50 20 い ひしかわもろのぶ ば しょう お い ゆうぜん はくせき か の う たんゆう あら がたけんざん はらさいかく ながのり にんじょう く ら の す け 22 26. 8. 1 広報ふちゅう ふるさと歴史散歩 〔第 い ず み お う ま さ や うるう じょうきょう 回〕 鹿籠新開築堤潮留事業完成記念石碑 (略称:鹿籠新開記念碑) その一 こごもり 30 ひのえとら 貞享3年は江戸幕府第五代 将 軍 徳 川 綱 吉 の 時 代 で あ る。 悪法と言われた「生類憐みの 令」が出された翌年、元禄と 改 元 さ れ た。「 元 禄 文 化 」 を 生んだ時代である。狩野探幽 や菱川師宣に尾形乾山、それ に芭蕉や井原西鶴、新井白石 らが活躍し、あの華麗な友禅 染めもこの時代に発明され た。一方、広島と関係あるの は、浅野長矩が殿中松の廊下 にて刃傷事件を起こして切 腹 し、 翌 年、 赤 穂 浪 士 大 石 き ら 内蔵助らが吉良邸討ち入りに 成 功 し た、 ご 存 知「 忠 臣 蔵 」 の時代でもあった。 府中町文化財保護審議会会長 横田 禎昭 ごみを出す時間に気をつけてください! お盆の期間中は、環境センターへのごみの持ち込 みが多く、大変混雑します。次の事項に注意して、正 しい方法で持ち込んでください。 ◆受付時間 月~金曜日(祝日、年末年始を除く) 午前9時~11時30分・午後1時~3時30分 ※住所を確認できるものを持参してください。 (運転免許証、健康保険証、はがきなど) ◆持ち込み方法 通常収集している各種類のごみ は全て自己搬入できます。ごみステーションに 出すときと同じ方法であらかじめ分別してくだ さい。分別できていないごみは受け付けできませ ん。また、様々なものを多量に持ち込む場合、場 内で降ろすのに時間がかかります。後から来る人 を待たせないよう、ご協力をお願いします。 ごみの不法投棄は、犯罪です! ◆注意事項 ○ダンボール箱に入れての搬入は不可。透明また は半透明の袋を使用する。 (新聞・雑誌、ダンボー ルは、ひもで縛る)○缶、ビン、洗剤、塗料などで 中身のあるものの搬入は不可。使い切ってない ガスボンベ缶、スプレー缶は、必ず中身を使い切 り、穴を開けずに持ち込む。 ◆持ち込みできないもの(購入先・処理業者などに相談を) ○ガス類、液体もの(塗料液、油、灯油、ガソリン、 エンジンオイル、シンナー、洗剤液など)○薬物、 毒物、劇物、危険物など○注射針などの鋭利なも の・感染性があるもの○産業廃棄物(石膏ボー ド、業者が行った剪定ごみ・改装ごみなどの廃棄 物などを含む)○他の市町村から発生したごみ ○その他、町で処理できないもの(ソーラーシス テム、耐火金庫、タイヤなど) 家庭ごみなどの持ち込み 前日の夜や早朝に出すとカラスが見つけて荒らすことがあります。 不法投棄を目撃した人は、警察に通報してください。 90 い よ や そ う さ ぶ ろ う ま さ や 石碑(左側面から撮影) 128 私たちが住んでいる町の遠 での高さは160㎝、塔身は い 昔 の 歴 史 を 知 る に は 古 文 幅 ㎝四方、高さ ㎝の 花 崗 書、地名や伝承、考古学資料、 岩 の 石 造 物 で あ る 。 正 面 に 石造物などに頼らねばならな 「 出 海 翁 正 哉 」 右 側 面 に「 氏 い。最近、鹿籠周辺の文化財 兵 頭 姓 藤 原 」、 裏 面 に「 貞 享 を調査する機会があり、地域 三 丙 寅 年 」、 左 側 面 に「 閏 三 の歴史を知る貴重な石造物に 月新開之」と刻んである。屋 根形の笠石が塔身幅の2倍と 出合ったので紹介する。 大きかったためか、300年 南公民館から南西方向に約 180m、桃山二丁目の高橋 余経ているにもかかわらず文 亨さん宅裏手の竹藪にひっそ 字面の風雨の浸食は意外に少 なく鮮明である。 り と 一 基 の 石 碑 が あ る。 年 前 は 道 路 側 に あ っ た と い この石碑は、今から328 う。昭和初期には存在が伝え 年 前 の 貞 享 3 年( 1 6 8 6 られていたが、その後、所在 年 )、 伊 豫 屋 惣 三 郎 正 哉 と い 不明となっていたもので、昭 う人物が、鹿籠湾の浅 和 ~ 年に府中町史編さん 瀬を埋め立て新開を築 専門委員(筆者も委員)が町 調するにあたり、鹿籠 内を数回に分けて調査した時 山の一部を削り築堤潮 にも確認出来なかった、いわ 留めをした記念碑であ ば「まぼろしの石碑」であっ る。これより年々、海 た。もちろん地元の一部の人 を埋め立て新田に造成 に は 知 ら れ て い た。 咋 年 夏 したのである。現代の 頃、都市計画道路青崎池尻線 戦後の高度成長期にも 工事の事前調査で再発見され 似たデベロッパー(開 た も の だ。 笠 石 か ら 基 壇 ま 発事業者)と言える。 48 正しいごみ出しにご協力を 府中町環境センター(八幡四丁目1-1) ☎286–3266
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