2004年11月号(No.44) - 全国自動車部品用品厚生年金基金

去る9月14日に開催された第54回代議員会において、平成15年度決算が可決・承認
されましたので、そのあらましをご報告いたします。
●基金の経理●
響を払拭するかたちとなりました。
厚生年金基金の決算では、将来の年金給付に必
公的年金制度の改正にともない、厚生年金基金
要な積立金が確保されているか、年度末の数字を
制度も見直しが行われ、平成17年4月から代行部
もとに財政状況の点検を行っています。
分の給付に要する免除料率の見直しや上限の引き
平成15年度は、国内株式が好調に推移したため、
年金資産の運用収益率は二桁の高い率となりまし
た。当基金をめぐる運用環境も大きく好転し、平
成12年度から14年度まで続いたマイナス運用の影
みなさんの年金給付に係る年金経理に関しては、
上げなど、基金制度にとりましても、展望がもて
る内容が実施されることになりました。
当基金としましては、今後とも中長期的観点に
立って基金財政の安定化を図ってまいります。
年金や一時金の給付費は6億8,060万円、基金か
平成15年度は掛金等収入10億9,656万円などを含む
ら脱退された方々の年金原資として連合会へ移換
経常収入が36億9,912万円となるなど、前年度より
される移換金5,897万円などの経常支出は8億962万
も大きく改善されました。国内株式の好調に支えら
円となっております。前年度までの不足金はすべ
れ、修正総合利回りは20.70%となり、運用収益が
て解消されており、数理的評価の変動を合わせ、
25億5,098万円と大きく伸びたことによるものです。
当年度剰余金として7億2,221万円を計上しました。
損益計算書(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)(単位:千円)
費用勘定
524,285
一時金給付費
156,316
移 換 金
58,972
拠 出 金
1,704
固有の信託報酬
受換金
政府負担金
1,096,556
4,102
47,482
預 貯 金
80,831
未払運用報酬等
20,111
未収掛金
109,429
未払業務委託費
11,121
未収受換金
934
未収政府負担金
17,576
31,629
固有の保険事務費
5,934
投資顧問料
7,603
業務委託費
22,336
指定年金数理人費
経常収支
掛金等収入
負債勘定
資産勘定
収益勘定
年金給付費
貸借対照表(平成16年3月31日現在)
840
809,621
未払指定年金数理人費 420
未払給付費
300,439
未払移換金
23,898
純 資 産
信託資産に係る当期運用収益 2,372,261
355,989
資産評価調整控除額 375,096
保険資産に係る当期運用収益 178,719
経常収支
信 託 資 産
12,230,714
3,699,121
業務会計からの受入金 10
資産評価調整加算額減少額 1,190,764
資産評価調整控除額増加額
数理的評価の変動
特別収支
10
375,096
1,565,860
数 理 債 務
保険資産
数理債務減少額
当年度剰余金
基 本 金
722,207
4,869,851
特別掛金収入現価増加額 1,512,924
15,055,622
特別掛金収入現価 3,278,137
資産及び負債
の数理的評価
特例調整金資産増加額 638,671
数理的評価の変動 3,546,201
計 7,245,332
2
18,234,459
1,394,606
純 資 産
繰越不足金処理額
4,147,644
2,616,139
特例調整金
資産及び負債
の数理的評価
1,353,992
4,632,129
18,609,555
当年度剰余金
基 本 金
計 19,687,751
722,207
722,207
基金の財政は長期の設計に基づいて収支を安定
化するしくみになっています。今後とも資産運用
業務経理は、基金の運営を賄う「業務会計」と
福祉事業を行う経費に関する「福祉施設会計」に
の委託先機関と十分協議を重ねながら、財政健全
化に努めてまいります。
(単位:千円)
損益計算書(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
費用勘定
収益勘定
わかれています。
15年度の業務会計は、
業務の効率化
経費の節減
事業主に全額ご負担いた
事 務 費
48,370
だく事務費掛金6,401万円
掛金収入
64,011
雑 収 入
67
を主たる財源とし、支出
面では、事務費4,837万円、
代議員会費などに412万円を支出しました。経費
の節減に努めた結果、15年度も425万円余りの剰
余金を計上することができました。今年度も業務
代議員会費
4,120
繰 入 金
5,371
雑 支 出
1,964
剰 余 金
4,253
計 64,078
の効率化を図り、経費の節減を進めてまいります。
福祉施設会計は、業務会計からの受入金433万
円を財源として、慶弔金の支給などの福祉事業を
(単位:千円)
損益計算書(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
費用勘定
収益勘定
行いました。
事 務 費
2,753
業務会計からの受入金
4,330
福祉施設費
1,482
雑 支 出
95
計 4,330
生年金基金連合会から受け入れる原資
・政府負担金:給付支払時に政府が負担する代行給付と免
除保険料率の算定の基礎となった給付との差額相当額
●損益計算書…1年間の収支の状況をまとめたもの
・年金給付額・一時金給付費:それぞれ、年度中の年金・
・資産評価調整加算額減少額:年度末の資産評価調整加算
額が前年度末の当該加算額より減少した額
一時金給付費の総額
・移換金:中途脱退者の年金給付のために、当基金から厚
生年金基金連合会に移換する原資
・拠出金:支払保証事業への拠出金
●貸借対照表…年度末における財産の状況をまとめたもの
・信託資産・保険資産:年度末における信託資産・保険資
産の時価
・運用報酬等(固有の信託報酬、固有の保険事務費、投資
・数理債務:翌年度以降の給付の予測額の現価から、標準
顧問料):年金資産を運用する信託銀行・生命保険会
掛金の予測額の現価および政府負担金の予測額の現価の
社・投資顧問会社に支払う報酬
・掛金等収入:事業主・加入員のみなさまにご負担いただ
いている掛金等の収入
・受換金:中途脱退者が再び当基金に加入したときに、厚
合計額を控除した額。
・特例調整金:代行部分の数理債務が最低責任準備金を下
回る額(厚生年金保険料が凍結されたことによる基金と
国との積立水準の差)
3
当基金では財政の健全性をチェックするために、年金資産の積立水準の検証を毎
年行っています。積立水準の検証は、基金が今後も継続することを前提とした「継
続基準」と、仮に基金が決算時点で解散したと想定した「非継続基準」の2つの基
準によって行われます。
継 続
基 準
非継続
基 準
純 資 産 額
147億円
責 任 準 備 金
139億7,700万円
許容繰越不足金
25億1,300万円
15年度末時点の当基金の資産額
当基金の将来まで含めた年金給付に必要な資産額
最低責任準備金 138億5,000万円
基金の年金債務のうち、国の年金を代行する部分
最低積立基準額 167億9,600万円
基金が解散したと仮定した場合、現時点で確保しておくべき額
積 立 水 準
継
続
基
準
最低基準
積立水準1:純資産額/責任準備金
当基金
1.05倍
1.0倍以上
積立水準2:(純資産額+許容繰越
1.23倍
不足金)/責任準備金
継
積立水準3:純資産額/最低責任準備金 1.05倍以上 1.06倍
続
基
準
積立水準4:純資産額/最低積立基準額
積立水準1、2ともに≧1.00で、
基準を満たしているため、変
更計算を行う必要はない。
別途積立金
(当年度剰余金)
が
7億2,200万円
別途積立金(繰越剰余金)の水準
非
結 果
0.9倍以上 0.87倍
積立水準4は基準を満たさぬも
のの、今年度の財政検証におい
て積立水準の回復計画実施状
況を検証した結果、実施中の
回復計画にて積立水準の回復が
見込まれるため、見直しは不要。
注)純資産額/最低積立基準額は平成18年度決算までの間は0.9以上
■ 財 政 検 証 の 結 果 ■
平成15年度決算に伴う財政検証の結果、資産運
積立基準4を除く
全ての基準項目を
満たしました
4
復計画にて、十分にクリアできる見通しです。
用状況の大幅な好
しかしながら、最低責任準備金に対する純資産
転もあり、積立水
額の割合は、基準である1.05倍を若干上回る、1.06
準4を除くすべて
倍という状況から、今後、年金資産額が最低責任
の基準項目を満た
準備金を下回る状況に陥る可能性もあり、楽観は
すことができまし
できません。今後の財政状況を注視するとともに、
た。積立水準4に
積立水準の引き上げのための方策を検討する等、
関しましても、実
今後の財政運営により一層、留意する必要があり
施しております回
ます。
平成15年度の年金資産運用実績は、下表のとお
年金資産運用につきましては、平成16年4月か
り、修正総合利回りでプラスの20.70%、総合収益
ら資産運用方法の見直しとして、エスジー山一ア
で25億5,098万円となりました。
セットマネジメントに委託して運用している国内
修正総合利回りがプラスの20.70%となった主な
要因は、平成16年3月末の市場収益率が平成15年
株式運用を、直接投資から年金基金向けの専用投
資信託に変更しました。
度に比べ大きく好転したことで、国内債券こそマ
また、金利変動の影響を受ける国内債券運用の
イナスの1.74%となりましたが、新株社債・国内
リスクを低減するとともに、基金全体の年金資産
株式・外国債券・外国株式はすべてプラスの収益
運用のリスク分散を図るため、新しい運用方法
率となりました。特に、国内株式の収益率はプラ
(代替投資)として、日本株式ロング・ショート
スの51.13%と大幅に上昇したことから、年金資産
ファンドを追加採用しましたが、引き続き各運用
全体の運用実績は大幅なプラス運用となりまし
受託機関の運用実績等をもとに、効率のよい安定
た。
した運用方法の検討を行ってまいります。
◆市場収益率
区 分
国内債券
新株社債
平成16年3月末
▲ 1.74%
6.34%
国内株式
51.13%
外国債券
0.15%
外国株式
24.70%
平成15年3月末
4.26%
▲ 2.95%
24.81%
15.47%
▲ 32.35%
◆市場指標
区 分
日経平均株価
TOPIX
NYダウ
為替(円/ドル)
平成16年3月末
11,715円
1,179.23
10,357ドル
104.04円
平成15年3月末
7,972円
788.00
7,992ドル
118.58円
◆運用機関別運用成績表(平成16年3月31日現在)
運用機関
簿 価 時 価
総資産に対す
代 替 国 内 国 内 外 国 外 国 その他 評 価 評 価 総 合 修正総合
一般勘定
る時価構成比
投 資 債 券 株 式 債 券 株 式 の資産 損益額 損益率 収 益 利回り
1
三井アセット
信託銀行
6,201,809
6,745,777
45.4%
2
ステート・ストリート
投信投資顧問
500,000
533,211
3.6%
3
三
菱
信託銀行
323,124
431,429
2.9%
4
り そ な
信託銀行
751,977
826,353
5.6%
5
大和住銀
投信投資顧問
851,197
979,305
6.6%
6
日興アセット
マネジメント
1,269,481
1,434,612
9.7%
7
三井住友アセット
マネジメント
465,034
551,560
3.7%
8
エスジー山一
アセットマネジメント
417,540
379,119
2.5%
9
メリルリンチ・インベス
トメント・マネジャーズ
416,215
342,774
2.3%
10 第一生命保険
1,406,530
1,406,523
9.5%
11 アクサ生命保険
1,200,000
1,215,549
8.2%
13,802,911 14,846,218
100.0%
基 金 計
(単位:千円)
1,565,339
23.2%
3,034,687
45.0%
559,799
8.3%
980,690
14.5%
605,260
9.0%
533,211
100.0%
146,282
17.7%
740,989
52.7%
1,215,549
100.0%
1,956,539
13.2%
193,004
13.7%
533,211
3.6%
1,904,627
12.8%
235,607
54.6%
371,316
44.9%
528,466
54.0%
718,902
50.1%
239,247
43.4%
198,820
52.4%
244,916
17.4%
5,571,963
37.5%
186,885
43.3%
307,102
37.2%
430,851
44.0%
284,486
19.8%
69,880
5.0%
1,345,018
9.1%
417,013
29.1%
301,639
54.7%
178,461
47.1%
340,324
99.3%
89,846
6.4%
2,801,963
18.9%
8,935
2.1%
1,652
0.2%
19,987
2.0%
14,209
1.0%
10,674
1.9%
1,838
0.5%
2,450
0.7%
67,884
4.8%
732,893
4.9%
543,967
8.77%
1,160,579
20.74%
33,210
6.64%
33,212
6.64%
108,305
33.52%
122,966
39.76%
74,376
9.89%
205,017
32.90%
128,108
15.05%
199,412
25.41%
165,130
13.01%
310,549
27.62%
86,526
18.61%
189,413
51.80%
▲38,420
▲9.20%
101,548
36.30%
▲73,441
▲17.64%
49,560
16.89%
▲7,435
0.00%
163,218
13.13%
15,549
1.30%
15,500
1.29%
1,043,306
7.56%
2,550,979
20.70%
※ 千円未満切捨て
5
第66回理事会並びに第53回代議員会が開催されました
第66回理事会並びに第53回代議員会が、平成16
報告第3号 選定代議員の選定について
年7月28日(水)に「東京駅ルビーホール」におい
報告第4号 理事長専決処分について
て開催されました。
報告第5号 第66回理事会の結果について
提案された議案は次のとおりで、いずれも全会一
致で可決・承認されました。
【議 案】
議案第1号 選定監事の選任について
第66回理事会
議案第2号 財政運営に関する規程の一部変更に
ついて
【報告事項】
報告第1号 事業状況について
報告第2号 資産運用状況について
報告第3号 選定代議員の選定について
報告第4号 理事長専決処分について
【議 案】
議案第1号 財政運営に関する規程の一部変更に
ついて
議案第2号 第53回代議員会の開催について
第53回代議員会
【報告事項】
【そ の 他】
(1)厚生年金基金制度の仕組みと基金の財政状
況について
(2)厚生年金保険法等の改正について
新監事・新代議員のご紹介
選定監事並びに選定代議員の欠員に伴う補欠選
挙等が実施され、次の方が選出されました。
選定監事
長濱 靖治 株式会社
アサヒ
選定代議員
報告第1号 事業状況について
内山 俊雄 社団法人 全国自動車部品商団体連合会
報告第2号 資産運用状況について
第67回理事会並びに第54回代議員会が開催されました
第67回理事会並びに第54回代議員会が、平成16
第54回代議員会
年9月14日(火)に「品川プリンスホテル」におい
て開催されました。
提案された議案は次のとおりで、いずれも全会
一致で可決・承認されました。
【報告事項】
報告第1号 事業状況について
報告第2号 資産運用状況について
報告第3号 資産管理運用委員会の検討結果につ
いて
第67回理事会
報告第4号 第67回理事会の結果について
【報告事項】
報告第1号 事業状況について
報告第2号 資産運用状況について
【議 案】
議案第1号 平成15年度決算並びに総合監査報告
について
【議 案】
議案第2号 運用管理規定の一部変更について
議案第1号 平成15年度決算について
議案第2号 運用管理規定の一部変更について
議案第3号 第54回代議員会の開催について
6
【そ の 他】
厚生年金保険法等の改正について
資産管理運用委員会が開催されました
資産管理運用委員会が、平成16年9月14日(火)
に「品川プリンスホテル」において開催され、以
下の事項について検討しました。
2.不動産投資について
新たな資産運用方法として注目されている、不
動産投資(不動産証券化商品)について、総幹事
の三井アセット信託銀行から説明を受け検討した
1.市場環境見通しについて
結果、次回の見直しに向けて、引き続き検討して
今年度前半の市場環境と年度後半の主要市場予
いくことになりました。
測について、総幹事の三井アセット信託銀行から
説明を受けました。
(平成14年度決算)
(単位:百万円)
純 資 産
11,810
数理債務
19,629
見なし資産※
3,671
繰越不足金
4,148
(加算部分の給付減額:加入員対象)
平成14年度決算時の実質的な不足金 7,819百万円
加算部分の予定利率を可能な限り引き下げた(5.5
%→4.5%)うえで、現行同水準の掛金率にな
るまで加入員の加算部分の給付水準を引き下げ
(62%減額)ております。
※見なし資産とは、未償却過去勤務債務(=特別掛
金収入現価)、特例調整金、資産評価調整額の合
計金額です。
(単位:百万円)
純 資 産
(平成15年度決算)
(単位:百万円)
数理債務
11,810
17,026
見なし資産※
純 資 産
14,700
見なし資産※
4,256
5,216
数理債務
18,234
別途積立金
給付水準見直し後の実質的な不足金 5,216百万円
722
平成15年度決算時の実質的な不足金 3,535百万円
・加算部分の予定利率を引き下げた結果、数理債務
の削減額は2,603百万円となりました。
・この時点で、手当てが必要な不足金(平成14年度
決算時:4,148百万円)は、特別掛金率の設定に
より解消しております。
・修正総合利回り(20.7%)から純資産が積み上が
ったこと、および特例調整金の拡大により、資産
の数理的評価による影響(資産評価調整額がマイ
ナスになったこと。△1,566百万円)と、数理債
務の伸び(1,208百万円)を吸収し、722百万円
の剰余金が発生しました。
7
保険料負担と年金給付のしくみを大幅に見直す今回の改正は、保険料の上限の固定
と、保険料収入の範囲内で年金額を自動調整することが大きな特徴となっています。
2004年10月から
厚生年金保険料(労使折半)
月給・賞与の13.58%→13.934%に引き上げられました
(基金の掛金率は変更ありません)
・毎年0.354%ずつ引き上げ、2017年度に18.30%で固定
2017年度から18.30%で固定
毎年0.354%アップ
年収500万円
(月収30万円・ボーナス年140万円)
の会社員の場合
年収の
13.58%
↑
↑
2004年10月
現在
試算すると…
現 在
負担増は?
20,370円
毎月
(30万円)
ボーナス(夏60万円) 40,740円
(冬80万円) 54,320円
年間では…
2004年
10月分から
20,901円
41,802円
55,736円
339,500円
348,350円 (本人負担)
これから年金を受給する人の年金額の変更
徐々に引き下げ、現役世代の平均年収の50.2%( 2023年以降)に
新しく年金を受給する際は、
「平均給与×加入期間」をもと
に年金額が算出されます。過去
の給与を現在価値に再評価する
ための率は、「平均賃金の上昇」
から「現役人口の減少」と「平
均余命の延び」を差し引いた率
で毎年変更されます。(マクロ
経済スライド)
厚生年金受給モデル世帯の場合
%
58
夫
54
50
30
20
10
万
円 0
現在59.3%
(現役世代の手取り年収に占める割合)
23.3
10.1 ←夫の厚生年金の報酬比例部分
40年加入
妻
専業主婦
50.2%
23.2
10.1
23.7
10.3
31.1
13.5
13.2 ←夫婦2人分の基礎年金部分
13.1
13.4
17.6
2004
2023
2025
2050 年度
(注)年金額は現在価値。長期的には出生率が回復し、貸金も上昇を続けるなどの前提で厚労省が試算した数値。
新しいスライド率(新規裁定者の場合)
: 2025年度までは平均年0.9%程度の見通し
平均賃金の上昇率 − スライド調整率( 公的年金被保険者数の減少率 + 平均余命の延びを勘案した率 )
※賃金下落時は、賃金下落率のみでスライドされます。
8
2005年4月から
2006年4月から
2007年4月から
・働く高齢者の年金の見直し
・育児休業中の保険料免除を3歳になるまで延長
・障害基礎年金と老齢厚生年金を併せての受給が可能に
・遺族厚生年金は自らの年金を受給したうえで差額を受給
・離婚時の年金分割が可能に
厚生年金基金の財政安定化 2005年4月から
免除保険料率の上限を5.0%に
国の年金の代行費用として、厚生年金基金は厚生年
金保険料の一部を国へ納付することが免除されていま
代行部分の予定利率を厚生年金本体の運用実績に
将
来
の
代
行
給
付
予定利率
5.5%
す。この「免除保険料」の上限引き上げによって、基金
の収入が増え、財政が安定化することが期待されます。
死
亡
率
改
善
分
を
プ
ラ
ス
予定利率
3.2%で算定
2.4∼
5.0%
2.4∼
3.0%
〈改正後〉
〈従来の免除保険料〉
国の年金を代行するために厚生年金基金が
たが、厚生年金本体の運用実績となるため、
保有すべき「最低責任準備金」の算定方法は、
今後は運用目標が大きく下がり、上回った分
平成11年9月末時点の額に厚生年金本体の運用
は基金の利益とすることができます。
利回り実績を付利する「過去法」が
正式に継続されます。これにより基
金と厚生年金本体の間で負担の公平
化がはかられます。また、最低責任
準備金に国の財源手当てが行われる
しくみも導入されます。
なお、基金の代行部分の運用目標
厚生年金
本体の運用
利回りの実績
H11→4.66%
H12→4.15%
H13→3.62%
H14→3.22%
H15→1.99%
H16→0.21%
は予定利率5.5%と設定されていまし
厚生年金
本体利回りを
確保すればよい
平成11年
9月末の
最低責任
準備金
予定利率5.5%
で割り引く
準最
備低
責
金任
〈改正後〉
準最
備低
責
金任
将
来
の
代
行
給
付
〈従来の考え方〉
確定給付企業年金のポータビリティが向上 2005年10月から
企業年金間のポータビリティが向上します。
転職しても、個人の年金原資を持ち運べるよ
うになります。また、企業年金間の持ち運び
がむずかしい場合には、企業年金連合会(厚
生年金基金連合会から改称)での年金通算も
できるようになります。
9
ますます進む少子高齢化傾向
ますます進む
少子高齢化傾向
厚生労働省「平成16年版高齢社会白書」による
と、平成15(2003)年10月現在の65歳以上の高齢
続け、27(2015)年には26.0%、62(2050)年には
35.7%にも達すると見込まれています。
者人口は2431万人に達し、高齢化率(総人口比)
高齢化とともに危惧されている少子化について
は19.0%となり、前年の18.5%を上回りました。
は、「平成15年人口動態統計の年間推計」で出生数
高齢者人口のうち、男性は1026万人で、初めて
(※)
の減少と合計特殊出生率
1000万人の大台を突破しています。
の低下が報告されています。
平成15(2003)年の出生
政府の推計では、高齢者人口は平成32(2020)
数は112万3828人で、前年
年まで急速に増加し、その後は安定するものの総
より約3万人減となり、13
人口が減少に転じることから、高齢化率は上昇を
高齢者人口
(千人)
(2001)年から3年連続で
総人口
(万人)
高齢者人口と高齢化率の将来推計
40,000
減少しています。合計特殊
16,000
34,559
35,000
36,332
34,770
33.2%
35.7%
出生率も、前年の1.32を下
35,863
回る1.29となりました。
14,000
政府が平成14(2002)年
29.6%
30,000
28,735
12,000
27.8%
25,392
25,000
10,000
に発表した推計では、15(2003)年の合計特殊出
生率は14(2002)年と同じ1.32となり、62(2050)
年には1.39まで回復することを前提に年金制度改
19.9%
22.5%
20,000
8,000
15,000
6,000
革における給付水準が算出されています。今回の
実績値はその推計値を下回るもので、今後も予測
0
平成17
22
32
42
52
62
(2005) (2010) (2020) (2030) (2040) (2050) 年
0
国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成14年1月推計)」より
以上に少子化が進行した場合は年金財政にも大き
く影響することが必至という結果になりました。
※合計特殊出生率…1人の女性が生涯に生む子どもの数。
15∼49歳の各年齢ごとの出生率を合計して算出する。
高齢無職世帯の家計は毎月5万円の赤字
た可処分所得は約20万円
社会の高齢化とともに、世帯主が60歳以上の高
齢世帯が増えています。総務省が発表した平成16
一方、消費支出は約25
年家計調査「家計簿からみたファミリーライフ」に
万円ですので、およそ5
よると、平成15(2003)年の2人以上の高齢無職
万円の赤字という結果に
世帯における実収入は、1世帯当たり1カ月平均
なっています。その不足
約23万円となっています。
分は個人年金や企業年金
収入の約8割が年金・恩給などの社会保障給付
で、実収入から税金や社会保険料などを差し引い
2人以上の高齢無職世帯の家計収支(平成15年平均1カ月当たり)
その他
15.4%
社会保障給付 84.6%
可処分所得(203,455円)
消費支出(253,409円)
食費
住
居
非消費支出 26,936円
光
熱
・
水
道
保
健
医
療
交
通
・
通
信
貯蓄などから
5万円
可処分所得
20万円
消費支出
25万円
の受け取り、貯蓄などの取り崩しで賄っています。
また、単身の高齢無職世帯の実収入は、1世帯
当たり1カ月平均約12万円で、じつに約9割を社
会保障給付に頼っています。可処分所得は約11万
実収入(230,391円)
10
となっています。
教
養
娯
楽
不足分
こちらもおよそ3万円の赤字となっています。
49,954円
交通費
円、これに対して消費支出は約14万円ですので、
その他
総務省「家計簿からみたファミリーライフ」(平成16年)より
将来的にも年金給付が抑制されていくなか、若
年期から老後に向けた長期的なマネープランの検
討など、自助努力の重要性がより一層浮き彫りに
なったといえるでしょう。
福祉施設だより
清水 晶子 イスコジャパン㈱
山來 英之 イスコジャパン㈱
塚下 稔 イスコジャパン㈱
結婚祝金
多賀 雅史 イスコジャパン㈱
ご結婚おめでとうございます。
小玉 明美 イスコジャパン㈱
市川 由佳 イスコジャパン㈱
(16.3.1∼16.9.30受付)(敬称略)
山坂 考太 イスコジャパン㈱
本荘 進 ㈱泰平商会
福田 靖 ㈱宮田自動車商会
藤井 孝規 イスコジャパン㈱
松野 剛 ㈱四国自動車部品商会
村田 敬一 ㈱ニューライフサンワ
木下 尚也 近畿自動車部品㈱
鶴田 昌伸 日星工業㈱
井上 照江 ㈱ニューライフサンワ
田中 宏和 ㈱城東部品
日野 道子 ㈲日野パーツ
今井 邦英 ㈱山形部品
棚田 修一 ㈱城東部品
菊地 欣範 ㈱大津山商店
小玉 憲和 ㈱山形部品
清水 亮 ㈱トモエシステム
粟田 和也 ㈲新井商会
大日向夕希 ㈱山形部品
中野 雄二 ㈱山陰パーツセンター
小林 真彦 日本シールライト㈱
福岡 康児 ㈱山形部品
福田 和広 ㈱福山自動車用品商会
虫明 由香 日本シールライト㈱
鈴木 徹 ㈱山形部品
村上 貴啓 ㈱福山自動車用品商会
鬼嶋ひろみ ㈲オート部品サービス
瀬川 里美 ㈲三城商会
松田 和人 ㈱最上部品
中島 祥子 ㈱上杉スプリング商会
本間 貴志 森川部品㈱
中島 弘幸 ㈱上杉スプリング商会
小松 正則 森川部品㈱
岡本 博史 ㈱佐藤商店
加藤 裕介 森川部品㈱
吉田 睦秋 ㈱佐藤商店
本人…………………26名
(33泊)
大島 隆博 ㈱ウイルソン
藤川 江梨 ㈱吉山商会
配偶者………………15名
(18泊)
高田 愼 ㈱ウイルソン
冨田 恵子 ㈱東名パワード
肥田 健吾 ㈱藤木自動車商会
冨田 明孝 ㈱東名パワード
常俊 幸一 東京自動車㈱
東 新司 ㈱ランテル
田中 裕子 チトセ自動車㈱
東 春香 ㈱ランテル
契約保養施設利用補助金
利用状況
(16.3.1∼16.9.30受付)
金縄 美鈴 ㈱ランテル
長本 真弓 ㈱ランテル
死亡弔慰金
宮下 暁生 シーシーエス㈱
斉藤 晴美 ㈱オート情報システム
森 寿子 ㈱オートパル
ご冥福をお祈りいたします。
(16.3.1∼16.9.30受付)(敬称略)
平田 春美 ㈱泰平商会
新浜 利幸 ㈱大成部品
基金の状況
(平成16年9月末現在)
事業所数
標準給与月額
加入員数
343社
(平成16年8月末現在)
受給者数
年金額
男 4,745名
男 303,579円
男 1,236名
男 438,945,000円
女 1,435名
女 211,780円
女
432名
女 99,466,100円
計 6,180名
平均282,263円
計 1,668名
計 538,411,100円
11