下顎歯肉扁平上皮癌の原発巣様相と頚部リンパ節転移の関連

第45回 a本癌治療学会総会抄録号
示説32
座長 申 澤 光 博(大阪大学)
頭頸部
口腔
汐S32−01 下顎歯肉扁平上皮癌の原発巣様相と頚部リンパ節転移の関連
山形純平、河野窟司、高橋喜浩、山口健司、佐伯真紀、永井悠介、柳澤繁孝
大分大学隆、学部歯科口腔外科
下顎歯肉扁平上皮癌の頚部リンパ節転移について原発巣の臨床像、趨織像との関達を検討した。【対象!転移群として初膿治
療時または後発転移発理時に臨床的に明らかな薦着リンパ籔を有した、もしくは頚部郭清術にて組織学的に転移を確認、した
17症例と、非転移群として頚部郭清術にて転移を認めなかった、もしくは全経過観察中に臨床的および騰像診断にて転移を
認、めなかった25症例を餐象とした。【方法】原発腫瘍の泣量、丁分類(UICCおよび下顎管分類)、軟組織における腫瘍近遠心お
よび頬舌径、組織学的分化度との関連を検討した。1結果lU工CCのTNM分類では、転移群でT4;!3例、T213例、T1;2例、転
移無し群ではT4;9例、T3;2例、T21i2例、T!12例であった。また、下顎管分類では、転移群でT4;1!例、T214例、TL2例、
転移無し群ではT4;6例、T312例、りじ2;i5携、T1:2例であった。TNM分類および下顎管分類と頚部リンパ節転移の相関性を
統計学的に検討したところ、下顎管分類と頚部リンパ節転移に相関性を認めたが(p;0つ347)、TNM分類と頚部リンパ節転移
に相関性は認めなかった(rα088)。また、その他の瞬子として腫瘍の頬香径が頚部リンパ節転移との相関性を認めた。1結語1
下顎歯肉癌の頚部リンパ箆転移は丁分類よりも下顎管分類との、また歯槽粘膜に沿った浸潤よりも頬粘膜や口底粘膜への縄
方浸潤との関達が大きいことがわかった。
PS32−02
口腔扁平上皮癌に対するCepharaR廓neによるTS−4の抗癌作用増強効果の解析
漂田耕志、東雅之、内田大亮
徳島大院ヘルスロ腔腫瘍翻御学
Ce画aran出i醗(CE)は、タマサキツヅラフジから発見されたアルカロイドで、結核菌の発育阻鑑作用を有することが見出さ
れたことによって淫冒を集め、現在は蜘咬傷や白蹴球減少症に対する治療薬として臨床応綱されている。また、CE処理によ
り癌網胞の増殖抑制や、鑑管新生搾綱などche醗脚reventionとしての有効性や、5−FU、シスプラチンとの併用による効果の
増強作用も示唆されており、その窟効性が期待されつつある。そこで今回CEが、TS−iの抗腫瘍効果を増強し得るか否かを検
討した。 口腔編平上皮癌細胞(B88)をヌードマウス背部皮下に移植し、CE(0−20鷺g激g)、ならびにTS−1(10mg/kg)をそ
れぞれ単独あるいは併用にて連日投与した。またCEが、核酸代謝関達酵素TS.DPD.TP,OPRTの発現に与える影響を
E簸SAおよびMlcroδissection+Real tlme RT−PCRにて検索した。 CEはTS−!との併用により、各単剤に比べて窟意に高
い抗腫瘍効果を示し、アポトーシスの誘導を増強した・さらに蛋白およびmRNAレベルにおいてCEはTS発現を著明に減弱
させた。 以上より、CEは5−FU系抗癌剤の感受性因子TSの発現を琶まll御し、TS4への感受性を高めることにより、TS4の抗
腫瘍効果を増強する可能性が示峻された。
籍S32−03 選択的動注化学療法を施行した嬢腔扁平上皮癌の臨床的検討
牧志祥子、砂煩元、瓢騎章、新壇敬一、伸宗根敏幸、上田剛生、仁村文和、澤田茂樹
琉球大顎顔面口腔機能再建
【背景・目的】当科では口腔篇平上皮癌症例に館し、茎nduct1on che醗o嶺erapyとi997年からはstage4症例や、臨床病理学的高
悪性症例、または癌浸潤様式魂型に対し、選択的動注化学放射線療法を行っている。そこで、選択的動注化学放射線療法施行
群と非施行群(1磁uct墨on cbemo磁erapy群)について術前治療効果の比較検討を行った。【対象11990隼4月から鷺97年3月、
1997年4月から2004年3月までに惑科を受診した口腔編平上皮癌、stage4、または臨床病理学的高悪性症例、または癌浸潤
様式4型症例!3!例(選択的動注化学放射線療法施行群:55例、非施行群:76例)とした。年齢は30から86歳(平均62つ8歳〉、性
別は男性工艇例(そのうち選択的動注化学放財線療法施行群42働、女性27例(選択的動涯化学放射線療法施行群!3例)であっ
た。【結果】原発巣における臨床学的効果は、選択的動注化学放射線療法施行群71,2%、非施行群40.0%が有効以上の効果を示
し、組織学的にもGrade2b以上の結果がえられたのは、非施行群560%に対し選択的動注化学放射線療法施行群は9α9%だっ
た。【結語1以上より、術前治療の選択的動淫化学放財線療法の導入は患者の予後に大きく寄与していると示唆された。
42巻第2号
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