ソイルセメント柱列壁用鋼管矢板 - JFEスチール

JFESW
ソイルセメント柱列壁用鋼管矢板
近年、都市開発においては、地下空間の有効利用、施工時の騒音・振動の低減が求められています。
また、ウオーターフロントでの開発の増加にともない地盤の掘削時に高い止水性を
要求されることが多くなっています。
これらのニーズに応えるために開発されたのが、継手に特長をもつJFESW
(ソイルセメント柱列壁用鋼管矢板)です。
●止水性に優れています。
●剛性が高く経済的で安全な柱列壁が施工できます。
●工期の短縮が可能です。
●低騒音・低振動で施工できます。
●鋼管矢板は優れた品質をもち、豊富なサイズから
選べます。
1
規 格
■化学成分
化 学 成 分 %
種類の記号
C
Si
Mn
P
S
SKY 400
0.25以下
ー
ー
0.040以下
0.040以下
SKY 490
0.18以下
0.55以下
1.50以下
0.040以下
0.040以下
アーク溶接部
電気抵抗
溶接部
(備考)必要に応じて、表記以外の合金元素を添加することができます。
■機械的性質
機械的性質
母材部
引張強さ
N/mm2
降伏点
又は耐力
N/mm2
伸び%
5号試験片
横方向
引張強さ
N/mm2
へん平性
平板間の距離(H)
(D)は管の外径
SKY 400
400以上
235以上
18以上
400以上
2
D
3
SKY 490
490以上
315以上
18以上
490以上
7
D
8
種類の記号
2
低騒音・低振動の施工
アースオーガーマシンによる低騒音・低振動施工です。
アースオーガーマシンでソイルセメント柱を造成し、鋼管矢板を建込みます。先に建込んだ鋼管矢
板を基準にして、次のソイルセメント柱を造成し、継手を嵌合させながら鋼管矢板を建込みます。この
作業を繰返して土留め壁を構築します。
施工手順(一軸オーガーの例)
ソイルセメント柱の造成
鋼管矢板の建込み
鋼管矢板
ソイルセメント
セメントミルク
鋼管矢板
①ソイルセメント柱造成用の定規を設置します。
②アースオーガーでセメントミルクを注入し攪絆しながらソイルセメント柱を造成します。
③セメントミルクを注入しながらオーガースクリューを徐々に引き上げます。
④ソイルセメント柱内に最初の鋼管矢板を建込みます。この鋼管矢板は基準杭となるので特に精度よく
建込みます。
⑤先に建込んだ鋼管矢板を基準とし、隣接するソイルセメント柱を②、③と同じ方法で造成します。
⑥先に建込んだ鋼管矢板の継手を嵌合させながら次の鋼管矢板を建込み、頭部の高さも揃えます。
⑦⑤と⑥の作業を繰返して土留め壁を構築します。
3
継 手 形 状
継手形状
鋼管矢板はまだ固まらないソイルセメ
STKR400
ント柱に建込まれるので、その継手は簡易
なものでよく、継手の溶接は片側は連続
75×75×4.5
鋼管矢板
鋼管矢板
溶接、もう一方の側は断続溶接として経済
STKR400
50×50×3.2
性の向上をはかっています。
※継手及び連結継手の材料はJIS G 3466(一般
構造用角形鋼管)及びJIS G 3101のSS400
(一般構造用圧延鋼材)と同等またはそれ以上と
します。
継手巾 90mm
継 手 強 度
せん断試験
継手の強度は、室内試験により確認しました。
継手強度の例
100
継手の板厚 3.2mm
80
荷重(kN/m)
せん断試験
せん断試験
60
引張試験
引張試験
40
20
0
引張試験
20
40
60
80
100
120
変位(mm)
4
鋼管矢板の断面性能
寸法
外径
D(mm)
500
厚さ
t(mm)
鋼管1本の
有効幅
(継手幅90mm) 単重(kg/m)
B(mm)
700
800
900
断面2次モーメント
断面係数
I×10−8(m4/m)
Z×10−6(m3/m)
109
235.3
708×102
283×10
10.0
121
260.8
783×102
314×10
133
286.4
856×10
2
342×10
144
311.9
929×102
371×10
3
400×10
11.0
590.0
13.0
156
337.1
100×10
14.0
168
362.4
107×103
429×10
3
352×10
9.0
131
242.2
106×10
10.0
146
268.7
117×103
390×10
3
426×10
11.0
160
294.9
128×10
12.0
174
321.3
139×103
462×10
188
347.4
149×103
499×10
3
535×10
690.0
13.0
14.0
202
373.5
161×10
15.0
216
399.6
171×103
570×10
3
604×10
16.0
230
425.5
181×10
9.0
153
247.3
148×103
422×10
3
467×10
10.0
170
274.4
163×10
11.0
187
301.4
178×103
511×10
3
556×10
12.0
204
328.4
195×10
13.0
220
355.2
210×103
599×10
3
642×10
237
381.9
225×10
15.0
253
408.6
239×103
685×10
16.0
270
435.2
254×103
728×10
3
770×10
14.0
790.0
17.0
286
461.8
270×10
18.0
303
488.2
284×103
811×10
3
853×10
19.0
319
514.6
299×10
9.0
176
251.2
197×103
491×10
3
544×10
10.0
195
278.9
218×10
11.0
214
306.4
238×103
597×10
3
648×10
12.0
233
333.8
260×10
13.0
252
361.1
280×103
699×10
3
751×10
14.0
271
388.4
300×10
15.0
290
415.6
320×103
801×10
309
442.8
340×103
851×10
3
901×10
951×10
890.0
16.0
17.0
328
469.9
361×10
18.0
347
496.9
380×103
3
19.0
366
523.8
400×10
20.0
385
550.7
419×103
105×102
21.0
403
577.4
438×103
110×102
3
115×102
999×10
22.0
422
604.2
457×10
9.0
198
254.4
253×103
562×10
10.0
220
282.4
280×103
621×10
11.0
241
310.3
307×103
682×10
263
338.2
333×10
3
740×10
284
366.0
360×103
800×10
3
859×10
917×10
12.0
13.0
5
断面積
A×10−4(m2/m)
9.0
12.0
600
壁幅1mあたり(腐食代0mm)
990.0
14.0
306
393.6
386×10
15.0
327
421.2
412×103
寸法
外径
D(mm)
900
厚さ
壁幅1mあたり(腐食代0mm)
有効幅
鋼管1本の
(継手幅90mm) 単重(kg/m)
t(mm)
B(mm)
断面2次モーメント
断面係数
I×10−8(m4/m)
Z×10−6(m3/m)
16.0
349
448.8
438×103
975×10
17.0
370
476.4
465×103
103×102
18.0
392
503.8
490×103
109×102
413
531.2
515×103
114×102
558.5
541×10
3
120×102
3
126×102
131×102
19.0
990.0
434
20.0
21.0
455
585.8
566×10
22.0
476
612.9
591×103
257.1
316×10
3
631×10
3
699×10
220
9.0
1000
断面積
A×10−4(m2/m)
10.0
244
285.3
350×10
11.0
268
313.6
383×103
767×10
3
834×10
12.0
292
341.7
417×10
13.0
316
369.8
450×103
901×10
14.0
340
397.9
483×103
963×10
3
104×102
15.0
364
425.9
517×10
16.0
388
453.8
550×103
110×102
412
481.7
582×10
3
117×102
436
509.4
615×103
123×102
537.2
647×10
3
129×102
3
136×102
17.0
1090.0
18.0
460
19.0
20.0
483
565.0
679×10
21.0
507
592.6
710×103
142×102
3
149×102
22.0
531
620.1
742×10
23.0
554
647.6
773×103
155×102
3
161×102
167×102
24.0
578
675.1
805×10
25.0
601
702.6
836×103
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6
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FAX 022(221)1695
新 潟 支 社
〒950-0087 新潟市中央区東大通 1 丁目 3 番 1 号(新潟帝石ビル 4 F)
TEL 025(241)9111
FAX 025(241)7443
北 陸 支 社
〒930-0004 富山市桜橋通り 3 番 1 号(富山電気ビル 3 F)
TEL 076(441)2056
FAX 076(441)2058
中 国 支 社
〒730-0036 広島市中区袋町 4 番 21 号(広島富国生命ビル 7 F)
TEL 082(245)9700
FAX 082(245)9611
四 国 支 社
〒760-0019 高松市サンポ−ト 2 番 1 号(高松シンボルタワ− 23 F)
TEL 087(822)5100
FAX 087(822)5105
九 州 支 社
〒812-0025 福岡市博多区店屋町 1 番 35 号(博多三井ビルディング 2 号館 7 F)
TEL 092(263)1651
FAX 092(263)1656
千葉営業所
〒260-0028 千葉市中央区新町 3 番地 13(千葉TNビル 5 F)
TEL 043(238)8001
FAX 043(238)8008
神奈川営業所
〒231-0011 横浜市中区太田町 1 丁目 10 番(NGS太田町ビル 4 F)
TEL 045(212)9860
FAX 045(212)9873
静岡営業所
〒422-8061 静岡市駿河区森下町 1 番 35 号(静岡MYタワー 13 F)
TEL 054(288)9910
FAX 054(288)9877
岡山営業所
〒700-0821 岡山市北区中山下 1 丁目 8 番 45 号(NTTクレド岡山ビル 18 F)
TEL 086(224)1281
FAX 086(224)1285
沖縄営業所
〒900-0015 那覇市久茂地 3 丁目 21 番 1 号(國場ビル)
TEL 098(868)9295
FAX 098(868)5458
海外事務所
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ベトナム、ジャ力ルタ、マニラ、ソウル、北京、上海、広州
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