平成25年度∼平成29年度 新早島町地球温暖化対策実行計画 平成25年4月 岡山県早島町 目 次 第1章 基本的事項 1.計画目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.基準年度・計画期間・目標年度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 3.対象範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 4.対象とする温室効果ガス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 第2章 二酸化炭素の排出状況及び削減目標 1.基準年度の二酸化炭素排出量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 2.要因別の排出状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 3.削減目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 第3章 具体的な取組 1.目的達成のための取組内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 2.太陽光発電等の再生可能エネルギーの積極導入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 3.施設設備の改善等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 4.物品購入等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 5.その他の取組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 第4章 推進・点検体制及び進捗状況の公表 1.推進体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 2.点検体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 3.進捗状況の公表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 第1章 1 基本的事項 計画目的 私たちは、家庭生活や、事業活動、交通運輸などあらゆる場面でエネルギー や資源を大量に消費してきた結果、快適で便利な暮らしを手に入れた。 一方で、大気中に大量の二酸化炭素等の温室効果ガスを排出し、大気中の濃 度が増加することにより、地球の平均気温の上昇、海面上昇及び異常気象等が 生じた。さらには、植生・生態系の変化などの自然への影響、食糧生産や飲料 水への影響などを引き起こし、広範囲に及ぶ最も重要な地球規模の環境問題の 一つとなった。 本計画は、地球温暖化対策の推進に関する法律(以下「法」という。)第2 0条の3第1項に基づき都道府県及び市町村に策定が義務付けられている「温 室効果ガスの排出量の削減のための措置に関する計画」(以下、実行計画とい う。)として策定するものである。事務・事業の実施に当たっては、本計画に 基づき温室効果ガス排出量の削減目標の実現に向けてさまざまな取組を行い、 地球温暖化対策の推進を図ることを目的とする。 2 基準年度・計画期間・目標年度 基準年度を平成24年度とし、計画期間を平成25年度∼平成29年度まで の5年間とする。 目標年度については、平成29年度とする。 なお、実行計画の実施状況や技術の進歩、社会情勢の変化により、必要に応 じて見直しを行うものとする。 ※ 基準年度とは、各年度における温室効果ガス排出量の増減を比較検討 するための基準として、各地方自治体が独自に設定する年度をいう。 1 3 対象範囲 実行計画は、本町が行う全ての事務・事業とし、平成24年3月31日現 在の出先機関等を含めたすべての組織及び施設を対象とする。 ① 削減対象施設 削減対象施設は、 ・町が直接管理する本庁舎及び公共施設 ・町職員が常駐する施設 とする。 ② 削減対象外施設 削減対象外施設は、 ・町の直接管理下にない施設 ・町職員が常駐しない施設(街路灯、ポンプ場等) ・基準年以降に供用開始された施設 とする。 なお、指定管理者制度等により、外部委託を実施している事務・事業は 対象外であるが、可能な限り受託者に対して、実行計画の趣旨に沿った取 り組みを実践するように要請する。 また、基準年以降に供用開始された施設においても実行計画の趣旨に沿 った取り組みの対象とし、計画を見直すものとする。 (対象施設一覧) 施 設 名 施 設 名 早島町役場本庁舎 早島町一般廃棄物埋立処分地 早島町町民総合会館 早島町中央公民館 早島町立早島幼稚園 早島町立早島幼稚園 早島町立早島小学校 早島町立早島中学校 早島町斎場 早島町観光センター 早島町地域活動支援センター いかしの舎 早島町児童館 2 東分園 4 対象とする温室効果ガス 実行計画で、削減対象とする温室効果ガスは、我が国から排出される温室 効果ガスの中の二酸化炭素比率が 95%前後で推移していることから、温対法 第 2 条第 3 項に規定する、6物質のうち、二酸化炭素(CO2)のみを対象 とする。 温対法第 2 条第 3 項 3 この法律において「温室効果ガス」とは、次に掲げる物質をいう。 一 二酸化炭素 二 メタン 三 一酸化二窒素 四 ハイドロフルオロカーボンのうち政令で定めるもの 五 パーフルオロカーボンのうち政令で定めるもの 六 六ふっ化硫黄 各温室効果ガスの特性 温室効果ガス 我が国での排出実態 産業、民生、運輸部門などにおける燃料の燃焼 二酸化炭素(CO2) に伴うものが全体の 9 割以上を占め、温暖化へ の影響が大きい。 稲作、家畜の腸内発酵などの農業部門から出る メタン(CH4) ものが半分を占め、廃棄物の埋立からも2∼3 割を占める。 燃料の燃焼に伴うものが半分以上を占めるが、 一酸化二窒素(N2O) 工業プロセスや農業からの排出もある。 エアゾール製品の噴射剤、カーエアコンや冷蔵 ハイドロフルオロカーボン(HFC) 庫の冷媒、断熱発泡剤などに使用。 半導体製造用や電子部品などの不活性液体な パーフルオロカーボン(PFC) どとして使用。 変電設備に封入される電気絶縁ガスや半導体 六ふっ化硫黄(SF6) 製造用などとして使用。 3 第2章 1 二酸化炭素の排出状況及び削減目標 基準年度の二酸化炭素排出量 早島町の事務・事業における基準年度(平成24年度)の各種燃料及び電気 等の使用量及び二酸化炭素排出量は下記のとおりである。 項 目 使 ガソリン(㍑) 用 量 二酸化炭素排出量(Kg) 9,624.70 22,345 灯 油(㍑) 93,977.50 233,955 軽 油(㍑) 1,061.60 2,744 5286.43 31,548 1,639,056.00 1,193,233 液化石油ガス(LPG) (㎥) 電気使用量(Kwh) 合 計 1,483,826 早島町の事務・事業における二酸化炭素総排出量は下記のとおりである。 区 分 排出量(kg-CO2) 1,483,826kg-CO2 二酸化炭素(CO2) 4 2 要因別の排出状況 基準年度である平成24年度の二酸化炭素排出量を排出要因別に見ると、 他人から供給される電気の使用に伴って排出される二酸化炭素が全体の8 0%を占め、次いで灯油の使用量が16%、ガソリンの使用量が2%、その 他の使用量が2%を占めている。 2% 2% 16% 電気の使用 ガソリンの使用 灯油使用量 その他使用量 80% 3 削減目標 平成24年度を基準年度として、計画期間の最終年度である平成29年度 の二酸化炭素排出量を、5%削減することを目指す。 区 分 二酸化炭素(CO2) 基準年度排出量 平成24年度 1,483,826kg-CO2 5 削減目標 5% 目標年度排出量 平成29年度 1,409,635kg-CO2 第3章 1 具体的な取組 目標達成のための取組内容 温室効果ガスの削減に努めるため、町の有する施設の管理、運用、物 品の購入にあたり可能な限り温室効果ガスの排出の少ない方策を提示し、 職員一人ひとりがその方策を遵守するとともに、建物の構造、設備機器 の導入及び公共工事の発注に際しては再生資材の利用を促進するなど、 環境への負荷に配慮することとする。 その際には、各組織や施設での状況を勘案し、自主的かつ積極的な取 組を行う。 2 太陽光発電、風力発電等の再生可能エネルギーの積極導入 ・早島幼稚園に、太陽光発電を平成22年度に導入。 (平成22年9月から開始) ・早島小学校に、太陽光発電を平成22年度に導入。 (平成22年8月から開始) ・早島中学校に、太陽光発電を平成22年度に導入。 (平成23年4月から開始) ・早島町地域活動支援センターに、太陽光発電を平成22年度に導入。 (平成23年1月から開始) ・その他庁舎を含め順次、太陽光発電システム・コージェネレーション(熱 電供給)システムや夜間電力を利用した蓄電設備等の導入を検討する。 6 3 施設設備の改善等 ・施設の新築、改築をする際は、環境に配慮した工事を実施するとともに、 環境負荷の低減に配慮した施設等を整備し、適正な管理に努める。 ・公用車の更新時に、小型車や低燃費車、ハイブリットカー、電気自動車の 導入を図る。 ・公共施設の緑化を推進する。 4 物品購入等 ・電気製品等の物品の新規購入、レンタルをする時には、省エネルギータ イプで環境負荷の少ないものの購入に努める。 ・事務用品は、 詰め替えやリサイクル可能な消耗品を購入する。 ・環境ラベリング(エコマーク、グリンマーク等)対象製品を購入する。 5 ① その他の取組 電気使用量の削減 ・効果的、計画的な事務処理に努め、夜間の残業の削減を図り照明の点 灯時間の削減に努める。 ・昼休みの消灯や時間外の不必要箇所の消灯を行う。 ・トイレ、調理室等に利用者がいない場合は消灯する。 ・退庁時に身の回りの電気器具の電源が切られていることを確認する。 ・OA機器等の電源をこまめに切るように努める。 ・毎週水曜日を「ノー残業デー」とし残業の縮減に努める。 ・電気製品を購入するときは、消費電力や待機電力の少ない機器を購入 する。 7 ② 自動車の燃料使用量の削減 ・出張時には、可能な限り電気自動車、ハイブリッド車を使用する。 ・県外出張時には、可能な限り電車等公共交通機関を利用する。 ・県下統一ノーマイカーデー(岡山県)及びスマート通勤(国土交通省) に積極的に協力する。 ・急発進、急加速、急ブレーキはしない。 ・車両を適正に整備、管理し、排気ガスの削減に努める。 ・公用車から離れる時は必ずエンジンを切り、無駄なアイドリングは控え る。 ・電気自動車の利用を促進する。 ・近いところはできるだけ自転車等を使用する。 ・目的地が近い場合は、相乗り運転を励行し、効率使用に努める。 ③ ゴミの減量、リサイクル促進 ・物品の再利用や修理による長期利用に努め、ゴミの減量化を図る。 ・廃棄物の分別排出の徹底に努める。 ・使い捨て容器の購入は極力控える。 ・イベント等の弁当については、納品業者に回収を義務づける。 ・資源ごみの分別を徹底する。 ・自動販売機を利用した際の空き缶やペットボトル等は、指定の場所へ返 却する。 ④ 用紙等使用量の削減 ・庁内メールや掲示板等を利用し画面で確認できるものについては極力印 刷を行なわない。 ・職員個々のICカードを発行し、コピー用紙使用量の削減に努める。 ・両面印刷、裏面コピーを徹底し、用紙の削減に努める。 ・リサイクル用紙の購入に努める。 ・環境に配慮した物品の購入に努める。 ・事務用品(フラットファイル等)は繰り返し利用する。 8 ・使用済用紙(カレンダー、ポスター等)の裏面を使用する。 ・消耗品の購入にあたっては、包装や容器を省いたものを購入するなど工 夫し、ごみの削減に努める。 ・庁舎内外を問わず、会議や打ち合わせには、原則として封筒を使用しな い。 ・庁舎内外及び行政機関への発送は、原則として再利用封筒を使用する。 ・社内メールや掲示板を活用する。 ・窓口での封筒の手渡しは、極力避ける。 ⑤ 水道 、燃料の使用量の削減 ・日常的に節水を心がける。 ・自動水栓、節水コマなどの節水型機器の導入に努める。 ・必要以外の洗い物をしない。 ・洗剤の使用量は必要最低限とし、洗い水の使用量を最小限にする。 ・給湯施設やガスコンロ等の使用を工夫し、燃料の使用を削減する。 ⑥ 環境保全に関する意識向上、率先実行の推進 ・職員向けに環境保全研修等を行う。 ・ノーマイカーデーなど、環境保全を奨励する日や月間を独自に設ける。 ・職員が参加出来る環境保全活動について、必要な情報提供を行う。 ・クールビズ・ウォームビズを推進する。 ・施設の冷暖房は、利用状況に応じた管理を行う。 9 第4章 1 推進・点検体制及び進捗状況の公表 推進体制 「推進本部」「推進担当者」「事務局」を設け、計画の着実な推進と進行管理 を行う。 (1)推進本部 町長を本部長、副町長を副本部長とし、その他、管理職等の構成員をもっ て組織する。 計画の策定、見直し及び計画の推進点検を行う。 (2)推進担当者 各課及び各出先機関に1名以上の「推進担当者」を置く。「推進担当者」 は計画の推進及び進捗状況を把握しつつ、事務局と点検し、計画の総合的な 推進を図る。 (3)事務局 事務局を環境産業課に置き、計画全体の推進及び進捗状況を把握し、総合 的な進行管理を行う。 2 点検体制 「事務局」は、「推進担当者」をとおし、定期的に進捗状況の把握を行い、 「推進本部」において年1回の点検評価を行う。 3 進捗状況の公表 計画の進捗状況、点検評価結果及び、直近年度の温室効果ガス排出量につい ては、年1回町広報誌やHP等により公表する。 10 新早島町地球温暖化対策実行計画 平成25年4月 〒 発 行 早 島 町 編 集 早 島 町 701-0303 環境産業課 岡山県都窪郡早島町前潟360番地1 TEL 086-482−0615 FAX 086-482−0652
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