教育研究業績書 氏 名 入江 雅仁 学位 博士 担 教職に関する科目 当 授 業 科 目 教科又は教職に関する科目 教科に関する科目 ・産業組織論入門 ・産業組織論 ・ミクロ経済学 教育上の能力に関する事項 事 1 項 年 月 概 教育方法の実践例 要 (1)講義内容に関する復習テストの実施 (2)OHC による講義 2 作成した教科書・教 (1)講義で解説・使用するレジュメなどの教材 材 3 教育上の能力に関 する大学等の評価 4 実務の経験を有す る者についての特記事 項 5 その他 担当授業科目に関する研究業績等 担当授業 著書・学術論文等 単著 発行又 発行所、発行雑誌 科目 の名称 共著 は発表 又 は発表 学会等 の別 の年月 の名称 概要 (著書) 1.寡占的農産物市場 成 博士論文[農学] 寡占市場の利潤最大化問題を LQ における最適供給戦 17(2005) 年 (九州大学大学 制御問題として展開・考察した動 略の動学的研究 12 月 院 学モデルで、最適な均衡(定常) 生物資源環境科 価格等を導出・分析した。なお、 学府; 最適なそれらに影響を及ぼす要 全 97 ページ) 因も特定化した。また、最適な時 単著 平 間経路やフィードバック戦略を 明らかにした。 (学術論文)査読有 1.推測的変動と供給 共著 平 寡占の動学モデル 筆頭 成 九州大学大学院 寡占市場の微分ゲームモデルに 16(2004) 年 農学研究院学芸 推測的変動のみを組み入れた利 10 月 雑誌 潤最大化問題を定式化し、最適な 第59巻 第2 均衡(定常)価格と静学の均衡価 号 格との関係を研究した。 (P247~254) (入江雅仁、鈴木宣弘、前田幸嗣) 2.最適消費税率の再 共著 近日発行予 社会・経済システ 従来の従価税モデルの問題点を 考察 筆頭 定 ム 明らかにした上で、より現実の消 費税制度に即した従価税モデル を構築し、最適消費税率などを明 らかにした。 (入江雅仁・任輝・藤本浩明) (学術論文)査読無 1.寡占的市場の動学 共著 平 分析 筆頭 成 九州大学大学院 寡占市場の微分ゲームモデルに 17(2005) 年 農学研究院学芸 推測的変動と相互反応項を組み 10 月 雑誌 込んだ利潤最大化問題を展開し、 第60巻 第2 最適な均衡(定常)価格、静学の 号 均衡価格、および、推測的変動の (P287~296) みを組み入れた時の均衡価格の 関係を研究した。 (入江雅仁、鈴木宣弘、前田幸嗣) 2.供給複占と数量 共著 平 調整 筆頭 成 九州大学大学院 数量調整に基づく競争が行われ 18(2006) 年 農学研究院学芸 るクールノーの複占市場を最適 2月 雑誌 制御モデルで定式化し、最適な均 第61巻 第1 衡(定常)価格と静学の均衡との 号 関係を研究した。 (P123~132) (入江雅仁、藤本浩明、鈴木宣弘、 前田幸嗣) 3.供給複占市場の 共著 動学的最適戦略 平 成 福岡大学経済学 競合企業が数量調整を行うクー 18(2006) 年 論叢 ルノー=ナッシュの供給複占動 3月 第50巻 第4 学市場における定常解と静学解 号 の関係、定常解の安定性、および (P293~308) 最適供給戦略を分析した。 (藤本浩明、入江雅仁) 4.コースの推測と 共著 平 凸結合 筆頭 成 福岡大学経済学 独占企業の利潤最大化問題とし 19(2007) 年 論叢 て定式化したコースの推測モデ 9月 第52巻第1・2 ルを LQ 制御問題の観点から展 号 開し、コースの推測がどのような (P51~65) 状況で成立するかを明らかにし た。 (入江雅仁、藤本浩明) 5 .「 ラ ム ゼ ー ル ー 共著 ル」と最適税率 平 成 福岡大学経済学 20(2008) 年 論叢 ラムゼールールの限界や問題点 3月 第52巻第3・4 を明らかにするとともに、競争・ 号 独占市場における税収最大化問 (P395~434) 題や目的税の下での死荷重問題 を展開し、各問題に対する最適税 率を導出した。 (藤本浩明・入江雅仁) 6.寡占市場におけ 共著 平 成 福岡大学経済学 る最適ループ戦略 筆頭 22(2010) 年 論叢 寡占市場における相互反応項の 3月 第54巻第3・4 違いで生じる開ループ戦略と閉 号 ループ戦略を各定常状態とその (P187~227) 調整過程に基づいて分析・比較し た。その結果、開ループ戦略の定 常解が需要曲線上に現れるのに 対して、閉ループ戦略の定常解が 需要曲線からオーバーシュート することなどを明らかにした。 (入江雅仁・藤本浩明) 7.Optimal Solution to the Ramsey’s Indirect Taxation 共著 平 成 Center for 目的税の下での総余剰最大化問 22(2010) 年 Advanced 題に基づいて、ラムジールールを 5月 Economic Study 再考察しなおすとともに、具体的 Working な線形・非線形モデルを用いて最 Paper Series 適な間接税率などを導出した。 (Fujimoto, H. , Irie, M.) (http://www.econ. fukuoka-u.ac.jp/) WP-2010-0005 (P1~33)
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