臨 床 研 修 医 初 期 後 期 - 岩手県

平
第1巻 第1号
発行日
成
岩手県立
26
年
度
初 期 学校
臨 床 研 修 医
後 期
/学級新聞 のタイ トル
募
集
要
項
恵まれた環境でより実践的な臨床研修
岩手県立大船渡病院
岩手県立大船病院の概要
診療科
内科(消化器科)・循環器科・神経内科・呼吸器科・血液内科
産婦人科・小児科・脳神経外科・整形外科・泌尿器科・外科
耳鼻咽喉科・眼科・皮膚科・麻酔科・精神科・放射線科・病理科
形成外科・リハビリテーション科
病床数
一般病床 350床
精神病床 105床
結核病床 10床
感染症病床 4床
救命救急センター病床 20床
計 489床
交通アクセス
●車
東北縦貫道路・水沢
ICから大船渡方面
に約2時間
●バス
岩手県交通
仙台⇔大船渡線(盛
駅前下車、車5分)
又は一関⇔大船渡
線(大船渡警察署前
下車、徒歩5分)
ワンポイント!
岩手県立大船渡病院の臨床研修応募のメリット
岩手県立大船渡病院は、岩手県南沿岸のセンター病院の機能を果たしています。高度先進医療などの
特殊な分野を除いて、医療圏のニーズをほぼ満たす地域完結型の病院を目指しています。また、救命救急
センターも併設しており、岩手県南沿岸の救急医療を一手に担っており、1次から3次救急まで対応してい
ます。救急医療研修にも積極的に取り組んでいます。医師の初期研修に必要なプライマリケアの習得、専
門医への適時適切な紹介、引渡しができる技量・判断力の獲得ができます。また、最新の医療機器設備に
恵まれており、最新機器での診断・治療ができます。また、地域医療で必要な診療所や介護施設を体験する
ことにより、医療・保健・福祉を包括して見る目を養ってもらいたいと思っています。また、初期研修終了後
の専攻科、後期研修につながる一貫した指導もプログラムには配慮しております。
臨床研修を志す諸君へ
当院は南三陸に位置する気仙医療圏の中
核となる病院で、研修指定病院であります。岩
手県南沿岸のセンター病院として年間約
16800人の救急患者が訪れる救命救急セン
ターを併設しており、プライマリー研修習得には
十分な機会があります。また、医局の先生方
も、研修医の教育には熱心であります。恵まれ
た環境暖かい雰囲気の当院で研修なされるこ
とを是非お勧めいたします 。
病院長
救急救命センター長
副院長・医療研修科長
伊藤達朗
小笠原敏浩
岩手県立大船渡病院は地域病院でありな
がら救命救急センターを併設する地域セン
ター病院です。そのため、恵まれた設備・恵ま
れた環境の中でプライマリーケアの研修から3
次救急医療の研修まで行うことができます。
また、医療は日々進歩しています。新しい技
術や医療も学ばなければなりません。当院は
新しい医療にもチャレンジしています。医療の
スペシャリストを目指す諸君、実地医家として
総合医療・地域医療を目指す諸君の積極的
な応募を期待しています。
当院は中規模病院であり、そのメリットはお
互いの「顔」が良く見える点です。研修医と指
導医間はもちろん、各診療科間の垣根なく、
よいコミュニケーション環境にあります。また、
見学ではなくチーム医療の戦力として診療に
関わる機会が多くあるため、より多くの臨床
経験を積むことができるのもメリットの一つで
す。救急患者を診察する機会も多く、実地臨
床医としての研修に適しています。
副院長・第1外科長
中野達也
初期臨床研修の概要
初期臨床研修の特色
プライマリーケアを中心としたプログラムで、特に救急医療の実践に力を入れて
います。自由選択は、将来を見つめた研修を自ら構築できるプログラムとなってい
ます。募集定員は6名です。
初期臨床研修の目標と概要
岩手県立大船渡病院(基幹型臨床研修病院)は救命救急センターを併設して
おり、プライマリー研修と救急医療の実践など初期研修のトレーニングとして最適
な場を提供しています。また、関連する診療科とのコンサルテーションや協同診療
など医師として必要な協調的姿勢を身につけることを目標にしています。地域医
療研修は岩手県立(高田病院・千厩病院・遠野病院)及び圏域内福祉施設等で
研修し、地域の医療と健康に貢献し、医療の原点である「こころ」をもちながら真
摯に病気や患者に接する態度を身につけることを目標とします。
基本ローテイト
(1年次)
月
4
分野
5
オリエン
テーショ
ン
(2年次)
月
4
分野
6
7
8
9
10
内科系6ヶ月
5
6
7
自由選択
8
9
地域
11
12
外科系
10
11
12
1
2
3
周産期
救急 精神科 (小児科・
産婦人科)
1
2
3
自由選択
初期臨床研修医の身分・処遇
1)身分:
2)給与:
3)宿舎:
4)休暇:
5)学会:
6)保険:
臨時医務嘱託
1年次:月額360,000円、2年次:410,000円
(宿日直手当、超過勤務手当等実績に応じて支給)
公舎を貸与(有償) 2DK
年次休暇 10日(年間)、年末年始・夏季・特別休暇あり
学会旅費 90,000円(年間)
全国健康保険協会管掌健康保険、厚生年金保険及び雇用保険加入
基本ローテイトの説明
基本ローテイトの説明
オリエンテーションは希望する診療科に配属します。
必修の内科系は、消化器科・循環器科を基本にローテイトします。
必修の救急は、救命救急センターで1ヶ月配属しますが、残り2ヶ月は外科系診
療科に配属します(日当直20回で救急研修1ヶ月とします)。
また、精神科1ヶ月、地域医療1ヶ月は高田病院、遠野病院、千厩病院及び住田
地域診療センターほか圏域内福祉施設等を選択して研修します。
選択必修は周産期1ヶ月(小児科又は産婦人科のどちらか1科を選択)とします。
自由選択内容
内科系(消化器科・循環器科・血液内科)
外科系(外科・脳神経外科・整形外科・泌尿器科・産婦人科・眼科)
小児科、精神科、地域医療、保健医療
ワンポイント!
臨床研修説明会でのポイント
臨床研修説明会では受け手(病院)
は研修医獲得のため病院のメリットのみ
を強調する傾向があります。冊子・チラシ
類に書かれていないことを積極的に質
問することをお勧めします。また、たくさ
んの病院を見学し、自分の目で確かめる
ことをお勧めします。
ワンポイント!
たすきがけ方式とは
岩手県では、たすきがけ方式を推奨しています。県内の臨床研修11病院と
「イーハトーヴ臨床研修病院群」を構成し、内科、救急部門、精神科、麻酔科、産
婦人科、小児科及び自由選択を研修医の希望する病院で研修できる体制を構築
しています。「イーハトーヴ病院群」は、岩手県立中央病院、盛岡赤十字病院、岩
手県立胆沢病院、岩手県立磐井病院、岩手県立大船渡病院、岩手県立釜石病
院、岩手県立宮古病院、岩手県立久慈病院、岩手県立二戸病院、北上済生会
病院、岩手県立中部病院の11病院です。
後期臨床研修医の募集概要
後期臨床研修医の特色
2年以上の初期研修を終了した医師が対象で、研修期間は2~4年間です。
内 科 系(循 環 器)、外 科 系(外 科・脳 神 経 外 科・整 形 外 科・泌 尿 器 科・産 婦 人
科)、小児科、精神科の専門研修が可能です。定員は、1学年6名です。随時受
け付けております。
認定医専門医取得
内科認定医:臨床研修2年+教育病院、又は教育関連病院1年
内科専門医:内科認定医取得後 3年(教育病院1年+教育関連病院2年)
内科認定医取得後、教育関連病院で5年
外科専門医:4年研修後予備試験受験、合格後1年(計5年)
消化器外科専門医:初期臨床研修後5年
脳神経外科専門医:学会入会後4年、研修6年
産婦人科専門医:学会入会及び研修5年
出願手続き
必要書類
①健康診断書
②医師免許証(写し)
③大学卒業証明書
④在職証明書
応募受付
岩手県立大船渡病院 0192-26-1111
事務局まで
選考方法
面接および書類審査
後期臨床研修医の身分・処遇
1)身分:
2)年収:
3)宿舎:
4)休暇:
5)学会:
6)保険:
岩手県医療局 正規常勤医師
約1,200万円
公舎を貸与(有償) 2DK
年次休暇 20日(年間)、年末年始・夏季・特別休暇あり
学会旅費 200,000円(年間)
地方職員共済組合、
新しい分野へのチャレンジ
災害医療
当院は2003年以来、日本海溝型地震津波
に備えマニュアルを整備し、病院と気仙圏域
(大船渡市・陸前高田市・住田町)の連携した
訓練を定期的に行い、各職員の役割を確認し
院 内 設 備 の 整 備 点 検 を 行 っ て き た。さ ら に
2009年に同地震津波災害時の県内の災害
医療体制を提案し県保健福祉課、県総合防
災室、花巻空港事務所、県内DMATなどと域
内搬送・SCU運用訓練を実施し制度策定を
行ってきた。東日本大災害での大船渡病院の
急性期災害医療活動、および当地区の亜急
性期~慢性期保健医療活動は準備してきたシ
ステムにより、また地域の実情を考慮したマ
ネージメントにより順調に行われました。
遠隔医療(遠隔妊婦健診・胎児超音波動画伝送)
産科医師不在地域においても妊婦健康診査を
受けることができる体制を確保するため、モバイル
CTG超音波動画伝送を活用した遠隔妊婦健診を
実施し、妊婦の通院に伴う負担軽減を図っていま
す。緊急搬送・搬送時に母体情報、胎児情報をリ
アルタイムで搬送先病院へ伝送する実験は、釜石
病院-大船渡病院(地域周産期母子医療セン
ター)への救急搬送の際に利用しており、胎児心
拍数の状況と緊急性の判断を救急車到着前に把
握できることが明らかとなりました。これにより、救
急車が到達する前に帝王切開等の準備ができ、
母子の救命率があがります。
胎児超音波画像伝送
産科医師不足においても安心・安全なお産を
確保するため、必要な医療機関に超音波診断装
置を設置するとともに、超音波動画伝送システム
の実証を行っています。これは、助産院や助産外
来で助産師の超音波画像利用技術のスキルを高
めるためにも、超音波動画伝送は有効です。
診療部門
地域医療を守るために新しい知識・技術・設備を駆使し
た診断と治療をおこないます。
外
来
1日平均770人の患者さん
が診療を受けています。オーダ
リングシステムによる再診予約
や再来受付機・自動支払機を
導入して、待ち時間の短縮を
図っております。
各外来診療科には、医療ク
ラークを配置して外来診療支
援を行っております。
病
棟
入院ベッド数は一般病床350床、精神病床105床、結核病床10床、感染症
病床4床、救命救急センター20床の計489床です。1日平均320人の患者さん
が入院治療を行っております。また、年間約2000件の手術件数があります。内
視鏡手術など新しい治療にも積極的に取り組んでいます。
看護スタッフとの定期カンファレンス風景
新生児室のなごやかな風景
救命救急センター
最新の設備と技術で地域住民の大切な命を守ります。
救命救急センター
平成23年の救急外来総患
者 数 は 約 15821 人 で あ り、1
日平均43人、うち救急車の受
入れは1日平均7件です。
地域の救急医療を一手に
担っており、救急医療・プライ
マリー医療に充分な研修の機
会があります。
ワンポイント!
臨床研修病院の選び方
岩手県での臨床研修病院は岩手県立中央病院、盛岡赤十字病院、岩手県立
胆沢病院、岩手県立磐井病院、岩手県立大船渡病院、岩手県立釜石病院、岩
手県立宮古病院、岩手県立久慈病院、岩手県立二戸病院、北上済生会病院、
岩手県立中部病院の11病院です。 いずれの病院も指導体制が十分整っていま
す。必ず、いくつかの病院を見学してから進路を決めるようにお勧めします。
充実した指導体制
カンファレンス
臨床研修医も立派な医師として
診療にあたります。各診療科では
カンファレンスを通じて臨床研修医
に積極的に討論してもらい実践力
を身につけてもらいます。
また、臨床研修医による症例検
討会も毎月開催しています。
実技指導
実践的な臨床研修を行うために実技
指導を重視しています。救命救急セン
ター長を中心とした指導体制は他の研修
病院では体験できない充実した内容に
なっています。
臨床教育
患者の診療を行いながら学ぶ臨床教
育を行っております。実践力のある臨床
医を育てるとともに患者を診る「こころ」
を持ち合わせた医師を養成することを目
標としています。
恵まれた環境で実践的な研修
検査
病理科では県南の病理診断を一手
に引き受けています。またテレパソロ
ジー(遠隔病理診断)で病理医師不在
の病院の診断も支援しています。
救命救急センターも含め最新の検査
機器を利用して診断を行っております。
治療
経皮的冠動脈インターベンション
(PCI)や消化器内視鏡治療も行ってお
ります。また、年間約2000件の手術件
数、がん治療専門施設として化学療
法・放射線治療に力をいれています。ま
た、内視鏡手術にも積極的に取り組ん
でいます。
経皮的冠動脈インターベンション
経尿道膀胱結石砕石術
研修・診療を支える設備
図書館
図書館では日常診療、研修を
支援するため多くの資料を揃え
ております。また、オンライン文献
検索ができます。
医療クラーク
各外来診療科には医療クラー
クを配置して外来診療支援をおこ
な って い る ほか、1 5名 の 医 療 ク
ラークが研修支援も行っていま
す。
宿舎
宿 舎(2DK、バ ス、水 洗ト イ レ、駐
車場付)を準備しています。また、研
究室に専用のデスク・ロッカーを準
備し快適な研修ができるように配
慮しています。(写真は病院から徒
歩3分の合同宿舎)
明るく快適な病院をめざします
受付カウンター
外来受付は、6つの受付カウンター
を配置して、診療の効率化と待ち時間
の短縮を図り、明るく丁寧に患者さん
に対応しております。
緩和ケア
緩和医療科長及び緩和ケア認定看
護師を中心に緩和ケアチームコアメン
バーによるミーティング・カンファレンス・
ラウンドやオピオイド回診を行っておりま
す。また、外来にがん情報コーナーを設
置し利用していただいております。
助産外来
産婦人科外来では助産師の専門性
を発揮できる助産外来を開設してお
り、非常に好評です。妊婦さんとご主
人に参加して頂き、妊娠の経過や悩み
の解決に役立てています。
認定・教育専門病院指定
学会認定施設
日本外科学会外科専門医制度修練施設
日本循環器学会専門医研修施設
日本救急医学会救急科専門医指定施設
日本静脈経腸栄養学会NST稼動施設
日本整形外科学会認定医研修施設
日本脳神経外科学会認定医制度指定訓練場所
日本泌尿器科学会専門医教育施設
日本周産期・新生児医学会暫定研修施設
日本産婦人科学会認定制度卒後研修指導施設
母体保護法指定医師研修機関
日本病理学会研修登録施設
日本臨床細胞学会認定施設
日本がん治療認定医機構認定研修施設
日本高血圧学会認定研修施設
日本脳卒中学会専門医認定制度研修教育病院
日本緩和医療学会認定研修施設
大船渡病院周辺
復興した飲食店街
客船 飛鳥(あすか)
五葉温泉
滝観洞(ろうかんどう)
岩手県立大船渡病院
〒022-8512
岩手県大船渡市大船渡町字山馬越10番地1
電話 0192(26)1111
FAX 0192(27)9285
Email: [email protected]
ホームページ: http://oofunato-hp.com