肺がん肺がんは日本人のがんによる死亡原因のトップとなりました。肺がんは、大きく分けて肺門部と肺野部に発生します。肺門部は肺の入り口の太い気管支、肺野部は気管支の末梢から肺胞のある肺の奥の部分になります。特に４０歳代後半から加齢とともに増加する傾向にあります。長崎県における肺がんの死亡率は全国ワースト５位です。初期症状は風邪などと区別がつきません。４０歳を過ぎたら、毎年肺がん検診を受けましょう。平成25年肺がん死亡率（人口10万対） 90 80 全国平均長崎県人口10万人あたりの死亡率 73.8 全国ﾜｰｽﾄ２位 70 60 50 40 30 20 10 0 北青岩宮秋山福茨栃群埼千東神新富石福山長岐静愛三滋京大兵奈和鳥島岡広山徳香愛高福佐長熊大宮鹿沖海森手城田形島城木馬玉葉京奈潟山川井梨野阜岡知重賀都阪庫良歌取根山島口島川媛知岡賀崎本分崎児縄道川山島【人口動態統計】肺がん喫煙は肺がん発症のリスクを高めます。禁煙は肺がんにかからないための第一歩です。喫煙者の肺がんリスクは、男性で４．８倍、女性で３．９倍と言われています。たばこを吸わない人でも周りに喫煙者がいると、そのリスクは高まります。たばこの煙は出来るだけ避けましょう。男女共に50歳代から罹患者が増え始め、加齢とともに増加していきます。約20年前のデータと比較すると罹患のタイミングも高齢化しています 75歳未満年齢調整死亡率によると肺がんの死亡率は減少傾向にはありますが、依然として高い率で推移しています。肺がん死亡者数の推移長崎県の肺がん罹患者数（年齢階層別）（75歳未満年齢調整死亡率） 35.0 200 人 180 30.0 160 140 120 100 25.0 1989年男性 2011年男性 20.0 1989年女性 2011年女性 15.0 80 60 全国・男性全国・女性長崎・男性長崎・女性 10.0 40 5.0 20 0 0.0 年齢【長崎県がん登録】【人口動態統計】