鶴岡市男女共同参画計画に掲げた「具体的取組み」の実施状況と今後の展開 資料 平成25年2月現在 基本方針Ⅰ「男女共同参画の意識の確立」 施策の方向1 主な施策① 性別による固定的な役割意識の変革 市民への各種情報の発信、普及啓発活動の強化 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 男女共同参画を推進する拠点機能の設 早期実施 置検討 男女共同参画や女性に関する施策を 推進するための拠点機能、及び具体的 取組みについて検討し、設置を目指す [企画調整課] 平成23年度の取組み実績 [「計画の推進」の項目に別途記載] 平成24年度以降の展開 [「計画の推進」の項目に別途記載] ・24 年度も国、県等からの情報収集と市民へ の提供を継続し、市ホームページからの総合 的な情報発信に力を入れている。 ・今後は計画の進捗状況についても情報発信 していくほか、市広報での特集記事や機関紙 の発行について検討する。 早期実施 各種情報の発信の強化 男女共同参画に関する様々な情報を提 供するため、機関紙やホームページ等 を用いた発信を行う [企画調整課] ・国、県や県男女共同参画センターより提供されるパンフ等 の市内各所への配置、市広報への記事掲載を実施した。 ・新たに策定した鶴岡市男女共同参画計画の内容につい て、市広報 H23.7.1 号の特集記事として発信した。 ・市ホームページに男女共同参画の情報発信サイトを新設 し、イベント・募集や相談窓口等各種情報提供を開始した。 実施 男女共同参画推進事業の実施 シンポジウム等の開催を通し市民へ の意識啓発やよりよい学習機会づくり [企画調整課] を行う [社会教育課] ・23 年度は、市独自では意識啓発や学習機会づくりの機会 ・24 年度は、市民の企画参加による啓発イベ ントを開催する。(25 年 3 月 3 日実施) となるシンポジウム等イベントは行っていない。 [別資料] ・当面は、毎年啓発イベント事業を実施する方 向で検討する。 (継続実施) 山形県男女共同参画センター「チェリ ア」等との協力による広報・啓発活動 チェリアの活動への協力や県の取組 みに積極的に協力し、市民の意識向上 を図る ・平成 23 年度庄内地域男女共同参画講座 「子どもはぜん ぜん、悪くない」佐藤弘道氏講演会(参加者数:500 名(男性 85 名、女性 415 名)、会場:酒田市民会館)を実施。 ・チェリア主催の各種事業の周知、情報提供 講演会の周知等協力、チェリア活動に関する女性団体等へ の周知やチラシ等配布などを行った。 [社会教育課] -1- ・平成 24 年度庄内地域男女共同参画講座 「こころの居場所・育つ場所」落合恵子講演会 (300 名、会場:庄内町希望ホール)を実施。 ・今後もチェリアや庄内各市町と連携し、庄内 地域男女共同参画講座、「チェリア」の各種事 業の周知などを行っていく。(H25 年度庄内地 域男女共同参画講座:鶴岡市で開催予定) 続き 計画の「具体的取組み」 「男女共同参画週間」に、県や市町村、 (継続実施) 企業、ボランティア・NPO団体、女 性団体が連携して普及啓発を行う [企画調整課]ほか 主な施策② 平成23年度の取組み実績 目標 [主担] ・例年、男女共同参画週間を周知する記事を市広報に掲載 ・今後は、山形県、チェリアの協力によるパネ している。 ル展示や、市内男女共同参画グループ等と連 携した活動など、普及啓発活動の強化を検 討・実施する。 男性に対する男女共同参画意識の普及啓発の推進 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 平成23年度の取組み実績 (特に設定なし) 施策の方向2 主な施策① 平成24年度以降の展開 平成24年度以降の展開 ・男性に対する男女共同参画意識の普及のた め市HPや推進シンポジウム等で啓発を図る。 家庭での男女共同参画の推進 夫婦や家族全員で家事育児に協力し合う意識づくり 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 未 実 施 → 年 2 回 ・「イクメン講座」の実施(年3回延べ 54 組の父子参加) 父親育児教室の開催 父親が家庭で果たす役割の認識と積極 開催 親子で触れあう遊びの紹介、育児のワンポイント講話、親 的に子育てに関わる意識の醸成を促す 子での絵本読み聞かせなどを行った。参加者からは好評で 父親の育児参加へのきっかけ作りとしては効果が高いと思 [子育て推進課] われる。 ・24 年度は同講座の回数を年 4 回に増やし、 そのうち 2 回は日曜日開催とした。延べ 63 組、 126 人の父子が参加。 ・父親の育児参加を進めるため、今後も継続 する予定。 (継続実施) 家庭教育支援講座等の実施 ・幼稚園、保育所、小中学校等におい て、乳幼児期・学童期・思春期等、子 どもの各成長期における子育ての課 題や悩みの解消など、課題別の講座 を開講する ・家庭での子どもや孫達との関わり方 [社会教育課] について学ぶ機会を設ける ・家庭教育支援講座推進事業の実施 本市の小中学校、幼稚園、保育園、児童館において保護 者が多く集まる機会を活用し、子どもの成長各期における 子育ての悩みや課題に関する親の学びの機会を提供(実 施施設 58 箇所。各講座の講師謝礼を支出) 具体的事例を交えた子どもへの関わり方の講話や、メディ アの子どもの成長への影響や姿勢の大切さ等心身の成長 に関する講座等もあり、多様な学びの機会となった。 ・本事業は親への学びの機会を提供し家庭教 育に役立ててもらうことが目的であり、継続す ることでより効果が図られる。本事業が浸透し てきており、講座の開催が恒例となった施設が 増えている(1月現在、実施施設 60 箇所)。 ・今後、講座内容がマンネリ化せず多様な学び が提供できるよう講師情報の提供等の支援を 行っていく。 (継続実施) 親子ふれあい講座の開催 親子リトミックや親子クッキングな どの活動を通し、男親・女親を問わず 親子のコミュニケーションを高める機 [女性センター] 会をつくる ・親子リトミック(全5回 参加 25 組)、親子クッキング(参加 12組、うち父親参加は1組)を実施。託児付きとするなど参 加拡大に努めている。 ・24 年度は、前年同様に親子リトミック、親子ク ッキングを開催した。(父親参加1組) ・特に父親の参加を促すため、今後父子を対 象とした親子クッキングも検討したい。 -2- 主な施策② 男性の家事労働を支援する取組みの実施 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] (継続実施) 男性料理講座の開催 講座の実施を通じ、男性の生活の自 立と、家事を男女ともに担える環境づ くりを支援する [女性センター] 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・男性料理講座(1回、参加9名)を実施。テーマは、家族が 病気になったときに作ってあげたい料理。定員 20 名に 12 名の申込みと少ない。ニーズはあると考えるが、タイトル、メ ニュー、日程について一層の検討が必要。 ・24 年度は男性料理教室を3回開催し、男性 が楽しく家事参加できるよう促している(定員 12 名で概ね満員で実施している)。 ・25 年度は同講座を4回予定し、団塊の世代 など退職後の男性を意識した企画で、よりニー ズに合わせた形で実施することを検討したい。 施策の方向3 世代間の理解、協力を深める学習・教育の推進 主な施策① 世代間の理解、協力を深める学習・教育の推進 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 実施 三世代同居家族の理解を深める学習 三世代同居家族における世代間の理 解と協調のため、保育園や幼稚園・小 学校等において、父母・祖父母を対象 に、子育ての方法や家族内の役割分担 [子育て推進課] 等について学習する機会を設ける 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・保育園や小学校の祖父母参観、子ども家庭支援センター の育児講座などを開催し、世代間の交流や理解を図った。 ただ、実施内容は主催者によってまちまちなため、家族内 の役割分担を考えるような内容にはなっていないのが現状 である。 ・各事業を継続しながら、講座等の開催に合わ せ、三世代同居の良さを紹介したり家族内の 役割分担を学習したりできるようなチラシを配 布するなどの方法も検討していく。 -3- 施策の方向4 主な施策① 若い世代に対する意識の啓発 学校での男女共同参画に関する学びの推進 計画の「具体的取組み」 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 心の教育の充実と「生き方指導」の推進 (継続実施) 致道館教育の理念の一つ「個性重視」 を踏まえ、新鶴岡市子ども像の指導・ [学校教育課] 啓発などを通し、社会力と思いやりの 心を育てる教育を進める ・新鶴岡市子ども像の指導・啓発などを通し、性別に関係な く、ひとりの人としての生活能力の習得や、個性、能力を伸 ばす教育の充実に努めている。 今後においても同様の授業を通した取り組みを継続して いく。 ・「男女の平等」「男女共同参画」については、 学習指導要領の中に示されている必ず指導す べき内容であり、今後も継続して着実に指導を 積み重ねていく。 小中学校における道徳教育、家庭科学 (継続実施) 習の推進 学習指導要領「道徳」に示されている 内容項目の一つである「男女の平等」の 指導を充実するとともに、衣食住に関 [学校教育課] わる生活能力の育成、家庭生活での家 族の協力についての理解を図る ・男女共同参画は小中とも道徳の単元に組み込まれ、男女 の協力、人格の尊重を学んでいる。家庭科では自立した人 間として家庭生活を送ることができる技能の習得などにつ いて着実に学習している。 現在の子どもたちは、自然に男女の平等性について受け 入れており、男女の平等に関する意識は高い。 同上 (継続実施) 「人権」についての学習の充実 中学校社会「公民」の学習において、 平等権等の理解とともに「男女共同参 [学校教育課] 画社会基本法」の理解を図る ・社会科では「男女共同参画社会」実現にむけた法律の整 備、取組みの内容について学習している。 今後においても同様の授業を通した取り組みを継続し ていく。 同上 主な施策② 目標 [主担] 将来を担う青少年や子育て世代を中心に、それぞれの世代に合った男女共同参画学習の充実 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 中学生などに対するふれあい講座等の (継続実施) 実施 小中学生や高校生が、乳幼児とふれ あう体験や男女の体の変化の理解、家 庭の役割などを学習する機会を設ける 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・朝日中学校で 3 年生を対象に思春期ふれあい講座を実施 将来の妊娠に向け、命の大切さを学ぶ講義や赤ちゃん抱 っこ・妊婦体験などを行った。 ・中央児童館で中高生と赤ちゃんのふれあい事業「こんに ちは!赤ちゃん」を実施。 ・24 年度も 23 年度と同様に継続して実施し ている。 ・中央児童館で実施している高校生と赤ち ゃんのふれあい事業は、24 年度は 7 月と 11 月に開催し、 赤ちゃんと保護者が延べ 18 組、 高校生が延べ 19 名参加した。 (2回開催 あわせて高校生17人、赤ちゃんと保護者13組が参加。) [子育て推進課] ほか 参加した中高生からは、自分も大事に育てられたという実 感、命の大切さや家族の役割を学んだ、将来自分が子ども を持った時に役立てたい、などの感想が返っている。 -4- 基本方針Ⅱ「個性と能力を発揮していきいき働ける環境の整備」 施策の方向1 主な施策① 男女とも力を発揮して働ける職場環境づくり 事業者等における男女共同参画に関する法律・制度の普及啓発 計画の「具体的取組み」 平等な待遇確保等の啓発 労働基準法、男女雇用機会均等法な ど平等な待遇確保に係る法令の改正機 会を捉えて、県などの関係機関と連携 し遵守についての普及、啓発活動を行 う 主な施策② 目標 [主担] (継続実施) 平成23年度の取組み実績 ・山形労働局より提供を受けた男女雇用機会均等法、パー トタイム労働法関係の啓発資料を庁舎内に掲示した。 [商工課] 平成24年度以降の展開 ・24 年度は県労働委員会労働相談会の情報 などを数回、市広報や市ホームページにてお 知らせした。 ・今後も法改正などの情報収集に努め、迅速 な普及、啓発活動を実施するとともに、山形 県、山形労働局との連携、協力を図っていく。 スキルアップ機会の充実、再就業等支援の充実 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 再就業支援制度の周知 実施 子育てしながら就職を希望する人に 対し就職支援を行うマザーズハローワ ーク事業(山形労働局)の周知等に関 する協力を行う [商工課] 就業支援事業の実施 (継続実施) 家庭内での仕事を希望する育児中の 母親などを対象とする内職の求人開拓 と斡旋を行う [商工課] 平成23年度の取組み実績 ・市が設置する「鶴岡ワークサポートルーム」にて、内職相 談、就業・生活相談に来訪された者にマザーズコーナーを 紹介したり、またその逆など、相互の窓口紹介を行った。 ・家内労働者・若年者等就業支援事業の実施 家庭の状況等により雇用関係に基づく就業が困難な者に 対し「内職」による就業を支援する業務(内職相談)のほ か、若年者就業支援業務(キャリアカウンセリング)等を行 った。 (相談 4,641 件、求職登録者 595 人、斡旋数 173 件、 求人数 846 件) -5- 平成24年度以降の展開 ・24 年度も「鶴岡ワークサポートルーム」とマザ ーズコーナーの相互紹介を継続して実施した。 ・今後は、子育て推進課窓口(保育園児募集 時等)での周知協力やハローワーク鶴岡マザ ーズコーナーでの保育関連情報の提供を検討 していく。 ・24 年度は就業支援事業として引き続き内職 相談を行っており、求人・求職者数とも堅調な 利用率となっている。 ・継続的、安定的に業務を行っており、効果を 上げていることから、今後も可能な限り継続実 施したい。 施策の方向2 主な施策① 仕事と家庭の両立しやすい環境づくり 働き方の見直しを促す取組みの推進 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 (継続実施) 一般事業主行動計画の策定の推進 次世代育成支援対策推進法に基づ き、従業員 100 人以下の事業所に対 し、山形労働局と協力して制度の周知 を行い、計画策定率の向上を図る [商工課] (101 人以上は平成 23 年 4 月以降義務化) [子育て推進課] ・10 月 15 日と 16 日に開催された「つるおか工業博覧会20 11」では、山形労働局雇用均等室より、仕事と家庭両立支 援キャラクター「ファミちゃんファミリー」の着ぐるみを借り受 け、来場者に対し国や県等で実施する次世代育成支援対 策のPRと関連資料の配布を行った。 ・24 年度は 23 年度に引き続き、「大産業まつ り」で次世代育成支援対策のPRを実施した。 ・今後も引き続き、山形労働局への協力、連携 を図るとともに、事業所に対するダイレクトメー ルやメーリングリストによる記事配信を検討す る。 女性労働者の各種支援制度・実践事例 (継続実施) の周知 事業所に対し、妊娠中の女性労働者 の保護や産前・産後休暇、育児休業制度 などの理解を深めてもらうため、各種 [子育て推進課] 支援制度の普及啓発を行う [商工課] ・山形労働局より提供を受けた育児・介護休業関係助成金 関係の啓発資料を庁舎内に掲示した。 ・継続実施しつつ、今後は関係課で連携し、宜 情報収集に努め、迅速な普及、啓発活動を実 施したい。 就業教育や UIJ ターン希望者への対応 (継続実施) 就職を控えた若者に対し、社会人と して必要な意識や職場におけるルー ル、将来の生活設計等に関する講座を 開催する。また、UIJターン希望者 に対する情報提供や就業機会の拡大に 努める ・「新社会人就職スタートセミナー」として、新規高卒者の就 職先内定者を対象に、社会生活の基本的知識、ビジネスマ ナー等の基礎的職業能力、生活設計を正しく身につけるた め「新社会人スタートセミナー」を実施した。また、就職活動 の本格的な実施を目前に控えた高校2年生を対象に、職業 説明会「しごとセミナー」を実施した。(24 年 2~3 月開催) ・鶴岡地区雇用対策協議会の主催で ①高校3年生就職対象者対象総合就職セミナー ②高校2年生対象職業観醸成セミナー ③Uターン既登録者の情報整備・新規登録者受入れ事業 を実施した。 ・24 年度は新社会人就職スタートセミナーを継 続実施、あわせて入社1年目の新入社員に対 し、職場定着と離職防止を図るため、フォロー アップセミナーを開催した。鶴岡地区雇用対策 協議会事業も継続して実施した。 ・また、24 年度から新たにUIJターン希望者を 含む 35 歳以下の求職者を対象とした無料職 業紹介所を開設し、求職者個別の希望に応じ た積極的な求人開拓を通じ、就職の斡旋を行 っている。 ・今後は山形県Uターン情報センターとの連携 を強化して就業機会の拡大に努めたい。 [商工課] -6- 続き 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 特別休暇 市役所における取組み 職員の子の出生時の、父親の特別休 取得率 90% 暇制度の取得を促進する 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・23 年取得状況 妻の出産 100% 育児参加 6.9% 妻の出産休暇については十分周知されている。育児参 加については、その時期に年休を取得しているケースもみ られるため、更なる周知が必要である。 ・子の出生にかかる父親の特別休暇制度につ いて、更なる周知と取得促進を図る。 [職員課] 男性 5% 市役所における取組み 職員の育児休業取得率の男性・女性 女性 90% のそれぞれの向上を図る ・23 年取得状況 男性 0% 女性 100% 女性職員については、目標を上回っており、制度自体も 周知されている。男性職員については、育休の取得を呼び かけているが取得の検討自体の兆しもなく、周知方法も含 [職員課] め検討が必要である。 年休・夏季休暇の ・23 年平均取得 年休 8.1 日 夏季 5.04 日 計 13.14 日 市役所における取組み 年次有給休暇や夏季特別休暇等の取 取得日数 計 15 子の看護休暇の取得要件等拡大など、休暇自体は取り やすくなっているが、その分年休取得につながらないと考え 得を促進し、ワーク・ライフ・バランスの実践を進 日以上 られる。 め、市内企業等への波及を図る [職員課] 市役所における取組み 「ノー残業デー」を徹底し超過勤務を 削減し、家庭や地域への参加を促進す る 主な施策② 市役所全施設で のノー残業デー設定 [職員課] ・本所、庁舎、水道部では、毎週水曜日をノー残業デーとし て設定し、一斉定時退庁を推進した。 ノー残業デーの実施は進んでいるが、時間外勤務の削減 には結びついていない状況にある。 ・男性の育休取得について、該当する男性職 員に限らず、職場にも一層周知を図る。 ・夏季休暇の連続取得を更に促進する。 ・今後も継続して推進する。 両立に向けた働く場への支援の充実 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 未実施→広報掲 働く場への子育て支援情報の提供 市広報等を通じて、就労者のための 載 子育て支援制度の紹介や、企業への次 世代育成環境の整備依頼などを行う [子育て推進課] ・市広報に一時預かり事業と病児・病後児保育事業を紹介 する記事を掲載した。 ・23 年度、市広報で特集記事(働きながら子育てをする方 たちのための各種支援制度の紹介)を計画したが、諸事情 により実施できなかった。 ・24 年度は、市広報(10 月 1 日号)に働きなが ら子育てをする方のための各種支援制度の紹 介を行った。(子育ての実態、就労者への支援 制度紹介) 今後は、企業に対する各種支援 制度の紹介も行っていきたい。 山形県「男女いきいき・子育て応援宣 実施 言企業登録制度」の周知 パンフレット等を企業へ送付するな どPRを行うとともに、市内の登録企 [商工課] 業の取組みなどを紹介していく [企画調整課] ・山形県より送付された「男女いきいき・子育て応援宣言企 業登録制度」の啓発資料、セミナー案内を庁舎内に掲示し た。さらに効果的な普及、啓発活動について検討する必要 がある。 ・24 年度以降も引き続き実施し、登録制度の 普及に努める。 -7- 施策の方向3 主な施策① よりよい子育て環境の整備・充実 多様なニーズに応じた保育サービス、子育て支援の充実 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 定員 3,300 人→ ニーズに対応した保育事業の実施 認可保育所の適正配置、定員の確保 3,400 人へ拡大 を図るとともに、認可保育所において、 a15→18 箇所 ニーズの多様化に対応した各種保育事 b1→3 箇所 業を実施する c11→12 箇所 d10→11 箇所 a 早朝・延長保育 b 休日保育 c 一時預かり d 病児病後児保育 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・認可保育所において、低年齢児を受入れる保育所の新設 (1箇所)、定員増(3箇所)により受け入れ可能児童数を拡 大するとともに、施設の統廃合により適正配置を行った。 ・24 年度は、櫛引地域の集団保育児童館(2箇 所)を認可保育所に移行し、受入可能児童数を 拡大した。併せて各種保育事業の実施に対す る補助を継続し、保護者の支援に努めている。 〔23年度施設数、定員及び入所者数〕 24年3月1日現在 ・施設数 42箇所 ・定員3,080名 ・入所者数3,563名 ・また、保護者のニーズに対応した各種保育事業を実施す る民間保育所に補助を行い、事業の充実を図った。 〔23年度実施箇所数〕 a 早朝・延長保育18箇所 b 休日保育1か所 c 一時預かり12箇所 〔24年度施設数、定員及び入所者数〕 24年12月1日現在 ・施設数 44箇所 ・定員3,210名 ・入所者数3,591名 〔24年度各種保育事業実施箇所数〕 a 早朝・延長保育20箇所 b 休日保育2か所 c 一時 預かり13箇所 d 病児・病後児保育11箇所 d 病児・病後児保育11箇所 ・入所希望者の増加により、多くの保育所で定員を超えて 受入を行っている。施設設備の面や運営の観点からさらに 定員を増やす事は困難であり、待機児童が発生している。 ・過疎地域における適切な保育環境の維持と 地域の保育ニーズに応えていくため、25 年度 に朝日地域の4保育所を再編統合する予定。 (継続実施) 子育て短期支援事業の実施 保護者が社会的な事由により一時的 (2 箇所) に保育が困難になった場合などに、施 設において子どもの養育を行う(ショートス [子育て推進課] テイ・トワイライトステイ事業) ・2歳未満は鶴岡乳児院、2歳以上は七窪思恩園に委託し て事業を実施した。23 年度の利用者は 0 人。 ・24 年度(H25.1 現在)のショートステイ利用者は 延べ 10 人。 ・継続して実施するが、トワイライトステイは利 用がなく、事業内容が充分に認知されていない 感があるため、事業の周知方法を検討する。 未実施→平成 26 多機能・先進的保育園の開設 一時預かりや休日・夜間の保育等に 年度開設 より機能的に対処できる保育園を開設 し、保護者の仕事や家庭の育児機能を [子育て推進課] サポートする 放課後子どもプランによる事業の推進 学童保育 ・放課後に留守家庭となる小学生を対 24 箇所→26 箇 象にした学童保育体制の充実を図る 所 ・放課後における児童の安全で安心な 子ども教室 活動拠点及び地域住民や他学年の児 (継続実施) ・まだ検討には至っていない。休日保育や夜間保育に対す るニーズは少なからずあるものの、実施場所や保育体制、 財源の確保等多くの課題があり、慎重に検討する必要があ る。 ・27 年度より、就学前教育と保育の一体的な 提供や地域の子ども・子育て支援の充実など を総合的に推進するため、新たな制度の導入 が予定されており、この内容を踏まえたうえで 検討したい。 ・公立の放課後児童クラブの運営、民間立クラ ブへの補助を継続して行う。 [子育て推進課] 童との交流の場となる放課後子ども 教室を実施する [子育て推進課] [社会教育課] ・公立の放課後児童クラブ(5箇所)の運営、民間立のクラ ブ(20 箇所)への補助により、昼間保護者が留守となる家 庭の児童の健全育成を図った。 24年度実施箇所数 25箇所 児童数(5/1現在) 1,043人 23年度実施箇所数 25箇所 児童数(5/1現在) 972人 ・10 箇所の小学校区で放課後子ども教室を実施し、地域住 民が安全管理員や学習アドバイザーとなり児童の居場所 づくりを行った。 会場はコミセンや小学校 年間 6 日~260 日実施 -8- ・放課後子ども教室について、開催日数の拡大 等、地域の状況の変化に伴った対応を行いな がら、本事業の実施を継続する。(24 年度実施 箇所9箇所) 主な施策② 子育てに関する相談・支援体制の充実 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] (継続実施) 育児相談体制・機能の充実 子ども家庭支援センター及び地域子 育て支援センターにおいて、職員研修 や情報交換、子育てボランティアの育 成等を行い、子育てや家庭問題に係る 機能強化と相談体制の充実を図る [子育て推進課] 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・支援センター職員対象の研修会、支援センター職員の連 携会議の開催、子育て支援事業の共催などを実施した。 ・子ども家庭支援センターが主軸となり、研修や共催事業 の開催を行なうことで、各地域支援センター間との連携もス ムーズになってきている。研修会等の実施により各センター の意識向上につながっている。 ・継続して実施している。 ・各子育て支援センターの運営状況は地域差 もあるが、それぞれのセンターとしての役割を 果たせるよう研鑽を積んでいく。 (継続実施) 子育て情報の提供 子育て情報を集約し、ガイドブック やインターネットにより市民へ適切な 情報を広く発信する [子育て推進課] ・同ガイドブックの 24 年度版を 3000 部印刷し、関 係機関や保護者に配布している。 ・また、庄内地域子育て応援協議会と連携し 「庄内子育て情報サイト TOMONI」に子育て支 援に関する情報を提供している。 育児サークルの育成・支援 子育て中の親等の交流や情報交換を 目的とする自主的な育児グループの活 動を支援する ・子育て支援者養成講座の修了生等の地域の 人材や地域子育て支援センターを活かしなが ら、サークルの活動を支援していく。 ファミリーサポートセンター事業の拡 充 病児・病後児の預かりやひとり親家庭 を援助する会員の育成等を行い、ネッ トワークを拡充する ・子育て支援ガイドブック「おおきくなあれ」を 3000 部印刷 し、関係機関と子育て中の家庭が多く集う場所への設置を 行なうとともに、健康課の協力により、第1子妊娠の家庭に は配布してもらう。 新年度になると問い合わせ等があり、子育て中の家庭か ら好評を得ている。 35 グループ→活 ・子ども家庭支援センター職員のサークル訪問:延 230 回 ・活動内容に関する相談、援助 動継続 ・サークル活動補助金の交付 子育て家庭同士の交流や孤立化防止につながっている。 親子で参加のサークルは楽しい反面、運営が大変なこと [子育て推進課] もあり、職員のサポートで負担感が軽減されている。 (継続実施) ・子育て支援者養成講座(全日程6日間)、会員向け講習 会・交流会等を実施している。 (H23 会員数 お願い会員 249 名、まかせて会員 72 名 両方会員 9 名 計 330 名) ・子育て支援者養成講座は参加者の意識向上につながっ ている一方、ファミリーサポートの責任について重く感じる [子育て推進課] 人が多く、参加しやすさについての検討も必要と考える。 -9- ・子育て支援者養成講座の実施 ・講習会、交流会等で会員同士の関係を深め る。 (H25.1 現在の会員数 お願い会員 281 名、 まかせて会員 69 名 両方会員 12 名 計 362 名) ・今後は、これまでの修了生を含め、地域の人 材の活用について検討していく。 施策の方向4 主な施策① 農林水産業、商工業等における女性の活躍と共同参画の推進 女性の活躍する取組みの維持・拡大 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 (継続実施) 産直支援事業の実施 農産物直売所に携わる女性が研修や 意見交換を行う「鶴岡市産直女性交流 会」を開催し、産直の活性化とネット ワークの形成を図るとともに、産直活 動や農産加工に取り組む女性生産者の 一層の拡大を図る [農政課] ・23 年度の交流会はテーマを「鶴岡の伝統食・郷土食を次 の世代に伝えよう」とし、地産地消と持続できる地域農業づ くりに向けた産直施設の役割について意見交換した(8 産直 24 名参加) ・本市の直売所の主な購買層である女性に向けた商品構 成が益々重要であることから、産直女性が商品づくりにつ いて研修する場面を作る必要がある。 ・24 年度は産直の活性化につながる研修会・ 意見交換会を行う(25 年3月実施予定)。 ・今後も、経営規模の大小に関係なく産直に参 加し、生産から加工、販売に取り組む女性が 活躍できる産直づくりを支援する。 (継続実施) アグリビジネスの創出支援 生産体制の強化や加工による高付加 価値化など、農業を起点として新たな 取組みにチャレンジする生産者団体・ [農政企画室] 個人を支援する ・鶴岡市先導的農業組織等育成事業を通し、女性主体で枝 豆の加工品開発に取組む活動(1 件)などを支援。また、女 性が参加する加工・販売の事例紹介や講演等を行う、6次 産業化研修会を開催。 ・生産から加工・販売へ事業を拡大する場合には、女性が 活躍する機会が増えている ・県漁協女性部の下記活動に市も協力している 魚の森づくり運動(森と川と海をつなぐ環境保全活動) 庄内浜海浜クリーン活動(環境保全活動) 由良港大漁まつりでの魚介販売(魚食普及活動) ・部員の高齢化と減少が進んでいることから、市の支援が 歓迎されている。 ・24 年度は鶴岡市先導的農業組織等育成事 業を通し、女性主体の加工グループ 2 件を支 援している。 ・現在の取組みを継続・拡大し、優良事例紹介 や情報提供の拡充、相談窓口の設置などで支 援を強化していく。 ・女性部では 23 年度と同様の活動を実施して おり、今後も活動支援を継続する。 ・子どもの魚離れが問題となっている中で、魚 食の普及活動のため、料理教室や子どもたち が喜ぶ加工品の開発などでこれまで以上に連 携していく。 (継続実施) 山形県漁協女性部の活動の支援 ・県漁協女性部が参加する魚の料理教 室や各地イベントでの水産物販売な ど、魚食普及活動への協力を行う ・同女性部が実施する魚の森づくり活 動や海浜クリーン活動への支援を行 [農山漁村振興課] う 主な施策② 農林水産業や商工業等の自営業における働きやすい環境と主体的な経営参画の推進 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] (継続実施) 家族経営協定制度の普及促進 家族経営協定に関しての相談、立会 いを農業委員が行い、締結の普及に努 める。協定を結び、経営目標や役割分 担、就業条件を明確にし、経営や地域 [農業委員会] 農業の場への女性進出、活躍を促す 平成23年度の取組み実績 ・23 年度は、新たに 14 組の農家が締結した。 ・家族で農業経営の理念や目標の共有化を図るとともに、 職場としての家庭環境の整備、部門分担協定で責任分野 を明確にし、協定締結を経営改善に生かしている。一方、 締結後の点検、見直しを行っていないなどの課題が残る。 - 10 - 平成24年度以降の展開 ・24 年度も継続して普及に努めている。 ・農業者年金加入推進のための家族経営協定 締結が主であるため、地域農業への女性進 出、活躍を促す効果的な制度として、地域に広 めるにはどうすべきか検討が必要である。 施策の方向5 主な施策① 若い世代が働ける新しい就労の場の創出 高等教育・研究機関が牽引する新しい分野の産業の振興 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 生命科学を市の成長戦略とした取組み (継続実施) 慶應先端研を始めバイオに関する地 域ポテンシャルを活かし、高度な研究 開発機能の集積、ベンチャー企業の創 出、既存産業の高度化、人材育成など を進め、男女ともに若い世代が定着し て働くことのできる環境を形成する [政策推進課] 地域での新しいビジネスや事業開発の (継続実施) 創出 農商工観の各産業団体、高等教育研 究機関及び行政のネットワーク「つる おか農商工観連携総合推進協議会」を 設置し、農林漁業者と中小企業者等の 連携による新たな地域ビジネス展開や 事業開発に対する支援を行う [政策推進課] (継続実施) 起業家育成施設を通じた起業支援 新規創業または新分野へ進出しよう とする方に 24 時間使用できるオフィ ス環境を提供し、コーディネーターに よる相談指導を行い、入居企業の成長 [商工課] を支援するなど、起業支援を行う 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・若手の人材育成事業に力を入れている先端研では、若い 人材がバイオサイエンスの最先端に早い段階から触れるこ とにより、未来の科学者を地元から積極的に育成すること を目指している。具体的には、「特別研究生」として鶴岡南 高校から生徒 6 名を受け入れているほか、「高校生研究助 手」として中央高校の生徒 12 名を任用している。 ・全国の高校生を対象に「高校生バイオサミット in 鶴岡」を 開催し(118 名参加)、研究発表と密度の濃い議論を通じ て、人材育成を図っている。 ・実際のベンチャー企業では、㈱スパイバーなど先端研の 研究をもとに起業する若者が育っている。 ・24 年度は 2 回目となる「高校生バイオサミット in 鶴岡 2012」の開催や、「特別研究生」や「高 校生研究助手」の受け入れなどを引き続き実 施している。 ・今後も、高い志を持つ学生、起業家を育て、 鶴岡から性別に関係なく若く優秀な人材を多 数輩出することを目指し、県、市、先端研が連 携して進めていく。 ・「つるおか農商工観連携総合推進協議会」では、23 年度 に農商工観連携マッチング相談会の開催、魚肉ハンバーグ の学校給食展開支援、ご当地グルメ開発、里芋親芋の新 規利活用事業など、農商工観の連携を促進するための多く のプロジェクトを実施している。 ・また、上記協議会を母体に「鶴岡食文化創造都市推進協 議会」を設立し、両協議会が連携して、ソーシャルメディア 等による鶴岡食文化女性リポーター発信事業、国連大学で のファーマーズマーケット事業、鶴岡食文化映画祭、海外における 食文化プロモーション事業など食文化を基点とする多彩な 活動を展開している。 ・24 年度は、「食文化産業創造センター」を立 ち上げ、「食から職へ」を合言葉に、各種実践 的講座を実施するなど、起業家支援や異分野 との連携によるビジネルモデルの構築などの 事業を実施している。 ・今後も、先人が営々として築いてきた豊かな 食や伝統的な文化・産業を生かし、「新たな地 域ビジネスの展開」や「事業の開発」など創造 的な発展をめざす活動を展開していく。 ・全7室中、現在5企業が入居し活動している。 ・今後も、地域に根ざした資源等を活用した新 規創業等を推進するため、施設の賃貸や入居 者が必要とする指導・支援を行うことで、その 育成を図っていく。 - 11 - 基本方針Ⅲ「地域活動などあらゆる分野への参画促進」 施策の方向1 主な施策① 地域社会での女性の活躍の推進 専門分野や地域で活躍する女性や団体に関する情報の収集・発信 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 庁内のワーキング活動での情報収集に留まっている。 ・子育て推進課や商工課、企画調整課などで、 市広報やHPを用いて情報発信していく。 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 a.6地域の婦人会に対する補助金の交付(活動状況:リー ダー研修会、会員研修会、視察研修、田川地方婦人大 会等の実施、施設の慰問、ボランティア活動等)、婦人団 体連絡組織の研修活動の共催。 b.市防犯協会各支部の女性部活動を支援するため、市防 犯協会に対し、補助金を交付している。また、全支部に 女性部が組織されていないため、組織化に向け、女性部 の活動を会報で紹介するとともに、女性部長を対象とし た研修会を開催している。 c.母の会活動支援のため、鶴岡、藤島、羽黒地域の交通 安全母の会に対し、補助金を交付している。母の会が組 織的に交通安全啓発活動を行い、地域の安全安心に役 立っていることから効果は大きい。 ・23 年度は市内の女性団体やグループに関する情報収 集、各担当課での関わりの内容を把握する作業に留まって いる。 a.婦人会の活動については公共性が高く、市 の各種事業への協力、貢献度が高いことを踏 まえ、6地域の婦人会に補助金を交付するとと もに、婦人団体連絡組織の研修を共催した。 今後も研修事業や女性リーダーの育成事業等 の支援を継続する。 ・定例の合同文化祭活動のほか、震災の募金活動や節電 の協力などサークル連絡協議会の結束が高まっている。 登録サークル…38 サークル 新規サークルの立上げ・登録…2サークル ・継続してサークル活動を支援する。 登録サークル…36(24 年 12 月現在) (特に設定なし) 主な施策② 地域で活動する組織やNPO等への支援 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 地域コミュニティにおける女性活動へ (継続実施) の支援 a婦人会への活動支援 活動の活性化のため、婦人会連合組 織等に支援を行う b防犯協会の各支部女性部への活動支 援 児童の下校時の見守り活動や、地域 での防犯診断活動に対して支援を行 う c交通安全母の会への活動支援 [社会教育課] 母親の自主的な交通安全活動に支援 [防災安全課] を行う 団体グループのネットワーク形成支援 実施 女性の団体やグループについて、分 野ごと、異分野間の情報交流や組織化 などを検討し、活動の連携等が取り易 くなるようネットワークを形成する [企画調整課] (継続実施) 女性の様々なサークルの活動支援 女性センター登録サークルが主体的 に活発に取組めるよう、会場や情報提 [女性センター] 供の支援を行う - 12 - b.市防犯協会に対する活動助成を引き続き 行うとともに、女性部活動を支援していく。 c.継続して各地域に活動助成を行う。母の会 が未組織の地域については、組織化に向けた 調査検討を行っていく。 ・24 年度も引き続き情報収集を行う。 ・25 年度の取組みとして、市内における地域や 分野の垣根を超えた女性のネットワーク形成 のきっかけづくりとして、異分野の女性を中心 とした交流を予定する。 主な施策③ 地域で活動しやすい環境づくりや人材の育成 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 活躍している女性から学ぶ講座の実施 (継続実施) 自分らしい豊かな生き方を感じ学ぶ 「かがやき女性塾」などでの学習を通 し、女性人材の育成、女性の一層の社 会参加を促す [女性センター] 男女共に利用し易いコミュニティセン 実施 ターの整備 男女共に使用できる乳幼児のオムツ 換えスペース等を整備する 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・今年度は開講テーマを「美」とし、こころも見た目も年を重 ねても美しくあるための学習を展開。(第3講まで) バラエティに富んだ講師陣で、毎年人気の講座になってい る。 ・24 年度は「こころ」をテーマにストレス社会を 生き抜く方法を学んだ。 ・今後も継続して実施し、テーマ、企画ともに時 節に合った、人材育成、社会参加に繋がるも のを検討する。 ・西郷地区農林活性化センターの新築に際し、多目的トイレ にベビーシート 1 台を設置した。 ・24 年度は、由良コミュニティセンターの建替え に際して多目的トイレにベビーシート 1 台を設 置する設計とし、建設工事を進めている。 ・今後、助成金等の活用も視野に入れながら、 男女共に利用しやすいコミュニティセンターに するための施設整備を検討する。 [コミュニティ推進課] 施策の方向2 女性の政策・方針決定過程への参画の促進 主な施策① 政策・方針の決定過程への女性参画の拡大 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 委員の平均女性 市審議会等への女性の参画推進 市が設置する審議会等での女性参画 率 30% 率を向上させるため積極的改善措置を (計画期間中) 図る (H21 年度末 19.1%) 平成23年度の取組み実績 ・関係団体や所属への働きかけを行うことにより、女性委員 の登用を図っている。 審議会等の女性の登用状況(H24.3.31 現在) 審議会等数 36 うち女性がいる審議会等数 32 総委員等数 849 うち女性委員等数 167 比率 19.7% H19.3 H20.3 H21.3 H22.3 H23.3 H24.3 [職員課ほか] 全国市町村 21.9% 25.7% 23.3% 23.0% 21.0% 23.9% 県内市町村 21.5% 20.8% 21.0% 20.8% 21.0% 20.9% 鶴岡市 20.1% 19.8% 19.6% 19.1% 19.9% 19.7% ・近年、農業委員の女性委員が増加傾向にあり政策・方針 決定過程への参画が増している。(H24.4 現在 45 人中 5 人) - 13 - 平成24年度以降の展開 ・今後更に関係する課や団体へ呼びかけ、積 極的な登用を図る。 ・公募等により政策決定の場に参画する機会 があることを広く呼びかける。 基本方針Ⅳ「ともに健康で安心できる生活の確保」 施策の方向1 主な施策① 女性の健康維持や性への正しい理解の普及推進 妊娠・出産・育児と生涯を通じた女性の健康支援 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 妊娠 22 週以降死 ・妊娠届出があった方に、母子健康手帳と併せ、妊婦健康 妊婦健康診査事業の実施 妊娠届出があった方に母子健康手帳 産率の低下 診査受診券(一般健康診査 14 回と HTL-V 抗体検査、性器 と併せ妊婦健康診査受診券を交付する クラミジア抗原検査、子宮頸がん検査)を交付した。 周産期死亡率(人口千対)の推移 鶴岡市 全国 H20 年 2.9 3.4 H21 年 3.0 4.2 ・継続して実施している。 ・妊婦健康診査は安心・安全な妊娠・出産にむ け母子の健康管理に重要なことから、今後も 継続していく。 H22 年 3.9 4.2 妊娠届出状況 [健康課] パパママ教室の実施 妊娠・出産・育児について夫婦で学 習し、両親で子育てする重要性の理解 を深める 乳幼児健康診査事業の実施 疾病の早期発見及び発育発達確認、 育児不安軽減や育児交流の場として、 年齢の節目で健康診査を実施(H21 受診 率 4 ヶ月健診 98.2%、7ヶ月 97.2%、1 歳 6 妊娠届出数(人) 妊娠 11 週以内届出率(%) H21 年度 1,046 91.1 H22 年度 1,014 93.9 H23 年度 941 93.9 周産期死亡は国・県より低い状況にある。 妊娠 11 週(3ヶ月)以内の早期届出が増加傾向にあり、安 心・安全な妊娠出産に向けた保健指導につながった。 ・年間6回、体験学習を行なうため定員を 25 組とし、産婦人 (継続実施) 科医、助産師等を講師に妊娠・出産等に関する講義と、妊 婦シミュレーション、沐浴等の体験学習を行った。 ・参加者からは好評で、体験学習や講義を通し妊娠・出産・ [健康課] 育児に対する理解が深まっており、父性母性の育成、意識 啓発に役立っている。 ・保健師、看護師、小児科医師・歯科医師、歯科衛生士、保 健診受診率 100%(平成 24 育士等により、各月齢に合わせた身体発育・精神発達確 認、聴覚・視覚検査、歯科健診、栄養指導、育児相談、交 年度) 流等を行った。(地域毎、6会場で実施) 健康診査実施状況(平成 23 年度) 月齢 受診児数人 受診率% ヶ月 98.6%、3 歳 97.8%) [健康課] 4か月 1,013 98.5 7か月 1,027 98.1 1・6 歳 1,003 99.5 受診率はほぼ目標値に迫っている。 - 14 - 3歳 1,067 99.1 ・継続して実施している。 ・今後も、妊娠・出産・育児について夫婦で学 習し、両親で子育てする重要性の理解が深め られるように継続していく。 ・継続して実施している。 ・25 年度は、地域毎に実施している健診会場 を「にこ❤ふる」と温海会場の2会場に集約し て実施、内容の充実を図る。 続き 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 参加率の増 1歳お誕生教室の実施 豊かな人間形成や家族関係づくりを 支援する学習の場として行う(H21 参加 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・保健師、栄養士、保育士、市立図書館職員により、問診・ 計測、保健・栄養指導、遊びや絵本の紹介等を行った。 (「にこ❤ふる」と温海会場の2会場で実施) ・継続して実施している。 ・子育てに関する相談・学習の場として内容の 充実を図ってきたが、1歳児は動きが活発であ り、保護者が集中して学習することが難しい状 況にあることから、25 年度に事業の廃止を予 定している。 教室での学習(保健・栄養指導、遊びや絵本 の紹介等)については「1歳お誕生メッセージ」 やブックスタート事業の全市展開(社会教育 課)、乳幼児健診の内容の充実等で、学習でき るように継続していく。 ・継続して実施している。 ・ヘルスアップセミナー、各種健康教育・健康 相談とも、生活習慣病予防の効果的な主要施 策として継続していく。 前者は指導回数短縮でも同様の効果が期待 できるプログラムの検討を行う。 率 79.6%) 回 数 対象者数(人) 参加者数(人) 参加率(%) [健康課] (継続実施) 健康教育・相談事業の実施 ・ヘルスアップセミナーの実施 ・地域における各種健康教室・健康相 談の実施 [健康課] 健康づくりの実践支援と継続の場提供 (継続実施) ・「にこ♥ふる」の軽トレーニングルー ム提供、各種情報の提供、情報体験 コーナー設置 ・節目年齢に健康メッセージの送付 [健康課] H21 年度 28 1,036 825 79.6 H22 年度 28 989 830 83.9 H23 年度 28 993 848 85.4 個別案内と市広報による周知で参加率は増加している。 自我が芽生えていく児の心と体の発達を親がサポートで きるよう、ふれあい遊び等体験学習を取入れて実施した。 <ヘルスアップセミナー> 体重(腹囲)の減少を目的とした運動・食事指導を定期的 に行なう個別健康支援プログラムを昼・夜の 2 コース開催。 それぞれ 41 名(修了 38 名)、24 名(修了 24 名)受講。 <各種健康教育・健康相談> 医師、保健師、栄養士、運動指導士などにより健康教育 1,322 回 36,295 人 健康相談 513 回 7,800 人実施。 <情報体験コーナー> 測定機器を設置し手軽な健康チェックで健康の意識付け <軽トレーニングルーム> 利用者実績 H23 実数 258 人、延数 4,120 人 <健康メッセージ送付> スポット年齢者(1 歳・30 歳・40 歳・50 歳・61 歳)の健康課 題に沿った情報提供と事業案内の送付。 - 15 - ・継続して実施している。 ・健康メッセージについては、各年代の健康課 題により焦点をあて、受診啓発や一次予防の ための生活行動変容に直結できるような内容 にする。 続き 計画の「具体的取組み」 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・がん検診推進事業は3年目に入って定着し、受診者数も 増加している。ただ、子宮がん、乳がん検診全体の受診者 数はほぼ横ばいで、目標とする 50%には届かない状況で ある。また、がん検診は職域での受診状況が不明のため状 況把握と受診促進が必要。レディース健診、骨粗鬆症検診 は増加傾向、歯周疾患検診は減少傾向にある。 ・23 年度同様、女性を対象とした各種検診を継 続して実施している。 ・がん検診については、がん検診受診向上対 策事業により、受診率 50%を目指していく。 目標 [主担] 子宮がん、乳がん 検診 …国のがん対策 (H21 受診率 22%) 基本法に準拠し ・乳がん検診(40 歳以上偶数年齢) 受診率 50%以上 (同 15.9%) ・レディ―ス健診:特定健診と骨粗鬆 (平成 24 年度) 症検診(20・25・30・35 歳)保育有 ・骨粗鬆症検診(人間ドック利用者の 女性を対象とした各種検診の実施 ・子宮がん検診(20 歳以上) 40・45・50・55・60・65・70 歳) ・歯周疾患検診(40・50・60・70 歳) ・胃がん・大腸がん・肺がん検診(40 歳以上) ・女性特有のがん検診推進事業(国) における、子宮頸がん、乳がんの検 診無料クーポン券と検診手帳の配付 [健康課] こころの健康づくりと自殺予防対策の 自殺死亡者の減 推進 少 うつ病予防など、こころの健康づく りに関する対策を強化する ① 子宮がん検診(対象:20 歳以上) H22 実績:受診者数 11,639 人、受診率 23.7% H23 実績:受診者数 11,317 人、受診率 23.7% ② 乳がん検診(対象:40 歳以上偶数年齢) H22 実績:受診者数 5,959 人、受診率 15.7% H23 実績:受診者数 5,948 人、受診率 15.9% ③ レディース健診(対象:20、25、30、35 歳) H23 実績:受診者数 442 人 ④ 骨粗鬆症検診(対象:ドック利用者の 40~70 歳 5 歳刻み) H23 実績:受診者数 1,115 人 ⑤ 歯周疾患検診(対象:40、50、60、70 歳) H23 実績:受診者数 309 人、受診率 4.1% ⑥ 胃・大腸・肺がん各検診(対象:40 歳以上) H23 実績: 胃 受診者数 19,532 人、受診率 31.7% 大腸 受診者数 22,263 人、受診率 35.2% 肺 受診者数 24,599 人、受診率 39.1% ⑦ 女性特有のがん検診推進事業 対象年齢:子宮がん 21、26、31、36、41 歳 乳がん 41、46、51、56、61 歳 H23 実績:子宮がん 利用者数 799 人、利用率 24.1% 乳がん 利用者数 1,339 人、利用率 29.3% ・23 年度は講演会(参加者 775 名)、キャンペーン等を実施。 ・こころの健康相談の開催(年 12 回) ・鶴岡市自殺予防対策ネットワーク会議を開催 鶴岡市自殺死亡者の実態:(3 ヵ年平均/ 10 万人) H18~20:31.1 人、H19~21:29.7 人、H20~22:29.8 人 H18 鶴岡市 [健康課] (総数) (死亡率) 50 35.3 H19 34 24.2 H20 47 33.8 H21 43 31.2 H22 33 24.3 うつ病の早期発見早期対応についての理解は、啓発事業 により徐々に浸透していると考えられる。一方、ハイリスク 者への個別支援についてのニーズが増加しており、相談支 援機関、医療機関等との有効な連携が課題である。 - 16 - ・継続して実施している。 ・H24.11.1 働き盛り年代をターゲットに、こころ の健康づくり講演会を実施(夜開催、参加者 290 人)。9月の自殺予防週間に、自殺予防対 策ネットワーク会議と協働し、大型店でキャン ペーンを実施、啓発に取り組んだ。 ・今後も、普及啓発事業、個別ケア、自殺予防 対策を総合的に推進するためのネットワーク 構築など、総合的かつきめ細かな自殺予防対 策に取り組んでいく。 主な施策② 性と生殖に関する正しい知識の普及 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] (継続実施) 学校教育での適切な指導 「保健体育」「特別活動」などで、発 達段階に応じて適切な性に関する指導 を行い、心身の発達についての正しい 理解を深める [学校教育課] 施策の方向2 主な施策① 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・学習指導要領に従い、小学校 3・4 年 「思春期にあらわれ る変化」、小学校 5・6 年 「心と体のつながり」、中学校 1~3 年 「心身の機能の発達と心の健康」と学習している。 また、「ネット犯罪予防」や「情報モラル」に関する訪問指 導を各校で実施している。 ・マスコミやネット上のサイトの影響もあり、性非行の低年齢 化が危惧される状況にあるため、「心の教育」「いのちの教 育」として、性に関する指導を行っていく必要がある。 ・継続して実施している。 ・各学校の年間指導計画に沿って、確実に性 に関する指導を継続する。またネット犯罪予防 や情報モラルに関する訪問指導も継続する。 「いのちの教育」について、道徳や総合的な学 習の時間の取り組みの中で実施していく。 高齢者やひとり親世帯などが安心して暮せる環境づくり 高齢者福祉、障がい者福祉等の福祉サービスの充実 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 地域包括支援センターの運営 (継続実施) ・高齢者等の福祉サービスに関する相 談を総合的に受付け、相談内容に応 じて、関係機関等の支援や制度が利 用できるよう援助する ・地域包括支援センターの増設により、 より地域に密着した拠点として地域 のネットワーク形成に努める [長寿介護課] 家族介護支援事業の実施 (継続実施) 家族介護者の交流と介護相談等の機 会を通して、介護者自身の負担の軽減 を図るとともに、重度の要介護者を介 護している家族へ激励品を贈呈し在宅 介護の維持を支援する [長寿介護課] 平成23年度の取組み実績 福祉サービスに関する総合相談 内容別内訳 相談内容 虐待関係 成年後見制度関係 消費者被害関係 その他の権利擁護 介護者の支援 介護支援専門員支援関係 H19 114 - - - 513 - H20 89 - - - 650 - H21 218 75 7 85 - 110 H22 254 43 1 76 294 379 平成24年度以降の展開 (件) H23 308 79 35 68 327 372 ・活動を継続して実施している。24 年度は、地 域包括支援センターの委託再編により直営・ 委託あわせて 7 センターとなった。 ・25 年度に更に 2 箇所の地域包括支援センタ ーを分割再編することにより、全市的にきめ細 やかな支援システムの構築に取り組む。 相談内容が複雑化、深刻化している。近隣にセンターがな い生活圏域が多く地域に密着していない実態がある。 ・家族介護者交流のつどいの開催(342 名参加) 介護者同士の情報交換、研修、リフレッシュの場を提供 ・家族介護者激励品の贈呈(880 名) 慰労のメッセージを添えた激励品(入浴券)を贈呈 ・家族介護者慰労金の支給(2 名) 介護保険サービスを1年間利用していない重度要介護者 を介護している低所得の家族に対し、年間 10 万円を支給。 - 17 - ・24 年度も継続して実施している。 交流のつどいは対象者の約1割の参加に止 まっているので参加率の向上に向けた対策が 必要である。 続き 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 (継続実施) 介護予防事業の実施 本人と家族にとっていつまでも健康 で地域生活が送られるよう、要介護等 状態の予防を目的として予防プログラ ム・自立生活支援を実施し、本人の心 身機能の維持向上を図る [長寿介護課] ・在宅生活支援家事援助サービス ・継続して実施している。 生活管理指導員を派遣(延登録者数 108 名) ・自立支援型デイサービスは、庁舎間の相違 ・自立支援型デイサービス や類似する他事業との調整をし、再編、整理を 軽運動、生活機能訓練を実施(現在 470 名が利用) 行う予定。 ・自立支援型デイサービス事業終了後のサークルなどの自 主活動がなかなか育っていない。 生涯を通じた健康づくりや介護予防の 推進 a 保健師を中心とした地域での健康教 育・健康相談活動の実施 b65歳からの健康づくり事業の実施 c認知症予防対策の実施 a.居住区を基盤に、生活習慣病や介護予防のための健康 教育・相談活動を実施。高齢期の健康意識の啓発と健 康づくりの動機づけとなっている。(健康教育活動 23 年度 生活機能評価実 施者の増加 47.8%以上 介護認定者の認 知症者の減少 21.4%以下 344 回延 8,991 人、健康相談 23 年度 149 回、延 2,629 人) b.前期高齢者(65~74 歳)を対象に、地区組織と連携し、 健康づくりに関する講座を実施。(H23 年度実施回数 96 回 1,721 人(延 3,051 人) c.認知症予防講演会、認知症予防健康教育講話(H23 年度実施回数 68 回、1,968 人)、脳卒中発症予防セミナー (79 人)などを実施。 [健康課] 市営住宅の住戸改善と入居条件の優遇 (継続実施) 支援 ・入居資格を高齢者と障害者に限定し たバリアフリー住戸の提供を行う ・入居抽選時の優遇措置により支援す る [建築課] 生活機能評価実施者の増加 認知症特定高齢者候補者の減少 介護認定者の認知症者の減少 21 年度 22 年度 23 年度 34.3% 1.6% 22.5% 34.6% 1.4% 22.9% 46.0% 7.9% 23.4% ・入居者募集時、1階の市営住宅については、高齢者・障 害者を優先または限定し、募集受付を行った。 ・また高齢者・障害者は、抽選時の抽選番号を 1 つ増やし、 当選確率を高くすることで優遇支援を実施した。 ・一方で、入居者制限があるにもかかわらず、一般公募住 宅より応募倍率が高くなっており、今後、需要が見込まれる バリアフリー対応の住戸改修等により、高齢者・障害者向 けの住宅の供給が課題となっている。 - 18 - ・継続して実施している。 今後も以下について継続し取り組んでいく。 a.地域での主催事業と連携しながら、健康学 習活動を支援する。 b.高齢期の健康づくりの動機づけとして、前 期高齢者を対象に今後も講座を実施する。 c.予防・医療・ケア等一連の取組みが必要と なるので、関係機関、地域と連携して取り組 む。 ・24 年度はちわら住宅バリアフリー改修工事、 エレベーター設置工事、美原住宅バリアフリー 改修工事を実施。ちわら住宅は高齢・障害者、 子育て世帯向け住宅として位置付け、平成 25 年 2 月 15 戸、5 月 8 戸、9 月 6 戸の募集を行う。 ・支援を継続して実施し、今後は、計画に基づ きちわら住宅以外の市営住宅1階部分のバリ アフリー改善戸数を 10 年間で 42 戸整備してい く。 主な施策② ひとり親家庭への支援 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] (継続実施) 児童扶養手当の支給 離婚などによりひとり親となった児 童を養育している世帯に手当てを支給 し、福祉の増進に努める (平成 22 年度より父子家庭へも支給) [子育て推進課] (継続実施) ひとり親家庭等への医療費助成 ひとり親家庭の 18 歳以下の子供と その親等対象者の医療費に対し適切に [国保年金課] 助成を行い、福祉の増進に努める 母子家庭への自立支援 児童扶養手当受給者の就業支援のた め、自立支援教育訓練給付金や高等技 能訓練促進費を給付する (継続実施) 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・23 年度の申請件数は母子については 109 件。父子につい ては、22 年度から支給対象となったため昨年度 84 件の申 請があったが、今年度は現在 17 件である。 ・離婚の増加に伴い新規認定者数、受給者総数も増加して いる。 ・ひとり親家庭等の医療費の自己負担分を全額助成(所得 税非課税世帯)し、生活安定と自立の促進及び母子・父子 福祉の向上を図っている。 医療給付費(助成)実績 2,296 人 62,303,049 円 ・24 年度の申請件数(H25.1 現在)は、母子が 110 件、父子が 16 件となっている。 ・新規申請時に、離婚後の養育費受領状況を 確認し、養育費確保に向けた調停や公正証書 等の情報提供を行う。 ・継続して実施している。 ・当面、給付基準については県基準に準拠す る予定である。 ・自立支援教育訓練給付金 ・自立支援教育訓練給付金は 23 年度と同様 の内容で実施する。 高等技能訓練促進費事 業は、国の制度改正により非課税世帯の給付 ・高等技能訓練促進費 金を 100,000 円に減額する。 受給者6人 支給額 7,764,000 円 ・今後は市HPへ掲載し、事業周知を図る。 看護師、准看護師の養成学校で修学している場合、 H25.1 現在の給付状況 市民税課税世帯 月額 70,500 円、非課税世帯 141,000 円支給 ・自立支援教育訓練給付金 受給者5人 支給額 88,383 円 教育訓練給付の指定講座を受講した場合受講料の20%支給 受給者3人 支給額 83,860 円 [子育て推進課] ・高等技能訓練促進費 受給者3人 支給額 4,352,000 円 ひとり親の家庭生活への支援 (継続実施) ひとり親家庭の交流と生活向上の支 援のための講座を開催する [子育て推進課] ・9月下旬に親子で体験する学習会としてそば打ち体験学 習会を開催。1月には講習会として演劇部門で活躍してい る市民を講師に座学講習会を開催。 ・企画内容のマンネリ化を防ぐ検討が必要になっている。 母子自立支援員の設置 (継続実施) 市役所に母子自立支援員を配置し、 母子・父子の相談や支援にあたる [子育て推進課] ・23 年度相談件数 452 件(離婚相談、DV、経済支援 健 康上の相談等) ・自立支援員で対応できない部分については関係する窓口 に繋ぐなど、ひとり親家庭の課題解決に力を入れている が、家庭内暴力による婦人の保護等、DV法の枠組みには 当てはまらない相談が出てきている。 - 19 - ・24 年度は、ひとり親家庭の親子の体験学習 や交流の機会として以下の事業を実施。 10 月「あつみ de まるごと赤かぶ体験」(大人 9 人、子ども 10 人参加)、1 月「アーユルヴェーダ でこころとからだに潤いを」(2 回開催、大人 14 人、子ども 7 人参加) ・24 年度相談件数(H25.1 現在) 379 件 ・ひきこもりの子に暴力を振るわれて困ってい るなど、既存の福祉の法体系では対処できな い事例も発生しており、対応については県と協 議して何らかの方策を構じていく。 続き 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] (継続実施) 市営住宅入居条件の優遇支援 ひとり親家庭の市営住宅への入居に 際し、入居抽選時の優遇措置により支 援する [建築課] 主な施策③ 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・継続して実施し、ひとり親家庭も含めた子育 て世帯への支援として、ちわら住宅を高齢・障 (H23 年度の申込状況) 害者、子育て世帯向け住宅として位置付け、 募集戸数 38 戸、申込件数 78 件(うち、ひとり親家庭 26 件 33.33%) 平成 25 年 5 月 10 戸、9 月 9 戸の募集を行う。 入居決定戸数 17 件(うち、ひとり親家庭 7 件 41.18%) ・今後も入居しやすく安心して暮らせるように、 募集要件、入居ルールを検討していく。 ・入居抽選時、抽選番号を 1 つ増やし、当選確率を高くする ことで優遇支援を実施した。 市内に在住する外国人への支援 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] (継続実施) 草の根の国際交流活動及び国際理解の 推進 ・英・中・韓・西など外国語講座の開催 ・市民ボランティアや国際交流団体の 協力によるワールドバザール等を通 した文化交流 [企画調整課] (継続実施) 多文化共生の推進 ・日本語教室の開催 ・外国出身者のための生活相談窓口の 開設 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・出羽庄内国際村で、世界各国の文化・芸能・料理・音楽等 を紹介する各種の催し、英語、中国語、フランス語、韓国 語、ロシア語、スペイン語など世界の言語やその国その地 域に対しての理解を深める外国語講座などを実施した。 ・国際村に人と情報の集まる流れが形成されつつあり、市 民と在住外国人・国際的な交流活動団体がつながり、市や 関係機関との連携、民間団体との協力もスムーズになされ ている。 ・在住の外国出身者が地域で安心して暮らせるよう、日本 語指導、日本文化の体験、生活相談業務、情報の収集提 供など各種事業を実施した。 a 国際村日本語教室及び朝日教室などの運営支援、日本 語指導ボランティアの研修事業への支援など b 生活相談業務担当者として国際交流専門員を配置し、 必要に応じ行政、他の機関とも連携し、相談に対応 H23 生活相談件数 173 件 ・23 年度と同様に継続して実施している。 ・今後も、出羽庄内国際村を拠点とし、国際交 流、国際理解、多文化共生の促進、民族文化 学習研究の 4 本柱を推進する。 うち家族・家庭 16 件 医療・福祉 9 件 生活環境等 9 件 金銭関係 1 件 労働関係 17 件 教育・子育て 61 件 その他 60 件 [企画調整課] c 通訳・翻訳の対応、コミュニティ通訳者自主勉強会への 支援などの実施 - 20 - ・23 年度と同様に継続して実施している。 ・今後も、地域のなかで在住外国人が障壁なく 暮らしていくために必要な情報の提供、相談対 応、地域住民の国際理解を高めるための事業 を展開していく。 施策の方向3 主な施策① DV加害者、被害者にならない意識啓発と相談体制の充実 女性に対するあらゆる暴力を防ぐ環境づくり 計画の「具体的取組み」 目標 [主担] 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・コンビニやスーパーのトイレ等へのチラシ等の配置につい ては、実施していない。 ・情報に配慮する必要からDV相談の窓口を敢えて周知し ていない。DV相談については、婦人相談員(母子自立支 援員兼務)が主として相談を受けている。 ・23 年度申込実績なし。入居相談等について、随時対応す る。 ・今後、コンビニやスーパーのトイレ等へチラシ 等の配置方法について具体的に検討する。 ・DV相談の窓口の周知方法を具体的に検討 する。 ・CAP 活動は一定の成果を見たことから学校の自主的取組 みとなっている。 ・虐待についての状況を学期に1度は各校から報告をもら い、状況の把握に努めている。また毎年「虐待発見のチェッ クリスト」を配布し、各校で教職員の意識の向上と、発見し た場合の対処方法について指導を行っている。 ・他課や他関係機関と連携し、保護者や教職員対象の研修 会を実施した。 ・法務局の人権擁護委員が行う人権相談に対する支援(会 場提供、市民への周知等)や、人権啓発活性化事業(人権 の花運動、人権講演会)を行った。また委員の推薦におい ては、法務局の示す女性比率に応じて選出に配慮してお り、女性の相談しやすい環境につながっている。 ・今後も、校長会議等で虐待予防に対する意 識向上と教職員による見守りを促すとともに、 児童相談所、市福祉課等との連携により子ど もの虐待防止に取り組む。 保護者や教職員を対象とした虐待防止に関 する研修会も継続して実施する。 目標 [主担] 平成23年度の取組み実績 平成24年度以降の展開 ・被害者側に対して、DV相談の窓口を周知す る方法を具体的に検討していく(再掲) [子育て推進課] ・本市には婦人相談員の相談活動などの取組みがあり、D Vに対する市町村・県・警察の連携サポート体制もできてい る。しかし加害者・被害者のあることであり情報に配慮する 必要から、特に具体的取組みとして記述していない。 DV防止の啓発と相談窓口の周知 早期実施 コンビニやスーパーのトイレ等へチ ラシ等を配置し、DV防止のための啓 発とともに、相談体制の周知を図る [子育て推進課] 市営住宅入居条件の優遇支援 (継続実施) DV被害者の市営住宅への入居に際 し、単身入居を可とする等、入居条件 等の優遇措置により支援する [建築課] 子どもへの暴力を防ぐ活動の継続 (継続実施) これまで推進してきた CAP(子ども の暴力防止プログラム)活動などによ り、小中学校において、子どもの虐待 防止に自主的に取り組む [学校教育課] 人権擁護委員の活動の支援と、国が (継続実施) 主管する女性人権相談事業への協力を 行い、広く市民へ人権に関する啓発・ 対応を行う [市民課] 主な施策② ・継続して実施している。 DV被害者を含めた住宅確保要配慮者が入 居しやすく、安心して暮らせるように、募集要 件、入居ルールを検討する。 ・24 年度も、法務局主催の人権相談に対する 支援や人権啓発活性化事業を継続して実施し ている。 相談体制、サポート体制の整備と周知 計画の「具体的取組み」 (特に設定なし) - 21 - 計画の推進について 推進の方策 平成23年度の取組み実績 1)男女共同参画に関する拠点機能の整備 男女共同参画の推進を担う拠点機能を設け、効 果的な情報発信や人材育成、交流などの施策を円 滑に遂行し、市民の利便性の向上と意識の醸成を 図る 【各課の取り組み】 ・企画調整課において、鶴岡市男女共同参画計画の進行管 理を行い、市の関係部署の関連施策の推進を図るとともに、 国県との総合的な窓口となっている。庁内に、計画推進と施 策の重点化等を検討する組織「鶴岡市男女共同参画推進会 議」を設置。 ・社会教育課において、県及びチェリアの活動協力や市内団 体・グループとの連絡など主に事業面での推進を行っている。 ・中央公民館(女性センター)では、女性の生活支援と学習活 動の推進を目的に様々な講座運営、女性活動支援、家庭支 援事業等を行っている。また商工課、子育て推進課では就労 情報と子育て支援情報を相互に活用して就労しやすい環境づ くりに努めている。 ・そのほか各担当部署それぞれの取組みと連携により、女性 の活躍を推進している。 ・市総合相談室(女性相談員)を第一窓口に、内容に応じて庁 2)女性の相談に対する窓口体制の整備 様々な立場や世代の女性の抱える多様な悩み 内外の専門の相談窓口に繋いでいる。 や心配ごと、情報の求めなどに第一に対応し、適 切に専門的な相談窓口につなぐ相談体制の整備 を図る 3)市役所における男女共同参画の取組みの推進 計画を推進する市役所において、能力に応じた 女性職員の管理職への登用や、審議会委員への女 性就任などを積極的に進め、一事業所としても男 女共同参画を推進し、企業や団体、地域への波及 を図る ・個々の具体的な取組みは、計画の「具体的取組み」で整理し た状況にある。性別に関係せず個人の能力で登用している。 ・行政に携わる審議会等委員については、特定の性に偏った 状況を変えていくため、関係団体や所属への働きかけを行う ことにより、女性委員の登用を図っている。 - 22 - 平成24年度以降の展開 ・24 年度から、計画に掲げた取組みの推進にあた り意見や助言等を得るため「鶴岡市男女共同参画 推進懇談会」を設置。(2/22 開催) ・庁内の情報収集や基礎分析を行い、庁内の連携 を円滑にし効果的な取組みを検討するため、「庁 内ワーキンググループ」を設置し活動している。 ・拠点機能の整備について、まずは現在の体制を 継続しながら、必要な機能とその取組み、体制等 について、引き続き検討を行う。 ・当面は、第一窓口は総合相談室が担い、そこか ら内容に応じて専門の相談窓口に繋いでいく現状 の体制を基本と考える。 ・今後、女性の相談窓口のニーズの把握に努め、 常時あるいは単発の女性用窓口の開設などを検 討していく。 ・計画の「具体的取組み」の目標を達成するよう一 層努力する。 ・審議会等住民の声を聴取する際は、団体への呼 びかけや公募等により、男女の均衡にできるだけ 配慮していく。24 年 12 月に告示した市の要綱に、 審議会等の女性の登用目標 30%、審議会等の公 募委員の登用目標 25%を明記し推進している。
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