三重県麦品質向上研修会・麦作共励会表彰式開催 - JA全農みえ

三重県麦品質向上研修会・麦作共励会表彰式
県産麦の収量安定と品質向上をめざして
平成 25 年 10 月 23 日、平成 25 年度麦作共励会の表彰式が、松阪市嬉野ふるさと会館において開催さ
れ、5農家・集団の皆さまが、知事賞をはじめ各賞を受賞されました。
県麦作共励会は、県内の麦生産について、生産技術並びに経営改善と品質を評価して、先進的かつ模
範的な農家および生産集団を表彰し、その成果を広く紹介して、麦作の生産振興を図ることを目的に毎
年開催されています。
表彰式に併せて平成 26 年産麦の生産振興研修会を行いました。まず県行政の麦作振興方針では、
6,200
㌶以上の作付面積を確保し、収量向上対策を強化して、実需者の求める県産麦の安定供給に取り組んで
いくこととされました。さらに県産麦の流通情勢、麦の共済制度、土づくりや小明渠浅耕播種など麦生
産性向上技術を研修しました。
知事賞を受賞された高木氏は、県北勢地域において稲・麦・大豆+野菜の作付け体系を効率的にとり
入れ、地域農業の中核農家およびリーダーとして活躍しています。隣接地域に比べ湿田が多く、小麦栽
培にとっては条件が悪い地域で、基本技術の徹底に加え、各種情報をもとに工夫を凝らした栽培管理を
実施してきました。共励会では特に、高品質な小麦の生産と地域での積極的な取り組みを評価されまし
た。
またJA三重中央会会長賞を受賞された星合営農組合では、米麦大豆の2年3作の作付け体系(ブロ
ックローテーション)をとり入れ、地域農業を守り活性化する役割を担う中心的組織として活躍してい
ます。小明渠作溝浅耕播種機による播種を行い、簡易明渠と周囲溝等による排水対策を徹底されていま
す。基本技術を忠実に実行し、高い収量水準とコスト低減を実現しました。
高木氏ならびに星合営農組合の皆さまは、東海・近畿ブロックに推薦されたところ、東海農政局長賞
を受賞され、先日、東海農政局長をはじめ、JA、普及・研究機関、行政など関係者の皆さまが集うな
かで、表彰式が行われました(東海農政局津地域センター)
。
麦作共励会のその他の受賞者は次の通り。県農業会議会長賞=宮坂氏(亀山市)、県米麦協会長賞=
鈴木氏(桑名市)
、JA全農みえ県本部長賞=鈴木氏(津市)
。