構造物に生じる力 せん断力 部材に生じる力 部材内部に生じる力(断面力)には、軸方向力、 せん断力、曲げモーメントの3つがあります。 集中荷重P C A B M M 反力VA N N Q 反力VB Q 部材内部に生じる力(断面力) ⇒外力(荷重や反力)に耐えようとする力 せん断力って何? A P 切断面 C ℓ VA A B + ℓ 正(+)の場合 VB Qℓ P B VA + C Qr VB - - 負(-)の場合 QℓとQrは大きさが等しく、向きが反対の一対の力! せん断力の求め方 下図に示す単純梁のせん断力を求めよ。 ステップ① 反力VA,VBを求める。 10kN A VA B C 2m 3m 5m VB 反力の計算(解答) 力のつりあいより ΣV=VA+VB-10kN=0 ΣM(A)=10kN×2m-VB×5m=0 上式より、VA=6kN、VB=-4kN せん断力の求め方 ※AC間、CB間について、ステップ②、ステップ③を繰 り返します。 ステップ② 任意の点Xで梁を切断し、その左 側部分について考える。このとき、 せん断力が切断面の右側で下向き に作用しているものとする。 ステップ③ 梁に作用する外力(荷重や反力) の上向きの力(正(+))と下向きの 力(負(-))を合計し、せん断力を 求める。 せん断力図 10kN A C 2m VA=6kN 6kN Q図 B 3m 5m 0 + VB=4kN 基準線 10kN - -4kN 問題を解いてみよう! 下図に示す単純梁のせん断力を求め、せん 断力図を描きなさい。 6kN A B C 4m 2m 6m
© Copyright 2024 ExpyDoc