト
リおよびそのディレクトリ内のファイルを確認します。
rm -rf *
cd /
rm -f /usr/openv
警告: rm -f /usr/openv コマンドを実行して、コンピュー
タにインストールされているアドオン製品を削除することもでき
ます。
131
132
第 7 章 NetBackup クライアントソフトウェアの削除
UNIX クライアントでの NetBackup ソフトウェアの削除について
7
PBX がクライアントでサポートおよびインストールされている場合は、それを削除で
きます。
PBX を実行する必要がある他のシマンテックソフトウェア製品をクライアントで使用し
ている場合、PBX を削除しないでください。
PBX を削除するためには、適切なプラットフォームコマンドを入力します。
AIX
installp -u VRTSpbx
Debian
/opt/VRTSpbx/bin/vxpbx_exchanged stop
rm -rf /opt/VRTSpbx
rm -rf /etc/vx/VxICS
FreeBSD
pkg_delete VRTSpbx
HP-UX
swremove VRTSpbx
Linux
rpm -e VRTSpbx
Macintosh
/opt/VRTSpbx/bin/vxpbx_exchanged stop
rm -r /Library/Receipts/VRTSpbxApp.pkg
rm -r /opt/VRTSpbx
rm -r /etc/vx/VxICS
rm -r /usr/share/man/man1/pbxcfg.1
rm -r /Library/StartupItems/vxpbx_exchanged
Solaris
8
pkgrm VRTSpbx
NetBackup-Java を実行可能なクライアントで UNIX NetBackup 管理コンソールを
実行している場合は、次のコマンドを実行して NetBackup-Java の状態データを削
除します。
■ /bin/rm -rf /.nbjava
■ /bin/rm -rf /.java/.userPrefs/vrts
警告: /.nbjava のスラッシュ文字 (/) とピリオド (.) の間に空白を挿入しないでくださ
い。これらの文字の間に空白を挿入すると、このコンピュータのすべてのファイルが
削除されます。
第 7 章 NetBackup クライアントソフトウェアの削除
NetBackup Windows クライアントソフトウェアの削除
9
NetBackup-Java ユーザーに、$HOME/.nbjava ディレクトリおよび $HOME/.java
ディレクトリの一部が削除可能であることを通知します。
$HOME/.nbjava および $HOME/.java ディレクトリには、アプリケーションの状態情
報 (表の列の順序、サイズなど) が含まれます。この情報は、ユーザーが
NetBackup-Java アプリケーションを終了するときに保存されます。NetBackup を削
除すると、このディレクトリが削除されます (root ユーザーのみ)。
$HOME/.java/.userPrefs/vrts に存在する common サブディレクトリは削除して
もかまいません。
10 NetBackup アクセス制御機能が有効になっている場合は、クライアントおよびサー
バーに、新しいファイルが作成されています。これらのファイルは、次のカテゴリに分
類されます。
■
個々のユーザーファイル
個々のユーザーのキャッシュファイルは、削除されずに $HOME/.vxss などの
ホームディレクトリに残ります。ユーザーに、$HOME/.vxss ディレクトリが削除可
能であることを通知します。
■
NetBackup アプリケーションの一時ファイル
NetBackup の一時ファイルは、NetBackup とともに削除されます。
NetBackup Windows クライアントソフトウェアの削除
NetBackup Windows クライアントソフトウェアを削除するために次の手順を使います。
NetBackup Windows クライアントソフトウェアを削除する方法
1
NetBackup のバックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースが開いてい
る場合は閉じます。
2
Windows の[コントロール パネル]を開きます ([スタート]>[設定]>[コントロール
パネル]の順に選択します)。
3
[プログラムの追加と削除]を選択します。
4
[Symantec NetBackup Client]を選択します。
5
[削除 (Remove)]をクリックします。
133
134
第 7 章 NetBackup クライアントソフトウェアの削除
NetBackup Windows クライアントソフトウェアの削除
8
NetBackup サーバーの構成
この章では以下の項目について説明しています。
■
NetBackup の構成について
NetBackup の構成について
すべてのサーバーソフトウェアがインストールされた後、環境のロボットとストレージデバイ
スと連携して働くように NetBackup を構成する準備ができています。NetBackup を構成
する前に、これらのデバイスがすでに構成され、オペレーティングシステムによって認識
済みでなければならないことに注意してください。
p.27 の 「ストレージデバイスの構成について」 を参照してください。
NetBackup を構成するとき次のガイドラインを使います。
NetBackup Enterprise Server マスターサーバーおよびメディアサーバーの構成手順は非常に
類似しています。ただし、ストレージデバイスやボリュームなどの
すべてのサーバー情報をマスターサーバーから構成することを
推奨します。この順序に従うことで、マスターサーバーがメディア
サーバーを適切に管理できるようになります。
警告: マスターサーバーとメディアサーバー間の通信に問題が
あっても、構成ウィザードを実行することは可能です。ただし、問
題が解決されるまで、メディアサーバー上でウィザードを実行しな
いでください。通信に問題がある場合にこのウィザードを実行し
ても、入力した情報はマスターサーバーによって認識されませ
ん。最初に問題を修正する必要があります。問題を修正してか
ら、マスターサーバーで構成ウィザードを実行します。
136
第 8 章 NetBackup サーバーの構成
NetBackup の構成について
クラスタ環境
■
クラスタ内の各ノードでデバイスを構成します。
アクティブノードのすべてのストレージデバイスが NetBackup
と連携して働くように、これらを構成することから開始します。
■ フェールオーバー対応 NetBackup サーバーでは、クラスタ
内の NetBackup がインストールされている各ノードにすべて
のデバイスを接続します。他のノードにマイグレートする方法
については、クラスタのベンダーが提供するマニュアルを参
照してください。
■ 特に指定しないかぎり、クラスタ内のマスターサーバーおよび
メディアサーバーの仮想ホスト名を使用するように NetBackup
を構成します。
アドオン製品のフェールオーバーの構成方法について詳しく
は、『NetBackup マスターサーバーのクラスタ化 管理者ガイ
ド』を参照してください。
■
NetBackup の初期構成では、NetBackup 管理コンソールを起動し、[開始 (Getting
Started)]アイコンをクリックすることをお勧めします。一連のウィザードに従って次の構成
手順を実行します。
■
ストレージデバイスの構成 (Configure Storage Devices)
p.138 の 「デバイスの構成ウィザードについて」 を参照してください。
■
ボリュームの構成 (Configure Volumes)
p.140 の 「ボリュームの構成ウィザードについて」 を参照してください。
■
カタログバックアップの構成 (Configure the Catalog Backup)
p.141 の 「カタログバックアップウィザードについて」 を参照してください。
■
バックアップポリシーの作成 (Create a Backup Policy)
p.142 の 「バックアップポリシーの構成ウィザードについて」 を参照してください。
NetBackup がすでに構成され、特定の領域を変更したいと思ったら NetBackup 管理コ
ンソールの適切なウィザードをクリックします。
NetBackup のウィザードおよび NetBackup を構成する方法について詳しくは、
『Symantec NetBackup 管理者ガイド』を参照してください。
p.27 の 「ストレージデバイスの構成について」 を参照してください。
NetBackup 管理コンソールの起動
NetBackup 管理コンソールを NetBackup を構成するために開くには、次の手順を使い
ます。開始ウィザードによって、NetBackup を機能させるための主な構成手順が示され
ます。
第 8 章 NetBackup サーバーの構成
NetBackup の構成について
メモ: NetBackup 管理コンソールの最初のウィンドウでは、開始ウィザード以外のウィザー
ドを起動できます。たとえば、ディスクプールを構成するか、またはスナップショットバック
アップのポリシーを作成できます。すべての NetBackup ウィザードについて詳しくは、
『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
Windows システムでは、NetBackup のインストールの最後に表示されるチェックボック
ス[管理コンソールの起動 (Launch Administration Console)]にチェックマークを付け
ると、この手順をスキップできます。
Windows で NetBackup 管理コンソールを起動する方法
1
NetBackup サーバーに管理者としてログオンします。
2
[スタート]>[プログラム]>[Symantec NetBackup]>[NetBackup Administration
Console]をクリックします。
3
構成を開始するには、管理コンソールで[開始 (Getting Started)]をクリックします。
[開始 (Getting Started)]画面が表示され、デバイスの構成ウィザードを始めるよう
に求めるメッセージが表示されます。
メモ: オペレーティングシステムで動作するようにデバイスを構成する必要が引き続
きあったらウィザードを閉じます。最初にそれらのデバイスをデバイスとオペレーティ
ングシステムのベンダーによって指定されたように構成する必要があります。
UNIX で NetBackup 管理コンソールを起動する方法
1
root ユーザーとして NetBackup サーバーにログインします。
クラスタ環境では、root としてアクティブノードにログインします。
NetBackup サーバー以外のコンピュータでユーザーインターフェースを実行する必
要がある場合は、そのコンピュータにログオンします。
UNIX システムの場合は、そのコンピュータに root ユーザーとしてログインします。
2
次のコマンドを入力します。
/usr/openv/netbackup/bin/jnbSA &
3
root ユーザーのパスワードを入力します。
クラスタ環境では、NetBackup 管理コンソールにログインするときに、[ホスト (Host)]
フィールドに仮想ホスト名を指定します。
4
[ログイン (Login)]をクリックします。
137
138
第 8 章 NetBackup サーバーの構成
NetBackup の構成について
5
構成を開始するには、管理コンソールで[開始 (Getting Started)]をクリックします。
6
[開始ウィザード (Getting Started Wizard)]画面で内容を確認し、[次へ (Next)]
をクリックします。
次の画面はストレージデバイスの構成を求めるプロンプトを表示します。
メモ: オペレーティングシステムで動作するようにデバイスを構成する必要が引き続
きあったらウィザードを閉じます。最初にそれらのデバイスをデバイスとオペレーティ
ングシステムのベンダーによって指定されたように構成する必要があります。
デバイスの構成ウィザードについて
バックアップを実行する前に、NetBackup 用のストレージデバイスを定義する必要があり
ます。このウィザードに従って、処理を行います。ただし、ご使用のオペレーティングシス
テム用のストレージデバイスが正しく構成されている必要があります。NetBackup は、デ
バイスが正しく取り付けられていない、または正しく構成されていない場合は、正常に動
作しません。
p.27 の 「ストレージデバイスの構成について」 を参照してください。
クラスタ環境では、すべてのストレージデバイスをアクティブノードから構成します。フェー
ルオーバー対応 NetBackup サーバーでは、NetBackup がインストールされている各
ノードにすべてのデバイスを接続することをお勧めします。
手順について詳しくは、『NetBackup マスターサーバーのクラスタ化 管理者ガイド』を参
照してください。
このウィザードでは、次の処理を実行できます。
■
バックアップデバイス用のホストのスキャン
■
自動検出されたデバイスの確認
■
ドライブ構成の確認と修正
■
デバイス構成の更新
ウィザードはデバイスを構成するとき次の情報を示します。
第 8 章 NetBackup サーバーの構成
NetBackup の構成について
デバイスの構成
■
ウィザードによって[デバイスホスト (Device Hosts)]画面が
表示されたら、デバイスを自動検出および構成するホストを指
定する必要があります (NetBackup Enterprise Server の
み)。
ウィザードによって[バックアップデバイス (Backup Devices)]
画面が表示されたら、デバイスのリストが完全かつ正確である
ことを確認します。既知のバックアップデバイスがこのリストに
表示されない場合は、次の手順を実行します。
■ バックアップデバイスが物理的にホストに接続されている
ことを確認します。
■ デバイスおよびオペレーティングシステムのベンダーが指
定するすべてのインストール手順が正常に実行されたこ
とを確認します。
■ すべてのドライブが適切なデバイスに定義されていること
を確認します。ドライブを移動する必要がある場合は、ド
ライブを選択して正しい移動先へドラッグします。
■ クラスタでは、各ノードにおいてストレージデバイスの構成が
実行されていることを確認します。アクティブノードで始め、そ
して別のノードに NetBackup のアクティブノードを移動し、そ
のノードでストレージデバイスの構成を実行します。
NetBackup が実行されているクラスタの各ノードに対してこ
の手順を繰り返します。
■
メモ: デフォルトでは、ロボットデーモンや NetBackup アドオ
ン製品で障害が発生しても、NetBackup はフェールオーバー
されません。ただし、ロボットデバイスや NetBackup アドオン
製品を構成して、これらで障害が発生した場合に NetBackup
をフェールオーバーするようにできます。フェールオーバー
するように NetBackup を構成する前に、ロボットは構成され、
オペレーティングシステムによって認識済みである必要があ
ります。フェールオーバーの構成について詳しくは、
『NetBackup マスターサーバーのクラスタ化 管理者ガイド』を
参照してください。
139
140
第 8 章 NetBackup サーバーの構成
NetBackup の構成について
ストレージユニットの定義
■
[ストレージユニットの構成 (Configure Storage Units)]画面
で、ストレージユニットを定義します。システムがテープデバイ
スを備えていない場合は、ディスクストレージユニットを定義
することで、データをディスクに格納できます。
■
ストレージユニットのパスの入力には、次の規則を適用しま
す。
■ 適切なパス区切り文字 (UNIX の場合はスラッシュ (/)、
Windows の場合は円記号 (¥)) を使用します。
■ Windows プラットフォームのドライブを区切る場合は、コ
ロン (:) を使用します。
■ 次の文字だけを使用します。
アルファベット文字 (ASCII の A から Z および a から z)
数字 (0 から 9)
その他の文字:プラス記号 (+)、マイナス記号 (-)、アンダー
スコア (_) またはピリオド (.)
p.140 の 「ボリュームの構成ウィザードについて」 を参照してください。
ボリュームの構成ウィザードについて
ストレージデバイスを構成した後、開始ウィザードからボリュームの構成ウィザードを開始
します。ただし、ディスクストレージ機能だけが使用可能な場合、このウィザードはスキッ
プされます。
このウィザードは構成されたそれぞれのロボットのインベントリを開始することを可能にし
ます。インベントリの実行中に新しいロボットメディアが検出されると、ボリュームデータベー
スは自動的に更新されます。また、スタンドアロンドライブで使用する新しいボリュームも
定義できます。
スタンドアロンドライブのボリュームまたはボリューム構成について詳しくは、『Symantec
NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
メモ: クラスタ環境では、アクティブノードからボリュームを構成します。
このウィザードは次のタスクをすることを可能にします。
■
ボリュームの構成用のデバイスの選択
■
ロボットのインベントリの実行
■
新しいボリュームの作成
■
新しいボリュームグループの作成
ボリュームを構成し、インベントリを実行するときウィザードは次の情報を示します。
第 8 章 NetBackup サーバーの構成
NetBackup の構成について
ロボットまたはデバイスのインベ ■ NetBackup は、選択済みのロボットまたはデバイスのインベ
ントリ
ントリを実行します。インベントリが完了した後に結果を表示
するには、[結果 (Results)]フィールドを参照してください
■ デバイスのインベントリが完了した後、ウィザードはどのデバ
イススロットがクリーニングメディアを含んでいるかを指定する
ように求めます。
NetBackup をアップグレードした際に、すでにバーコード規
則が存在している場合は、クリーニングメディアに使用するス
ロットがバーコードリーダーによって自動的に検出されます。
クリーニングスロットを指定しない場合、NetBackup によって
すべてのメディア (クリーニングメディアを含む) が標準のメディ
アと見なされ、上書きされます。
■ インベントリが完了した後、どのデバイススロットがクリーニン
グメディアを含んでいるかを指定するように求められます。
[クリーニングメディアの識別 (Identify Cleaning Media)]画
面で 1 つ以上のスロットをクリーニングテープとして指定する
と、[ロボットのインベントリ (クリーニングメディア)(Robot
Inventory (Cleaning Media))]画面が表示されます。この
画面には、EMM データベースを更新した後の結果が表示さ
れます。
クリーニングメディアを指定しない場合、NetBackup によって
すべてのメディア (クリーニングメディアを含む) が標準のメディ
アと見なされ、上書きされます。
スタンドアロンドライブ
複数のドライブ形式
■
デバイスのボリューム数を指定します。
■
このウィザードでは、スタンドアロンドライブのクリーニングテー
プを構成することはできません。
複数のドライブ形式を指定した場合は、次の項目が適用されま
す。
1 つのロボットドライブによって書き込まれるメディアは他のど
のドライブでも動作しないことがあります。この場合は、
NetBackup によって、ロボットに複数の形式のドライブが存
在すると見なされます。
■ ロボットに複数の形式のドライブが存在する場合、ウィザード
ではロボットのインベントリを実行できません。
■
p.141 の 「カタログバックアップウィザードについて」 を参照してください。
カタログバックアップウィザードについて
NetBackup カタログはバックアップファイルとディレクトリの構成と場所についての情報を
含んでいます。ディスクに障害が発生してカタログが消失した場合は、カタログバックアッ
プを行うことによって、データのリストアとバックアップスケジュールを簡単に再開できるよ
うになります。
141
142
第 8 章 NetBackup サーバーの構成
NetBackup の構成について
したがって、データのバックアップを行う前に、カタログバックアップポリシーを構成するこ
とが必要です。
このウィザードはオンラインホットカタログバックアップのポリシーを作成することを可能に
します。オンラインホットカタログバックアップでは、通常のクライアントバックアップの実行
中にカタログをバックアップできます。
カタログバックアップのポリシーは次の情報を指定することを可能にします。
■
カタログバックアップの宛先
バックアップ先はどの構成されたストレージデバイスでもかまいません。追加のディザ
スタリカバリ保護用に、カタログバックアップのために第 2 の場所を指定できます。
メモ: NetBackup はディスクへのカタログバックアップをサポートしますが、シマンテッ
ク社はオフサイトに保管されるリムーバブルメディアにカタログをバックアップすること
を推奨します。
■
カタログバックアップを行う日時
■
カタログバックアップからのリカバリに必要であるディザスタリカバリファイルの場所
次のガイドラインを使用してカタログバックアップを構成します。
■
他のすべてのファイルやデータがバックアップされる前にカタログバックアップポリシー
を構成します。
■
クラスタシステムの場合、アクティブノードからカタログバックアップポリシーを構成しま
す。
カタログバックアップについて詳しくは、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』の
NetBackup カタログの保護に関する章を参照してください。
クラスタ環境のカタログバックアップを構成する方法に関しては『NetBackup マスターサー
バーのクラスタ化 管理者ガイド』を参照してください。
バックアップポリシーの構成ウィザードについて
このウィザードでは、1 台以上のクライアントのグループのバックアップポリシーを定義で
きます。クラスタ環境では、アクティブノードからポリシーを構成します。
ウィザードに従って、次の項目を指定します。
■
ポリシー名およびポリシー形式
■
クライアント
■
バックアップを行うファイルおよびディレクトリ
■
バックアップ形式
■
バックアップのローテーション
第 8 章 NetBackup サーバーの構成
NetBackup の構成について
■
バックアップの開始時刻
このウィザードでは、ポリシーを使用して実行するバックアップの形式を選択するように求
められます。
表 8-1 は 利用可能なバックアップ形式を記述します。
表 8-1
バックアップ形式の説明
バックアップ形式
説明
完全バックアップ
ファイルリストで指定されたすべてのファイルをバックアップしま
す。
増分バックアップ
ファイルリストに指定されたすべての変更ファイルのバックアップ
を行います。
差分バックアップ
差分増分バックアップとも呼ばれます。
最後の正常な増分バックアップまたは完全バックアップ以降に変
更されているファイルのバックアップを行います。バックアップが
一度も行われていない場合、すべてのファイルのバックアップが
行われます。
累積バックアップ
累積増分バックアップとも呼ばれます。
最後の正常な完全バックアップ以降に変更されているファイルの
みのバックアップを行います。バックアップが一度も行われていな
い場合、すべてのファイルのバックアップが行われます。
ユーザーバックアップ
特定のファイルをバックアップするためにユーザーによって手動
で開始されます。
バックアップポリシーを作成する場合は、次のガイドラインを使用してください。
■
バックアップポリシーの構成ウィザードの[クライアントリスト (Client List)]画面には、
バックアップ対象のクライアントのリストが表示されます。このリストでクライアントの追
加、変更または削除を行うことができます。
■
このバックアップポリシーを使用して完全バックアップまたは増分バックアップを行う頻
度を選択できます。また、バックアップの保持期間も選択できます。
バックアップポリシーの構成ウィザードの終了後、インストールの検証テストを実行するか
どうかが尋ねられます。このテストを実行するには、NetBackup 管理コンソールの左ペイ
ンで[アクティビティモニター (Activity Monitor)]をクリックします。これで、バックアップ
ジョブの進捗状況を監視できます。
143
144
第 8 章 NetBackup サーバーの構成
NetBackup の構成について
索引
C
client_config スクリプト 123、126
create
バックアップポリシー 142
E
ESD イメージ
NetBackup 18
F
ftp 方式
UNIX クライアントのインストール 123
リモート UNIX クライアントのインストール 123
G
gunzip コマンド
UNIX クライアントのインストール 117
gzip コマンド
UNIX クライアントのインストール 117
I
install_client_files スクリプト 125~126
IPv4 クラスタ 75
IPv6 クラスタ 76
J
Java ベースの Windows 管理コンソール
インストール 90
N
NetBackup
ESD イメージ 18
インストールする方法 33
ポート番号 20
メディアキットの内容 15
NetBackup-Java
互換性 117
NetBackup-Java 管理コンソール
Windows での複数バージョンのインストール 91
概要 89
NetBackup 7.0
変更 11
NetBackup 7.1
バージョンの混在のサポート 14
変更 9
NetBackup Enterprise Server
構成ガイドライン 135
NetBackup-Java 管理コンソール
Windows での複数バージョンの削除 92
NetBackup LiveUpdate
Windows システムからの削除 99
NetBackup Server
NetBackup Enterprise Server へのアップグレー
ド 84
構成 135
NetBackup Server の構成
概要 135
NetBackup ウィザード
開始 135
カタログバックアップの構成 141
デバイス構成 138
バックアップポリシーの構成 142
ボリュームの構成 140
NetBackup カタログ 19
NetBackup カタログバックアップの構成
概要 141
NetBackup 管理コンソール
開始方法 136
NetBackup クライアントソフトウェア
UNIX クライアントの種類の追加 127
ローカルインストール 119
NetBackup クライアントのインストール
ローカル 119
NetBackup サーバー
ソフトウェアの削除 96
NetBackup サーバーソフトウェア
インストール要件 18
NetBackup サーバーの要件
Windows クライアント 104
NetBackup ソフトウェアの削除
UNIX クライアントについて 129
146
索引
Windows クライアント 133
NetBackup の管理
複数のバージョン 92
NetBackup の削除
UNIX クライアント 129
NetBackup のストレージデバイス
構成 138
NetBackup ボリューム
構成 140
NetBackup メディアキット
概要 15
NetBackup リモート管理コンソール
インストール 86
サーバーリストの構成 88
NTFS パーティション 19
rsh 方式 121
sftp 方式 126
ssh 方式 125
UNIX クライアントのインストール方式
概要 118
UNIX クライアントの追加 127
UNIX でのクライアントインストール
概要 116
P
Windows 2003/2008
サーバー構成 19
Windows クライアント
NetBackup サーバーの要件 104
NetBackup ソフトウェアの削除 133
インストールの制限 102
インストール方法 104
構成 116
サイレントインストール 105、115
システム要件 103
ユーザー権限 103
リモートインストール 104
リモートインストールの要件 104
ローカルインストール 104
ローカルインストールの要件 103
Windows クライアントソフトウェア
リモートインストール 109
Windows クライアントのインストール方式
概要 104
Windows クライアントのシステム要件
概要 103
Windows クラスタのインストールまたはアップグレードの
確認
クラスタアドミニストレータコンソール 79
Windows システムからの削除
NetBackup LiveUpdate 99
Windows でのクライアントインストール
概要 102
Windows での複数バージョンのインストール
NetBackup-Java 管理コンソール 91
Windows での複数バージョンの削除
NetBackup-Java 管理コンソール 92
PBX
UNIX クライアントからの削除について 129
ping コマンド 19
R
rsh 方式
UNIX クライアントのインストール 121
リモート UNIX クライアントのインストール 121
S
sequence
新規インストール 33
sftp 方式
UNIX クライアントのインストール 126
リモート UNIX クライアントのインストール 126
Shared Storage Option (SSO)
デバイス情報の格納 51、73
ssh 方式
UNIX クライアントのインストール 125
リモート UNIX クライアントのインストール 125
U
UNIX クライアント
NetBackup の削除 129
PBX の削除について 129
インストール方法 118
プッシュインストール 119
リモートインストール 119
ローカルインストール 118~119、127
UNIX クライアントのインストール
ftp 方式 123
V
verify
Windows クラスタのインストールまたはアップグレー
ド 79
W
索引
Windows 版 NetBackup リモート管理コンソール
概要 85
バックアップポリシーの作成 142
ロボットインベントリ 141
概要
あ
アクセス制御
ファイルの削除 98
アップグレード
NetBackup Server から NetBackup Enterprise
Server へ 84
既存のクラスタグループ 75
自動ファイル変更 79
インストール
Java ベースの Windows 管理コンソール 90
NetBackup リモート管理コンソール 86
UNIX クライアントの方式 118
UNIX クライアントのローカルインストール 119
Windows クライアントの方式 104
新しいクラスタグループ 75
インストール後の作業
クラスタインストール 78
インストールする方法
新規インストールの場合の順序 33
インストールの制限
Windows クライアント 102
インストール前
環境チェッカーについて 23
環境チェッカーの実行 23
インストールまたはアップグレード
クラスタ化されたサーバー 65
インストール要件
NetBackup サーバーソフトウェア 18
インベントリ
スタンドアロンドライブ 141
ロボット 141
オペレーティングシステム
ストレージデバイスの構成 27
オンラインホットカタログ
バックアップ 141
か
開始
NetBackup ウィザード 135
開始方法
NetBackup 管理コンソール 136
ガイドライン
カタログバックアップの構成 141
スタンドアロンドライブのインベントリ 141
デバイス構成 139
NetBackup-Java 管理コンソール 89
NetBackup Server の構成 135
NetBackup カタログバックアップの構成 141
NetBackup の UNIX クライアントの削除 129
UNIX クライアントのインストール方式 118
UNIX クライアントのリモートインストール方式 120
UNIX でのクライアントインストール 116
Windows クライアントのインストール方式 104
Windows クライアントのシステム要件 103
Windows でのクライアントインストール 102
Windows 版 NetBackup リモート管理コンソール 85
インストール前の環境チェッカー 23
サポート外のサーバーの種類の置換 29
ストレージデバイスの構成 27
バックアップポリシーの構成ウィザード 142
ライセンスキーエントリ 36
仮想 IP アドレス 75
仮想ホスト名 76
カタログバックアップの構成
NetBackup ウィザード 141
ガイドライン 141
環境チェッカー
インストール前の実行 23
概要 23
管理コンソール
旧バージョンのサポート 92
管理方法
複数の NetBackup バージョン 92
旧バージョンのサポート
管理コンソール 92
クライアント
UNIX クライアントのリモートインストール方式につい
て 120
サーバーへのコピー 127
初期インストール後の追加 127
ソフトウェアのプッシュインストール 127
クライアントソフトウェア
Windows でのローカルインストール 105
クライアントソフトウェアのプッシュインストール 127
クライアントのインストール
UNIX の方式 118
Windows の方式 104
クライアントのインストール方式
リモート UNIX クライアント 120
クラスタ
プライベートネットワーク 76
147
148
索引
クラスタアドミニストレータコンソール
Windows クラスタのインストールまたはアップグレー
ドの確認 79
クラスタインストール
インストール後の作業 78
クラスタ化されたサーバー
インストールまたはアップグレード 65
クラスタグループ
既存のアップグレード 75
構成 77
新規インストール 75
ホストの追加 75
クラスタグループ名 76
クラスタのインストールおよびアップグレード
要件 64
クラスタのインストールまたはアップグレード
Windows の確認 79
クリーニングメディア
バーコード規則 141
構成
NetBackup Server 135
NetBackup カタログバックアップ 141
NetBackup のストレージデバイス 138
NetBackup ボリューム 140
Windows クライアント 116
クラスタグループ 77
マスターサーバーとメディアサーバー 135
構成ガイドライン
NetBackup Enterprise Server 135
互換性
NetBackup-Java 117
ライセンスキー 36
さ
再起動
サイレントインストールまたはサイレントアップグレー
ド後 83
サイレントインストール
Windows クライアント 105、115
サイレントインストールまたはサイレントアップグレード
後の再起動 83
サーバー 81
削除
クラスタのサーバーソフトウェア 99
サーバー
サイレントインストールまたはサイレントアップグレー
ド 81
リモートインストール 53
サーバー構成
Windows 2003/2008 19
サーバーソフトウェア
クラスタでの削除 99
ローカルインストール 43
サーバーへのクライアントのコピー 127
サーバーリスト
NetBackup リモート管理コンソールの構成 88
サブネットマスク 75
サポート外のサーバーの種類
置換について 29
サポート外のマスターサーバー
置換する方法 31
サポート外のメディアサーバー
置換する方法 32
サポートされているロボット形式
このリリースでの検索 28
システム要件
Windows クライアント 103
自動ファイル変更
アップグレード後 79
新規インストール
順序 33
スクリプト
client_config 123、126
ftp を使用した install_client_files 123
install_client_files 125
sftp を使用した install_client_files 126
ssh を使用した install_client_files 125
スタンドアロンドライブ
インベントリ 141
スタンドアロンドライブのインベントリ
ガイドライン 141
ストレージデバイスの構成
オペレーティングシステム 27
概要 27
ストレージユニット
定義 140
制限とガイドライン
複数バージョンの NetBackup 管理コンソールのイ
ンストール 91
ソフトウェアの削除
NetBackup サーバー 96
た
置換
サポート外のマスターサーバー 31
サポート外のメディアサーバー 32
索引
定義
ま
ストレージユニット 140
デバイス構成
NetBackup ウィザード 138
ガイドライン 139
デバイス情報の格納
Shared Storage Option (SSO) 51、73
マスターサーバーとメディアサーバー
構成 135
メディアキット
内容の説明 15
は
バーコード規則
クリーニングメディア 141
バージョンの混在のサポート
NetBackup 7.1 14
バックアップ
オンラインホットカタログ 141
バックアップ形式
バックアップポリシー 142
バックアップポリシー
create 142
作成のガイドライン 142
バックアップ形式 142
バックアップポリシーの構成ウィザード
概要 142
パブリックネットワーク 76
ファイルの削除
アクセス制御 98
複数の NetBackup バージョン
管理方法 92
複数バージョンの NetBackup 管理コンソールのインストー
ル
制限とガイドライン 91
プッシュインストール
UNIX クライアント 119
プライベートネットワーク
クラスタ 76
変更
NetBackup 7.0 11
NetBackup 7.1 9
方式
UNIX クライアントのインストール 118
Winodws クライアントのインストール 104
複数バージョンの NetBackup サーバーを管理する
方法 92
ホストの追加
クラスタグループ 75
ボリュームの構成
NetBackup ウィザード 140
や
ユーザー権限
Windows クライアント 103
ユーザー主導の操作 103
ユーザー主導の操作
ユーザー権限 103
要件
クラスタのインストールおよびアップグレード 64
ライセンスキー 35
よくある質問事項
ライセンスキー 38
ら
ライセンスキー
互換性 36
要件 35
よくある質問事項 38
ライセンスキーエントリ
概要 36
リモート
UNIX クライアントのインストール方式について 120
リモート UNIX クライアントのインストール
ftp 方式 123
rsh 方式 121
sftp 方式 126
ssh 方式 125
リモートインストール
UNIX クライアント 119
UNIX クライアントの方式について 120
Windows クライアント 104
Windows クライアントソフトウェア 109
サーバー 53
リモートインストールの要件
Windows クライアント 104
ローカルインストール
UNIX クライアント 118
Windows クライアント 104
Windows のクライアントソフトウェア 105
サーバーソフトウェア 43
ローカルインストールの要件
Windows クライアント 103
149
150
索引
ロボット
インベントリ 141
ロボットインベントリ
ガイドライン 141
ロボット形式
サポート対象の検索 28