これだけでわかる日本の金融 第7章 金融市場でのプレイヤー 08bc134k 畑 優花 金融機関 自らに対する請求権を発行する 請求権 銀行、信用金庫 保険会社など 貸出 預金者 保険契約者 資金の仲介を行う 証券発行 委託 企業 受託 証券会社 など 購入 投資家 銀行の種類 銀行と名乗れるのは、内閣総理大臣の免許を得た 株式会社に限られる。 都市銀行 :大都市に本店を構える。全国的な支店網。 地方銀行 :地域の中核に本店。密度の濃い営業網。 第二地方銀行:もともとは企業に特化していた相互銀行。 規制緩和の結果 多様な経済活動が可能に! 銀行の業務 銀行本体で行える業務 ①固有業務 ②付随業務 ③証券関連業務 ④その他の業務 子会社を通じて行う業務 ⑤周辺業務 預金受け入れ 資金貸付または手形割引 為替取引 有価証券売買 デリバティブ取引 投資信託販売など 宝くじ販売など 保険業 抵当証券業 クレジットカード業 リース業 投資顧問業など 証券会社 顧客が株式や社債を発行したり購入するのを円滑にする。 1999年の金融ビックバンによる委託手数料の完全自由化 インターネットの発達によるコスト削減 委託手数料の大幅値下がり 証券会社2 証券会社の機能 ①自己売買業務 →自身の資金を使って証券売買 ②委託業務 →顧客からの注文を執行し、委託手数料を得る ③引受業務 →企業が発行した証券を、全額販売できないリスクを負う ④募集・売り出し業務 →新規発行証券を投資家へ勧誘・販売 証券会社3 最近注目を集めているのが・・・ 投資銀行業務 例えば・・・ 企業の資金調達や資本構成についての助言 M&Aの防衛策作り 証券会社自ら投融資 友好的な買い手探し 保険会社 保険会社は、保険契約者から預かった資金を運用する 機関投資家でもある。 大手の生命保険会社6社が 相互会社 相互会社とは 保険契約者が 社員(株主) 社員総会 (株主総会) 働いている人 従業員(×社員) 個人 ノンバンク 中小企業者 銀行 融資 なぜ直接 貸さないのか? 理由は・・・ 銀行には提供できない サービスがあるから ノンバンク 融資 ノンバンクの存在理由 ①銀行が規制によってできないもの →クレジット会社業務 ②銀行が魅力を感じずやらないもの →個人向け住宅ローン 銀行はこれよりも 大企業の大口貸出! ③銀行がやりたくてもノウハウのないもの →消費者金融会社 消費者に無担保融資を貸し出し きちんと回収するノウハウがない! 公的金融機関 公的金融機関は、 与信業務を行ってきた 政府系金融機関と 与信業務を行ってこなかった る。 郵政事業に分かれ 政府系金融機関 政府系金融機関とは・・・・ 政府の政策目的を達成するために設立された、 全額政府出資の特殊法人金融機関のこと。 敗戦後の経済復興とそれに続く高度経済成長 時代に、政府の政策実現のために、つくられた。 政府系金融機関の見直し 理由 ①補助の要らない 企業も貸し出しを受 けている ②金融資本市場の 成長を阻害している →直接融資から 原則として撤廃し 証券化業務に専念 郵政事業 日本郵政公社が提供している 「郵便」「郵便貯金」「簡易保険」の三事業のこと。 これらは国営化されていたが、2005年民営化が決定。 新しい郵政会社は日本郵政株式会社という持ち株会社と 2017年までに 民営化が完了 する予定 その子会社である 郵便局株式会社 郵便事業株式会社 郵便貯金銀行 郵便保険会社 から構成される。 日本郵政公社民営化の理由 郵政貯金と簡易保険の資金量を含めると、 約350兆円 日本の個人金融資産全体の約4分の1 国営企業が多くの個人資産を奪うと、民間企業の仕事 は少なくなり(民業圧迫)、民間企業の経営が悪化 日本経済全体に悪影響を及ぼすことも考えられるため 大蔵省から金融庁へ かつて日本の金融行政は大蔵省が担当 しかし2000年7月 金融庁設立 現在では金融庁が金融行政全般を行っている。 なぜ大蔵省は非難されたのか? ①財政に金融行政が引きずられた ②コーチと審判の兼職 ③天下り 日本銀行日本銀行は日本の中央銀行 役割 ①物価の安定を通じて、経済の健全な発展を実現 ②金融システムの安全性を確保 ・金融機関の監視・検査 ・日銀特別融資 ・最後の貸し手機能 金融政策 健全性維持 破綻先に資金を 貸付け、混乱防止 根拠のない噂で 現金不足、など ◆論点◆ 政府系金融機関は 必要か? 感想 自分では分かっていたつもりでも、質問されるとうまく答え られなかったので、もっと幅広く調べて質問対策をしたい と思います。 論点は広すぎる範囲で作ってしまったので、もっと議論が できるように次回は絞って決めたいと思います。 また早めに論点を決めて、質問や意見を言われたら、しっ かり返せるようにしたいです。
© Copyright 2025 ExpyDoc