マンモグラフィを受ける方へ マンモグラフィ受診前検査内容についてご理解ください。 Q マンモグラフィって、なに? A 早期に乳がんも発見できる乳房専用のX線撮影のことです。 マンモグラフィは乳房のX線撮影のことです。乳房は柔らかい組織でできているため専用のX線撮置 を使用します。乳がんをはじめ乳房にできる病気をほとんど見つけることができ、しこりとして触れ ないごく早期の乳がんも発見できます。 マンモグラフィでは、立体的な乳房全体が撮影フィルムのなかにもれなく写し出されるように、一方 の乳房の2方向(場合により1方向)の撮影を行います。撮影時間は約 15 分から 20 分程度です。 Q “痛い”と聞きますが A 立体的で厚い乳房を正しく撮影するため圧迫する必要があります。 マンモグラフィ撮影では乳房を圧迫板ではさみます。これは、診断に必要な 放射線 写真を撮るために、とても重要です。乳房は立体的で厚みもあり、そのまま 放射線 撮影すると乳腺や脂肪、血管などの重なりで、実際に腫瘍があっても映し出さ れないことがあります。また圧迫により、放射線の被曝量を少なくする効果も ○ ○ あります。乳房を薄くひきのばすことで少ない放射線でしこりの形がはっきり と写ります。 正しい撮影をするため、撮影技師がポジショニングを行いますので、どうぞ 協力お願いします。ただし痛みが強い方、皮膚や乳房の炎症や外傷があり圧迫 ぼんやり映る はっきり写る できない方は撮影を中止することがあります。 Q 放射線の被曝による危険性は? A X線の量はごくわずかでほとんど危険はありません。 マンモグラフィはX線検査なので放射線被爆がありますが、乳房だけの部分的なもので、骨髄などへ の影響はなく、白血病などの危険はありません。1回の撮影で受ける放射線の量は東京からニューヨ ークへ飛行機で行くときに浴びる自然放射線とほぼ同じ量であり、被爆による影響より、撮影によっ て早期乳がんが発見できることのメリットの方がはるかに大きいのです。ただし、妊娠中の方、妊娠 の可能性のある方はお申し出ください。胎児への被爆を考慮し、検査方法を検討します。 Q 撮影にあたっての注意点は? A 制汗剤やパウダーなどはよく拭き取って。 撮影するにあたって、食事の制限や前もって服用するお薬などはありません。乳房から脇の下を含め た部分を撮影しますので、撮影前に制汗剤やパウダーなどは拭き取ってください。パウダーなどが付 いたままですと、がんのサインである石灰化に非常に似て写ることがあります。不要な再検査や被爆 を避けるためにも、また、長い髪は束ねておいてください。以前に受けた手術や傷跡、いぼ、ほくろ など、またご自分で気が付かれたしこりなどがありましたら、撮影技師にお伝えください。正し撮影 と診断に非常に役立ちます。 その他、ご不明な点がございましたら、お気軽にお尋ねください。 ☎045-628-6752(放射線科直通)
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