平成26年度証券ゼミナール大会 第3テーマ 「中小企業における 資金調達の方策について」 立教大学北原ゼミナール 桧垣班 中小企業の社会的役割 全企業に占める 中小企業の割合 99.7% 従業者数の割合 日本経済を支えている!! 地域経済の 活性化 雇用の創出 69.7% 中小企業金融の役割 借入しやすい 環境作り 経営力強化の ための支援 資金調達の円滑化 中小企業の現状はどうなっているのか… 中小企業を取り巻く環境 資本金規模別資金調達構造 借入金に頼っている 中小企業の半数以上が 借り入れの難易度は 規模が小さいほど 景気が悪いと感じている 依然として高い 借入金の割合が高い 資金調達方法の種類 中小企業金融 間接金融 中小企業支援・政策 公的金融 直接金融 海外の諸政策との比較 ノンバンク クラウドファンディング 間接金融 間接金融 クラウドファンディング 公的金融 リレーションシップ 銀行借入において定性的情報を重視する 融資方法 バンキング ABL 動産や売掛債権を担保として 多くの企業が利用 融資を行う手法 (動産担保融資) 経営力強化のための支援ともなり得る 資本性借入金 貸付金を資本とみなし、融資先の 債務者区分を査定できる仕組み 間接金融 間接金融 クラウドファンディング 公的金融 リレーションシップバンキングとは… 実際は… 貸出に当たっての審査コスト等が軽減される 親密な関係を維持することにより、情報を蓄 ことで金融の円滑化が図られる 積し、この情報を基に金融サービスの提供を 定量情報重視の融資が行われている 行うこと 融資のうち9割が不動産担保によるものである。 信用リスクを適切に反映したり経営状況を 知ることで、健全性の確保が図られる 間接金融 間接金融 クラウドファンディング 公的金融 中小企業円滑化法 リーマンショック後、貸し渋りや貸しはがしが金融機関に対して 地域金融機関の更なるコンサルティング 返済猶予や条件の変更の努力義務が課せられるもの 能力や経営支援能力の強化が求められる 倒産件数 減少傾向 借入条件変更の 申込み件数 返済猶予を受けてい た企業の倒産件数 約4,400,000件 は増加傾向 そのうち 93.3%が実行 クラウドファンディング 間接金融 クラウドファンディング 公的金融 クラウドファンディングとは… 不特定多数の出資者からインターネットを 寄付型 購入型 投資型 株式型 貸付型 介して資金を集める仕組み 世界では 日本では 2014年 着実に成長 している! 1兆円 日本では禁止されていたが、 2013年 2013年 世界のクラウドファンディング市場の約40% エンジェル税制拡充に伴い、ベンチャー企業へ 6億円 法改正により2015年から可能となる! 投資家のメリットが大きいことが要因 の投資の増加が期待できる! 5100億円 公的金融 間接金融 間接金融 クラウドファンディング 公的金融 商工中金や日本政策金融公庫による融資 毎年赤字が続いている 一方で… 信用保険事業の収支 金融機関から融資を受ける際に、信用保証協会が公的な保証人 ⇒必要ではない保証があるのではないのだろうか 中小企業投資育成株式会社や中小企業基盤 となることで、融資を受けやすくさせる仕組み 直接金融 整備機構による社債株式引き受け 信用保証利用企業の割合は51.1% ⇒中小企業の資金繰りで重要な役割を果たしている 貸出先企業の返済が不可能となった場合、 信用保証 信用保証協会が信用リスクを保証 信用保証協会が代位弁済を行う (その後日本政策金融公庫より大部分が補填される) 中小企業金融における問題点 借入しやすい 環境作り 経営力強化の ための支援 リレーションシップバンキング 信用保証制度 解決策① 金融機関評価制度 リレバンの解決策 2002年~ 中小企業金融円滑化のためのアクションプログラム 取り組みは リレバン強化を目的に金融機関に出された 進まなかった ⇒報告自体が目的となってしまった 2007年~ 金融機関利用者アンケート 地域のサービス アンケートの内容を改善につなげる 向上につながら 全国の利用者をひとくくりにした内容 なかった ためのインセンティブが必要 リレバンの解決策 我々が提案する金融機関評価方法 金融機関の 結果の アンケートの 支援体制 項目群に分けて質問を設ける 金融庁 フィードバック 提出 具体的な 取り組み 利用者 (中小企業等) 3段階で取り組みを評価 結果の 公表 年に1回実施 金融機関 利用者にどのように評価されているか定期的に知れる ⇒ニーズに即したサービスの改善 中小企業金融における問題点 借入しやすい 環境作り 経営力強化の ための支援 リレーションシップバンキング 信用保証制度 解決策②信用保証制度改革 信用補完制度の解決策 中小企業の半数が制度を利用 中小企業にとっては必要不可欠 しかし問題点として… 創業3年以内の企業の場合 我々の提案する制度 現行の制度 信用保証があるため、銀行の審査やリレー 貸出金のうち 信用保証協会が60% 信用保証協会が80% ションに対するインセンティブが働かない。 モラルハザードを引き起こしている 銀行が40% を保証する 銀行が20% 融資実行までに時間と手間がかかる ベンチャー企業の場合は信用リスクが特に高いため、 銀行の負担が増えることで審査の質が上がる! 銀行に責任を負わせる仕組みへ! 本来融資すべきでない企業を見分ける能力が上がる! 現行の割合とする。 信用補完制度の解決策 融資実行までに時間と手間がかかる 信用保証を申し込む際 新しい制度では 銀行と信用保証協会の二重で審査が行われている 金融機関に保証付き融資の審査を一任する 工程を一括化することは モラルハザードを防ぐために できないだろうか ・銀行の負担割合を増やす ・代位弁済率の低い金融機関ののみに限定する Thank You For Listening 立教大学 北原ゼミナール
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