所属・氏名(看護学部 看護学科 氏名:礒村 由美) 発行所、発表雑誌 等又は発表学会等 の名称 単著 共著 の別 発行又は発表 の年月 1 (学術論文) 地域での認知症予防教室に おける回想法を取り入れた 自分史作成の効果 共著 平成 19 年 7 月 島根県立大学短期 地域高齢者の認知機能予防教室における回 大学部出雲キャン 想法を取り入れた自分史作成が,認知機能低 パス研究紀要第 1 下予防や主観的幸福感,満足度に効果的かを 巻 検討するために,回想法前後3年間のミニメ ンタルテスト,PGC モラール・スケールを測 定した。参加者へのアンケートも実施した。 その結果,認知機能に有意な変化はみられな かったが,モラール・スケールは上昇してい た。アンケート結果からも,回想法を取り入 れた自分史作成が,高齢者の満足度や生きが いにつながっていることが示唆された。 共著者:井山ゆり・山下一也・加藤真紀・礒 村由美 P.31~P.38 本人担当部分:データ収集、認知機能予防教 室の運営活動。 2 (学術論文) 高齢者の生きがいと生涯学 習との関係 単著 平成 20 年 2 月 佛教大学大学院通 信教育部教育学研 究科生涯教育専攻 修士論文 3 (国内学会発表) 高齢者の生きがいと生涯学 習との関係 単独 平成 20 年 11 月 日本仏教教育学会 同上 第 17 回学術大会 著書、学術論文等の名称 概 要 高齢者の生きがいと生涯学習がどのように 関係しているかを書籍および学術論文を基に 明らかにし、高齢者の生きがいを支える学び と、そのための学習支援のあり方について考 察した。その結果、高齢者の生きがいに関係 する生涯学習の要素として、「主体的な活動 による充実感の獲得」、「自己の統合とエンパ ワーメントの獲得」、「豊かな人生経験を生か した社会貢献」、「学習環境の整備」、「生涯に わたる継続学習」があることがわかった。さ らに、それらの要素の内容とそれぞれの関連 性について、生涯学習を通して高齢者は「新 たな価値観」を獲得し、自分自身の社会的役 割を意識することとなり、家庭や社会におけ る貢献活動といった「行動の変容」が起こる こと、それにより、高齢者は生きる意味や価 値を感じるようになることが分かった。 また、これらの要素を含むことのできる生涯 学習のあり方として、「整えられた環境条 件」、「学習者と学習提供者が共につくる学習 体系」、「高齢者を教育者として捉える地域社 会」、「地域に開かれた学習の場」、「人生の最 後まで継続される学習」が考慮される必要が あることが考えられた。 B5 判 全 37 頁 (1)
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