授業を設計する(5) 情報科教育法 後期6回 2004/11/13 太田 剛 目次 1. 評価の考え方 2. 情報科の評価 後期スケジュール・提出物 「ラジオを作ろう」 12月4日 発表会 11月20日-30日の間にメールでエントリー 個別の確認 11/13および11/27 実施場所については教室 「夏休みの宿題」 11月1日 – 1 1月30日受付 メールで連絡、印刷して提出 11/27日までの宿題 「授業設計(ドラフト)」 単元設計シート、授業設計(レッスンプラン) シートを作成し、27日の授業には印刷し て一部持ってくること。 http://www.ceres.dti.ne.jp/~gohome/Rika200411/ からダウンロード可能 1. 評価の考え方 教育心理学の復習です。 リソース ・参考図書: 情報教育の学習評価 観点と規準 岡本 敏雄/西野 和典 編著 丸善 ・評価規準の作成,評価方法の工夫改善のための参考 資料(高等学校) -評価規準,評価方法等の研究開発(報告)- http://www.nier.go.jp/kaihatsu/kousankousiryou/html/index.htm ・火曜の会 www.kayoo.org/home/ 評価の要素 基本は教育目標に対する達成度の測定 ・教育目標の細分化・レベル ・評価の目的 ・評価の観点 ・評価情報の種類 ・評価の方法・手段 教育目標の細分化・レベル 教育目標の2レベル 教育目標:学習目標 評価規準:具体的な評価基準 下位のレベルについては具体的な行動 指標で記述すること。 評価規準 単元 (1) 産業構造の変化に伴い,情報産業がサービス 業を中核として進展していることについて理解 させる。 (2) 職業観を養うために,情報産業の種類と特色等 の理解を通じて社会の中で情報産業が果たす 役割や位置付けなどについて考えさせる。 評価規準 学習活動おける具体的な規準 ①情報産業の分類,職業について理解している。 ②電子商取引の利点や評々の業務内容につい欠 点について,ワークシートにまとめている。 ③電子商取引と消費生活との係わりについて考え ようとしている。 教育目標の細分化・レベル(火曜の会より) 【e:整理・分析・判断】 LEVEL 2 集めた情報を比べたり、まとめたりできる e2-010 話し合って意見をまとめる e2-020 相手に伝えたいことを、絵図や資料にまとめる e2-030 相手に伝えたいことを、情報を整理して文章にま とめる e2-040 相手に伝えるために、資料を作成する e2-050 集めた情報について話し合い、新しい関係を見つ ける e2-060 集めた情報の共通点や相違点を話し合い分類す る 教育目標の細分化・レベル(火曜の会より) LEVEL 3 集めた情報を分析し、適した方法でまとめるこ とができる e3-010 集めた情報を分析し、傾向や規則性を見つける e3-020 課題解決に必要な不足情報に気づき、さらに情報 を収集・整理する e3-030 集めた情報の特性に応じて適切な表やグラフにま とめる e3-040 伝えたいことを、電子情報としてまとめる e3-050 集めた情報を活用しやすいように整理する 教育目標の細分化・レベル(火曜の会より) LEVEL 4 情報手段を活用して、整理・分析・判断する e4-010 コンピュータやメディアを利用して情報を整理する e4-020 コンピュータにデータを入力して分析する e4-030 分析した情報に基づいて、的確に判断する 評価の目的 評価目的:対象 ・絶対評価 - 集団 ・相対評価 – 目標 ・個人内 – 個人の成長 評価目的:時期 ・形成的評価 – 達成の支援 ・総括的評価 – 状態把握 評価の観点 下記の観点から評価を行う。 ・関心・意欲・態度 ・試行・判断 ・技能・表現 ・知識・理解 現状、上記の評価をもとにした観点別評価を 高校では実施することが望ましい。 評価情報の種類 ・言語情報 ・数値情報 ・媒体情報 ・行為情報 ・意図情報 評価の方法・手段 言語 ペーパテスト チェックリスト ○ 数値 媒体 行為 意図 ○ ○ ○ ○ インタビュー ○ ○ 観察 ○ ○ 作品提出 ○ ○ ○ ペーパーテスト ・正誤 ・選択 ・穴埋め ・記述 ・論文 2.情報科の評価 評価からみた授業活動(教師) 1.単元評価規準の作成 2.学習活動における具体的な規準の作成 3.授業設計と評価マトリックスの作成 4.評価基準および評価方法決定、作成 5.観点別評価の総括方法決定 6.授業・評価実施 個別評価の実施 7.総括評価 3.授業設計と評価マトリックスの作成 単元計画 ア イ ウ エ 評価方法 1.2限 xxxxx xxxxx 3.4限 xxxxx xxxxx 5.6限 xxxxx xxxxx ① ③ ① ② xxxx Xxxxx ① Xxxx 5.観点別評価の総括方法決定
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