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扇の松の木の下で
∼花水をもっと「わたしたちのまち」に∼
第1 号
2002 年 1 月 7 日
編集:花水地区福祉
コミュニティづく
りグループ広報部
"福祉"とか"ボランティア"って、
特別なものっていう感じだし、
ま、いいことなのかも知れないけど、
私にはあまり関係ないや・・・
あなたへ
そう感じている
特別なものとしてではなく、
自分達の住む街を暮らしやすくしたい
そんな想いから
「 福 祉 コ ミ ュ ニ テ ィ づ く り 」 グ ル ー プ は始まりました。
気楽にうち解けられる仲間がいたら楽しいだろう・・・
本当は、ちょっと困ったとき、話ができる人が身近にいると助かる・・・
趣味を生かして、こんなことだったらできるけどね・・・
できることなら、ちょっとだけ、
自分の暮らす街 を、自分自身の手でもっと暮らし
やすくしてみたい・・・
自分の住む街をもっと身近にしてみたい・・・
そう思っていらっしゃる方、少なくないのではないでしょうか。
福祉は特別な誰かがやるのではなく、
私たち自身にもできることがあるんじゃないか、
私たちはそう考えています。
私たちは花水の福祉に関心をも
つ有志(公募による)の集まりです
買い物、ゴミ出し、犬の散歩、
ご高齢の方や障害をお持ちの方だけでなく
誰だって、ちょっとだけ手伝ってもらいたいことありますよね。
もしかすると、そういう思いをもっていらっしゃる方、結構いら
っしゃるんじゃないでしょうか
あなたに向け、このちらしをつくりました。
そんな
ワークショップ開始!
暑い盛りの8月7日、一般公募で集まっ
た約30名が活動を開始しました。自治
会、民生委員児童委員、地区社協、NPO
やボランティア活動などに携わっている
方、企業を退職され地域に戻られた方、主
婦、学生など、さまざまな方が集まりまし
た。
(財)さわやか福祉財団の木原勇さんの音
頭により自己紹介が行われました。ひとり
2分という制限時間の中で、みんなが地域
福祉やボランティア、地域づくりへの熱意
を語ります。結構すごい。なんで、この狭
い地域に、これだけ熱心な人がいるんだろ
う。
話し合いはどのように展
開していってもよいそうで
す。市役所の人も、何をや
ってもよいし何をしなけれ
ばならないというものでは
ないと、言っていました。
じゃあ、何をやればよいの
だろうか? でも、ひとり
のお年寄りが始めた「街角
のケースワーカー」の事例などを聞くと、私
たちにも何かできるかもしれない。ちょっぴ
り、次回からのワークショップに期待が膨ら
みました。
助け合いゲーム
8月28日。シンポジウムで堀田さんから
紹介があった「地域通貨」を実際に体験する
ゲームですって。でも、単なるゲームかと馬
鹿にしていたのですが、つい夢中になってし
まいました。
まずトランプのようなカードが配られま
した。「食事作り」
「モーニングコール」「話
し相手」
「ゴミ捨て」
「裁縫」
「包丁磨ぎ」
「車
での送迎」などと書かれています。50種類
ワークショ
ップ報告
シンポジウムで元気をもらいました
「ふれあいボランティアで地
域が変わる!」
7月24日(火)午後、平塚商工会議所に、猛
暑の中にもかかわらず282人の方が集まりまし
た。
基調講演では、(財)さわやか福祉財団の堀田力理
事長が、
「隣近所で自然に助け合う、助けてと言え
る地域にしていく」ために、
「地域の助け合いを進
める<地域通貨>」や「地域で子育てを支えるし
くみ」など、地域で取り組めるさまざまな具体的
な事例を紹介されながら、みんなで「まち」をつ
くることの楽しさ、意義を訴えられました。
パネルディスカッションでは、花水地区町内福
祉村の荻野さん、NPO法人地域住環境改善セン
ターの福井さん、NPO法人ワーカーズ・コレクテ
ィブ笑顔の笹尾さんたちの活動報告やボランティ
アの勧めなどがあり、会場から熱心な質問が投げ
かけられました。
私でも何かできる、と背中を押された感じがし
ました。
ほどあるでしょうか。
この中から、自分がして
もらいたいものを5枚選
べという。私は、一人暮ら
しだから、
「着物の着付け」
「マッサージ」「部屋の模
様替えの手伝い」「宅配便
などの受け取り」「日曜大
工」を選びました。 「グ
ループ内においてサービスの交渉をし
てください」ですって。隣のおばさんか
ら、早速、声がかかります。「あなた、
ワープロできるでしょう。
」
「ええ、ワー
プロなら。あのう、着付けができないで
困っているのですけど代わりにお願い
できないかしら」「それなら、お安い御
用よ。着物はどんなやつ?」。
こうして、会話が進むうちに、次々に
カードが交換されていきます。私にも、
できることがこんなにあるんだなあ。自
分の住んでいるマンションでも、こうい
うやりとりができると、素敵だと思いま
した。
そしてチーム編成
9月25日と10月2日には、みんな
で「花水の課題」を出し合いました。グ
ループごとに発表し、3つの課題に集
約。この指とまれ方式で「情報」
「交流」
「人」で、チーム分けをしました。新し
いチームに名前を付けようということ
みんなで考えたら、「華」「クロス」「ら
ぶ」となりました。ユニークですね。
チーム活動報告
私たちは 10 月
からチームに
分かれて活動
しています
<クロスチーム>キーワード“交流”
<華チーム> キーワード“情報”
街づくり、コミュニティづくり…、もし
かすると「誰もが何かしら参加したいとい
う思いを持っているのかも知れない」、その
思いがお互いに届かないのでは?人と人と
が結びつくには“情報”がとても大切だと
感じたメンバー。華チームは、
“情報”をキ
ーワードに活動を進めています。
でも、“情報”が大切と言っても、では、
一体何から手をつけたらいいのか皆目見当
がつかず。まずは、公民館で活動するサー
クルや、地区内の商店等あてのアンケート
の実施などを通して、私たちの趣旨に共感
してもらえる仲間を、お一人でも見つけら
れれば、そこから輪を広げていこう・・・、
それが“情報”の輪を広げていくことにつ
ながるかな・・・私たちは、そう考えまし
た。
このページをご覧いただいているあなた
も、是非、ご連絡ください。一緒に、私た
ちの住む街の情報を交換し、暮らしやすい
街にしていきませんか。(菊池)
私たち「クロスチーム」は、地域の
人々と共に歩むことができる「交流の
場づくり」を考えたいと思い、地域の
「福祉マップ」作りに取り組んでいま
す。
みなさんにとって必要な場はどの
ような場でしょうか?どのような場
があれば、安心して暮らしていくこと
が出来るでしょうか?
現在の活動としては、花水地域内の
各種施設の訪問・見学を中心に行い、
それらを通して場についてメンバー
間での意見交換をしています。これか
らの「福祉マップ=場作り」では、垣
根を低くし誰でも気軽に利用できる
楽しい場所でありたいと思います。私
たちの住む花水地域に、物理的な場で
ないより所としての交流の場・情報発
信基地としての交流の場ができたら
なぁ…いいなぁと考えています。
毎回のミーティングはリラックス
した雰囲気の中で行われています。一
緒にちょっと考えてみたいなぁと思
われる方いらっしゃったら、ぜひぜひ
一緒に活動していきましょう。
(中島)
<らぶチーム> キーワード“人”
人の迷惑にならないように暮らしたい。ご近所の方とは挨拶くらいはするけれ
どあまり立ち入られたくない。−平塚市で実施した地域へのかかわりのアンケー
トの中にみられる地域の現状です。
「今は元気だから大丈夫。子どもたちにも世話をかけたくないし」。どうしても
困ったら・・・。「その時はやっぱり家族かしら」。家族だけでは支えられない。
つらいこともありますね。娘やお嫁さんだけに頼ってはいませんか。人と人のか
かわりが多様であることが、生活を豊かにします。世代間の断絶などと言われま
すが、一人一人とじっくり話してみたら、みんなそれぞれ考えていることがある
と思うのです。これからの地域の担い手である中・高校生の皆さんの話しも参考
とさせてもらいながら、人と人のつながりを考えてみたいと思います。
テーマは「私にできること−地域へのかかわり」です。どうぞ私たちにアクセ
スしてください。どんな声でも私たちに聞かせて下さい。(柏木)
花水地区福祉コミュニティづくり
グループメンバー
地区報告会のお知らせ
平成13年10月23日現在
<華チーム>
伊澤 三奈美
小川 久美子
金子 文代
菊池 健志
佐々木 節子
椎野 文子
芝山 宏人
田平 尚代
内藤 泰子
峰尾 志賀子
チーム活動の経過報告を中心に、地域の皆様にメッセー
ジをお伝えします。皆様のご意見もこの機会にお話しく
ださい。入場自由です。
日時:2月5日(火)14:00∼16:00
場所:花水公民館2Fホール
コーディネーター:(財)さわやか福祉財団
木原勇
氏
<らぶチーム>
大木 博子
大見 京子
柏木 光江
金子 公子
木村 道子
鈴木 憲子
花原 恵子
丸井 みどり
武藤 ひとみ
高橋 慎一郎
三杉 力男
福祉コミュニティづくりグループでは、毎
回のチーム活動の様子を、ホームページ「扇
の松の木の下で」で、詳しくお知らせしてい
ます。
http://y7.net/hanamizu/
このホームページは、地域の情報発信基地
としても発展中です。
ボランティアスタッフも募集中!!詳しくは広報部まで。
e-mail:[email protected]
FM湘南ナパサに出演!(78.3Mhz)
各チームがそれぞれの活動の思いを語ります。いずれも朝
9:05∼9:12 です。
<クロスチーム>
内田 久子
荻野 俊夫
小山 君子
高橋 龍正
高橋 富貴子
中島 民恵子
林田 直子
宮坂 由美子
<番組から>「年をとったら、障害者
12 月 25 日(火)クロスチーム になったら、平塚に住みたいね」と
言われるまちに皆でできたらよいと
1 月 8 日(火)華チーム
思います(クロスチーム・宮坂)
1 月 15 日(火)らぶチーム
<編集後記>
■私たちは、地域の皆様と共に手をつなぎ、新しい時代の福祉
のあり方を模索していきたいと考えています。(クロス・荻野)
●あーでもない、こーでもないと議論を重ね、出来上がったア
ンケートを手に街に出たのは 12 月 12 日、年末の気忙しい時季
にもかかわらず、皆さん協力的でチーム一同、感謝々々。これ
からの作業に弾みがつきそう。今年の干支は午、軽快に走りた
いものです。(華・金子(文))
◆ほんのちょっとしたきっかけで、あなたと私がつながること
ができると思うのです。(らぶ・鈴木)
★自分の暮らす街のことだから、微力な私自身にも、一つくら
いできることがあるんじゃないか。そんな思いでやっています。
一人でも仲間が増えることで勇気づけられます。今始まったば
かり。年齢、性別、職業、一切不問!どんな小さな形でも、ご
参加いただければと思います。ご意見だけでもお寄せいただけ
れば幸いです。是非、ご一報ください。(華・菊池)
<編集・発行>
花水地区福祉コミュニティづくり
グループ広報部(菊池、小川、林
田、中島、鈴木、柏木)
○グループホームページ
http://y7.net/hanamizu/
○e-mail
[email protected]
<連絡先>
平塚市健康福祉部福祉政策課内(担当:
平田・中村) 平塚市浅間町 9-1
TEL 0463-23-1111 内線 2151
FAX 0463-21-9602