大成功 第10回スクラム体育祭∼ - 魚沼市立入広瀬中学校

入広瀬中学校だより
№ 97
ぶ
な
の
か
ぜ
23. 9. 20
発行 校長 若月俊彦
第10回スクラム体育祭∼大成功
■9/3(土)、台風12号の影響が心配されましたが、恒例の小中合同スクラム体育祭が、
大勢の保護者や地域の方々が見守る中開催されました。当日は、第10回目の節目の年にふ
さわしい絶好の体育祭日和となりました。今回は第10回を記念して、開会式での聖火入場
や閉会式での人文字づくり、さらに、競技種目の中に少しずつ工夫を取り入れました。
競技は 、『VICTORY~仲間とゴールに向かって走りきる~』のスローガンのもと、
紅軍、青軍の一進一退の熱い闘いが繰り広げられました。結果は、総合得点でわずか10点
差で紅軍が勝利を手にしました。惜しくも競技に敗れた青軍も、まとまりのある応援で決し
て負けてはいませんでした。そのほか、青軍にパネル賞、紅軍に応援賞が贈られました。
夏休み明けの間もない日程でしたが、生徒一人一人がそれぞれの役割をしっかりと果たし、心
を一つにして体育祭を成し遂げ、気持ちよく2学期のスタートを切ることができました。
キャリア教育の推進∼ 職場見学・職場体験学習の実施
9月13日、キャリア教育の一環として、1年生職場見学学習、2年生職場体験学習、3年生
介護体験学習を実施しました。今年から授業日に組み入れ、2年生のみ13、14日の2日間実
施しました。将来的には、条件が整えば2年生で3日間の職場体験を考えています。
子どもたちは 、体験を通して 、働く人の職業に対する思いや社会人としてのあるべき姿を学び 、
将来の自己実現に向けた、望ましい勤労観・職業観について理解を深めることができたと思いま
す。今後は、お互いのまとめを発表し合い、更に理解を深めます。
○
1年生は 、「越後ゴルフ倶楽部 」、「渡辺製作所 」、「玉川酒造」に見学に行きました。
○
2年生は 、
「 大島自動車(小出)」、
「 コメリ 」、
「 セブンイレブン 」、
「 ブルdogアニマルケアサポート 」、
「小出郷図書館 」、「堀之内病院 」、「入広瀬幼稚園」などで実際の仕事を体験しました。
○
3年生は、地元の福祉施設である「特別養護老人ホーム
人ホーム
ひめさゆり」へ介護体験に行きました。
寿和ホーム 」、「介護付有料老
魚沼市中学生広島派遣
■「非核平和都市宣言」をした魚沼市は、昨年度から中学生を
広島平和記念式典に派遣しています。入広瀬中学校からは、全
校生徒を代表して生徒会長の松尾青空くんが参加しました。そ
の時の体験文を紹介します。
広島平和式典に参加して
3年
松尾
青空
広島といえば 、「はだしのゲン 」。小学生の頃にマンガで読んだことがあります。その時の私
は 、「原爆とは、一瞬にしてすべての大切な人や物を失ってしまう恐ろしい兵器だ 。」と感じ
たのを覚えています。
私は今回の広島派遣で、たった一個の爆弾で、約14万人が一瞬にして亡くなったことを知
りました。この14万人という人数は、私たちが住んでいる魚沼市の人口4万人の約 3.5 倍の
人数です。私は被害の大きさを想像し、驚きと恐怖で胸がいっぱいになりました。
特別印象深かったのは3つの場面です。まず最初は被爆者の方から聴いた体験講話です。そ
の方は、奇跡的に無傷でしたが、妹さんは今でも行方不明で、妹さんをすぐに探しに行かなか
ったことを今でも後悔していました。また、その方自身もガンと闘いながら、66年前に起き
た出来事を私たちに伝えていらっしゃるということでした。私は話を伺って、この話をしっか
りと受け止め、また次の世代へときちんと伝えていかなければならないと思いました。
二つ目は、初めて参加した広島平和式典です。8時15分、黙とうが始まり、ここに原爆が
投下された66年前を思い出しました。一瞬にして幸せを奪われた14万人の方々。どれだけ
苦しかったことでしょう。そのつらさや悲しみを思うと、ものすごく心が痛みます。亡くなっ
た方の冥福と私たちの平和な生活を心から祈った1分間でした。
三つ目は、その後に訪れた平和記念資料館です。資料館には、原爆関係の資料がたくさんあ
りました。その中でも衝撃的だったのは、原爆で亡くなった人が身につけていたもの、原爆で
やけどをした人の写真でした。それらの身につけていたものや写真を見て、原爆がどれほどす
さまじいものだったのかが分かりました。資料館には、衝撃的なものばかりでした。見ている
途中で、目をそらしたくものばかりでした。けれど 、「ここで目をそらしてしまえば次の世代
へしっかり伝えられない 。」と思って、目をそらさずにしっかりと見るようにしました。
東日本では、3月11日、東日本大震災が起こり福島第一原子力発電所が大きな被害を受け
ました。今も多くの人々が、放射能で汚染された地域から避難して生活しています。私も節電
を通じて、原子力エネルギーが日本の電気エネルギーを支えていたこと、一方で事故が起きた
ときには長期にわたって大きな被害が出ることを知りました。
広島では、66年たった今も後遺症に苦しんでいる方々がたくさんいます。もうこれ以上苦
しむ人たちを増やさないためにも、まず核兵器廃絶と原子力エネルギーについて勉強していか
なければならないと思いました。
学校関係者 (中間評価) アンケート結果 (H23.7月実施)
(回答率;76.3%)
項目 番号
1
学
校
運
営
2
3
4
学
習
指
導
5
6
7
8
生
活
指
導
9
10
11
教
職
員
12
13
4…そう思う
3…だいたいそう思う
評 価 項 目
学校だよりやPTA等の場で、学校の教育
方針やグランドデザインを分かりやすく伝
えている。
学校の様子や取組が、各種たよりやPTA
等でよく分かる。
家庭や地域と連携・協力して教育活動を進
めている。
保護者や地域の願いを受け止め、信頼され
る学校づくりに取り組んでいる。
生徒 の主 体性 や意 欲を 引き 出し なが ら、
「分かる授業」を追究している。
授業、家庭学習、補充学習等を通して、基
礎・基本の定着を図っている。
家庭学習の仕方や内容を適切に指導し、学
習習慣の定着を図っている。
子どもの学校生活が充実するよう支援し、
「たくましさ」を育てている。
コミュニケーション力を育て、好ましい人
間関係づくりに努めている。
学校行事、総合学習、生徒会活動等の取組
を通して、自主性と協力性を育てている。
健康教育による生活習慣の改善や授業、部
活動等による体力の向上によく取り組んで
いる。
教職員は、一人一人の子どもを大切にし、
厳しく温かく指導している。
教職員は、保護者や地域の方に対して誠意
をも って 対応 した り、 相談 に応 じた りし
て、信頼できる。
2…あまりそう思わない
1…そう思わない
評価(%)
4
3
2
1
41.4%
58.6%
0.0%
0.0%
20.7%
79.3%
0.0%
0.0%
41.4%
48.3%
10.3%
0.0%
34.5%
55.2%
6.9%
3.4%
28.6%
60.7%
7.1%
3.6%
35.7%
50.0%
14.3%
0.0%
21.4%
57.1%
21.4%
0.0%
27.6%
69.0%
3.4%
0.0%
10.3%
79.3%
10.3%
0.0%
41.4%
55.2%
3.4%
0.0%
41.4%
58.6%
0.0%
0.0%
46.4%
39.3%
10.7%
3.6%
35.7%
53.6%
10.7%
0.0%
〈意見や御要望等〉
○ 少人数、小規模校のメリットを生かし、生徒一人一人の能力・可能性を引き出せるように目配りと御指
導をお願いします。
○ 定期テストが学期に1回なので、範囲が広く大変だなと思います。結果の反映が1回のみであるのも
少々心配です。
○ 先生が子供たちを他と比較することに対して、子どもたちがどのように感じているか理解していない
ように思います。
○全体的に、ほぼ8割~9割近い方々から肯定的な評価をいただきました。
●項目7の学習習慣の定着について、2割の方から「2あまりそう思わない」という評価を
いただきました。引き続き、家庭学習の定着に向けた取組を進めてまいりますので、御家
庭でも御協力をお願いいたします。
●項目4,5,12で 、「1そう思わない」評価をいただきました。たとえわずかであって
も結果を真摯に受け止め、貴重な御意見と合わせて、一層学校運営の改善に取り組んでま
いります。今後とも教育活動への御理解と御協力を、よろしくお願いいたします。