第4章 第2節 情報化が社会におよぼす影響 1 2 3 4 情報化の利点 情報化の問題点 情報社会の今日 情報社会の将来 情報Cプレゼン用資料(座学42) 担当 早苗雅史 1 1 情報化の利点 1 電子機器の進歩と 通信技術の発達(問1) 電子機器における集積技術の進歩 大量の情報が一瞬にディジタル処理 小さな媒体に蓄積 通信技術の発達,高度情報ネットワーク整備 蓄積された膨大な情報の流通 2 1 情報化の利点 2 空間と時間の制約の消滅(問1) ディジタル化された情報とネットワーク 距離的な制約の除去 電子メール 時間的な制約の除去 電子商取引(eコマース) 移動通信システム 場所の制約の除去 記憶媒体の小型軽量化 CD-ROM 疑似体験 シミュレーションゲーム 3 1 情報化の利点 (参照)楽天市場のシステム概要 顧客 店舗運営について のアドバイス・意見 交換の場の提供 メールマガジン等に よるモールのPR 店舗 楽天市場 商品検索 店舗デザイン 商品購入 商品,価格の更新 オークション オークション出品等 出品・入札等 インターネット インターネット上に ショッピングコミュニティを形成 4 1 情報化の利点 3 情報発信の簡便化 (問1) 情報の加工と発信のためのコストの低下 ⇒様々な情報の流通と共有 個人での発信が可能 5 1 情報化の利点 4 情報複製の簡便化(問1) 様々な情報のディジタル化 手軽に複製 多くの人で共有,活用 著作権の制限 6 1 情報化の利点 社会参加の制限の開放(問2) ハンディキャップを持つ人々 言葉の不自由な人,障害があって自宅から出かけ にくい 情報技術の発達で社会進出の道 インターネットの世界で自由に発言 世界の人々と交流を深める ショッピングや商取引などの経済活動 ボランティアなどの社会活動 7 2 情報化の問題点 1 情報システム依存の社会 生活のあらゆる分野で情報システムに依存 情報科のもたらす問題点(問4) 情報システム依存の社会。システムの異常発生によ る広範な被害の発生。 情報量の巨大化による必要な情報の埋没。またVDT 作業によるVDT障害。 社会現象に反する様な情報の存在。匿名性を利用し たネットワーク犯罪やプライバシーの侵害。 仮想現実を作り出す事による実世界と仮想世界の区 別の欠如。実体験の不足による社会問題の誘発。 8 2 情報化の問題点 システム異常による甚大な被害 2003年3月1日 北海道新聞 9 2 情報化の問題点 2 情報量の巨大化 情報量の巨大化 テレビ放送における多チャンネル化時代 インターネットにおける膨大なWebページ 必要な情報の埋没 VDT作業によるVDT障害 テクノストレス(テクノ恐怖症,テクノ依存症) 「情報の在処を集めた情報」の必要性 インターネット検索サイト リンクサイトの重要性 10 2 情報化の問題点 (参照)ヤフージャパンの発達段階 第1段階 第2段階 第3段階 第4段階 情報検索 ニュース等の 配信 掲示板・ ページャー ショッピング・ オークション 新聞社等と提携し, 最新のニュース等 を発信 利用者がサイト上 で情報交換可能な アプリケーションの 提供 利用者がサイト上 で商取引やオーク ションを行うことが 可能なアプリケー ションの提供 利用者参加型 情報発信 商取引の 場の提供11 インターネット上の 情報を分析し,イ ンターネット利用 者が情報検索でき るサイトを構築 受動的情報発信 能動的情報発信 3 情報の見きわめと ネットワーク犯罪 2 情報化の問題点 社会規範に反する様々な情報の存在 爆弾,麻薬の作り方 残酷なもの わいせつな映像や不健全な情報 誤った内容 匿名性を利用した犯罪 (問3) プライバシーの侵害 12 2 情報化の問題点 ネットワーク犯罪の種類と具体例 種類 具体例 コンピュータ ・電子メールなどを利用したネズミ講やマルチ商法 に関連する詐 ・電子メールアドレスの売買 欺・窃盗・横 ・有料サイトによる高額な情報提供料の請求 領 ・オンラインショッピングによる代金・商品の横領 不正アクセス ・アクセス権限のない人によるデータの横領,改竄, 破壊など ・非合法的な物品(薬物,危険物など)や情報の販売 非合法的な 情報の売買 ・個人や企業を誹謗中傷する文章の掲載 や公開 ・著作権者に無断で著作物を複製し,インターネットを 13 利用して販売 2 情報化の問題点 4 実体験の喪失 仮想現実(バーチャルリアリティ) 高品質の娯楽 実世界と仮想世界の区別の欠如 全てをゲーム感覚でとらえる (問5) 実体験の不足 居ながらにしてネットワークコミュニケーション さまざまな社会問題の原因に 14 3 情報社会の今日 1 情報通信産業の発達 (問6) 情報社会では,企業活動は流通する情報を 基盤として実行 根幹を支えるのが情報通信産業 情報通信産業は世界経済における構造改革 の原動力 15 3 情報社会の今日 2 生活の変化 (問6) 情報通信機器や情報通信ネットワークの普及 ⇒個人の生活に変化 情報社会のコミュニケーション 情報機器の発達でコミュニケーションが活発に なる一方,コミュニケーションがかえって希薄に なる例 16 3 情報社会の今日 (参照) 生活の中の電化製品 100 % 90 電気冷蔵庫 電気洗たく機 電気掃除機 ルームエアコン カラーテレビ ワープロ パソコン ファクシミリ 乗用車 80 70 60 50 40 30 20 10 0 60 65 70 75 80 85 90 95 00 01 年 出典 内閣府経済統計「消費動向調査」 17 3 情報社会の今日 (参照)生活における 情報通信メディアの重要度(10段階) ラジオ 4.6 4.0 6.8 テレビ ファクシミリ 4.1 8.2 5.2 携帯電話 9.1 5.8 5.0 固定電話 5.1 雑誌 6.9 5.3 新聞 5年後 現在 6.6 7.2 インターネット 8.4 0 2 4 6 8 9.4 10 18 「インターネットユーザー調査」により作成 3 情報社会の今日 3 メディアの力 (問6) 双方向メディアの発達 個人の様々な能力を発揮する場 メディアが個人に力を与える時代 19 4 情報社会の将来 1 ネットワークの 大容量化と高速化 (問7) ネットワーク回線の大容量化・高速化 光ファイバー 20 4 情報社会の将来 2 情報機器の高度化と さまざまな形の普及(問7) 情報機器の縮小化,他の機器との複合化 家電製品へのコンピュータ組み込み ユビキタス社会 インターネットとの接続 携帯用通信端末の更なる普及 PDA,携帯電話 21 4 情報社会の将来 3 社会参加機会の増大 (問7) SOHOなどの分散型業務形態の拡大 退職した高齢者,身体にハンディキャップを 持つ人,自宅を離れるのが困難な人 社会参加の機会 22 4 情報社会の将来 4 ネットワーク社会での モラルの必要性 (問7) ネットワーク社会でのトラブル,コンピュータ 犯罪の増加 ほとんどの人がネットワーク社会への参加 今以上のモラルの維持の必要性 23
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