4回目 新聞記事情報の特徴 と日報/日経新聞DB 1 新聞記事情報の内容 • 毎日発行される朝刊と夕刊の新聞記事 – 新しいニュースが主体 – 主に前日に発生した出来事を伝える • 読者は新しい情報を入手することに価値を見出している – 発行日から1日以上経過した新聞記事や古い新聞を読む ことはほとんどない • 社説、特集・解説記事なども含まれる • 書誌事項を有す – 発行月日 – 文字数は400字から800字程度の文章 – 一般にWeb情報より信頼性が高い 2 新聞記事情報の特徴 • 新聞記事情報 • 記事1件をDBのデータ1件として整理 • Web情報より信頼性が高い(書誌事項) • 個々の記事から全体を読み取るのは困難 • 過去の記事を使い時系列的な変化を把握で きる • 遡及情報検索 3 新聞記事情報の遡及情報検索 • 対象とする情報は大半が過去の新聞記事 – 1985年前後からの検索が可能(30年間弱) – データベースでは過去の古い情報も価値を有す • 遡及情報検索 – 記事を時間軸で並べる(スクラップブックに類似) – 新聞記事には発信日が明記されている – 特定の話題が過去から現在に至るまでどのような変 遷を経てきたかを理解することができる – 過去を知ることにより現在の状況をより深く理解、分析で きる – 社会的な背景などの情報と関連付けた考察も可能となる 4 スクラップブック • スクラップブック:新聞の切り抜き帳 scrapbook – 特定の個人や企業、あるいは特定の話題に関する新聞 記事を切り抜き、発行日順にノートに張り付けた保存帳 – 切抜き帳に集められた情報から、トピックについて、時系 列変化を、マクロに把握する • 記事相互の関連性理解 – スクラップブック/検索結果から記事の相互関係を理 解し、話題の推移や全容を理解することができる • DBのキーワード検索 – スクラップブックと同等の情報収集が可能 5 情報源の特徴 • Web情報 – 匿名・2次情報を含む断片的な最新情報を手軽に得 ることができる • 新聞記事情報 – ニュース記事情報を過去に遡って得ることができる – 発行日が明示されている。 • 図書・雑誌記事情報 – 基礎知識や専門知識を得ることができる • 学術文献情報 – 信頼性の高い専門的な情報を得ることができる 6 図7 情報源 専門図書 一般図書 知識 (狭義) 情報 (狭義) データ (狭義) (速) 雑誌記事 遡及情報 ( 大 系 化 ) 新聞記事 特許 専門雑 誌 遡及情報 ( 個 別 化 ) 新聞記事 Web情報 一般雑誌記事 統計デー タ 分/秒 週・日 月 年 (遅) 7 2014年度 毎日読んでい る 4% 1週間に4~6回 程度 2% ときどき読んで いる 24% 読まない 61% 新聞購読 n =184 2014/4/18 1週間に1~3回 程度 8% Web閲覧 1% 8 2013年度 日報 他の新聞 読まない Webニュース 3% 40% 50% 7% 9 2011年 Q10 新聞を読んでいますか2011(複数可) • 半数が読んでいない ・全国紙が少ない – インターネットのニュースが9人 ない 52% 新潟日 報 43% 毎日 0% 朝 読 日 売 1% 3% 他 1% 10 日本の新聞 • 日本新聞協会 • 日刊紙の合計は121紙 • 発行部数は1999年以降減少を続けており2009年 10月現在5035万部 • 日本の新聞 – 全国紙 • 全国を対象として編集・発行・販売される新聞 – ブロック紙 • 複数の都府県を対象として編集・発行・販売される新聞 – 地方紙 • 特定の地域を対象として編集・発行・販売される新聞 11 新聞記事DB 種類 数 新聞名 全国紙 5 朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、産 経新聞 ブロック 紙 6 北海道新聞、東京新聞、中日新聞、河北新報、中国 新聞、西日本新聞 35 東奥日報、岩手日報、秋田魁新報、山形新聞、福島 民報、茨城新聞、下野新聞、上毛新聞、新潟日報、北 日本新聞、北國新聞・富山新聞、福井新聞、信濃毎日 新聞、岐阜新聞、静岡新聞、伊豆新聞、伊勢新聞、京 都新聞、大阪日日新聞、神戸新聞、紀伊民報、日本 海新聞、山陽新聞、徳島新聞、四国新聞、愛媛新聞、 高知新聞、佐賀新聞、長崎新聞、熊本日日新聞、大 分合同新聞、宮崎日日新聞、南日本新聞、琉球新報、 沖縄タイムス 地方紙 表14 日経テレコン21から利用可能な新聞DB 12 新聞記事 • 版 – 地域毎に配達時間が異なることから版数の記述 – 10,11,12,13,14版 – 本社に近いほど番号が大きく記事が新しい – 新潟日報は10,11,12版 • 新聞記事データベースの記事 – 新聞記事データベースは最終版の記事を対象 – 全国の記事,海外の記事(特派員や配信記事) – 通常の購読では読めない全国の地方版の記事も 対象 13 参考 朝刊 夕刊 12版: 22:00 頃 2版: 11:00 頃 13版: 24:00 頃 3版: 12:00 頃 14版: 1:00 頃 4版: 13:00 頃 http://www.koho21.co.jp/knowledge/knowledge01.html 6回目 ここまで 2013/5/20 14 新聞の読み方 • 新聞の読み方 – 30分程度 85% (http://pittarimail.net/question/research/pi30/01.html) – 平均時間は21分 平成十七年国民生活時間調査 – 定期行動 72.8% 購読していない24.4% http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2008/081203/ 15 利用方法 • 新聞記事の利用 – – – – – – – 商品の売り上げ状況 新商品の発売や開発情報 競合企業や関連業界の動向チェック 関連企業の人事 おくやみ情報 就職活動 過去の出来事の確認 • 毎日購読していても全て読んでいない – 自分の興味のある記事 – 全ての記事を読むことはほとんど無い – 当日の新しい新聞記事(昨日の出来事)に価値がある • Web情報の内容と重複する 16 新潟県 • • • • • • • http://facta.co.jp/article/200707008.html 新潟日報 60.1% 朝日 8.6% 毎日 3.4% 読売 14.0% 日経 4.4% 産経 1.5% 17 新聞を取り巻く環境 • アメリカ – 地方紙が主体 • 地域情報や、地場の産業ニュースがベース • 地方紙の殆どがデータベースで検索可能 – 全国紙 • USA TODAY, ウォールストリートジャーナル – 全国で入手できる地方紙 • ニューヨークタイムス、ワシントンポスト • 新聞発行部数の減少 – インターネット上の無料のニュース配信の増加 – 小規模地方紙の存続は厳しくなり淘汰される方向 – 地域情報や、地場の産業ニュースがWeb情報で流通 18 DBの使い方 • http://www.nuis.ac.jp/~takagi/IR/ir2015/DB0 1.ppt – 日経新聞 – 新潟日報 – 朝日縮刷版 19 日本経済新聞DB 20 新潟日報DB 21 朝日新聞縮刷版 22 4回目の実施内容 • 本日 5/11 – 新聞記事の特徴の再確認 – 日経DBの利用 – 新潟日報DBの利用 23 来週の準備 • 日経DB/新潟日報DB検索の実施 – 課題1の1回目の検索を終了する。 • 課題1のまとめ – 適切な20記事の選択 – 選択した記事にもとずいたまとめ • 再検索の検討(試行錯誤が必要) – 時代によりキーワードの変化 – 同義語,類似語の追加(or検索) • 教科書 2章 論理演算子の予習 24
© Copyright 2025 ExpyDoc