スイセンの香りが春を告げる 21 21 21 5 メディア社会 5 5 法 13 10 政治 4 4 国際ビジネス法 4 4 観光 6 3 交流文化 6 3 福祉 5 0 コミュニティ 政策 5 2 スポーツ ウエルネス 4 1 経営 8 8 国際経営 6 6 現代 心理 5 6 ※2 心理 映像身体 6 0 異文化 異文化コミュニ ケーション 4 4 151 117 日本史学 超域文化学 5 4 ドイツ文学 2 0 2 1 日本文学 4 2 文芸・思想 3 3 経済 11 11 会計ファイナンス 6 6 経済政策 6 6 数 (2) 0 物理 (2) 2 化 (2) 2 生命理 (2) 2 百 十 七 名 が 認 定 さ れ、 こ の う ち、 英 検 二 級 ︵ま た はT O E F L ・TO E I C 等 で 同 程 度 の ス コ ア︶ 以 上 の 有 業面と生活面から申請が が、 ほ と ん ど の 生 徒 が 学 自己推薦は七項目あり 三項目申請できるのです 自己推薦 を あ げ ま し た。 やG T E C に お い て も 成 果 わ れ た T O E I C ︵I P ︶ し た。 高 三 全 員 を 対 象 に 行 資格者が九十二名となりま 文 フランス文学 立教大推薦 117 満点の百五十点が十五 名、 百 点 以 上 が 九 十 八 名 ると思われます。 ともに学校生活におい て大変努力した結果であ 勤が五十四名。 精勤または高校三年間皆 生 活 面 で は 中・ 高 六 年 間 る 者 が 四 十 五 名。 ま た、 に相当︶が十六個以上あ 格︵ B 合 格 二 個 で A 合 格 130 合 計 在学 と過去最高の結果でした。 ︵詩編 編 節︶ 幸せな人、道からそれず主の教えに従って歩む人 今月の聖句 学業面は三年間でA合 でました。 理 英米文学 経済 6 ※1 コミ福 4 法 教育 17% 文 5 地の塩 世の光 5 ※1 新座高から2枠もらう ※2 新座高から1枠もらう 現代文化 社会 7 世界史学 史 英検準 2 級 (TOEFL、TOEIC 等も含む) +αで認定 鈴 木 弘 経営 5 1 今年は早くから意欲的に 取 り 組 ん だ 生 徒 が 多 く、 英語条項 観光 5 2 キリスト教 83% 英検 2 級 (TOEFL、TOEIC 等も含む) 以上で認定 校 長 う に 君 た ちの しっか り し た 自 己 が、 科 学 と 技 術 を 支 配 し、 良 い 方 向 に 持 っ て い っ て ほ し い の で あ る。 自 己 と 言 っ て も、 自 己 中 心 に 陥 っ て は な ら な い。 人 間 は 、 助 け 合って 生 き ている の で あ る ﹂ と 述 べて い ま す 。 いつの 時 代 に あって も 人 間 に とって一番 大 切 な も の は、 人 間 と 人 間 、 人 間 と 自 然 が 共 に 生 き る﹁共 生﹂ の 理 念 な の で す。 こ れ か ら 世 紀 に 生 き る 諸 君 に は、 こ のことを深く心に刻んでほ しいと 思いま す。 ま た、 近 年 で は 日 本 の 国 際的地位の低下が指摘さ れ、 国 内 で は 厳 し い 雇 用 情 勢 が 続 き、 孤 族 と 呼 ば れ る 孤 独 な 人 び と も 増 えていま す。 根 拠 の な い 楽 観 主 義 は 厳 に 慎 む べ き で す が、 そ れ で も、 必 ず 世 の 中 は 変 え ら れ る と い う 進 歩 への 信 頼・ 確 信 を、 君 た ち に は 持 っ て ほ し い と 思 い ま す。 こ れ こ そ が 若 者 の 持っている 特 権 です。 旧 約 聖 書の 創 世 記 に この よ う な 言 葉 が あ り ま す。 時 に 主 は ア ブ ラ ムに 言 わ れ た。 ﹁ 出 で よ、 お 前 の 国 か ら、 お 前 の 親 族 か ら、 お 前 の 父 の 家 か ら、 わ た し の 示 す方へ﹂ ︵創 世 記 章1節︶“ 本 校 で は、 も う ひ と つ の 教育目標として﹁真理を探 究する力﹂ を育てることを 掲 げ て い ま す。 諸 君 が 身 に つけ た 多 くのことを武 器 と し て、 こ の ﹁ 主 の 示 す 道 ﹂ に 従 っ て 自 信 を 持 っ て、 新 し い 世 界 への一歩 を 踏 み 出 し﹁ 地 の 塩 ﹂と し て 働 き﹁ 世 の光﹂ として輝く立教人と し て、 努 力 が 花 を 咲 か せ 実 を結ぶことを心から祈 念し ていま す。 12 立教池袋高等学校 卒 業 生 諸 君 、お め で と う 。 ま た、 ご 子 息 の た め、 学 校 のために多 大なご尽力を戴 き ま し た 保 護 者 の 皆 様、 ご 子 息のご卒 業 まことにおめ で と う ご ざ い ま す。 教 職 員 を 代 表 し て、 心 よ り お 祝 い 申 し 上 げ ま す。 さ て、 世 紀 は ﹁ 情 報 技 術 革 命 ﹂・﹁ グ ロ ー バ リ ゼ ー シ ョン ﹂ ・ ﹁科 学 技 術の進 化﹂ の3 つキ ーワ ー ド に 集 約 さ れ る と 言 わ れ て い ま す。 し か し、 こ れ ら の 根 底 に は 本 校 の 教 育 目 標 の ひ とつで あ る﹁共に生きる力﹂つまり ﹁共生﹂の理念が欠かせな いと 信 じていま す。 作 家 の 司 馬 遼 太 郎 氏 は、 ﹁ 昔 も 今 も、 ま た 未 来 に お いて も 変 わら ないことが あ る。 そ こ に 空 気 と 水、 そ れ に 土 な ど とい う 自 然 が あっ て、 人 間 や 他 の 動 植 物、 さ らには微 生 物にいたるまで が、 そ れ に 依 存 し つ つ 生 き て い る と い う こ と で あ る。 自 然こそ不 変の価 値 なので あ る。 な ぜ な ら ば、 人 間 は 空気を吸うことなく生きる こ と が で き な い し、 水 分 を と る こ と が な け れ ば、 か わ いて 死 んでし ま う﹂ と 自 然 の 大 切 さ について 述 べてい ま す。 さ ら に、 司 馬 遼 太 郎 氏 は 若 者 に 対 して﹁君 た ち はい つの 時 代 も そ う で あった よ う に、 自 己 を 確 立 せ ね ば な ら な い。 自 分 に 厳 し く 、 相 手 に は や さ し く、 と い う 自 己 を。 そ し て、 す な お で か し こ い 自 己 を。 世 紀 に お い て は、 特 に そ の こ と が 重 要 で あ る。 世 紀 に あ っ て は、 科 学 と 技 術 が も っ と 発 達 す る だ ろ う。 科 学・ 技 術 が洪水のように人間を飲み 込んでしまってはならな い。 川 の 水 を 正 し く 流 す よ ” 推薦枠 決定者数 専修 学部 学科 推薦枠 決定者数 専修 学部 学科 社会 1 2013 年度 立教大学 推薦入学者数 2012年度 立教大学被推薦者の英語条項 2013.3.11 (通刊 184号) キ ノ ト ル ホ 2013年度 第5号 立教池袋中・高校通信 (1) 21 二〇一二年度高校受賞者 タッカー記念賞 副島 智大 立花 和大 マカダム記念賞 白石 浩之 平塚 啓太 前田 修 中曽根 亘 東京都体育優良賞 白石 浩之 東京都文化活動優良賞 副島 智大 学友会賞 団体 吹奏楽部 鵜野洲祐介 大野 真徳 片岡 大顕 末岡 大輔 相馬 賢 千田 哲生 鈴木 隼人 長尾 崇史 竜太 金田 金子 大希 松井 俊介 文芸部 折茂 佑樹 岩崎由貴則 小野 聡之 鈴木 宏高 立花 和大 科学部・数理研究部・ 天文部合同チーム 稲垣 徳晃 鍋谷 尭司 大平 一輝 武田桃太郎 副島 智大 ゴルフ部 川上 裕貴 馬場 隆成 髙 晋伸輔 水泳部 上野 浩暉 上村 亮 卓球部 神田 和範 陸上競技部 小林 直人 個人 有馬 弘 晃 ︵科 学 部︶ 副 島 智 大 ︵科 学 部︶ 折茂 佑 樹 ︵文 芸 部︶ 小 野 聡 之 ︵文 芸 部︶ 鈴木 宏 高 ︵文 芸 部︶ 立花 和 大 ︵文 芸 部︶ 川 上 裕 貴 ︵ゴ ル フ 部︶ 馬場 隆 成 ︵ゴ ル フ 部︶ 髙 晋 伸 輔 ︵ゴ ル フ 部︶ 上 野 浩 暉 ︵水 泳 部︶ 白 石 浩 之︵ 陸 上 競 技 部 ︶ ※精勤賞については卒業式 当日配布の式文をご覧下 さ い。 中 三 組 主 在るということ 組 主 任 任 よ り テクニックの話の真意 立教池袋高校や他の高校 の面接試験に備えた準備の 際に、﹁面接にもテクニック が あ る ﹂ と 話 を し た。 入 室 の仕方、挨拶、等々。結果、 面接試験で一定の受け答え ができたようだ。 ただし、これからの人生、 テクニックだけではダメだ。 蓄積された実力や習慣など と い っ た、 し っ か り し た 裏 付 け が 必 要 だ。 そ れ ら が 欠 落した状態でのテクニック は﹁ 小 手 先 ﹂ ﹁うわべ﹂と呼 ばれるものだと思う。 中 学 三 年 間 で、 ど れ だ け 蓄 積 で き た だ ろ う。 こ れ か ら の 三 年 間 で、 ど れ だ け 蓄 積 で き る だ ろ う。 成 人 に な る ま で の 二 十 年 間 の う ち、 残 る は 五 年 だ。 う わ べ や 小 手先で乗り切ろうとする大 人 に は な る な。 そ の た め に まずは高校三年間での揺る ぎない積み上げに努力して 欲しい。卒業おめでとう。 ︵三組 荻野朝行︶ り 気をつけてほしいこと 卒 業 お め で と う。 新 し い 世界に進む君達の気分は最 高潮と思います。しかし﹁好 事魔多し﹂といいますので 今後気をつけて欲しいこと を 2 つ 挙 げ ま す。 一 つ 目 は 酒 で す。 新 歓 コ ン パ な ど で 一気飲みなどしてしまうと 理性的な判断ができなく なったり意識を失う可能性 が あ り ま す。 下 手 す る と 急 性アル中で命を落とすかも し れ ま せ ん。 く れ ぐ れ も 度 を越さないようにしてくだ さ い。 二 つ 目 は 運 転 で す。 自分の運転ミスで人を傷つ け て し ま っ た ら 大 変 で す。 どうしても運転しなければ ならない時にはその車が任 意保険に加入しているか確 認してください。 起こりうるリスクに充分 注 意 を 払 い、 充 実 し た 大 学 生活を送ってください。 ︵三組 山口弘泰︶ よ 先 日、 尊 敬 す る 人 物 は 誰 かという問に多くの中学三 年 生 が﹃ 親 ﹄ と 答 え た こ と に 嬉 し さ を 感 じ た。 理 由 も ﹁こんな自分を育ててくれ た﹂ ﹁一所懸命家族のために 働いてくれている﹂という 普段は耳にしない言葉ばか り。今、行動に表れずとも、 その芽は自分が親になった 時、必ず花開く。 親 は 子 供 が 幸 せ な ら ば、 そ れ 以 上 の 幸 せ は な い。 し か し、 あ れ こ れ 口 出 し す る の が 親。 そ れ を う っ と う し く 感 じ る 子 供。 そ れ が あ り が た い と 気 づ く に は、 も う 少 し 時 間 が か か る。 ど ち ら にも忘れないでほしいのは、 そこに存在するということ の素晴らしさ。 新しいステージで幸せを 感じることができる精神が 宿るように願いを込めて⋮ 卒業おめでとう。 ︵二組 砂井博光︶ 三 Festina Lente 高校三年生の諸君と授業 等で共に過ごした時間はわ ず か な も の で し た が、 感 謝 と 祝 福 の 気 持 ち を 込 め、 プ ロセス自体を愉しむ生き方 を 提 案 し た い と 思 い ま す。 変化のスピードが速い現代 に あ っ て は、 目 に 見 え る 実 績 や 実 利 に 価 値 が 置 か れ、 短期間でその達成が求めら れる場面も少なくないのが 事 実。 或 い は、 役 に 立 つ か 立たないかを判断基準にし て 物 事 を 取 捨 選 択 し、 さ ら には人生の決断を下す場合 さえあるのではないでしょ う か。 実 利 功 利 主 義 的 な 思 潮 も、 あ る 意 味、 時 代 の 反 映 で し ょ う が、﹁ テ ー マ を 持って﹂ということを標榜 する立教池袋の卒業生とし て、 自 分 自 身 の 好 奇 心 の 充 足 を も 大 切 に、 時 の 過 ぎ る の も 忘 れ、 夢 中 に 励 む 日 々 の 生 活 に こ そ、 結 果 よ り も 遥かに尊い価値があるとい うことを思い出してみて下 さい。 ︵二組 安原 章︶ 中学一年便り 中学二年便り プライド×プライド 高校一年便り 先手必勝 高校二年便り 残すところ高校生活もあ と一年をきってしまいまし た。生徒会活動やR.I.F. のような学校の核となる活 動に対してもそろそろ世代 交 代 の 季 節 に な り ま し た。 そ し て、 四 月 か ら は い よ い よ締めとなる三年目を迎え るのです。 英 語 条 項、 卒 論 な ど 意 識 して行動しないとどうにも ならなくなる事柄もたくさ ん あ り ま す。 だ か ら と い っ て地に足が着かなくなるよ うにはなってほしくはあり ま せ ん。 さ ら に、 今 の 君 た ち の 姿 勢 を み て み る と、 後 手 後 手 に な っ て、 リ ズ ム を 崩している人が多いように 感 じ ま す。 一 日 は 二 十 四 時 間。 こ れ は す べ て の 人 に 平 等に与えられている時間で す。 有 効 に 活 用 す る に は、 時 間 管 理 を し っ か り 行 い、 余 裕 を 持 っ て 計 画 を 立 て、 行 動 す る 必 要 が あ り ま す。 自 転 車 操 業 で は、 本 当 に そ の時にしなければならない こ と が で き な く な り、 挽 回 す る た め に そ の 二 倍、 三 倍 の時間がかかることになる かもしれません。 そ し て も う 一 つ。 基 礎 力 の充実を上げたいと思いま す。 難 し い 問 題、 特 殊 な 奇 問 に 目 を 奪 わ れ、 さ ま ざ ま な事例を必死なって理解し よ う と し て い る 人 に 私 は、 マタイによる福音書七章 二十三節以下を勧めたいと 思います。 ﹁それで、わたしのこれら の言葉を聞いて行うものを、 岩の上に自分の家を建てた 賢い人に比べることができ よ う。 雨 が 降 り、 洪 水 が 押 し 寄 せ、 風 が 吹 い て そ の 家 に 打 ち つ け て も、 倒 れ る こ と は な い。 岩 を 土 台 と し て いるからである﹂ ︵内田芳宏︶ 目を覚ましていなさい 気が付けば中学二年の学 年 末。 入 学 式 で の 初 々 し い 表情がつい昨日のことのよ う に 思 い 出 さ れ る 反 面、 中 学生活もあと一年となりま し た。 中 学 生 と し て 最 高 学 年になる心の準備はできて いるでしょうか。 この学年の持つ溢れんば か り の 力 は、 時 に 授 業 や 生 活の中で騒動を起こすこと も 多 々 あ り ま す。 そ ん な 経 験 を 積 み 重 ね、 諸 問 題 を 解 決しながら成長していく姿 に頼もしさを感じる機会も 増えてきました。 そ し て 迎 え る 中 学 三 年。 君達の抑えきれないほどの 力 を、 中 学 生 を 引 っ 張 る 力 と し て 発 揮 し て く だ さ い。 今 ま で は、 そ の 場 で、 そ の 状況に追い込まれて行動す ることが多かったでしょう が、 先 を 見 通 す 力 と 入 念 な 準 備 が 必 要 で す。 君 達 が ど んなに素晴らしい力を持っ て い て も、 発 揮 で き な け れ ば意味がありません。 ﹁ そ の 日 そ の 時 は、 誰 も 知 ら な い。 天 使 た ち も 子 も 知 ら な い。 父 だ け が ご 存 じ で あ る。 気 を 付 け て、 目 を 覚 ま し て い な さ い。 そ の 時 が い つ な の か、 あ な た 方 に は わからないからである。 ﹂ ︵マルコ 章 節︶ 君達の力を発揮すべき時 はいつなのかは分かりませ ん。 し か し、 い つ で も ど こ でも力を発揮できるように 準 備 す る こ と が 大 事 で す。 そ し て、 そ れ は 学 校 に お い て日常生活の取り組みに現 れ ま す。 授 業、 行 事、 生 徒 会 活 動、 課 外 活 動、 様 々 な 場面で常に誠意をもって取 り 組 む こ と。 そ れ が 今 の 君 たちに一番必要なことでは ないでしょうか。 ﹁目を覚ましていなさい﹂ ﹁ そ の う ち ﹂ や﹁ あ と で ﹂ ではいけません。 ではいつやるの? 今でしょう! ︵後藤 寛︶ こ の 歳 に な る と、 さ す が にバラエティー番組を見る こ と が 少 な く な っ た。 見 る と す れ ば ニ ュ ー ス。 あ と は いい旅へ行った気分にさせ てくれる系くらい。 た だ、 あ れ は 好 き だ。 異 なる分野で活躍するスペ シ ャ リ ス ト 達 が、 お 互 い の プライドを賭けて同じ土俵 でぶつかり合うあの番組⋮。 勝 負 の 前 に は、 両 者 と も 必 ず﹁ 絶 対 に 負 け ま せ ん ﹂ と 言 う。 と き ど き ど う で も い い 企 画 も あ る が、 そ れ に しても決着がついたあとの 両 者 の 弁 が 好 き だ。 ど ち ら も、 も っ と 知 識 を 増 や し、 技 量 を 磨 き、 更 に 前 へ 前 へ 進もうとする姿勢にはとて も感銘を受ける。 いよいよ四月から新たな 施設での学校生活が始まる。 あの施設を築き上げた数多 くのスペシャリスト達に心 か ら 敬 意 を 表 し た い。 こ の 二 年 間、 こ の 方 々 の プ ラ イ ドを目の当たりにしてきた 自 分 が い る。 こ の 見 事 な ま でにそびえ立った土俵を目 前にした今、思うこと。 ﹁絶対に負けません﹂ 与えられた環境に感謝す る と 共 に、 命 懸 け で 築 き 上 げてくれた方々のプライド に恥じぬよう戦い抜く所存 である。 さ て、 高 校 一 年 生 諸 君。 準 備 は い い か? 君 達 に 課 せ ら れ た 使 命 は 膨 大 で あ る。 とことんぶつかれ 時間は 平等に与えられるものだが、 来 年 度 は、 よ り 加 速 度 を 感 じ る に 違 い な い。 我 々 も 含 め、 何 事 に も 正 面 か ら ぶ つ か り 合 い、 も っ と も っ と い いものを造り上げていきた いと思えるような来年度で ありたい。 ︵古賀賢之︶ 一点きらり 早 い も の で、 入 学 し て か ら一年が経とうとしている。 君たちは四月から先輩と呼 ば れ る よ う に も な る。 最 後 の総合テストが終了したこ の 時 期 に、 是 非 こ の 一 年 を 振り返ってみてほしい。 この学校の教育目標の一 つ で あ る﹁ テ ー マ を も っ て 真理を探求する力を育てる﹂ という意味を君たちに当て は め て み る。 私 は 何 か 一 つ 自分の得意なものを見つけ、 そこからより良く自分を磨 き上げていってほしいと 思っている。 山岳スキー部に所属して い た あ る 卒 業 生 が い る。 入 学したときの成績は中ぐら いであった。しかし、スキー の 魅 力 に 捕 ら わ れ、 技 術 も 急 激 に 上 達 し、 高 校 で は 回 転と大回転共にインターハ イに出場するようになった。 すると中ぐらいだった成績 も う な ぎ 上 り、 立 教 大 学 へ の推薦入学のときにはトッ プクラスで自分の行きたい 学部学科に第一希望で進学 した。 成績は結果としてついて き た が、 注 目 す る と こ ろ は そ こ で は な く、 自 分 の 中 に ﹁一点きらり﹂となるものを 持ったことが大事だと思っ て い る。 や れ ば で き る、 や ればできる、でもやらなかっ た か ら 出 来 な か っ た で は、 この学校に入った意味がな い。 数 学 で も 英 会 話 で も 野 球でも音楽でも何でもいい の だ。 自 分 は こ れ だ っ た ら 人 に は 負 け な い、 自 慢 す る ことができるというものを 探 す の だ。 何 事 に も ベ ス ト を 尽 く し、 コ ツ コ ツ と し た 地 道 な 努 力 を し て ほ し い。 頑張って、きらりと光れ! ︵松本邦男︶ 32 Climb Every Mountain Climb every mountain 数少ない人生 の 節 目 。 何 事 も 失 敗 を 恐 れ ず、 す べ てに挑戦する人 間 で あ れ 。 こ の 三 年 間、 皆 は ど れ ほ ど の﹁ 山 ﹂ を 乗 り 越 え て き ただろうか。 周りの支えがなければ乗 り越えられなか っ た 山 。 肉 体 的・ 精 神 的 苦 し み を 負 い、 悔 し 涙 や 悲 し み の 涙 を流して乗り越 え た 山 。 人生を歩む我 々 の 心 に は 、 多くの山々が眠 っ て い る 。 さ あ、 ま た 新 た な 道 が 見 え て き た。 冷 酷 な 山 々 が、 皆の前にそびえるかも知れ な い。 が、 恐 怖 心 を 捨 て、 与えられた山を一つひとつ 力強く乗り越え て 欲 し い 。 高 till you find your dream. 皆 が 逞 し く、 将 来 を 切 り 拓いていく事を、遠くから、 強く、強く、祈 っ て い る 。 卒業おめでとう ! ︵一組 長友加菜枝︶ 最後のメッセージ 担 任 と し て 五 年 間、 続 け て き た こ と が あ る。 吉 田 ク ラ ス 経 験 者 は 知 る﹁ 一 日 一 聖句﹂。始めた頃は﹁今朝の 箇 所 ど こ で す か? イ イ っ す ね!﹂ な ん て 聞 い て く る カ ワイイ中二を想像したりし た。 学 年 が 上 が っ て も、 学 期 始 め に は﹁ 目 標 を 目 指 し て⋮︵フィリピ︶﹂を朗読し た。 振り返ると副産物が多 か っ た。 毎 夕 職 員 室 で 聖 書 を 開 く 静 か な 時 を 得 た。 読 み上げる者が口先だけにな らぬよう襟を正す覚悟も 知 っ た。 何 よ り、 御 言 葉 と 共に歩める素晴らしい仕事 であると改めて気づかされ た。 そ ん な 日 々 も も う す ぐ 終わる。 卒 業 生 諸 君 へ。 い つ の 日 か副産物の多い書物﹃聖書﹄ をその手で開いてみて欲し い。 そ こ に 生 き る 意 味 が あ ると信じる学校からの最後 の メ ッ セ ー ジ で あ る。 卒 業 お め で と う。 そ し て、 ま た 会おう。 ︵一組 吉田清典︶ 立教池袋中高・広報室 13 2013.3.11 (通刊 184号) キ ノ ト ル ホ 2013年度 第5号 立教池袋中・高校通信 (2)
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