小林 - 和木町役場

平成 25 年第 3 回(6 月)定例会
c
議
長
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、質問順位3番
小 林 議 員
10番議員
小林
秀嘉君。
それでは通告に基づきまして、一般質問をさせていただきま
す。
1番目でありますが、木化型住宅の促進、つまり木造住宅ゆ
うことでありますが、町長の今、先程のお話で、町長に対して
は最後の質問になるかと思われますが、どうぞよろしくお願い
致します。
最近はですね、余談になりますが、私も木材の会社いうんで
すか、丸太の大きなアメリカから輸入する会社に勤めておりま
した。その当時と比べますと、木材のあり方そのものが随分変
わって参りました。昔は、その柾(まさ)いうんですか木目で、
柾(まさ)を取る時はちょっとしか取れなかったんですが、最
近は集成材というのが随分発達してきまして、住宅の構造その
ものが変わってきたように思われます。その集成材の方がずっ
と強くて見栄えも良い、私がおった頃は集成材が接着剤のつけ
方が悪い、あるいは接着方法が弱いとかいうことで、剥がれ易
いとかいろいろな欠点がありました。中がスカスカになったり
ですね、そういったことがありました。
当時木材は、今でもまぁそうなんですが、輸入が多くてです
ね、米材、アメリカの木材ですね、ダグラスファーとは樅(も
み)の木材、パインとは松の木材、ニュージーランドからも松
は入ってきておりました。最近はかなり普及しているようであ
ります。当時はソ連材、今、ソ連はありませんが、筏(いかだ)
でですね、私の故郷の富山、新潟の方では後ろに筏(いかだ)
をつけて船が曳航して、持ってきていたのを思い出します。余
談ではございますが、そういったことで丸太をそのまんま削っ
てですね、製材所で1本の丸太を削っていたようであります。
ラワン材、フィリピンは殆ど日本にラワン材を持ってきた関係
上、山の木が殆ど無くなってしまったという経緯です。全然こ
う年輪があるのと南洋のほうでは常温がずっと続いています
1
平成 25 年第 3 回(6 月)定例会
関係上、冬が殆どないということで、年輪が殆どわかりません。
ベニヤ板がそうなんですが、芯をくり抜いてりんごの皮、或い
は大根の皮を剥くようにしてベニヤ板はずっと作られてきま
した。今もそうであります。で、合板というのはできておりま
す。それも大変弱かったんですが、最近はすごく木材が改良さ
れて強くなってきました。
言いたいのはですね、今、私が認識しているのは木材で造る
家が最高11階まで出てきております。或いは、中学校でも5
階建て、6階建ていうのが現れてきております。1番気になる
のは火事ですね、火事になった時に全部燃えてしまうんじゃな
いかという危惧、木材の時はそういった事が発生するんです
が、最近はですね、その柱がですね、燃えない。残る。で、火
がどうなるかといいますと、その柱の方で熱を吸収してです
ね、柱が残ったまんまの実験結果が出ておりまして、急速に木
材の住宅が、しかも高層住宅がですね、要は、私が言いたいの
は、和木町の町営住宅も5階建てが出来ました、町長の前のお
話じゃあ、次に6階建てぐらいというようなお話もありまし
た。和木町におきましては、幼保一元化になるかどうか私はよ
く分りませんが、町長の先程のお話から、一応幼稚園の予算も
ついておりますし、その実施設計は出来るような状態でありま
す。私はそれを木材でやっていただけないかなと、或いは幼保
になればですね、何階かに造られるいうことです。木材の特徴
は、夏は涼しくて冬は暖かい、そういったことがあります。そ
れから資源から申しましても、有資源いうんですか、無資源化
じゃあないんですが、再生可能でですね、ずっとその木材は繰
り返し、循環で使える。昔は木を植えてですね、孫、或いはひ
孫にその木を切り出して、子供の結婚とかにやっていったよう
であります。
最近は、間伐材がですね、いっぱい出来ておりまして、杉、
或いは色んな檜の、芽にですね、色んな檜の花粉がついて、色
んな弊害ありました。昔は、山が戦争のためにですね、坊主に
なってしまいました。そこで植えられた結果が、このような形
2
平成 25 年第 3 回(6 月)定例会
になった訳であります。
それでお尋ねしたいんですが、今から実施設計ではあります
がそういった木材型の、どうかそういった建物に力を注いでい
ただけんかということでお尋ねをまずしたいと思います。お願
い致します。
議
長
古 木 町 長
古木町長。
ただ今の小林議員のご質問にお答えをいたします。
いわゆる、木造住宅を使っていろいろな公共事業をやったら
どうかとこういう主旨のご質問であろうかと思いますが、それ
で、いわゆる木材を使って、特に山口県でいえば県内産のその
木材を使って住宅を建設するということは、現在山口県に於い
ても進めておりまして、そういった考えについては、非常に良
いことだと私自身も思っております。
こうした中ではありますが、和木町では今年、蜂ケ峯団地に
公務員宿舎3戸を建設する予定であります。計画しております
が、この内の1戸は今現在、木造で計画をしております。
その他ですね、今年は小学校で留守家庭教室を建設をいたし
ますが、この教室についてはですね、これは県内産の木材を
しっかり使ってと、こういう予定の建物でございまして、町で
は今申し上げたようにそういった方向での努力はしているつ
もりであります。
それと、幼稚園のことについて、幼稚園の建替えについて
ちょっとご質問がありましたが、現在は基本設計まででありま
して、詳しい実施の内容までには至っておりません。
従って、これから実施設計を組む段階でですね、どのような
格好になるのかですね、これはまたこれからのお話ということ
で、そういうご希望があるという事を頭に入れながらですね、
これからの実施設計の取り組みについてはですね、そういう指
示もしていきたいとこのように思いますのでご理解ください。
以上です。
3
平成 25 年第 3 回(6 月)定例会
議
長
小 林 議 員
小林秀嘉君。
ありがとうございます。ぜひ実現するようにですね、もって
いっていただければ幸いであります。
今、陸前高田の所ではですね、皆さんこうテレビで見られた
と思うんですが、みんなの家、みんなの党ではないんですが、
みんなの家ちゅうのがありまして、避難場所っていうんです
か、火の見櫓を大きくしたようなもんができてきております。
何度も見られたと思うんですが、逃げ遅れた場合には、その塔
の上へ上がってく、みんなそれが家になってる訳なんですが、
本町におきましても、南海トラフとか色んな問題が最近提起さ
れてですね、やはり地震が近いぞとゆうような形、或いは弱者、
高齢者、私も高齢者ですが、弱者の場合、逃げ遅れる可能性も
かなりあるように思われます。やはり参考までにですね、これ
も全部丸太でできて、みんなの家でありますが、家らしいもの
を備えているわけじゃありません。火の見櫓は一人、上へあが
って半鐘を叩いたんですが、5階建てぐらいの高さになって簡
単な建物になっていると思われます。で、そういったものを、
私はやはり造っていただけんかなと、このように考えておりま
す。そこまでは通告しておりませんので答えようがないかもし
れません。
先程、町長もお言いになりましたが、国においては2010
年の10月に木材促進の基本方針がなされている。それから随
分、少しづつ変わって、県におきましても翌年の11年12月、
それから本町におきましても留守家庭の方で、先程町長申され
ましたけども、そういったものを促進して造ると。この辺でで
すね、一番皆さんが認識されるのは錦帯橋だろうと思います。
全部木材で出来ております。私は欠点と思われますのは、すご
く銘木を使う訳ですよね、東北の方から木を伐採してきて、し
かもかなり太い、我々の身長ぐらい、神社仏閣、今お伊勢さん
やら行ったら、或いは高野山へ行かないと残ってないような木
4
平成 25 年第 3 回(6 月)定例会
を伐採してくるわけですね。それがもの凄く危惧されます。
木は再生されるといいますけども、ああいう木はできない。
今のいろんな状況を考えたら、資源として細い丸太しかできな
いんじゃあないか、あれほどの大きな木に育つのが何百年もか
かる訳ですね。そういったものができれば日本もすごくいいと
思うんですが、全然この辺じゃあもう見ることができないよう
な気がいたします。そこでですね、こういったものをやられる
という気が、例えば幼稚園、或いは保育所、別々にまぁこれか
らもでてくる訳ですが、どのように考えておられるか、担当課
長にお聞きしてみたいと思うのですが、いかがでしょうか。
議
長
新枝教育委員会事務局長。
新
枝
先程町長の方からもありましたが、現在、今年実施設計を考
教 育 委 員 会 えております。この中でどのようなことが出来るかを検討して
事 務 局 長 参りたいと思います。
議
長
村 岡 住 民
村岡住民サービス課長。
保育所の建て替えについては、まだ現在考えておりません。
サ ー ビ ス
課
長
議
長
末岡都市建設課長。
末
岡
担当課より町営住宅の高層化について、でございますけど、
都 市 建 設 町営住宅は低コストで良質な住宅を少しでも長く使っていた
課
長 だくというのが基本であります。よって耐用年数、耐震性、コ
スト面これらを総合的に判断した場合ですね、木質化と内装に
木材を使う、県内産木材を使うとそういう木質化というのはど
んどん進めておりますけど、建物の主要部分、柱、梁、壁等こ
れにですね全て木材を使うということはですね、現在まだちょ
5
平成 25 年第 3 回(6 月)定例会
っと特殊的な工法であります。従って、現在町営住宅のような
集合住宅の高層化については、まだ従来のRC構造とかその辺
がまだ主流ではないかというふうに考えております。
議
長
小 林 議 員
小林
秀嘉君。
課長は、高層住宅のお考えはないということですが、他所で
高い建物あったら見に行かれるおつもりがあるかどうかお聞
きしたいと思います。
議
長
末岡都市建設課長。
末
岡
近年そういう完全な木造造りの高層住宅これができておる
都 市 建 設 というのも聞いております。そして木造については、2003
課
長 年に木造耐火構造というのが認定されまして、ようやく4階建
て以上のですね、木造建築物、これが法規制上可能になったと。
それから木造造りの高層化、これはやはり欧米とかですね、北
欧これが技術が進んでおって、まあそこが中心的なんですが、
日本においても今後これをどんどん研究されるという事でご
ざいますので、そういう機会がありましたらぜひ視察に行って
みたいというふうに考えます。
議
長
小 林 議 員
小林
秀嘉君。
ありがとうございます。私も民生建設委員会におりますん
で、また行ってみたいと、かように思っております。
次の質問に移ります。2番目でありますが、放置自転車いう
ことで私はご質問したいと思うんですが。前からもそうだと思
うんですが、盗難、あるいは乗り捨ての自転車がですね、かな
りあっちこちで見受けられました。私の山の手の方もありまし
たけど、最近無くなっているようであります。かなり長く、な
んか札がついたまんま残っておりました。一番多いように私が
6
平成 25 年第 3 回(6 月)定例会
思うのは瀬田3・4丁目の上り口の自転車、自転車を押して上
がっても自転車で下りてくることができないから、多分あそこ
へ集結して置かれているように思いますが、あっこにこういろ
んな自転車があるように見受けられる。あるいはですね、駅の
近辺でも見受けられますし、曙橋の橋の下の所にでも私は時々
見受けます。かわいそうなのは、学校に行ってる、通学してる
子供たちの自転車を悪さで乗って歩いて、帰ってきたら自転車
がないという事で、まあ本人も鍵をかけなかったんか、あるい
はお金出してあっこに駐輪しなかったかいうことはわかりま
せんが、どうも中学校の自転車にしても悪さをしてですね、放
置してるようにそういった自転車が見受けられるように私は
思います。それについてどのように対処をして対応されてるか
ということについてお伺いしたい。
議
長
河内企画総務課長。
河
内
小林議員の質問にお答えしたいと思います。
企 画 総 務
課
まず第1に蜂ケ峯公園の入り口の駐輪場でございますけど
長 も、そこには今現在100台ぐらいの駐輪されている自転車が
あると認識しております。その中にはですね、もう使われてな
いような状態のものも数多くみられるということで、その他に
も栄橋の下にも駐輪場がありますけれども、そこも町の方で管
理をしておりますが、自転車の管理につきましてはですね、地
元の自治会長の方と協議をしながら、持ち主の方にもし不用に
なればですね、それは処分して頂くということでお願いをし続
けてきております。現状もうすでに所有者がわからないものや
ですね、そういったものが駐輪場の中に数多く見受けられる状
態ということが長く続きますとですね、他の利用者の方に迷惑
になりますので、それは何らかの形で処分をせざるを得ないと
いうふうな事も過去においてはそういった処分してきており
ますのでですね、それは地元の自治会長の方と協議しながら、
また、今後も検討はしていかなくてはいけないとは思います
7
平成 25 年第 3 回(6 月)定例会
が。基本的にはですね、個人の方に、所有者の方にちゃんと管
理をしてもらうということが一番基本でございますので、そう
いった啓発はちゃんとしていきたいというふうに考えており
ます。
議
長
小 林 議 員
小林
秀嘉君。
ありがとうございます。ぜひですね、札をつけてそのまんま
にしとくということがないように、期限を切って必ず回収して
歩くか、そのまま放置しないようにお願いして、一般質問を終
わりたいと思います。ありがとうございます。
議
長
再質問がないようですので、小林秀嘉君の一般質問を終わり
ます。
8