受 益 者 負 担 金 制 度 の 見 直 し に つ い て 答 申

受 益 者 負 担 金 制 度 の 見 直 し に つ い て 答 申
平成11年8月11日
岐阜市公営企業経営審議会
受益者負担金制度の見直しについて答申
目
ま え が き
次
…………………………………………………
受益者負担金制度の見直しについて
… … … …
3 頁
………………………
3 頁
…………………………
5 頁
1
受益者負担金の額について
2
農地の徴収猶予について
3
市街化調整区域の負担について
あ と が き
… …
1 頁
…………………
6 頁
…………………………………………………
7 頁
ま
え
が
き
下 水 道 は 、 河 川 、 湖 沼 、 海 域 等 の 公 共 用 水 域 の 水 質 環 境 基 準 の
達 成 や 生 活 環 境 の 改 善 を 目 標 と し 、 安 全 で か つ 清 潔 な 居 住 空 間 の
確 保 と 快 適 な 生 活 の た め の 水 環 境 ・ 水 循 環 の 形 成 を 図 る う え で 、
現代社会に不可欠な都市施設となっている。
本 市 の 下 水 道 事 業 は 、 昭 和 1 2 年 に 現 在 の 中 部 プ ラ ン ト が 下 水
処 理 を 開 始 し て 以 来 、 順 次 、 拡 張 が 進 め ら れ て き て お り 、 単 独 公
共 下 水 道 区 域 の 中 部 、 北 部 及 び 南 部 排 水 区 域 に つ い て は 、 ほ ぼ 整
備を終えている。
ま た 、 昭 和 5 9 年 か ら は 、 木 曽 川 右 岸 流 域 下 水 道 に 接 続 す る 関
連 公 共 下 水 道 の 整 備 を 進 め て お り 、 東 部 、 芥 見 及 び 日 置 江 排 水 区
域についても、大部分の整備を終了している。
こ う し た 中 、 本 市 の 受 益 者 負 担 金 は 、 昭 和 4 5 年 に そ の 制 度 が
導 入 さ れ 、 単 独 公 共 下 水 道 の 中 部 、 北 部 及 び 南 部 の 排 水 区 域 は 、
1 平 方 メ ー ト ル 当 た り 5 0 円 の 単 位 負 担 金 額 が 定 め ら れ 、 平 成 3
年 度 か ら 供 用 が 開 始 さ れ た 流 域 関 連 公 共 下 水 道 の 東 部 、 芥 見 及 び
日 置 江 排 水 区 域 に つ い て は 、 1 平 方 メ ー ト ル 当 た り 1 5 0 円 の 単
位負担金額が定められている。
平 成 2 年 の 本 審 議 会 の 答 申 の 際 に は 、 従 来 か ら あ っ た 単 独 公 共
下 水 道 区 域 を 第 1 負 担 区 と し 、 新 た に 適 用 さ れ る こ と と な る 流 域
関 連 公 共 下 水 道 区 域 を 第 2 負 担 区 と す る 負 担 区 制 を 導 入 す る と と
も に 、 単 位 負 担 金 額 の 算 出 の 基 礎 と な る 対 象 事 業 費 を 従 来 の 総 事
業 費 か ら 面 整 備 に か か る 末 端 管 渠 整 備 費 に 改 め る 等 の 提 言 を 行 っ
たところである。
ま た 、 平 成 8 年 の 本 審 議 会 の 答 申 の 際 に は 、 負 担 区 の 取 り 扱 い
に つ い て 整 理 を 図 り 、 現 在 、 下 水 道 未 整 備 と な っ て い る 区 域 に つ
い て は 、 流 域 下 水 道 関 連 の 計 画 区 域 に 包 含 さ れ る こ と は な く 、 新
た な 単 独 公 共 下 水 道 区 域 と し て 、 将 来 整 備 さ れ る こ と に な り 、 今
後 新 た に 受 益 者 負 担 金 を 設 定 す る 必 要 が あ る と の 提 言 を 行 っ た と
ころである。
− 1 −
そ の 後 、 本 市 で は 下 水 道 整 備 区 域 の 拡 張 計 画 が 進 め ら れ 、 平 成
1 0 年 8 月 、 新 た な 単 独 公 共 下 水 道 と し て 北 西 部 排 水 区 域 の 事 業
認 可 を 取 得 し 、 早 期 の 供 用 開 始 に 向 け て 鋭 意 整 備 が 進 め ら れ て い
る 。
従 っ て 、 こ の 新 た な 区 域 の 下 水 道 整 備 を 計 画 に 沿 っ て 円 滑 に 推
進 す る た め に 必 要 な 建 設 財 源 と し て の 受 益 者 負 担 金 を 設 定 す る 必
要 が 生 じ た こ と か ら 、 平 成 1 1 年 7 月 1 2 日 市 長 か ら 本 審 議 会 に
対し諮問がなされたところである。
本 審 議 会 は 、 こ の 諮 問 を 受 け て 平 成 1 1 年 7 月 1 9 日 か ら 以 降
4 回 に わ た り 審 議 を 行 っ た 。 審 議 に 先 立 ち 事 務 局 か ら 提 出 さ れ た
資 料 に 基 づ き 、 改 め て 、 下 水 道 事 業 受 益 者 負 担 金 制 度 の 概 要 と 本
市 下 水 道 事 業 の 概 要 、 事 業 費 及 び 財 源 等 全 般 の 状 況 並 び に 他 都 市
に お け る 受 益 者 負 担 金 の 設 定 状 況 、 加 え て 、 前 回 ( 平 成 8 年 2 月
2 3 日 ) の 答 申 に つ い て 詳 細 に 説 明 を 受 け る な か で 、 事 業 の 概 況
や 過 去 の 状 況 等 に つ い て 十 分 把 握 し な が ら 、 公 平 性 の 観 点 か ら 各
委員の知識と経験を生かしつつ各論にわたり検討を行った。
そ こ で 、 事 務 局 に 対 し 、 具 体 的 な 受 益 者 負 担 金 の 単 位 負 担 金 額
の 試 算 資 料 の 提 出 を 求 め 、 そ の 設 定 に 当 た っ て は 、 過 去 の 経 緯 を
踏 ま え つ つ も 、 受 益 者 負 担 金 制 度 の 基 本 的 考 え 方 に つ い て 、 発 想
の 転 換 の 必 要 性 を 確 認 し 、 慎 重 に 審 議 を 尽 く し た 結 果 、 負 担 の 軽
減 に 配 慮 し た 公 正 か つ 公 平 な 負 担 金 額 の あ り 方 に つ い て 検 討 し 、
意 見 を 集 約 し た の で 、 以 下 、 審 議 の 内 容 を 付 記 し つ つ 答 申 す る 。
− 2 −
受益者負担金制度の見直しについて
1
受益者負担金の額について
今 回 の 審 議 に あ た っ て は 、 前 回 の 答 申 の 内 容 を 尊 重 し つ つ 、 下
水 道 事 業 を 積 極 的 か つ 適 切 に 推 進 す る た め に 、 単 位 負 担 金 額 が 及
ぼ す 財 政 面 で の 問 題 、 或 い は 市 民 に と っ て 公 平 か つ 公 正 な 基 準 、
更 に は 、 今 後 の 受 益 者 負 担 金 へ の 影 響 等 を 考 慮 し な が ら 審 議 を 尽
く し た 。
今 回 の 受 益 者 負 担 金 の 算 定 に あ た っ て は 、 前 回 ま で の 答 申 に 基
づ き 、 今 回 の 区 域 に 適 用 す る 受 益 者 負 担 金 に つ い て は 、 新 た な 負
担 区 と し て 設 定 し 、 単 位 負 担 金 額 の 算 定 は 、 こ れ ま で の 算 定 方 式
を 適 用 す る と い う 基 本 的 な 考 え 方 に つ い て 確 認 を し 、 審 議 を 進 め
た 。
事 務 局 が 提 示 し た 試 算 案 に は 、 前 回 ま で の 算 定 式 に 基 づ く 事 業
認 可 面 積 及 び そ の 事 業 費 に よ る 試 算 と と も に 、 事 業 認 可 取 得 後 に
建 設 省 か ら 通 達 の あ っ た 浅 層 埋 設 な ど の 新 た な 要 素 を 加 味 し た 案
が提示された。
第 1 案 は 、 事 業 認 可 時 の 事 業 費 を 用 い る の で は な く 、 新 た な コ
ス ト 縮 減 策 を 取 り 入 れ た 浅 層 埋 設 等 を 考 慮 し た 事 業 費 に 基 づ く 算
定 で あ り 、 住 民 負 担 の 軽 減 の 観 点 か ら も 理 解 を 得 ら れ 易 い も の で
あ る 。 ま た 、 排 水 区 域 の 地 積 に つ い て は 、 今 回 の 事 業 認 可 区 域 を
用いたものである。
第 2 案 は 、 第 1 案 で 用 い た 浅 層 埋 設 等 を 考 慮 し た 事 業 費 の 算 定
方 法 と 同 じ で 、 し か も 近 く 同 一 排 水 区 域 と し て 変 更 事 業 認 可 が 行
わ れ る 区 域 ( 岩 野 田 、 岩 野 田 北 、 常 磐 の 市 街 化 区 域 ) も 含 め た 事
業 費 及 び 排 水 区 域 の 地 積 に よ っ て 算 出 さ れ た も の で あ る 。こ れ は 、
同 一 排 水 区 域 内 に お い て 単 位 負 担 金 額 の 算 定 を 分 け る こ と は 、 こ
れ ま で の 経 緯 か ら 妥 当 性 を 欠 く と の 考 え に 配 慮 さ れ た も の で あ
る。以上の2案についてそれぞれ意見が述べられた。
最 終 的 に は 、 こ れ ま で の 経 緯 や 将 来 へ の 影 響 に 配 慮 し つ つ 、 公
正 か つ 公 平 性 を 考 慮 し た 場 合 、 第 2 案 を 採 用 す る こ と が 最 も 妥 当
− 3 −
で あ る と し 、 今 回 の 負 担 区 に 適 用 す る 受 益 者 負 担 金 の 単 位 負 担 金
額 を 1 平 方 メ ー ト ル 当 た り 2 3 0 円 と す る こ と で 意 見 の 一 致 を み
た 。
な お 、 今 回 の 審 議 の 過 程 に お い て 、 受 益 者 負 担 金 制 度 の 根 幹 に
係 わ る 趣 旨 や 算 定 方 法 に つ い て 、 各 委 員 の 間 か ら 数 多 く の 意 見 が
述べられたので、それらについても記載することとする。
ま ず 、 受 益 者 負 担 金 の 単 位 負 担 金 額 を 算 定 す る 際 の 事 業 費 に つ
い て は 、 地 方 自 治 体 の 設 計 単 価 と 民 間 の 実 施 単 価 に 差 が あ る と 思
わ れ る 現 状 を 考 え た 場 合 に 、 受 益 者 負 担 金 の 算 定 基 礎 と な る 末 端
管 渠 整 備 費 の 算 出 に つ い て も 設 計 単 価 の 差 に つ い て 調 整 を 図 る べ
き で あ る と す る 意 見 が あ っ た が 、 末 端 管 渠 整 備 費 の 根 拠 と な る も
の は 、 現 在 の と こ ろ 、 全 て の 地 方 自 治 体 が 採 用 し て い る 国 の 単 価
以 外 に よ り ど こ ろ を 求 め る の は 困 難 で あ る こ と か ら 、 現 状 で は 国
の 単 価 を 用 い る の は 、 止 む を 得 な い と す る こ と で 意 見 の 統 一 が 図
ら れ た 。
ま た 、 近 年 の 社 会 経 済 情 勢 や 消 費 者 物 価 指 数 の 上 昇 が 比 較 的 な
だ ら か な こ と な ど を 考 慮 す る と 、 た だ 単 に 事 業 費 が 上 昇 し て い る
と す る 理 由 の み で 単 位 負 担 金 額 を 決 定 す る こ と は 、 市 民 の 理 解 を
得られにくいとする考えも出された。
更 に は 、 受 益 者 負 担 金 制 度 の 根 幹 を な し て い る 土 地 の 資 産 的 価
値 の 上 昇 と い う 考 え 方 そ の も の が 、 昨 今 の 経 済 状 況 や 市 民 意 識 と
合 わ な く な っ て い る と の 指 摘 が な さ れ 、 そ れ に 関 連 し て 、 受 益 者
負 担 金 の 納 付 期 間 延 長 等 の 負 担 軽 減 策 に つ い て も 意 見 が 出 さ れ
た 。
こ れ ら の 意 見 に 対 し 、 本 審 議 会 と し て は 、 受 益 者 負 担 金 制 度 の
考 え 方 に つ い て 発 想 を 転 換 す る 時 期 に 来 て い る と の 共 通 認 識 に 達
し な が ら も 、 現 状 で は 、 そ の 根 拠 と な る 提 言 や 法 令 等 が 整 備 さ れ
て い な い こ と か ら 、 当 面 は 現 行 法 令 等 の 枠 の 中 で 、 市 民 負 担 の 軽
減 を 追 求 す る こ と が 本 審 議 会 の 行 う べ き 姿 で あ る と の 確 認 が さ れ
た 。
− 4 −
2
農地の徴収猶予について
農 地 に お け る 受 益 者 負 担 金 に つ い て は 、 昭 和 4 5 年 に 受 益 者 負
担 金 制 度 が 導 入 さ れ て か ら 現 在 ま で の 審 議 に お い て 、 徴 収 猶 予 制
度 は 見 直 す べ き で あ る と す る 意 見 と 農 地 転 用 ま で の 間 は あ く ま で
徴 収 を 猶 予 す べ き で あ る と の 両 論 に 分 か れ て 議 論 が な さ れ て き た
が 、 現 在 で は 、 受 益 者 か ら の 申 請 に よ り 農 地 転 用 ま で の 間 は 徴 収
を猶予することとなっている。
本 審 議 会 で は 、 今 回 の 受 益 者 負 担 金 制 度 の 見 直 し に 当 た り 、 農
地 の 取 り 扱 い に つ い て 各 委 員 に 意 見 を 求 め た と こ ろ 、 農 地 転 用 や
地 目 変 更 な ど を 行 わ ず に 使 用 目 的 だ け が 変 更 さ れ て い る よ う な 場
合 を 考 慮 す る 必 要 が あ る の で は と す る 意 見 が 出 さ れ た が 、 こ れ ま
で の 経 緯 や 社 会 経 済 情 勢 、 更 に は 、 全 市 域 を 対 象 と し た 公 平 性 な
ど を 考 慮 し た 場 合 、 こ れ ま で 同 様 、 農 地 転 用 ま で の 期 間 は 徴 収 猶
予することは止むを得ないものであるとの意見の一致をみた。
た だ し 、 受 益 者 負 担 金 制 度 の 目 的 や 趣 旨 が 移 り 変 わ っ て き て い
る 現 在 に お い て 、 将 来 に わ た り 猶 予 を 継 続 し て い く こ と が よ い と
は 言 い 切 れ な い こ と も あ る こ と か ら 、 本 市 の 都 市 計 画 施 策 や 環 境
問題などと絡めつつ、適宜検討を加えることが必要である。
− 5 −
3
市街化調整区域の負担について
本 審 議 会 は 、 今 回 の 事 業 認 可 区 域 内 に 市 街 化 調 整 区 域 が 存 在 し
て お り 、 そ の 区 域 が 他 の 市 街 化 区 域 に 先 駆 け て 下 水 道 が 整 備 さ れ
る こ と に 対 す る 不 公 平 感 を 是 正 す る た め に 何 ら か の 負 担 を 課 す る
こ と に つ い て 、 事 務 局 側 か ら 資 料 と と も に 、 こ れ ま で の 経 緯 と 概
要 、 他 都 市 の 状 況 並 び に 国 な ど の 見 解 に つ い て 詳 細 な 説 明 を 受 け
る中で、各委員からの意見を求めた。
こ の 際 の 不 公 平 感 の も と と な っ て い る も の は 、 都 市 計 画 税 の 納
付 の 有 無 で あ り 、 全 く 不 公 平 感 を 無 く す こ と は 出 来 な い と 思 わ れ
る こ と か ら 、 少 し く ら い の 負 担 を 求 め て も 良 い の で は と の 意 見 と
処 理 場 を 有 す る 区 域 と し て の 配 慮 を す べ き で は な い の か と す る 考
えが述べられた。
一 方 で 、 こ れ ら に 対 し 都 市 計 画 税 の 納 付 の 有 無 に つ い て は 、 受
益 者 負 担 金 に は 直 接 関 係 な く 、 不 公 平 感 を 是 正 す る た め の 客 観 的
基 準 や 法 的 根 拠 が 見 あ た ら な い こ と か ら 、 何 ら か の 負 担 を 求 め る
こ と は 難 し い と す る 意 見 が 出 さ れ る な ど 、 今 後 の 市 街 化 調 整 区 域
まで含めた議論となった。
最 終 的 に は 、 何 ら か の 形 で 負 担 を 求 め る こ と に は 、 あ る 程 度 の
理 解 は 得 ら れ な が ら も 、 そ れ を 公 正 か つ 客 観 的 な 根 拠 に 結 び つ け
ることは、非常に難しいというところに意見が集約された。
従 っ て 、 今 回 の 事 業 認 可 区 域 内 の 市 街 化 調 整 区 域 に お け る 何 ら
か の 負 担 に つ い て は 求 め な い こ と と し 、 市 街 化 区 域 と 同 じ 受 益 者
負担金とすることで意見の一致を得た。
− 6 −
あ と が き
本 市 に お け る 下 水 道 普 及 率 は 平 成 1 0 年 度 末 で 7 9 パ ー セ ン ト
を 超 え る ま で に な っ て き て い る が 、 依 然 と し て 多 く の 市 民 が 下 水
道を利用できない状況にある。
下 水 道 は 、 全 て の 市 民 が 低 廉 で 十 分 な 恩 恵 を 享 受 す る こ と が 出
来 る 施 設 と し て 、 昨 今 の 環 境 問 題 に 対 す る 市 民 意 識 の 向 上 と と も
に 、 そ の 役 割 は 益 々 大 き く な っ て き て お り 、 特 に 下 水 道 未 整 備 地
区においては、その早期整備が強く望まれてきている。
そ の 一 方 で 、 快 適 な 水 環 境 ・ 水 循 環 を 保 全 ・ 創 造 し て い く た め
に は 、 他 の 環 境 問 題 と 同 様 に 、 市 民 と 行 政 が 一 体 と な っ て 下 水 道
整 備 に 取 り 組 ん で 行 く 必 要 が あ る こ と も 時 代 の 流 れ に 沿 っ た 考 え
方である。
し た が っ て 、 下 水 道 は 、 市 民 全 体 の 財 産 で も あ る 自 然 環 境 を 守
る た め に 必 要 な 都 市 施 設 で あ り 、 そ の た め の 財 源 で も あ る 受 益 者
負 担 金 制 度 の 趣 旨 に つ い て 、 行 政 は 市 民 に 理 解 と 協 力 を 得 る た め
の努力を積極的に行っていくよう切に望むものである。
− 7 −
岐阜市公営企業経営審議会委員名簿
会
長
水
崎
節
文
岐阜大学名誉教授
副 会 長
多
賀
雄
介
岐阜商工会議所専務理事
委
村
瀬
正
己
岐阜市議会議員
征
二
岐阜市議会議員
員
〃
堀
〃
松
尾
孝
和
岐阜市議会議員
〃
近
藤
武
男
岐阜市議会議員
〃
矢
島
清
久
岐阜市議会議員
〃
山
口
軍
治
(株)エスラインギフ会長
〃
栗
本
弘
岐 阜 市 農 業 協 同 組 合 代 表 理 事 組 合 長
〃
平
井
良
樹
(社)岐阜青年会議所理事長
〃
永
田
豎
雄
岐阜市自治会連絡協議会副会長
〃
高
橋
弦
岐阜大学地域科学部教授
〃
加
藤
一
夫
岐阜地区労働組合協議会会長
〃
中
山
義
章
岐阜地区同盟会長
〃
大
原
儀
光
岐 阜 市 職 員 労 働 組 合 連 合 会 副 委 員 長
〃
佐
藤
英
子
岐阜市婦人会連合会会長
〃
森
川
幸
江
弁護士
〃
加
藤
學
岐阜市助役
− 8 −
審議に用いた資料
1
受益者負担金の見直しについて
2
下水道事業受益者負担金制度の概要と経緯について
3
第1次∼第5次下水道財政研究委員会提言(受益者負担に関す
る提言)
4
岐阜市公共下水道(北西部処理区)の概要
5
岐 阜 市 の 下 水 道 建 設 事 業 費 及 び 財 源( 昭 和 4 5 年 度 ∼ 平 成 1 0 年 度 )
6
岐阜市公共下水道(北西部処理区)の受益者負担金賦課可能面
積
7
岐 阜 市 の 受 益 者 負 担 金 賦 課 徴 収 状 況( 昭 和 4 5 年 度 ∼ 平 成 1 0 年 度 )
8
岐阜市の受益者負担金農地徴収猶予状況(昭和45年度∼平成10
年 度 )
9
岐阜市の受益者負担金減免状況
10
他都市の受益者負担金設定状況
11
岐阜市公営企業経営審議会答申書「受益者負担金制度の見直し
に つ い て 答 申 ( 平 成 8 年 2 月 2 3 日 )」
12
「岐阜都市計画下水道事業受益者負担に関する条例」の写し
13
「岐阜都市計画下水道事業受益者負担に関する条例施行規程」
の 写 し
14
岐阜市公共下水道(北西部処理区)区域図及び計画区域図
15
他都市の農地猶予状況
16
岐阜市公共下水道(北西部処理区)の受益者負担金の単位負担
金額(案)
17
他都市の市街化調整区域における下水道整備について
18
下水道ゼミナール(要約)
19
地方行政ゼミナール(実務提要・要約)
20
本市顧問弁護士による市街化調整区域内における下水道整備に
関する見解
− 9 −