Doc.No K1L-Z-11156B 2011年3月30日 オムロン株式会社 電子機器

Doc.No K1L-Z-11156B
2011年3月30日
オムロン株式会社 電子機器事業本部
計画停電に対する汎用無停電電源装置(UPS)の取り扱いについて
3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震に被災された皆様に、謹んでお見舞い申
し上げます。被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
さて、この地震による影響で電力不足が発生し、その緊急対策として地域ごとに計画停電
が実施されていますが、汎用無停電電源装置(UPS)をお使いのお客様には、計画停電時にお
願いすることとご注意いただきたいことがございますので、ご連絡させていただきます。
記
UPS は停電などの電源異常時にバッテリからのバックアップ運転を行います。しかしながら
計画的に毎日停電が発生する事態は想定しておらず、このような状況に対応できる仕様には
なっておりません。
計画停電などで毎日バックアップ運転を実施した場合には、以下の想定される問題に示し
ますようにバッテリの早期劣化が懸念されますので、緊急時を除いては以下の対応を実施い
ただきますようお願いいたします。
【計画停電時の対応】
(1) 停電開始時間が事前にわかっている場合、停電前に UPS に接続されている負荷装置、
各種機器を停止してください。
(2) 負荷装置、各種機器が完全に停止したことをご確認のうえ、UPS 本体を停止し、停電
中にバッテリが放電しないようにしてください。
(3) 停電が終了しましたら、UPS を起動し、UPS に接続されている負荷装置、各種機器を
復帰させてください。
※当社製シャットダウンソフト(PowerAct Pro)、もしくは SNMP/Web カード(SC20G)を
ご使用の場合は、
「即時シャットダウン」を実施することでシャットダウンさせること
ができます。実施手順については別紙マニュアルをご参照ください。
【想定される問題】
当社の UPS は、月1∼2回程度の停電を想定して設計されております。毎日バックアッ
プ運転を実施するようなご使用の場合、バッテリの充電不足によりバックアップ時間が
確保できなくなるだけではなく、バッテリの寿命が極端に短くなることがあります。
以上、お客様へは大変お手数をおかけいたしますが、ご配慮いただければ幸いです。
なお、UPS のお問い合わせにつきましては、当社ホームページ、またはオムロン電子機器カス
タマサポートセンタに、お問い合わせいただきますようお願いいたします。
お問い合わせ先
・ホームページ URL: http://www.omron.co.jp/ese/
・オムロン電子機器カスタマサポートセンタ
フリーダイヤル:0120−77−4717(携帯電話、PHS からもご利用いただけます)
TEL:03−5781−3930 / FAX:03−6718−3632
メールアドレス:[email protected]
電話受付時間:月曜日∼金曜日(祝祭日、当社の休日を除く)
9:00∼17:30(12:00∼13:00を除く)
以上
Doc.No K1L-Z-11156B
【別紙】即時シャットダウンの実施方法について
計画停電時、
当社製シャットダウンソフト(PowerAct Pro)、もしくは SNMP/Web カード(SC20G)
をご使用の場合は、「即時シャットダウン」を実施することで UPS のバッテリを放電させずに
シャットダウンさせることができます。また「即時シャットダウン」でシャットダウンさせた
場合、復電時 UPS は自動再起動しない動作になります。(UPS の自動再起動設定が有効/無効
関わらず自動再起動しません)手動で電源スイッチを OFF→ON することで、UPS は起動します。
●PowerAct Pro をご使用の場合
メイン画面の「手動操作−即時シャットダウン」を実施してください。
●SNMP-Web カード(SC20G)をご使用の場合
「UPS 管理−UPS 制御−即時シャットダウン」を実施してください。
以上