新植夏植圃場における芯枯茎率の推移 月 芯 枯茎率

4
誘殺虫数(頭/トラップ/日)
6
芯枯茎率(%)
今 年
平 年
3
並の範囲
2
1
0
今 年
平 年
並の範囲
4
2
0
8
9
10
11
12
新植夏植圃場における芯枯茎率の推移
1
8
月
9
10
11
12
カンシャシンクイハマキの誘殺虫数の推移
1
月
4
誘殺虫数(頭/トラップ/日)
平 年
3
並の範囲
2
1
7
今 年
6
前 年
5
4
3
2
1
0
0
8
9
10
11
12
1
1
新植夏植圃場における芯枯茎率の推移
2
3
4
5
月
今 年
12
平 年
10
並の範囲
8
6
4
2
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
イネヨトウの誘殺虫数の推移
14
虫数(頭/葉)
芯枯茎率(%)
今 年
6
7
8
9
10
11
12
マンゴーにおけるチャノキイロアザミウマの発生推移
月
10
11
12
月
80
発病葉率(%)
今 年
平 年
60
並の範囲
40
20
0
11
12
1
2
3
4
かぼちゃにおけるうどんこ病の発生推移
成虫数(頭/葉)
1
月
今 年
平 年
0.8
並の範囲
0.6
0.4
0.2
0
11
12
1
2
3
4
さやいんげん(施設)におけるタバココナジラミの発生推移
月
80
発病葉率(%)
今 年
平 年
60
並の範囲
40
20
0
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
オクラにおけるうどんこ病の発生推移
月
6
寄生虫数(頭/葉)
今 年
平 年
並の範囲
4
2
0
3
4
5
6
7
8
9
10
11
オクラにおけるアブラムシ類の発生推移
12
月
コラム: マンゴーにおける炭疽病の防除対策について
本病の病原菌は、1月下旬には花芽、花序および葉などに潜在感染していることが知られています。翌年の
収穫果実の被害を軽減するため、12月から下記の防除対策を徹底しましょう。
1 発生生態および被害
(1) 新芽、葉、果実などに発生する(図1~3)。
(2) 密植やハウス内の換気が悪い場合などの高湿度条件下で発生しやすい。
(3) 収穫時に症状がみられなくても、追熟とともに発症する場合がある。
(4) 花芽の膨らむ頃から潜在感染する。
(5) 被害残渣は翌年の伝染源になる。
若齢幼虫
図1 新芽の症状
図3 果実の症状
図2 葉の症状
2 防除上注意すべき事項
(1) ハウス内の通風をよくする。
(2) 剪定残渣は、ビニール袋に入れるなどして施設外に持ち出し処分する。
(3) 12月から定期的な薬剤防除を行う(表1)。
表1 薬剤防除スケジュール(沖縄本島における事例)
出蕾期
生育状況
散布月
薬剤
開花期
12月
1月
2月
3月上旬
Mn水和剤
Mn水和剤
Ky水和剤
Ky水和剤
果実肥大期
結実期
3月下旬
4月
5月
6月
Krフロアブル Krフロアブル Krフロアブル Azフロアブル
*Mn: マンゼブ, Ky: キャプタン, Kr:クレソキシムメチル, Az: アゾキシストロビン
コラム:かぼちゃ細菌性病害の防除対策について
宮古地域の冬春期出荷用かぼちゃでは、例年、果実肥大期以降に細菌性病害による被害が発生して
います。複数の病原細菌が確認されており、葉の斑点や葉柄の腐敗症状、果皮のイボ症状、未熟果等
の原因となります(図1~4)。被害果が市場に出荷された場合、クレームの対象となってしまいま
すので、以下の防除対策を徹底しましょう。
1 防除上注意すべき事項
(1)防風垣は収穫まで残し、敷き草として刈り取らない。
(2)細菌病は風雨による土の跳ね返りによって発生する場合があるので、敷き草は土が見えない
程度に厚く敷く。
(3)排水を良くする。
(4)降雨や強風などの気象条件が続くと急激に症状がまん延することがあるので、風雨前後の銅水
和剤による予防散布を徹底する。
(5)発病圃場では連作を避ける。
図1 褐斑細菌病による葉の斑点症状
図3 果実斑点細菌病による被害果
図2 葉柄腐敗症による被害圃場
図4 果実斑点細菌病による果実のイボ症状
コラム:防鳥ネット設置によるレタスのシロガシラ被害対策
シロガシラ(図1)による農作物への被害(図2)は例年12月からみられます。昨年、被害対策として紹介しまし
た糸満市の農家による設置方法が効果的、かつ、実用的なので、再度紹介します。
1.防鳥ネット設置の概要(図3、4参照)
(1)パイプを約2mの高さに箱型に設置する。ネットのたるみを支えるため、内側にも設置する。
(2)防鳥ネットは2cm目合いを用いる。
(3)シロガシラのすそからの侵入を防ぐため、ネットは地面に接するように設置する。
2.設置の利点及び問題点
(1)薬剤散布、施肥等の管理作業に支障がない。
(2)設置に要する時間は10アールあたり4人で2時間程度である。
(3)資材(ネット及びパイプ)は、くり返し使用できる。
高さ2m前後
パイプ
図1. シロガシラ
図3. 設置の概要
図2. 被害状況
図4. 防鳥ネット設置状況(糸満市)
2cm目合い
防鳥ネット