沖縄戦について 沖縄の基地について

ゆ め
2学年だより
第7号
じ
夢 路
平成27年9月30日
新潟市立万代高等学校
沖縄の基地について
NHKアーカイブスより「沖縄返還」を見て
本土に復帰しても全てが要望通りにいったとは言えないというのが印象的でした。それ
に、沖縄の人達が望んだことではないのに基地が立てられて被害もあるというのは残念なこ
沖縄を学ぶ
~沖縄の多面的な姿が見えた~
とだと思いました。
修学旅行が迫ってきました。事前学習として、先月と今月は「沖縄戦」
「沖縄の基地」を学びました。学習プリン
トの記述から、映像や新聞記事等で事実を知り、各人が考えを深めた様子がうかがえます。
今号では、その中からいくつかご紹介します。あの時、仲間は何を考えていたのか?
沖縄戦について
沖縄決戦のニュースを見て何を思ったか?
戦後 70 年「私たちはどこへ」の沖縄米軍基地をめぐる経緯や「『世界一危険』な普
天間」の沖縄をめぐる日米の動きを読み、わかったこと
2015.6.22 新潟日報
今までの色々な問題や事件が起きていて、沖縄の方々が基地にあんなにも反対する理由がよ
若い人達が飛行機に乗るのは残酷だと思った。どんな気持
く分かった。沖縄はもう日本なのだから基地なんていらないのではないかと思うこともあった
ちで乗っていたのかと思うと切ない。自分だったら嫌だし、不安
けれど、そういう訳にはいかない様々な理由があるのだと思った。それにしても沖縄の負担は
だし絶対にやりたくないと思った。
大きいと思う。
基地があることにより生活が成り立っている人がいるのも変えがたい事実だ。例えば、米軍
基地の近くで商いをしている人々や米軍基地に何かしらの物資を供給している人々などであ
「沖縄全戦没者追悼式」に向けた沖縄の人々の思いは?
当時を知る方々の証言を聞いてわかったこと、感じたこと…
自分では想像しきれない壮絶な状況下であったこ
沖縄戦のことを伝え続け、忘れてはいけないのはも
とがとても恐ろしい。日本人同士でも誰もが助け合う
ちろんだが、米軍基地の現状を伝え、考える責任も
ような状況ではなかったというのは悲しくなった。
ある。
沖縄の高校生「知念捷さん」が朗読した「平和の詩」を聞いて
同じぐらいの年齢の人がこんなにすばらしい詩を書い
ていて驚きました。この詩を聞いて、戦争はやはりよくな
いものだと思ったし、伝えていく人が減ってしまっているの
を知って、すごく怖くなりました。
る。しかし、米軍基地があることで騒音などの被害を受けていることもまた重大な事実である。
「戦争の記憶を絶対に風化させない」
沖縄の高校生「知念捷さん」が朗読した「平和の詩」を聞いて
子供の頃から基地があるのが当たり前だと思ってしまうのだと思いました。オスプレイが
家の上を飛んでいて、いつ落ちてもおかしくない状態なのはすごく怖いことだと思いました。
普天間基地の辺野古移転について、新聞記事から読み取れること
2015.6.24 新潟日報「表層深層」
同じ高校生が、ここまで戦争や平和に対する思いを
持っていることに驚いた。私ももっと戦争の恐怖や平和
の幸せについて考え、心に留めておこうと思った。
仮に基地を県外に移すということが決まったとしても、どこの都道府県が受け入れるのだ
ろうか。たしかに米軍の存在が迷惑なこともあるかもしれないが、恩恵だって受けているの
ではないだろうか…。
沖縄の高校生「知念捷さん」が朗読した「平和の詩」を聞いて
願っても戦争があったことはなくならない。悲しみ、苦しみ、そして平和の尊さを戦争は教えてくれた。平和の大切さ
を伝え続けなくてはいけない。
どうしようもないことなのかもしれないけれど、どこかを取り返すためには他の所の犠牲
が必要なのは悲しいことだと思いました。なぜ米軍基地をずっと置いておかなければならな
いか調べたことがないので不思議でなりません。
裏面は10月予定→