2010 年度 資生堂 月次売上動向 ― 国内 10 月実績、海外2010年度第3四半期概況 ― New! 国内の足元状況 最終更新日 2010/11/30 ※当該月の翌月末に更新 <国内・化粧品販売会社売上前年比増減率(%)> 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月 2009 年度 -13 -9 -1 -7 -9 -10 -2 2010 年度 -14 -13 +2 -11 -7 +3 -22 -9 -2 1月 2月 3月 累計 -12 +6 +5 -5 -8 【10 月の売上概況】 10 月の国内販売会社売上は、前年同月に対して-22%となりました。引き続き中価格帯領域で苦戦していること に加え、9 月に秋の棚替えに合わせた売り場拡大施策に取り組んだことや前年に複数の大型新商品の出荷が あったことの反動などから、カウンセリング化粧品が一時的に前年を大きく下回る出荷となりました。10 月の店 頭売上は、出荷同様に引き続き中価格帯で苦戦したことや前年の反動があり、9 月よりマイナス幅が若干拡大 いたしました。 個別には、9 月に発売した「エリクシール シュペリエル ハリライン」において小売り側による在庫の消化が優先 されたこと、昨年 10 月に「リバイタル グラナス」の「プラチナムシステム」の上市があったことの反動などから、カ ウンセリング化粧品の出荷が一時的に前年を大きく下回りました。一方、セルフ化粧品は新製品の上乗せがあ った「インテグレート」や「マジョリカマジョルカ」などが堅調に推移し、前年を上回りました。また、トイレタリーも 9 月に発売した「ツバキ ウオーター」や「専科」が貢献し、前年を上回りました。 今期は厳しい市場環境が継続するなか、ヒット商品のロングセラー化に努め、一部には明るい兆しも見えていま す。引き続き重点育成ブランドを中心とした商品の競争力を高めていくほか、店舗における提案力の強化にも注 力することで売上の拡大を図ります。 海外の足元状況 ※四半期に 1 度更新(更新月:1 月、4 月、7 月、10 月) 最終更新日 2010/10/28 【第 3 四半期(2010 年 7~9 月)注1の概況:現地通貨ベース】 欧米の化粧品市場は昨年 10-12 月以降、地域により強弱はあるものの回復基調を継続し、中国や新興国も 成長を維持しています。当社の 2010 年第 3 四半期の海外売上注2は、グローバルブランド「SHISEIDO」の継 続育成や新アイテムの導入・ラインのリニューアルとともに、ビューティーコンサルタントの応対力強化などに 努めたことにより、アメリカ、欧州、アジア・オセアニアの各地域とも前年実績を上回って推移しました。 地域別の概況は以下の通りです。 ○ アメリカ・・・リニューアルした「資生堂ホワイトルーセント」をはじめ、「資生堂 BOP」、「資生堂 フューチャーソリューション LX」に加えて、「NARS」が売上を伸ばしました。また、プロフェッショナルも新製品効果や営業取り組みの成 果により売上を伸ばしており、既存事業全体として前年実績を上回りました。加えて 3 月に買収を完了 したベアエッセンシャルの売上も順調に推移しています。 ○ 欧州…景況の影響を受けるトラベルリテール(空港免税店など旅行者向けの事業)や、取扱店を拡大してい るロシアが引続き好調を維持しているほか、プロフェッショナルも回復基調にあります。フレグランスも堅調に 推移しており、地域全体で前年実績を上回りました。 ○ アジア・オセアニア…中国は引き続き成長を維持しています。また、台湾では「アクアレーベル」や「インテグレー ト」、「UNO」に加えて、「エテュセ」や「イプサ」などが好調に推移しました。他のアジア諸国も総じて売上を伸 ばし、地域全体でも前年実績を上回りました。 注1:資生堂グループの海外子会社は 1~12 月を決算期としていますので、既に 2010 年度第 3 四半期を終了しています。 注2:当欄における海外売上増減は、全て現地通貨での売上に基づいて表現されています。一方、連結決算で開示される海外の売上は、実勢 レートに基づき、円貨換算されているため、為替変動の影響を受けます。よって、増収と減収という違いがありえることや、増減率が当欄と は一致しないことにご留意下さい。 ※2010 年度第 2 四半期実績の詳細については、こちらをご参照ください。
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