同じ制服/a

(1)
第30号
(2007年度・3学期号)
発行
2
0
0
8年3月1
9日
六甲中学校・高等学校
〒657-001
5 神戸市灘区篠原伯母野山町2丁目4番1号
TEL.
(078)
871-4161
(代表) FAX.
(078)
871-4688 http://www.rokko.
ed.jp
2
0
0
7年度下半期
学校長
崎
宗一
結果は、次の結果への入り口になるの
だ。もちろんロスタイムもあります。
あの水仙もその後遅れを取り戻して、
ひと月遅れの満開になっていたかもし
れませんから。
今年の成果が思わしくなかったと思
う生徒は、その結果をぜひとも次の結
果へと繋げるべく努力してください。
今年頑張ったと思う生徒は、そのまま
の調子を維持してください。
四月は復活の月です。人は何度でも
再生できるのです。
次への支度
例年になく厳しかった今年の冬もよ
うやく終わりを告げ、同時に2
0
0
7年度
も終了いたしました。
さて、今年度は生徒諸君にとってど
のような年だったのでしょうか。今学
期はじめに立てた計画はいくつ実行で
きましたか? 学習の成果は上がりま
したか? かなり頑張ったと思える生
徒もいるでしょうし、計画倒れに終わ
った生徒もいるかもしれません。何は
ともあれ結果は学年末、目の前に突き
つけられます。結果を前にした諸君の
表情は様々でしょう。
先日、
『なるほど』と納得したこと
がありました。私は冬に咲く花が好き
で、毎年1月半ば過ぎに淡路島に水仙
を観に行くことにしています。勿論今
年も行きました。ところが今年はいつ
もと少し違うのです。ひっそりとして
清々しい清潔感はあるのですが、花が
どこか寂しい。花だけでなく葉もどこ
か弱々しい。その時、私の後ろから声
がしました。
「毎年観ているけど、こ
んなのは初めてだなあ」続けて「夏の
天候が影響したのかもしれないなあ。
でもその分、来年の花は見事かもしれ
ない」なるほど。原因と結果の間には
一定の時間差があるのだ。そしてその
も
校長巻頭言…………………………1
『2
0
0
7年度下半期』
教務部から…………………………2
2
0
0
7年度を振り返って/中学入試結果報告
訓育部から…………………………3
訓育委員会議
6
7期・沖縄研修旅行………………3
宗教部から…………………………4
クリスマス・メッセージ/クリスマスの集い
「生命について考える日」/社会奉仕
メルシュさんとの別れ
イエズス会のブラザーであったハイ
ンリッヒ・メルシュさんは、1
9
1
3年ド
イツで生まれました。1
9
3
2年イエズス
会入会。1
9
3
9年来日。1
9
4
0年六甲学院
赴任。
以後6
8年間、六甲学院を一度も離れ
ることなく、木工のマイスターとして
生徒の机など、六甲における一切の木
工製品を製作されました。生徒のため
に作った1
8
0
0台以上の机。ほとんどの
六甲生が、彼の机で日々の授業を受け
ました。母の会を見守り、生徒を愛し、
生徒と保護者のために、人生のすべて
を捧げ尽くされました。
聖堂で祈りを捧げる姿は、岩のよう
に大きく、そして静かでした。
く
じ
学院の生活…………………………5
1年を振り返って―保健室から―
高1弁論大会/生徒会活動
行事報告……………………………6
強歩大会/スキー実習
六甲会より
事務室から…………………………7
冬制服のジャバラの変色について
(お詫び)
6
5期卒業式
学院の動き…………………………8
これからの予定/クラブ活動
告知板
母の会より
私たちは、メルシュさんから沢山の
プレゼントをいただきました。机、椅
子だけではなく、信仰のあり方、人と
しての生き方、その足跡は私たちの道
しるべとなるものです。
「私、六甲、お前が好き、六甲、お
前が好きになった。六甲、アイ・ラブ・
ユー。イエス・アイ・ドウー。
イエス。
」
メルシュさんがいつも口にしていた言
葉です。また、
「六甲の制服はとても
きれい。ちゃんと着る。それは私の願
うゼントルマン」
とも言っていました。
ご冥福をお祈りします。
2
0
0
8年1月2
8日帰天。
2007年度後半から2008年度へ
1
1月2
1日(水)に行われました強歩
会では、中学2年生の細澤君が、2時
間を切るすばらしい記録で、2連覇の
快挙を成し遂げました。
2月9日(土)
、六甲では珍しくな
った雪景色の中、6
5期生1
6
6名が卒業
しました。元気な学年でしたので、そ
の勢いで今後も自分たちの進むべき道
を歩んでいくことでしょう。彼らのこ
れからの人生の全きことを、学校も心
を込めて「祈り」ます。
7
5周年の記念として行う新校舎建築
については、2
0
0
8年度上四半期(6月
頃)を目処に、設計者(会社)を決定
する予定です。設計者が決まれば、新
校舎建築に向けて、いよいよ目に見え
る形での動きが始まります。
4月7日(月)には、7
1期生が入学
します。彼らの初々しい姿から、我々
は初心に帰ることを教えられると共
に、同じ制服を着る先輩として、在校
生は彼らの規範となるようにつとめな
ければなりません。そのつとめが、新
しい六甲のページを作ることになると
信じています。
(2)
教務部から
2
0
0
7年度を振り返って
2
0
0
7年度も各種行事等を大過なく行
うことができ、ようやく学年末を迎え
ることとなりました。今年度を振り返
ってみますと、多くの学校で昨年度末
に問題となった、未履修問題や学習指
導要領の不十分な対応事例などが本校
にも少なからず影響を及ぼし、教育課
程の適正な実施のための対応を行う必
要があった点があげられます。高校で
は指導要領の内容に対応した科目の名
称などに変更を行い、中学校では標準
授業数を満たすことができるように、
技術・家庭と体育の学年配当時数を変
更しました。本校では、現行の指導要
領に基づく教育課程の編成に早くから
対応策を講じてきておりましたので、
混乱を招くような大きな変更を行う必
要がなかったことは幸いなことでし
た。
さて、学校を取り巻く状況について
目を向けますと、教育三法の改正とい
う大きな出来事がありました。2
0
0
6年
1
2月には改正教育基本法が公布・施行
され、2
0
0
7年6月には学校教育法等の
いわゆる教育三法の改正が行われ、
2
0
0
8年4月から施行される運びになっ
ています。こうした法令改正をめぐる
一連の動きと指導要領の改訂とは、密
接に関わってくることになります。す
でに1月1
7日に中央教育審議会の答申
が出され、2
0
0
7年度内に新しい小・中
学校の学習指導要領の告示が行われる
こととなっています。新指導要領の実
施は2
0
1
1年度と言われていますが、文
科省は文科相の意向を受けて、2
0
0
9年
度から「移行措置」として、学習指導
要領の一部を実施する方針としていま
す。本来指導要領の変更で影響を受け
るのは、7
1期以降となるはずですが、
早期実施となった場合は、7
0期以前に
も影響が出る可能性があります。
現行の学習指導要領が実施されたの
は、小・中学校が2
0
0
2年4月、高校が
2
0
0
3年4月のことでした。ようやくに
して現行指導要領に基づく教育課程の
編成、実施が学校現場で定着しつつあ
る現段階において、早くも、次期の改
訂の作業が進められています。その背
景には「ゆとり教育」の行き詰まりが
あり、
「ゆとり教育」の方針の転換を
図る必要があることが『審議のまとめ』
にも指摘されています。今後は公立学
校において週あたりの授業時間数が増
加したり、長期休業の日数を短縮した
り、土曜日の活用推進が図られたりと
いった変化が予想されています。ほと
んどの事柄は本校に影響するものでは
ありませんが、自立的学習への動機づ
けとしてのキャリア教育や環境教育、
探究的な課題解決学習の導入などは、
取り組む必要があるものと思われま
す。
「ゆとり教育」の弊害により、学校
が本来発揮すべき「教えるという機能」
「学び習得させる機能」が、学校教育
の全域で衰えてきていると言われてい
ます。
「基礎的基本的な内容の確かな
定着を図る」に秘訣は無く、正しく「反
復練習学習」するしかありません。本
校では学習内容の定着と深化を確実に
行うために、授業の中だけではなく、
放課後や土曜補習・長期休暇補習にお
いて取り組んでおりますので、来年度
以降も保護者の皆様の変わらぬご支援
ご協力を、
よろしくお願いいたします。
(谷川 敬次)
理解できません。しかし、高校になる
と差は歴然と現れてきます。教員の言
葉にきちんと耳を傾け忠実に守ってく
れている子は、高校の複雑な数学でも
十分に理解し、力をつけていってくれ
ています。
結局その方には、
「物事の意味や理
屈をきちんと理解しようとしている子
は、入学後にぐんぐん伸びていきます。
実際に算数最低点で合格した子が、入
学後は定期試験や模試で最高得点をと
ることもありますし、その逆もありま
す。しっかりと考えることのできる子、
考えることが好きな子には、ぜひ六甲
に来て欲しいです」
とお答えしました。
子どもたちにはいつまでも「どうし
て?」という知的好奇心を忘れてほし
くないと思います。
(森本 吉紀)
中学入試結果報告
この1年間、学校説明会、ブース個
別相談会、塾主催の講演会などで多く
の受験生やその保護者の方にお会いし
ました。一番印象に残ったのは、小5
のお子さんを持つ父親の「六甲さんは、
どんな生徒が欲しいのですか?」とい
うご質問でした。聞かれたときには、
「まじめな子」
「いやなことにも逃げず
に一生懸命取り組める子」
「行動力の
ある子」など、色々な言葉が思い浮か
びました。と同時にこんな質問をされ
るのはとても珍しいことだったので、
何か理由がおありと思い、逆に質問の
意図を聞いてみました。すると「子ど
もが塾で算数のいろんな裏技とか公式
を教わるのですが、その意味をきちん
2
00
8年度
A日程入学試験結果
募集人員 約150名
科 目
時間と配点
と理解しないまま、あてはめるだけで
答えを出しているのです。こんな勉強
をしていて、六甲に入学してから大丈
夫だろうかと心配なのです」と答えら
れました。
この言葉にはなるほどと思いまし
た。それは私自身が中学、高校の数学
を教えていて、子どもたちから「答え
最優先」の姿勢を感じることがあるか
らです。とくに中学生のノートを点検
していると、途中の式や考え方を全く
書かずに答えだけをいきなり書いてい
る子がいます。数学は結果よりも考え
る過程の方がずっと大事なのだよ、と
口をすっぱくして言っているつもりで
すが、低学年のうちはなかなかそれが
志願者 4
5
3名
国 語
6
0分150点
受験者 4
2
2名
算 数
6
0分1
5
0点
理 科
5
0分1
0
0点
合格者 1
8
1名
合 計
4
00点
119
1
4
4
7
4
29
8
2
4
1
0
1
5
58
平均点
合格者平均点
B日程入学試験結果
募集人員 約4
0名
科 目
時間と配点
受験者
受験者
最高点
最低点
2
0
08年度
志願者 6
77名
国 語
60分1
5
0点
算 数
6
0分1
5
0点
合 計
350点
最高点
1
31
1
48
4
0
287
34
0
6
61
25.
8
188.
8
2
8
238.
3
8
4.
7
8
1
4
2.
8
20
8.
5
平均点
9
2.
8
7
0.
2
10
3.
1
48.
5
24
5.
4
合格者平均点
1
05.
1
1
05.
2
合格者合計最低点 2
22
作 文
4
0分5
0点
合格者 75名
最低点
93.
8
合格者合計最高点 2
9
8
受験者 2
5
4名
合格者合計最高点 2
8
7
合格者合計最低点 215
(3)
訓育部から
訓育委員会議
訓育委員会では毎週最初の登校日の
昼休みに、訓育委員会全体の会議を開
催します。会議には訓育委員会の担当
教員もできる限り同席して傍聴します
が、何らかの指示を与えたり指導を行
うということはありません。
2
0
0
7年度後期の訓育委員会議では、
訓育生としての活動の意味や前提とな
る精神について、訓育生自身に考えて
もらいたいという意図から、訓育委員
長が毎回の議題を提供し、その議題に
関して訓育生たちが意見を出し合いま
した。どの議題も皆の合意が得られて
結論が出るという類の議題ではなく、
大変難しいものですが、結論を出すこ
とではなく考えること、そして、考え
る場が日常にあることが大切なのだ
と、傍聴しながらいつも感じておりま
す。
今この原稿を書いている段階(2月
中旬)で最も強く私の印象に残ってい
る議題は、
「便番をするとき、短パン
をはかずにトレパン、あるいは上着を
着ても良いのではないか」というもの
です。
「短パンで便番」は現代の世間
から見るとかなり奇異な習慣のひとつ
で、訓育生の意見も2つに割れました。
彼らの意見を以下に私なりにまとめて
みます。
短パン反対派は、短パンにならなけ
ればならない理由がないし、寒さで風
邪をひきやすくなってしまうと言いま
す。それに対して短パン賛成派は、短
パンには精神的な意味と実用的な意味
があると言います。精神的な意味とい
うのは、その場の寒さや辛さに耐える
精神力の形成、将来の辛いことに耐え
られる精神力の形成です。実用的な意
味とは、上着やトレパンを着ると服が
汚れてしまうことが気がかりで、這い
つくばって真剣に便器や床を磨けなく
なるというものです。
ここまで考えて日常の学校生活を送
っている高校生がいること、さらには
他の人にも考えてもらいたいと議論の
場をつくれる高校生がいることに、私
は会議の度ごとに驚嘆しています。彼
らの姿こそが六甲の「自治」の実践で
あり、六甲の宝でしょう。
さて、ここから「短パンで便番」に
ついての私の意見です。家庭ではおそ
らくは多少汚れても構わない服装で腕
まくり裾まくりをして便所掃除をする
のではないでしょうか。さすがにスー
ツを着て便所掃除をする人はいないで
しょう。六甲では制服を大切にするた
めに学校では校内着に着替えますが、
その校内着を大切にするために便番で
は校内着を脱ぎます。便番の短パンは、
しっかり掃除するぞという決意表明だ
と私には感じられます。
(岡 岳志)
6
7期・沖縄研修旅行
6
7期(高1)生1
7
8名 は、2月1
9∼
2
2日の3泊4日で沖縄研修旅行に参加
してきました。怪我で1名参加できな
かったのが残念ですが、概ね大過なく
皆無事に帰ってきました。
初日は「ひめゆり」学徒隊生存者の
宮良ルリ氏のご講演とひめゆり平和祈
念資料館見学でした。2日目は「平和
の礎」・平和祈念資料館・ガマの見学
と、読谷村で基地反対闘争に従事され
てきた小橋川清弘氏のご講演、という
ように、前半は戦争・基地など平和学
習を眼目とするプログラムが並びまし
た。
世界史授業担当者として、事前学習
は十分にしたつもりでした。しかし、
それが仇となって生徒諸君は、もしか
すると予備知識の飽和状態で、訪問先
でのガイドさんの説明や講演をしっか
りと聴いてくれないのではないか。そ
のような懸念もありました。結果的に
それは杞憂でした。話者自身の体験に
基づくお話は迫力があり、そのメッセ
ージを多くの生徒諸君は真摯な姿勢で
受け止めてくれたように思います。
3日目は沖縄の自然体験の日です。
午前は、マリンスポーツ・カヌーによ
るマングローブ観察・釣り・サイクリ
ング、の4コースに分かれました。や
はり生徒諸君は体を動かす体験プログ
ラムになると生き生きとしてきます。
最終日の安保の丘・首里城公園見学・
那覇国際通り自由行動を経て帰路につ
きました。
今回の旅行で良かった点と反省すべ
き点を一点ずつ挙げます。前者は6
7期
生の「ノリの良さ」です。それは最後
の夜の島唄ライヴやスタンツ大会で如
何なく発揮されました。後者は体調不
良者が続出したことです。元々風邪が
流行っていたこともありますが、夜遅
くまで起きているなどして体調管理が
十分でなかった生徒もいたようです。
最後に一点、ご報告をさせてくださ
い。六甲での沖縄旅行は、5
3期∼6
3期
の高2にお け る4泊5日 修 学 旅 行 か
ら、6
4期以降の高1での3泊4日の研
修旅行へと変化してきました。震災の
あった年の5
4期生も、9・1
1同時多発
テロ直後の6
0期生も沖縄に行きました
(2
0
0
1年には当時の稲嶺恵一知事より
感謝状が六甲に贈られました)
。その
いずれの年も運転手として我々を見守
ってくださり、コースやプログラム選
定において助言してくださった沖縄バ
スの岸本吉弘氏がこの3月で定年を迎
えられます。スタンツ大会の最後、研
修旅行委員長の川端良君から5
3∼6
6期
の先輩の分も含めてお礼の言葉が述べ
られました。本当に有難うございまし
た。
生徒諸君も六甲における沖縄旅行の
歴史と多くの方々に支えられての旅行
ということを実感してくれたのではな
いかと思います。
(置村 公男)
(4)
宗教部から
クリスマス・メッセージ
1
2月2
2日の終業式に先立って、カト
リック大阪教区の国際協力委員会で長
年働いてこられたマツウラ・デ・ビス
カルド篤子氏(松浦教頭の実妹)をお
招きして、クリスマスメッセージの話
をしていただきました。
ビスカルドさんの事務所には、日本
に住む外国人(主に発展途上国出身)
からの相談や支援の依頼が年に約4
0
0
件あり、その方々の国籍は2
0くらいに
もなるそうです。件数の多さとともに、
種々の困難に対する支援活動は、非常
に大変であることを知らされました。
ここ何年かはアフガニスタン、ビル
マ、スリランカ、トルコなどからの難
民の人たちによる支援要請が多くあ
り、日本政府が難民としての受け入れ
をほとんどしない方針を採っているた
「生命について考える日」
1月1
7日、長らく「鷹取救援基地」
めに、強制帰国させられると生命の危
険にさらされるような事例が目立つと
のことでした。
クリスマスにあたり、生まれたばか
りのイエスは、その両親ヨセフとマリ
アとともに難民となってエジプトに逃
げなければならなかったこと、最初の
クリスマスが難民の苦労を伴っていた
ことを受け止める機会にもなってほし
いと訴えられました。明瞭に語る元気
なビスカルドさんから、心に深く残る
メッセージをいただきました。
クリスマスの集い
1
2月2
3日に、恒例の「クリスマスの
集い」が行われ、2
0
0人を超える生徒・
教員・家族が参加しました。カト研の
中学生たちが会場の合併教室を飾って
準備し、音楽部、演劇部、カト研のジ
ャグリング・サークル、中1カト研の
の責任者でいらした神田裕神父をお招
きして、講演会が行われました。震災
当日に燃えさかる教会を呆然と眺めて
いるだけで、何もできなかったご自分
に対する厳しい自己批判も交えなが
ら、
「救援活動は単に物理的に助ける
ことではなく、壊れた人の心を癒やす
こと」
「人と人とが出会い、そしてつ
ながることによって生きる勇気が生ま
れてくる」と語る神父の言葉には、震
災後の街の復興とともに生きて来られ
た重みが感じられました。子どもたち
社会奉仕委員会後期活動報告
後期社会奉仕委員会は、高2中井委
員長を中心にして意欲的に委員会活動
の刷新に努めました。定例の全体会議
を復活し、毎回レジュメを配って効率
的な連絡と運営を心がけてくれまし
た。広報活動は、社会奉仕新聞を各教
室に掲示しています。
「赤い羽根募金」
1
0月の「赤い羽根募金」
(中学1年
生・2年生の全員参加)では、昨年の
反省を踏まえ、荒天による中止の場合
の一斉メール送信を準備し、警報以外
の場合は「雨天決行」の旨を徹底しま
した。幸い両日とも天候に災いされる
ことはなく無事終了しました。
「生徒会との連携について」
社会奉仕委員会が、六甲生徒会活動
の一翼を担う部署としての位置づけに
変わり2年目になります。
しかし、生徒会と社会奉仕委員会と
生徒たちが参加者を楽しませてくれま
した。
静かに心を合わせてミサをささげる
ことができましたし、パーテイには多
くの食べ物が並び、食欲旺盛な子ども
たちも大満足のようでした。ビンゴの
商品とたくさんの食べ物を持参してく
ださった皆様に、この場をお借りして
心からのお礼を申し上げます。ありが
とうございました。
(吉村 信夫)
の連携は模索状態であり、まだまだ課
題は多そうです。1
0月のあしなが募金
は中間考査後の土曜・日曜に行われま
した。昨年度に比べ、人数面でやや低
調でした。生徒会にはもっと前面に出
てもらい、この活動が全校的な行事に
なればよいと思います。
「献血」
1
2月の期末考査答案返却日には、高
校生以上の参加で、献血が行われまし
た。この活動は、赤十字血液センター
が全国的に学校献血そのものを縮小・
廃止しようとしている中で、辛うじて
継続しています。私たちとしては「教
育的見地」から学校献血を継続してほ
しいと強く願っていますが、先行きは
不透明です。
「釜ヶ崎での活動」
1月・2月には「釜ヶ崎夜回り」が
行われました。週末の金土か土日の2
は「ボランティアとは『言われてもし
ない。でも、言われなくてもする』こ
と」という言葉に強い印象を受けたよ
うです。神父はさらに「震災によって
人と人とのつながりが生まれたが、復
興が進むにつれて人と人とを隔ててい
た壁ももどってきた。復興から取り残
された人もまだたくさんいる」と今後
の課題を問いかけ、生徒会副会長が「六
甲にもあるボランティア精神を磨いて
いきたい」と挨拶して講演会は終わり
ました。
(酒井 泰輔)
日間にわたる1泊2日の活動です。
「釜
ヶ崎キリスト教協友会」が行う「夜回
り」は、釜ヶ崎周辺の路上で野宿を強
いられている方たちが、凍死したりし
ないように安否確認をするための活動
です。体験学習として参加する我々の
存在は迷惑ですらありますが、現地ス
タッフの方々のご厚意に支えられて継
続されてきました。今年は2回実施し、
合計1
5名程(中3・高1・高2)が参
加しました。
「インド募金からの送金のご報告」
インドのダミアン社会福祉センター
へ は 生 徒 募 金 を 中 心 に、1
2月 に
$3
0,
0
0
0を送金しました。また、保護
者の皆様・母の会および教職員の募金
から、日頃お世話になっている福祉施
設、釜ヶ崎の各施設、社会活動神戸セ
ンター・ペシャワール会などに合計9
0
万円ほどの献金をいたしました。今後
ともご協力をお願いいたします。
(岩下 伸雄)
(5)
学院の生活
1年を振り返って
―保健室から―
今年度も無事に終わろうとしていま
す。保健室の来室状況(0
7.
0
4∼0
8.
0
1)
は、外科的主訴1
3
6
1件、内科的主訴6
2
6
件、その他(器具利用、貸出し等)4
1
8
件でした。前年度に引き続き減少して
います。保健室で貸し出した物につい
て、お心当たりのある方は早めにご返
却ください。
独立行政法人「日本スポーツ振興セ
ンター」への請求申し込み(0
7.
0
4∼
0
8.
0
1発生分)は1
2
3件ありました。前
年度は必要書類の回収率が5
3.
6%と半
数程度でしたが、今年度は7
3.
7%とな
りました。負傷の種類では骨折、
挫傷・
打撲が多くありました。
子どもたちが打撲や捻挫を訴え保健
室に来室した際、すぐに医療機関で受
診する必要がないと判断すれば、アイ
シングし経過観察を行っています。し
かし腫脹や変形、変色等の顕著な症状
高1弁論大会
去る2
0
0
7年1
2月7日、講堂におきま
して、6
7期恒例の弁論大会が行われま
した。中2のときから3回目を数える
この催しは、まず、夏期休暇の課題と
して提出された原稿の中から、事前に
選ばれた各クラス7、8名の発表者が
生徒会活動
昨年の9月に、第4期生徒会が発足
しました。創立以来、生徒会活動とい
うものがなかった本校で、6
3期生から
始まった生徒会活動は、
「おとなの六
甲生」を創る活動といえます。本校で
学ぶ子どもたちには、将来、より良い
社会の創設のために活躍できる人を目
指してほしいと思います。しかし、あ
るべき「おとな」というのは、誰かに
言われて「良いこと」をするのではな
く、一人ひとりが自分自身で考え「良
いこと」を選択し実行できる人でしょ
う。たとえ、その「選択」が割に合わ
ないように見えることでも、やらねば
がない場合でも、レントゲン撮影の結
果、骨折と診断されることもあります。
ご家庭でも様子を見ていただきますよ
うお願いいたします。
医療機関で受診された場合は、保健
室までお知らせください。また、擦り
傷や切り傷のため来室した子どもたち
には、傷口は丁寧に水洗いし、ティッ
シュ等で直接押さえて来るように指導
しています。しかし、傷口に砂が残っ
ていたり、止血できていないのが現状
です。初期の手当てが悪いと、化膿し、
通院や入院が必要になることもありま
す。自分でできる応急手当を覚え、重
症化させたくないものです。
「健康の日」に実施した健康診断の
結果、精密検査や治療の必要がある場
合は、ご家庭にお知らせいたしました。
医療機関での受診はされたでしょう
か。受診結果の報告が、あまり保健室
に届いていません。学校健診は子ども
たちに健康上問題がないか、または疾
病や異常の疑いはないかという視点で
行われています。そのため医療機関で
受診されても、異常がないと診断され
る場合もあるかと思います。しかし、
子どもたちが安心して健やかに学校生
活を送れるように、専門医の指示を受
けてください。4月には救急カード、
保健調査等の記入を依頼させていただ
きます。ご家庭で確認の上、ご記入よ
ろしくお願いいたします。
(長谷川智佳子)
クラス内で発表し、生徒が投票して2
作を選び出します。選ばれた各クラス
2名計8名が決勝進出ということで、
講堂での発表となります。
年とともに発表内容も態度も深まり
と工夫を見せ、見応え聞き応えのある
ものになりつつあります。今生きる社
会への提言、自己改革への決意がユー
モアたっぷりに語られたかと思えば、
大切な人を失いつつある感情を述べた
ものや、学校に女子がいない悲しみを
吐露するものまで、発表者の個性と日
常があふれ、同級生が語るからこそ響
き合うものが確かにあって、それを確
認できた会になったのではないかと思
います。ちなみに今年の決勝進出者は、
A組・小高充弘君と鈴木健史君、B組・
田村仁人君と水上裕貴君、C組・荻原
浩君と雁木聡君、D組・西澤大輔君と
山本翼君でした。
最終的には審査ということで、担任
と各クラス委員が票を投じて、3賞が
決まりました。今年の最優秀は2年連
続で荻原君、論理性を重視した鍵山賞
は水上君、発表についての工夫をみる
四宮賞には雁木君が選ばれました。3
賞には賞状と賞品があり、荻原君には
審査委員長の赤松先生から贈呈されま
した。
毎年数点の僅差で、各賞の決定には
非常に苦悩します。また今年は、有志
による運営スタッフの活躍が輝き、文
化祭に向けての明るい展望が垣間見え
る機会となりました。関わってくださ
った皆さんとスタッフ諸君に深く感謝
します。
(四宮 豊)
ならないことであれば進んで選び取れ
る人。そして、周りの友人たちと共に
考え、力を合わせて繋がりを創れる人
です。それは、多くの試行錯誤を必要
とし時間のかかることかもしれません
が、
「自分(たち)で選び取った道」で
あれば成果も大きいはずです。まさに
生徒会活動というのは、その「訓練」
といえます。
今期6
6期生(高2)の生徒会は、会
長の三浦太郎君・中西浩之君(副会長)
・
池田惇一郎君(書記)の三役と吉田航
太君(広報委員長)を中心に活動して
います。当面の活動目標は、六甲に従
来からある各委員会の有機的な結合と
協働作業の模索です。それぞれが補い
合うことによって、より意味深い活動
を目指そうとしています。また、日常
の活動である朝礼の改善・テスト前の
自習室の運営・講堂行事の生徒代表・
イヤーブックの編集・発行なども行い
ます。私たちと共に、良い学校づくり
を目指す働きです。
(青木 一博)
件
2000
1500
来室状況
1782
1361
915
1000
626
476 418
500
0
外科
内科
2006年度
その他
2007年度
(6)
行事報告
強歩大会
2
0
0
7年1
1月2
1日(水)
、グ リ ー ン ピ
ア三木におきまして、第6
1回強歩大会
が行われました。強歩大会には長い歴
史があり、六甲教育の大きな柱のひと
つとして継続して行われています。強
歩大会が始まった頃は、実に6
0kmの
距離を走っていました。当時を振り返
ると、兵庫区平野の祇園神社をスター
トし、有馬街道を北へ行き、蓬莱峡を
下り宝塚に抜け、西宮から2号線沿い
を学校に帰ってくるコースを走ってい
ました。その後、六甲山周辺の交通量
全校順位
細澤
の増加に伴い、何度かコースを変更し
てきました。走る距離は当時の約半分
の3
1kmと短くなりましたが、寒さの
中で痛みや苦しさに耐え自己を磨く精
神は、当時のまま大切に受け継がれて
きました。今年度も子どもたちは、六
甲の伝統を守りながら元気に走ってい
ました。
今年度は快晴の暖かい気候の中で行
われ、昨年に引き続き中学2年・細澤
幸輝君が2位以下を大きく引き離して
2連覇を達成しました。見事2時間を
切る大会最高タイムで優勝しました。
出走数8
7
2人役員4
8人の中で行われ、
大きな事故もなく無事に大会
を終えることができました。
拓
母の会をはじめ、校医の先生
1位
中2
1
1位
高1
西澤
高2
永
幸輝
2位
雄希
1
2位
高1
山下
3位
高2
矢野
真弘
1
3位
高2
山本
将彰
慶太
武史
4位
高2
中野
5位
中3
縄
1
4位
中1
仙田
知明
1
5位
高1
宋
6位
高2
藤本
修
1
6位
高2
田中
舞貴
樹亨
中1
1位
翔大
7位
高2
村井
綱二
1
7位
高1
川端
良
2位
中3
松尾
尚樹
1
8位
高1
西田
峻
3位
9位
中3
山口
大輝
1
9位
高2
中馬
一徳
4位
1
0位
高1
香川
昇平
2
0位
高1
廣田
理峰
5位
1
2月2
5∼2
9日のスケジュールで、6
9
期有志は長野県戸狩へスキー実習に行
ってまいりました。ふもとの雪はやや
少なかったものの天候にも恵まれ、大
きな病気やケガもなく元気にスキーを
楽しむことができました。普段の学校
生活とは違った環境は非常に新鮮だっ
たようで、生徒それぞれがいつもと違
う表情をしていたのがとても印象的で
した。
2
5日は夜遅くの出発であったにも関
わらず、生徒たちは期待のあまり落ち
着かない様子で、
車中やサービ スエリ
アでも大はしゃぎで過ごしていました。
2
6日早朝に戸狩に到着し、さっそく
午前中からスキー実習が始まりまし
た。スキー経験はそれぞれなので、レ
ベルに応じたグループ分けを行い、先
生方やインストラクターの方について
いただいて、3日間の実習を行いまし
た。初めてスキーをするグループは板
を履くのにも苦労し、雪に対して少し
優勝
各学年上位5名
8位
スキー実習
方には大変お世話になりました。ご協
力いただきました皆様に心より感謝申
し上げます。
(安達 英二)
仙田
武史
中2
細澤
幸輝
中3
縄
知明
2°
2
3′
5
2″
1°
4
8′
5
8″
2°
1
3′
3
7″
井上
高1
香川
昇平
幸輝
高2
永
雄希
2°
0
8′
2
3″
西澤
拓
矢野
真弘
舞貴
中野
慶太
岩
遼明
松尾
尚樹
平野
翔也
山口
大輝
山下
中村
航平
林田
一真
毛頭
健吾
宋
松田
大輝
久後
大翼
北村
拓也
川端
恐怖感を覚えた生徒もいたようです。
経験のあるグループは初日からリフト
に乗り、周りの景色を楽しむ余裕さえ
見られました。
翌日は午前中・午後ともにゆっくり
実習時間があったため、技術的に大き
く上達した一日だったように感じられ
ます。ほとんどのグループが午前中か
らリフトに乗り、雪質の良い山頂で滑
ることができました。転ばないように
慎重に滑る者、勢いよく滑る者、転ん
でも必死でついていく者、弱気になっ
てしまう者、誇らしげに滑っている者、
生徒たちの個性がよく現れたのではな
いでしょうか。
実習中の生徒たちはお互いを意識し
あっているのか真剣そのもので、どん
どん上達していきました。上級者グル
ープの友人から「上手くなったやん!」
と声を掛けられて、とても嬉しそうな
表情をしていた生徒もいました。2
8日
細澤
2°
2
1′
3
4″
新
松木
拓也
中2
樹亨
良
藤本
村井
修
綱二
は夕方に戸狩出発を控えていたため、
実習も短めに行われました。最初は怖
がっていた生徒も3日目にはスキーを
楽しめるようになっていて、実習時間
の短さに物足りなさを覚えた生徒もい
たようです。
滑りながら周りの友達の様
子を見る余裕もあり、
違うグループ同
士励まし合っている姿も見られました。
スキー以外では、勉強時間も廊下が
静まりかえるほどまじめに勉強し、夜
も一般のお客様にご迷惑をかけること
なく過ごすことができました。食事の
時間には友達に促されて、嫌いな食べ
物を克服した生徒もいたようです。帰
りには温泉施設に立ち寄り、大広間に
学年全員が集まったせいか、今までに
ない盛り上がりようでした。
この4泊5日お世話になった戸狩の
方々、添乗員の方々など、私たちをサ
ポートしてくださった全ての方々に感
謝したいと思います。 (上田 朝子)
六甲会より
六甲会は、本学創立の精神に則り、よき伝統を守り、六甲中学校・高等学校の教育
活動を援助することを目的として、
会員である保護者の中から役員を選び、
種々の事業
を行っています。
来年度も引き続きご協力をいただきますよう、
お願い申し上げます。
2
0
0
8年度も6月の保護者会と併催で、総会を行う予定です。予算・決算並びに新役
員人事を審議していただきます。
(会長
永 修三)
2
0
0
7年度活動報告
5月1
7日 理事会
6月2
1日 理事会(新旧役員引継ぎ)
6月5日 六甲会総会
1
0月1
8日 理事会
(7)
事務室から
ジ(http : //www.rokko.ed.jp)の「在
校生・保護者の方へ」−「メール連絡
網設定」をご覧ください。
① 2
0
0
7年度も教育環境の整備に努
め、以下の整備を実施しました。小
講堂プール棟の屋根の塗装工事・体
育館床のコートライン引き直し、社
会科教室の椅子の取替、立山学舎の
整備(ガス釜取替・避難梯子設置他)
その他。
② 創立7
5周年(2
0
1
2年)事業として、
校舎更新の計画を進めております。
現在2
0
0
8年6月を目処に設計会社を
決定する手筈になっています。
<法人事務室>
六甲学院奨学金について
六甲学院奨学金の受付は終了いたし
ました。新年度も担任(法人事務室窓
口でも可)
を通じて受付をいたします。
昨年奨学金を受けられた保護者の方
も、年度毎の申込みとなっていますの
で、必要であれば改めて申込みをして
ください。
2
0
0
8年度高等学校入学者(6
8期生)
の保護者の皆様へ
3月2
7日(木)に 自 動 振 替 で 金 額
1
2
5,
0
0
0円を納入していただきますの
で、前日までに授業料振替口座にご入
金をお願いします。
なお、
詳細は3学期
終業式の日に、ご案内を保護者宛に郵
送しておりますので、
ご確認ください。
2
0
0
8年度の授業料等(授業料・諸
費補填金・校友会費)について
授業料については7,
2
0
0円(月額6
0
0
<学校事務室>
この度は、冬制服上着のジャバラが赤褐色に変色するというトラブルが発生いた
しましたことを心よりお詫び申し上げます。
これまでに、JIS法(日本工業規格)に基づいた試験を行ったところ、全て最高
等級で基準をクリアしており変色の原因を特定できずにおりましたが、原因追求の
ため、さらに厳しい試験を行ったところ、平成1
7年秋に製造したジャバラ(平成1
7
年1
0月以降に販売した製品)が、汗と日光の複合的要因により変色することが判明
いたしました。但し、平成1
9年2月以降に販売したものは、変色しない製品となっ
ております。
今後このようなことが起こらないよう事前検査を強化するとともに、該当する商
品を購入された生徒様には、後日、ジャバラの交換のご案内をさせていただきたく
存じます。
より一層、品質の安定と向上に努めて参りますので、何卒ご理解を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。
畑洋服株式会社 お問い合わせ先(0
7
8)8
1
1−5
1
5
6
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
後、各クラスの代表が学校長より証書
を授与されましたが、一人ひとりが6
年間の思いを込めて返事ができたと思
います。
精皆勤の表彰、学校長式辞の後、在
校生代表の6
6期三浦太郎君の送辞、卒
業生代表の池永純哉君の答辞、伯友会
の五百旗頭会長の祝辞、六甲会の 永
会長の祝辞と横山理事の卒業記念品目
録の贈呈と続きました。最後に校歌を
斉唱し、盛大な拍手に送られて卒業生
が退場しました。全てが厳粛な雰囲気
の中で行われ、卒業生の精神的成長を
感じ取ることができました。
講堂を出ると卒業した喜びからか、
1
0数名の卒業生が雪の中、第2グラン
∼
∼
∼
∼
「伝説を創ろう」と純真な気持ちか
ら学校行事に邁進した6
5期らしく、純
白の雪の中2月9日(土)
、6
5期生1
6
6
名の卒業式が行われました。
午前1
0時の卒業生入場に続き、感謝
と祝福の祈りを捧げ、6年間の感謝と
前途への祝福を全員で静かに祈りまし
た。卒業証書授与では名前読み上げの
∼
ドに降り積もった雪にハートマークを
描き、その中に「六甲6
5」と書き入れ
ていました。子どものように雪と戯れ
る卒業生を見た時、やはり雪は神様か
らの贈り物だと感じました。
午後1時からは保護者有志企画によ
る「お別れ会」があり、学校長、保護
者の挨拶に加えて、中1時代の指導員
や担任の思い出話、花束贈呈、そして
元気のいい6
5期らしくバンド演奏や歌
の合唱、ゲーム等があり盛りだくさん
でした。
色々なことがあった6
5期ですが、だ
からこそ社会に出てからはその経験を
生かして様々な場所でリーダーとな
り、Man for Othersの精神を遺憾
なく発揮し、活躍してくれることを祈
っております。
(石川 智之)
∼
∼
6
5期卒業式
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
冬制服のジャバラの変色について(お詫び)
∼
∼
欠席・遅刻のご連絡について
受付時間(午前8:0
0∼8:3
0)内
に以下の内容を事務室宛にご連絡(連
絡先:0
7
8−8
7
1−4
1
6
1)ください。
中学または高校/学年/組/出席番
号/氏名/欠席または遅刻の理由
(注)
欠席・遅刻のご連絡は原則事務
室での一括受付となっておりま
す。担任への直接のご連絡はご
遠慮ください。
制服等の販売について
制服・校内着・カバン等は、販売日
に本校西広場にてお求めいただけま
す。交換・修理等に関しては、直接指
定業者へお問い合わせください。
販売予定日:4月1
1日・2
5日、5月
9日・2
3日、6月1
3日・2
7日
*制服:畑洋服(0
7
8−8
1
1−5
1
5
6)
*校内着:太陽の町(0
8
2
3−8
2−6
5
0
1)
*制カバン:
ディアー商会(0
6−6
3
5
1−7
8
2
6)
*標準靴・トレーナー:
塩谷スポーツ(0
7
8−5
7
6−0
8
7
0)
メール連絡網について
メール連絡網の登録方法が変わりま
す。詳細につきましては、ホームペー
∼
円)の値上げをさせていただいており
ます。諸費補填金、校友会費について
は2
0
0
7年度と同額です。詳細は4月の
始業式にあらためてご案内いたします
が、2
0
0
8年度第1期分は4月2
5日(金)
に自動振替で金額2
1
5,
0
0
0円納入して
いただきます。前日までに指定銀行口
座にご入金をお願いします。
2
0
0
8年度学年費については教材に
変更がありますので、2
0
0
7年度と同
額ではありません。詳細は5月初旬
にご案内をし、5月2
6日(月)に自
動振替で納入していただきます。
六甲会費については6月の全校保
護者会にてご案内があります。年会
費は2
5,
0
0
0円で、6月3
0日(月)に
自動振替で納入していただきます。
6
6期生・6
7期生・6
8期生は学年費
より伯友会(同窓会)会費1
5,
0
0
0円
が徴収されます。
<注>各々の自動振替日に引落しされ
ない場合は、翌月初旬に再引落しされ
ますので、
それまでにご入金ください。
(五百住 敬)
(8)
学院の動き
5月
1日(木)
10日
(土)
15日
(木)
1
7∼22日
(木)
2
0・21日
(水)
23日
(金)
24日
(土)
(木)
2
6∼6/5日
6月2∼2
0日
(金)
6日
(金)
7日
(土)
1
1日
(水)
1
4日
(土)
20日
(金)
<これからの予定>
(変更の可能性があります。
)
3月21∼23日(日)
24∼28日(金)
4月
2日(水)
3日(木)
7日(月)
8日(火)
11日(金)
12日(土)
18日(金)
22日(火)
2
5日(金)
26日(土)
巡礼・黙想
追認考査
中1オリエンテ−ション
中1・高1オリエンテ−ション
入学式・始業式、前期役
員選挙
委員錬成会
中1宗教部オリエンテ−ション
中1保護者会・中1内科検診
文化祭委員長選挙・中1
ガイダンス・カト研歓迎会
中3全国学習状況調査
中1社会奉仕オリエンテ−ション
中3保護者会(1
0時)
・
高1保護者会(1
4時)
聖母の集い(∼3
1日)
伯友会総会
健康の日
中間考査
検尿
インド募金説明会(LHR)
高3保護者会
体育祭練習(短縮授業)
教育実習
体育祭準備(授業なし)
体育祭
保護者会
高1進路の日
中3∼高2 夏の奉仕作
業説明会
21日
(土) バザ−
28日
(土) 高2進路の日・
中2保護者会(1
4時)
クラブ活動
1
0月 バスケットボール 神戸市総体 3位
1
1月 演劇
神戸市演劇発表会 優良賞
弓道
県私立中学校大会
個人2位 木村啓太(中3)
3位 高田 匡(中3)
団体2位 六甲A 佐々木翔平
(中3)高田 匡 近藤弘規
(中2)
3位 六甲B 木村啓太 加茂隆大
(中2)波多野諭志
(中2)
テニス
県中学新人選手権 シングルス準優勝 若林健太(中2)
ダブルス優勝
後藤優太(中2)若林健太
バドミントン 神戸市中学秋季大会
ダブルス1位 松尾武典(中2)眞野 竣(中2)
2位 小倉正成(中2)中村友一(中2)
団体2位
灘区民大会 男子ダブルス1部準優勝 越智一喜(高2)
1
2月 バドミントン 宝塚市協会大会 男子シングルス3部準優勝 越智一喜
5部優勝
岩井祐樹(高2)
神戸市中学生選手権大会
1年男子シングルス準優勝 王 駿平(中1)
2年男子ダブルス3位
小倉正成 松尾武典
2月 バドミントン 神戸市高校学年別大会 2年シングルス 3位 越智一喜
兵庫県カーニバル大会 高校男子ダブルス優勝 越智一喜
<<<
告
知
板
>>>
訃報
6
8年の長きにわたり、六甲学院の木工製品を作り続けてこられたイエズス会修道
士(ブラザー)ハインリッヒ・メルシュさんが、1月2
8日帰天されました。9
4歳で
した。神のみ国で安らかに憩われますよう、お祈りいたします。
教職員の異動
下記の教員が本年度末で退職いたします。石光教諭は、英語科教員として3
0年間、
また昨年度まで5年間、教頭として六甲の屋台骨を支えて参りました。
石光一郎[英語] 岡山倫也[社会] 岨 博司[国語] 中尾武司[理科]
講演会
昨年1
0月1
5日「カト研の日」に、ペシャワール会現地代表の中村哲さんをお招き
して講演会を実施しました。中村さんは、アフガニスタンで、医療活動を中心に用
水路建設など幅広い援助活動を展開しておられる方
で、講演会では、アフガニスタンの歴史と現在の状
況、中村さんの活動の実際などについて話をしてい
ただきました。多大な国際貢献をされている方の気
負いのない話しぶりは、その講演内容とともに生徒
たちに大きな感銘を与えてくださいました。
母の会より
日頃は母の会活動に皆様のご理解
と、ご協力をいただきありがとうござ
います。
昨年1
0月から各学年が手芸会を開催
し、楽しい会話が弾む中で、フラワー
アレンジメント、六甲制服額飾り、ビ
ーズアクセサリー、フェルト羊毛アク
セサリー、六甲メモリアルベアなどの
素晴らしい作品ができ上がっていま
す。また、ボランティア作品製作のお
願いにつきましては、多くの方々のご
協力をいただきまして心より感謝いた
しております。
6月2
1日のバザーには皆様お誘い合
わせのうえ、是非お越しいただきます
ようお願い申し上げます。
新旧幹事長引継ぎ以降の主な活動に
ついてご報告いたします。
1
1月9日 歳末助け合い運動
古着、文具などを8箇所の施設に発送
1
1月2
1日 強歩会
きつねうどんの炊き出し
2月9日 卒業式
卒業生にサンドイッチと飲み物、卒
業記念品を配る
「今後の活動予定」
4月7日 入学式
新入生にパンと飲み物を用意
6月1
1日 保護者会
2
0
0
7年度「母の会」会計報告および
2
0
0
8年度予算審議
6月7日 体育祭
食品販売
6月2
1日 バザー
手芸品、胸当て刺繍エプロン、寄贈
品の販売、食堂、食品販売
9月1
3、1
4日 文化祭
食堂、喫茶、食品販売
以上
1月2
8日にお亡くなりになられまし
たメルシュ様に対し、心よりご冥福を
お祈り申し上げます。
(母の会幹事長 福田 佳子)
編・集・後・記
六甲学院の木工場を仕事場に、一修道
士として生涯黙々と働かれた故メルシュ
さんのお通夜は、広い六甲教会の聖堂に
溢れんばかりの参列者を集め、皆が故人
の思い出を共有する大変印象深いもので
した。
祈りと仕事をするその後姿だけで周り
の人たちに大きな影響を与え続けたメル
シュさんの生き様は、常日頃、言葉を発
することで生徒の教育を行っている教員
にとって、もって銘すべしと痛感した一
夜でした。
(松浦 明生)