雇用 働き甲斐があり、 多様な人材を育てる会社 CONTENTS 雇用領域での取り組み P.45 安全衛生の取り組み P.46 ●働きやすい職場づくり P.47 ●人材育成 P.49 ● ● ISO26000 の中核課題で対応する項目 人権 ● 労働慣行 コミュニティへの参画およびコミュニティの発展 ● ● TOPICS 4 新たなる職場活性化の取り組み、 「いきいき ふぃーるでぃんぐ」始動 CSR経営推進部 企業行動推進室 室長 川勝 義治 職場の活性化というのは、 どこの会社でも最近取り組まれて そこで、活動を始めるという宣言の意味を込め、 ネーミングの いる事だと思いますが、NECフィールディングでは、職場の 募集を全社的に行いました。そして生まれたのが「いきいき 活性化がリスク低減につながるという考えで 「いきいき ふぃー ふぃーるでぃんぐ」です。 「 職場のトップ以下、 ともに懸命に るでぃんぐ」活動を開始しました。 取り組む」 ことをスローガンに活動を開始しました。昨年度の 従来、NECフィールディングでは、 さまざまなリスク低減の施策 上期のことです。 を実施してきましたが、作業ミスであるとか、 お客さまとの対応 各部門でリーダーを選任していただき、職場単位で「いき 上でのトラブルが発生した際に、担当者自身が抱え込んで いき ふぃーるでぃんぐ」活動を行ってもらっています。必ず しまい、上司をはじめ周りにも相談できずに事態が悪化して 参加するといった強制をすることはありませんし、お互いに しまうという事例がいくつかありました。一方、職場コミュニ コミュニケーションをとれるものであれば、活動内容を特に ケーションを積極的に行っている部門では、重要な問題は 制 約 することもしません。これをきっかけに、上 司・先 輩・ 起きていない現実もあります。ではなぜ相談できないのか、 若手の交流がさらに深まり、そして職場の一体感、価値観の 報告できないのか・・・担当者同士あるいは部門間の関係性 共有が醸成できれば、 リスク低減、企業価値向上につなが を見つめた結果、見えてきたのが「職場活性化=コミュニケー ると考えています。 まだ始まったばかりの活動ですが、 リー ションの活性化」 によるリスク低減という一つの方針でした。 ダーの方からの活動報告の件数も少しずつ増えています。 「活性化」 の活動は全体で盛り上げていかなければなりません。 43 より活発な活動になるよう推進していきます。 雇用 新たなる職場活性化の取り組み、 「 いきいき ふぃーるでぃんぐ」始動 TOPICS ガバナンス/アカ ウンタ ビリティ 「いきいき ふぃーるでぃんぐ」活動概要 2011 年度下期は、活動の定着を目的として、 「職場活性化に大きく貢献し、他の職場の模範となる活動」の表彰を行いました。 活動報告の中には、ボーリング大会、災害用非常食の試食会、 日帰りバスツアーなど、 さまざまな活動がありましたが、たくさんの 人数や他部門を巻き込んで行った以下の活動を表彰しました。 ● 表彰された優良活動 ( 2011 年度下期) 受賞部門 リーダー名 流通産業サービス事業部 システム保守運用部 平原 達郎 活動内容 バーベキュー 中国支社 マツダ IT センター 伊藤 勇 リペア本部 リペア技術部 塵濱 俊介 (@多摩川河川敷) NECフィールディング システムテクノロジー 神田 聖子 (@葛西臨海公園) (@多摩川河川敷) バーベキュー バーベキュー大会 (NECフィールディング システムテクノロジー) マー ケット 社会貢献活動 +バーベキュー バーベキュー 担当者 インタビュー (左) NECフィールディング システムテクノロジー 株式会社 業務部 バーベキュー大会 (流通産業サービス事業部 システム保守運用部) 神田 聖子 雇用 (右) NECフィールディング株式会社 流通産業サービス事業部 システム保守運用部 グループマネージャー 平原 達郎 いろいろな交流ができるので いろいろなところに声をかけていきたい。 さまざまな企画を通して、 さらなる職場活性化に繋げていきたい。 私はNECフィールディングシステムテクノロジー株式 職場コミュニケーションというと、 これまでも部下に対 するリスクの注意喚起等を行ってはいましたが、やはり 従業員がバーベキューをはじめとする社外活動をそ 自分の業務以外の関係者と話す機会はあまりなかった れぞれ積極的に行っていました。そのようなこともあり ため、 このような原則全員参加型の機会が設けられた 「いきいき ふぃーるでぃんぐ」によって大きく変わった のはよい事だと感じました。 ということはありませんが、 さらなる発展へとつながった 今回「いきいき ふぃーるでぃんぐ」の活動を企画するに と感じています。 「 規模を大きくしてやりましょう」 と声 あたって、直近で大きな人事異動があり業務の担当者が を掛け合い変わり始めたのは確かで、NECフィール よく分からないという声があったので、事業部内の各部門 ディングの人も参加するようになりました。 この活動を 横断でのバーベキューを行うことにしました。当日は事業 通じてフィールディングの方々とコミュニケーションを 部長をはじめ多くの方に参加いただき、今まで電話でしか 話したことがなかった人などとも触れ合えたり、 また、 プラ 仕事にフィードバックした時、何か困ったことがあれ イベートの話では違う一面も見ることができたりと、皆 ば相談できる相手になっていただくようになったり、 和気あいあいとバーベキューおよび併催したビンゴゲー 仕事がしやすくなったと私を含めて従業員の皆さん ムを楽しんでいました。今回のイベントを通じて、以前より からも声が届いています。人と人との関係性が密接に 話や相談をしやすい職場環境になっており、 これはリスク なったからかもしれません。 の未然防止にもつながるのではないかと感じています。 また私たちの会 社は、上 下 関 係があまりない社 風で 活 動に取り組むまでは、昔に比 べ 社 員 旅 行 や運 動 会 すが、それでもやはり新入社員は緊張しているはずで などの行 事が少なくなっていることもあり、 「皆あまり す。そのような意味でも 「いきいき ふぃーるでぃんぐ」 乗り気ではないのかな」 と感じていたのですが、実際には、 活動は、仕事だけで完結していた人間関係にリラック 「色んな方と交流したい」 「 、バーベキューもやりたい」 スできる緩和剤が処方されたような気がします。NEC という自発 的な声が多 数あがり、驚きました。今 後、活 フィールディンググループ 全 体での交 流がしやすく 動を定常化させ、新しく出てくる企画も検討・実施して なったという意味でも、良い方向への影響があり、 もっと いくことで、職場コミュニケーションの輪をさらに広く 広めていければと今では強く願っています。 深くしていきたいと考えています。 環境 とれたことは大変素晴らしいことだと思っています。 社会 会 社に所 属していますが、以 前より社 長 以 下 多くの 44
© Copyright 2024 ExpyDoc