第58号 2014年7月 (月1回発行) 半田市立図書館 ℡23-7171 クラスメイツ 長いようで短い! 夏休みにおすすめ 前期・後期 図書館には、ライトノベルなどをはじめ、中高生のみなさんが楽 偕成社 (Tアカ/モ) しめる読み物もあります。また、図書館のホームページから、蔵 若草色の風が吹き抜ける四月、千鶴は中学生になり、それまでふたつに結っていた 書の検索ができます。登録をすれば貸出中の本はwebからも予 髪をポニーテールにまとめました。 約ができますので、ぜひご利用ください。 アイスプラネット 森絵都/著 「あのね、わたし…中学生になったら、変わりたいって、思ってたんだ」千鶴は仲 良くなったしほりんに初めて打ちあけました。これまでとちがう自分になるには今し 椎名誠/著 講談社 かない、そんな千鶴が選んだのは、野球部のマネージャーでした。 (Tアカ/シ) クラスメイト24人の視点で描かれた、中学一年生の一年間の物語。 あなざー 中学2年の悠太は、家に同居している母親の弟のぐうちゃんから話を聞くこ とが大好きです。ぐうちゃんは世界のいろいろなところに長期間行くので、そ この自然、風習などびっくりするようなことを話してくれます。人間も飲み込 すぐ読める!気軽に読める! んでしまう長さ12mのヘビ、アナコンダの話、欧米では高級とされる鹿肉が、 忙しいあなたに贈る一冊! 日本では害獣として殺され、多くは捨てられるという話などです。悠太は、夏 ぼくを探しに 休みにぐうちゃんと八ケ岳へ行ってキャンプし、望遠鏡で土星を見る予定をた あなざー てました。 シェル・シルヴァスタイン/作 倉橋由美子/訳 (E キン/ホ) 主人公は、何かがかけている「ぼく」。完全な「ぼく」になるために、晴れ 銀のキス の日も雨の日も雪の日も足りないかけらを探しに行く。ある日、ピッタリの あなざー アネット・カーティス・クラウス/作 柳田利枝/訳 かけらに出会う。ところが… 徳間書店 (Jミドリ/ク) この作者は、 「自由なやり方で」というのがモットーです。この作品も内容の とらえ方が自由なところがおもしろい 1 冊です。 16歳のゾーイはさびしさに押しつぶされそうになっていました。ゾーイの ことを誰よりわかってくれている母さんが、重い病気で入院しているのです。 母さんがいなくなる日がくるなんて、とても耐えられそうにありません。しか し仕事と看病で疲れている父さんには、不安な気持ちを話すことはできません。 そんな時、ゾーイは夜の公園で、美しい銀の髪の少年サイモンと出会います。 *「YA図書を読む会」 二人は一目で惹かれあいますが、サイモンには、動物や人間の血を吸って、は の課題の図書 るかな時を生き続けているという呪われた秘密があったのです。 生命とは何だろう 長沼毅/著 集英社インターナショナル(461/ナ) 「生命ってなんだろう?」「生きているってどういうことだろう?」こんな疑 問を持ったことはありませんか?この本はそんな生命の一番もとにあるシンプ ルな疑問に、生命科学や地球学、古代生物学などの最新の知識を動員して、わか ラビットヒーロー 如月かずさ/著 講談社 あなざー (Tアカ/キ) う さ きよ はる さ く ら ゆず き 高校1年の宇佐清春は、ある日偶然、クラスメイトの佐倉柚季に特撮オタクであ ることを知られてしまいます。変な目で見られるのではと警戒する彼に、彼女は「こ の街の正義と平和を守るヒーローになってみない?」と意外な話をもちかけます。 ローカルヒーローになってくれる人を探しているのは、同じ高校の日高先輩。ヒー ロータイプの先輩と違い、ネガティブな性格の自分には難しいと感じる清春でした が、戦隊ショーを作り上げるため超多忙な夏休みを過ごすことになりました。 りやすく答えようとしています。『われわれはどこから来たのか』では、28億 年前に誕生したと言われる「生命体」が、様々な地球環境の変遷の中で育んでき た「いのち」の歴史をたどります。『なにが生物の多様性をもたらしたのか』で は地球環境の変動のなかで生物がいかにそこに適応してきたかを考え、そして最 終章『人類の未来は<進化>か<絶滅>か』では、遠い未来に向かっての人類の叡智 が、予測される「絶滅」から、いかに逃れる道を見つけるのか、という大きな問 題にも踏み込んでいます。興味つきない生命のはなし。これはだれもが楽しみな がら学べる本となっています。 *「YA図書を読む会」では半田市立図書館で2ヶ月に1回、読書会を行っています。
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