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子宮がん
子宮がんは、がんができた場所によって、「子宮頸がん」と「子宮
体がん」に分けられます。
子宮頸がんは、がん細胞の増殖がゆっくりで、正常な細胞が浸潤が
んになるまで5年以上かかるといわれています。そのため、定期的
な検診により、がんになる前の段階で見つけることが可能です。
子宮体がんは、子宮内膜に多く発生します。内膜は生理のときには
がれてしまいますので、閉経前に子宮体がんが発生することは稀だ
といわれています。
平成25年子宮がん死亡率(人口10万対)
長崎県
人口10万人あたりの
死亡率 11・7
全国ワースト 6位
16.0
14.0
全国平均
12.0
10.0
8.0
6.0
4.0
2.0
0.0
北 青 岩 宮 秋 山 福 茨 栃 群 埼 千 東 神 新 富 石 福 山 長 岐 静 愛 三 滋 京 大 兵 奈 和 鳥 島 岡 広 山 徳 香 愛 高 福 佐 長 熊 大 宮 鹿 沖
海 森 手 城 田 形 島 城 木 馬 玉 葉 京 奈 潟 山 川 井 梨 野 阜 岡 知 重 賀 都 阪 庫 良 歌 取 根 山 島 口 島 川 媛 知 岡 賀 崎 本 分 崎 児 縄
道
川
山
島
【 人口動態統計 】
子宮がん
子宮頸がんの発生には、その多くにヒトパピローマウイルスの感染
が関連しています。子宮頸がんの患者さんの9 0 %以上からウイルス
が検出されています。また喫煙も、子宮頸がんの危険因子であるこ
とがわかっています。
子宮体がんも初期に治療を開始するほど治療成績がよいがんです。
もし、月経とは無関係の出血、おりもの、排尿痛や排尿困難などの
症状を感じたら、婦人科医の診察を受けることが大切です。
75歳未満年齢調整死亡率によると子宮がん
子宮頸がんは20歳代前半から罹患者数が
増加し、35歳をピークに減少傾向となります。 の死亡率は低下せず高い割合で推移しており、
検診の受診により早期発見が求められます。
子宮体がんは40歳を過ぎたら増加傾向となり
ます。若い年代からの発病が特徴といえます。
子宮がん死亡者数の推移
(75歳未満年齢調整死亡率)
長崎県の子宮がん罹患者数(年齢階層別)
90 人
7.0
80
6.0
70
60
1989年子宮頚
2011年子宮頚
1989年子宮体
2011年子宮体
5.0
4.0
50
40
3.0
全国・女性
30
2.0
20
長崎・女性
1.0
10
0
20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-64 65-69 70-74 75-79 80-84
0.0
年齢
【 長崎県がん登録 】
【 人口動態統計 】