医療安全管理室だより №13 V o l .1 3 平 成 2 6 年 4 月 発 行 日野市立病院報 当院では、毎年入院された 患者様及び外来を受診さ れた 患者様に、サービス の向上を目的と して 、「 満足 度調査」にご協力いた だい ております。平成25年度の 調査について、結果がまとまりましたので報告させてい ただきます。(詳しくはホームページをご覧ください) 【 調査期間 】 ●入院患者満足度調査 平成25年9月17日(火)から9月30日(月) ●外来患者満足度調査 平成25年10月21日(月)から10月23日(水) MRI検査を受けたことのある方はご存知かと思いますが、MRI検査は強力な磁石と電波を使い体 内の状態を断面像として描写する検査です。よって、検査機器が様々な金属に反応することにな りますので、十分な注意が必要となります。例えば、体内にペースメーカーや脳動脈瘤の手術で使 用したクリップ(20年以上前のもの)が入っていると、磁石と電波に反応し熱を生じることがあり大変 危険です。ですので、ご自分の検査や手術既往歴を十分に把 握した上で検査を受けてください。 医療者側も情報収集は十分に行ってはおりますが、稀に患者 金属は入って さんからの情報が不足していることで、危険に曝されることがあり いませんか? ます。最近では、脳室腹腔内シャントチューブを使用して いると いう申告がなく、体内に金属は何もないという患者さんの返答か ら、危うく検査を実施しそうになっ たというケース が当院でありま した。 検査が決まりましたら注意事項について 十分に目を通し、「昔 手術をした時に金属を入れたかもしれない…」と思い当たる節が ありましたら、ぜひ担当医師にお申し出ください。 当院を選択いただいた理由 入院部門では、「家や職場が近い から」 が最も多く、外来部門では、 「医療施設が充実しているから」が 最も多い 結果となりました。当院で は、日野市立病院第2次改革プラ ンの もと 診 療体 制 の さらなる 充 実 を目指し、地域に密着した医療サー ビスを提供するた め、近隣医療機 関と の 連携の充実に努め て お りま す。これからも“市民の皆様から信 頼され 選ば れる 病院” を目指して 努力して参りたいと思います。 院内コンサート開催 平成25年12月16日(月)に1階ラウンジにて クリスマスコンサートを開催しました。 このコンサートは毎年恒例!職員が様々な 楽器を使って 演奏します。リコーダー、ピアノ、 ハンドベル などの演奏にみなさん楽しんでい る様子でした。 全体評価について 更なる向上を図ります。 ●診察サービス 面では、待ち 時間が長い こと や入 院時の食事内容が不満との評価を多数いただいて おります。今回の調査でのご意見を参考に改善点を 見出していきたいと思います。 おわりに 今後も「患者満足度調査」を継続して行い、ご利用される皆様に満足していただけるようサービスの向上に 努めていきたいと思います。ご協力いただきました患者様、並びにご家族の皆様に感謝申し上げます。あり がとうございました。 患者サービス推進委員会 ■編集後記 雪 かき に追 われ た寒 い冬 も終 わ り、待ち遠しかった春の 訪 れを 感じております 。 今 号で『ゆりの木』は創 刊より3年目 を迎える ことが でき まし た。今 後 もみな さまにより楽 しんで頂 けるよう な 情 報 を 発 信 していければ と思 います 。よろしく お願いいたしま す。 (薬剤科 山田美恵子 ) ●施設面では、売店、食堂や駐輪場で多少不満と の評価をいただいておりますので、今後改善課題と して取り組む予定です。 ●接遇面では、おおむね高評価をいただいておりま すが、言葉遣いや態度等接遇全般において今後も 第17回市民公開講座を実施しました 平成25年12月7日(土)に「長 引く咳のお話~咳から始ま る肺病の診断~」のテーマ で市民公開講座を開催しま した。当日は100名近くの 方が来場され、呼吸器の病 気を専門とする峰松医師、 大澤医師、君塚医師の三名による講演を熱心 に受講されていました。 当院では定期的に各診療科の医師による市民 公開講座を開催しています。 日時、テーマ、参加方法の詳細はホームペー ジや広報ひのに掲載予定です。 ◆ オープンホスピタル開催のお知らせ◆ 日野市立病院では、将来医療機関 関係の職業に従事することを考えて いたり、病院の仕事に関心のある高 校生を対象に、夏休みを利用して病 院施設見学会「オープンホスピタル」 を開催します。詳細は今後ホームペー ジ等でお知らせします。 41.8 296 7,065 227.9 248 36.9 278 837.3 6,890 229.7 199 41.6 258 18,048 820.4 7,778 250.9 252 42.6 343 11月 16,658 832.9 7,390 246.3 226 44.5 298 12月 16,704 879.2 7,718 249.0 234 42.6 330 18,062 821.0 6,935 8月 16,982 771.9 9月 15,908 10月 接種を受け ていて、死 亡 例 な ど の重 篤 な 副 作 用 は報 告 さ れてい ません。 小 児 に対 し ては 平 成 年 度 から小 児 用 肺 炎 球 菌 ワク チ ンがヒブ ( インフルエンザ 菌 b型 )ワクチンとともに定 期 予 防 接 種 に組 み込 まれま した。両 ワクチンは小 児 髄 膜 炎 の予 防 に重 要 であ る と 考 えら れています 。また、小 児 用 肺 炎 球 菌 ワク チンは平 成 226 7月 菌 ワクチンを 使 用 します 。 価 とは肺 炎 球 菌 の 種 類 以 上 あ る 型 の中 で の型 に対 して効 果 があ るという 意 味 で、 このワクチンで肺 炎 球 菌 感 染 症 の約 % に効 果 があ りま す 。ワクチン接 種 により肺 炎 球 菌 への感 染 や 重 症 化 を 減 らす ことができ 、 回 のワク チン接 種 で約 年 間 効 果 が 持 続 しま す 。ただ し、このワ クチ ンは 肺 炎 球 菌 の一 部 や そ れ 以 外 の細 菌 に対 し て効 果 がな い点 は誤 解 しな い様 、 223.7 1日平均 肺炎球菌ワクチン ご高 齢 の方 や小 さ な お子 様 にと っ て肺 炎 は怖 いもの です 。『肺 炎 球 菌 』 は肺 炎 の原 因 菌 と し て最 も 多 く 、ま た重 症 化 しやす い ため特 に注 意 が必 要 です 。肺 炎 球 菌 は肺 炎 の他 、中 耳 炎 や副 鼻 腔 炎 、菌 血 症( 血 液 に菌 が 侵 入 )、髄 膜 炎 な どを 引 き 起 こす こともあ り、特 に菌 血 症 と髄 膜 炎 は高 齢 者 や小 児 を 中 心 に重 篤 な 病 状 を 生 むこ とから、国 がその全 数 把 握 に 努 めています 。 (%) 延べ 日 当 たり gです 。 ( 醤 油 に換 算 してコップ 杯 分 ! )それが高 血 圧 の原 因 のひとつであ り、脳 卒 中 につな がったと言 われています 。 この状 況 を 解 決 す るべく、長 野 県 は 医 師 、保 健 師 、栄 養 士 によ る 減 塩 講 座 や生 活 指 導 、料 理 教 室 な どの減 塩 運 動 を 県 ぐ るみで必 1 30 価肺炎球 紹介率 患者数 1日平均 死 に行 い、 年 経 った現 在 、日 本 一 の長 寿 県 とな ったのでした。次 回 は、食 塩 が高 血 圧 やその他 病 気 とどう 関 わっているかについてお 話 します 。 ( 栄養士 松田 清也) 1 通 常 、成 人 には 注 意 が必 要 です 。 歳 以 上 年 月 から それ ま での の高 齢 の方 、慢 性 の呼 吸 器 ・ 価 から 価 ワクチンに変 更 さ 心 臓 ・腎 臓 病 や糖 尿 病 、免 疫 れました。 力 の低 下 す る疾 患 や治 療 を お持 ちの方 、脾 臓 機 能 異 常 のあ る 方 な どに接 種 が 勧 め ら れ ま す 。以 前 は 生 涯 で 回 だけの接 種 と限 定 されてい ましたが、現 在 では 年 ごと の再 接 種 が推 奨 されます 。こ 病院概況 当 時 の長 野 県 民 は、厳 ヒトと食塩 ~そのⅠ~ しい冬 に食 物 を 保 存 す 昨 年 の最 も長 寿 な 県 、 る た めに塩 辛 い食 べ物 それは長 野 県 です 。では が 多 く、食 塩 を 摂 る 量 は な んと 長 野 県 は 元 々 長 寿 の県 であ ったかという と、そう 成 人 用 価 肺 炎 球 菌 ワク チンは一 部 の場 合 を 除 いて自 費 での任 意 接 種 です が、今 後 は 高 齢 者 への定 期 予 防 接 種 とな っていく見 込 みです 。当 院 階 の健 診 センターでワク チン接 種 の予 約 を 承 っており ます のでご希 望 の方 はお問 い 合 わせください。 入院患者数(人) 外来患者数(人) 手術件数 救急車による 延べ 30 50 25 11 23 1 25 では無 いそう です 。 年 もさかのぼれば男 性 は全 26 5 の 価 ワク チンは 過 去 年 間 に5 00万 人 の日 本 人 が 2 7 1 ・瀬戸 貴之 ・2010年 ・整形外科一般 外傷 ・スポーツ、ドライブ ・よろしくお願いします。 23 25 90 23 1 65 5 1 平成25年 ・大井 裕美子 ・2011年 ・皮膚科一般 ・美味しいものを食べ ること ・笑顔で丁寧な診療と わかりやすい説明を を心がけます。 2 国 位 、女 性 は 位 であ り、脳 卒 中 の死 亡 率 に関 しては全 国 位 と、決 し て長 寿 の看 板 を 背 負 え る県 とは言 い難 い状 況 で した 。ではど のよ う にし て長 野 県 は 長 寿 の県 と な ったのでしょう か? その答 えの ひとつに「食 塩 」が関 わっています 。 9 峰松 直人 医師 80 4 23 病院の ニューフェイス 透 析 室 のご案 内 1 3 透 析 とは、正 常 な 働 き ができ な くな ってしまった腎 臓 の代 わりに、機 械 を 使 い体 内 の老 廃 物 や、水 分 を 取 り除 く治 療 法 です 。透 析 には、血 液 透 析 と腹 膜 透 析 の 種 類 があ り、 当 院 では、患 者 さんのライフスタイルやご希 望 に合 わせていづ れかの治 療 法 を 選 択 でき ます 。 血 液 透 析 は、週 回 、 回 時 間 から 時 間 の透 析 を 病 院 で行 う 方 法 です 。患 者 さん 人 ひとりに担 当 看 護 師 がお り、長 い時 間 ベッド上 で過 ごす 患 者 さんの状 態 や、表 情 、会 話 を 通 して、患 者 さんが何 を 必 要 としているか、患 者 さんの 立 場 に立 って考 え看 護 しています 。また、臨 床 工 学 技 士 も常 におります ので、機 械 トラブルが無 い様 に点 検 と整 備 を 徹 底 し、安 心 ・安 全 な 透 析 療 法 が提 供 でき るよう 日 々 努 力 を しています 。 腹 膜 透 析 は、患 者 さん自 身 の腹 膜 を 用 いて行 う 方 法 で、 自 宅 や職 場 で行 える透 析 療 法 です 。患 者 さん 人 ひとりに 担 当 看 護 師 がおり、月 回 の通 院 時 に、体 調 の観 察 を 行 い、 日 常 生 活 で困 っている事 やトラブルな どに対 し、患 者 さんの 生 活 に合 わせた情 報 提 供 や指 導 、 提 案 を させて頂 いています 。 透 析 療 法 を しな がら、自 分 らし く生 活 でき る様 に、共 に考 え、透 析 治 療 を 継 続 でき るよう お手 伝 いを させて頂 いています 。 1 13 回 第1 ・氏名 ・医学部卒業年 ・専門分野 ・趣味 ・ひとこと 呼吸器内科担当部長 1 23 3 透析室 副看護師長 杉本 真紀
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