科目名 履修 年次 科目 目的 到達 目標 看護学原論 Principles of Nursing 1年次 前期 科目 区分 岡本 恵里(201) 担当教員 (研究室番号) 新任 ( ) 専門科目・実践基盤看護学 選択 区分 必修 教員への連絡方法 (メールアドレス) 単位数 (時間) 2(30) 授業 形態 講義 科目等 履修生 可 オープンクラス 可 看護の歴史的変遷、看護の基本概念である「人間・健康・環境・看護」や看護理論、保健医療福祉システムや看護における法と 倫理の学習を通して看護学への関心を高め、看護の機能や看護者の責務について自らの考えを持てるための基礎を築く。 1.看護・看護学への関心を高め、思考する能力を身につける。 2.看護の歴史的変遷、法的側面、看護における倫理の重要性について理解する。 3.看護学の基盤となる概念、理論を理解する。 4.看護活動の実際を理解し、看護の質を高めていくことの重要性とその課題について考えることができる。 課題レポート(30%)・筆記試験(70%)による総合評価。 成績評価方法 (基準) 教科書 再試験 総合評価において不合格となった場合、本人からの申請により再試験を受けることができる。 再試験は筆記試験のみで評価し、課題レポートの点数は評価に反映しない。 等 川村佐和子ほか編:ナーシング・グラフィカ 基礎看護①-看護学概論 第5版,メディカ出版,2014. ヴァージニア・ヘンダーソン著,湯槙ますほか訳:看護の基本となるもの,日本看護協会出版会,2006. フロレンス・ナイティンゲール著,小玉香津子ほか訳:看護覚え書き 本当の看護とそうでない看護,日本看護協会出版会,2004. 参考書等 日本看護協会監修:新版 看護者の基本的責務-定義・概念/基本法/倫理,日本看護協会出版会,2006. その他、授業の中で適時紹介します。 受講者への メッセージ 「看護とは何か? 看護学とは何か?」を自らに問いかけながら、自分を含む人々の生活や健康、人間の尊厳について 考えを深めましょう。また多くの書籍やクラスメイトとのディスカッションを通して感性のアンテナを高め、自分の意 見を他者に伝えられる力を身に着けていきましょう。 備考 回 1回 2回 学習項目 学習内容 主担当 教 員 授業 方法 看護の導入 「看護学」「基礎看護学」の学習過程 看護とは何か(看護の概念と定義、看護の目的、専門職としての 看護)について学び、学問としての看護について考える。 4年間の看護学の学習過程について学ぶ。 岡本 講義 専門職としての看護組織 看護実践のための基準 看護教育制度 社会における看護サービスへの期待、ニーズについて概観し、看 護という専門職のアイデンティティを確立させる重要性を学ぶ。 日本における現在の「看護教育制度」について学ぶ。 岡本 講義 看護の変遷と21世紀に求められる看護 看護の歴史的変遷(日本・イギリス・アメリカ)を概観し、21世 紀に求められる看護の在り方を考える。 岡本 講義 看護と法の関わり、看護実践における法的基盤について学び、法 律の看護実践への影響、医療事故(看護過誤)における法的責任 について考える。 ◆課題提示① 岡本 講義 3回 看護における法的側面 4回 5回 看護の基本概念① (グループワーク) 「人間・健康・環境・看護」の概念とその相互関係について学 ぶ。新聞記事から「人間・健康・環境・看護」について考える。 ◆課題提示② 岡本 講義 演習 6回 看護の基本概念② (グループワーク) 5回目の授業をふまえ、看護の概念「人間・健康・環境」につい てグループで意見交換し、出された意見を基に学習課題を見出 す。 ◆課題提示③ 岡本 講義 演習 7回 看護の基本概念③ (グループワーク) 6回目の授業をふまえ、看護の概念「人間・健康・環境・看護」 についてグループで意見交換し、出された意見を基に個人で各概 念について文章化する。 ◆課題提示④ 岡本 講義 演習 看護の基本概念④ 個人でまとめた看護の概念「人間・健康・環境・看護」を活用し て、グループで看護の概念モデル(文字・絵・図)を考える。 ◆課題提示⑤ 岡本 講義 演習 看護理論とは何か、理論の分類や変遷、看護実践・教育・研究に おいて理論が重要であることを学ぶ。ナイチンゲール、ヘンダー ソンの理論の概要(概念・モデル・命題)を学ぶ。 ◆課題提示⑥ 岡本 ナイチンゲールの『看護覚え書き』13項目に記述されている主張 について、グループでその解釈を共有することにより、「健康に ついて責任を負う」ことへの自分の考えを持つ。 ◆課題提示⑦ 岡本 講義 演習 岡本 (グループワーク) ヘンダーソンの『看護の基本となるもの』14項目に記述されてい る主張について、グループでその解釈を共有することにより、 「その人が行動するのを助ける」ことへの自分の考えを持つ。 ◆課題提示⑧ 講義 演習 看護実践のための理論的根拠 (看護理論)④ (グループワーク) 看護理論家(ナイチンゲール、ヘンダーソン、オレム、ウィーデ ンバック等)の略歴や理論の概要、理論の中心テーマを学ぶ。 ◆課題提示⑨ 岡本 講義 演習 看護ケア(看護援助)の基本的役割 保健、医療、福祉システム 看護ケアにおける看護師の役割と責任について学び、根拠に基づ いてケアを実践(EBN)することの重要性を考える。 看護の保健・医療・福祉の概念、サービスの提供の場について学 び、多職種とチームを組むことの重要性、チームの中における看 護者の役割について考える。 新任 講義 看護実践における看護倫理の重要性を学び、倫理的課題とは何 か、看護者の倫理的意思決定に必要な要件とは何か、倫理的行動 とは何かについて考える。 岡本 講義 科学的思考を基盤にした看護活動の重要性について学び、看護の 機能や看護者の責務について考える。 ◆課題提示⑩ 岡本 講義 8回 9回 (グループワーク) 看護実践のための理論的根拠 (看護理論)① (グループワーク) 10回 看護実践のための理論的根拠 (看護理論)② (グループワーク) 11回 12回 看護実践のための理論的根拠 (看護理論)③ 13回 看護における倫理と価値 14回 15回 専門職としての看護 実践科学としての看護 講義 演習
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